「また値上がりしてる…」スーパーやドラッグストアで、そんなため息をつく機会が増えていませんか。2026年は日用品の値上げが本格化しており、ティッシュ・トイレットペーパーからゴミ袋、洗剤まで幅広いカテゴリが影響を受けています。このページでは、何がいつからいくら上がるのかをカテゴリ別に整理し、家計を守るための実践的な対策もあわせて解説します。

結論
2026年に値上がりする主な日用品カテゴリ
  • 紙製品(ティッシュ・トイレットペーパー等):大王製紙が2026年4月から10%以上値上げ。さらに8月にも追加値上げ見込み
  • ゴミ袋・ポリ袋:日本サニパックが2026年5月21日着荷分から30%以上の大幅値上げ
  • 洗剤・シャンプー類:花王が2026年夏以降にアタック・ビオレ等を順次値上げ予定
  • 衛生用品(おむつ・生理用品等):原材料コスト増により価格上昇傾向が継続

2026年に値上がりする日用品一覧

2026年は複数の要因が重なり、日用品の値上げが一斉に進んでいます。帝国データバンクの調査(2026年3月)によると、2026年4月単月で食品・日用品を合わせて2,516品目が値上げとなり、2026年1〜6月の累計では4,493品目・年間平均値上げ率15%に達する見込みです。「値上げラッシュ自体はピーク越え」とも言われますが、4月は単月で年間最多の品目数が集中する月であり、日用品ユーザーへの影響は依然大きい状況です。とくに4〜6月にかけてが改定の集中期となっており、スーパーやドラッグストアの店頭でその影響を感じやすい時期です。まずは主なカテゴリと値上げの時期・幅を一覧で把握しておきましょう。

カテゴリ 主なメーカー・ブランド 値上げ幅(目安) 時期
紙製品(ティッシュ・トイレ紙等) 大王製紙(エリエール) 10%以上 2026年4月〜
ゴミ袋・ポリ袋 日本サニパック 他 30%以上 2026年5月21日〜
洗剤・シャンプー類 花王(アタック・ビオレ等) (交渉中・詳細未発表) 2026年夏以降予定
衛生用品(おむつ・生理用品等) ユニ・チャーム 等 (継続的上昇傾向) 通年
食品(調味料・油等) 日清オイリオ・ケンコーマヨネーズ等 6〜20% 2026年4月〜

2026年4〜6月はとくに改定が集中しやすい時期です。すべてが同時に上がるわけではなく、在庫が入れ替わるタイミングで店頭価格に反映されるため、「気づいたら値上がっていた」が起こりやすい状況です。

【カテゴリ別】値上がりする日用品の詳細

紙製品(ティッシュ・トイレットペーパー・キッチンペーパー)

紙製品の値上げをリードしているのが、エリエールブランドを展開する大王製紙です。大王製紙の公式発表によると、2026年4月1日納品分よりティッシュ・トイレットペーパー・キッチンタオル等の家庭用・業務用紙製品の一部を現行価格比10%以上値上げしています。さらに8月以降は追加の値上げも見込まれると報じられており、1年を通じて紙製品コストが上昇していく可能性があります。

なお、日本製紙クレシア(スコッティ等)や王子ネピアはすでに2025年中に値上げを実施しているため、2026年4月時点ではエリエールユーザーに影響が集中しています。普段エリエールを愛用している方は早めの備蓄を検討しましょう。

洗剤・シャンプー・ボディソープ類

洗剤・シャンプー類は、紙製品に比べて「いつ・いくら上がるか」が見えにくいカテゴリですが、花王の動向が特に注目されています。花王は2026年2月の決算説明会の質疑応答で、「2025年下期からの値上げ効果が通年で寄与する」と説明したうえで、さらに「トイレタリーを中心に2026年も値上げを継続していく」との方針を明言しています。その後、日本経済新聞(2026年5月)の報道では、主力洗剤のアタックやスキンケアのビオレ等を2026年夏以降に順次値上げする方向で具体的な調整が進んでいることが伝えられています。

値上げの背景にあるのが、酸化エチレン(EO)系原料の価格高騰です。日本触媒などのメーカーがEO系・EO誘導品を90円/kg以上値上げすると発表しており、これが洗剤・シャンプー・ボディソープの原料コスト増に直結しています(野村総合研究所 2026年3月)。具体的な値上げ幅はまだ発表されていませんが、「夏以降に来る」と心得て、今のうちにストックを確認しておくのが賢明です。

ゴミ袋・食品保存袋(ポリエチレン製品)

ゴミ袋の値上げは、2026年の日用品値上げの中でも特に大きな注目を集めています。ゴミ袋・食品保存袋の大手メーカーである日本サニパックは、公式プレスリリースで2026年5月21日(木)着荷分より全ポリエチレン製品を従来価格比30%以上値上げすると発表しました。

野村総合研究所の試算では、現在数百円台後半の45Lゴミ袋(50枚入り)は1パックあたり100〜200円程度の上昇が見込まれるとしています。消耗品で代替しにくいため、値上げの影響が家計に長く響きやすいカテゴリです。

衛生用品(おむつ・生理用品・ウェットティッシュ)

おむつや生理用品・ウェットティッシュなどの衛生用品も、原材料コストの上昇圧力を受けています。ユニ・チャームの有価証券報告書によると、同社グループは紙パンツ(紙おむつ)・生理用品・ウェットティッシュなどを中心に原材料や供給面のリスクに継続的に言及しており、「必要なときに買わざるを得ない」カテゴリだけに家計への影響が実感しやすい分野です。

一度に大量購入すると保管スペースの課題がありますが、ポイントが高い日・特売日に少し多めに購入しておくだけでも年間コストを抑えることができます。

なぜ日用品が値上がりするのか?3つの原因

「なぜこんなに値上がりが続くの?」という疑問、もっともだと思います。2026年の日用品値上げには主に3つの原因があり、それぞれが連鎖して影響し合っています。順に見ていきましょう。

① 原油・ナフサ不足の影響

2026年の日用品値上げを語る上で外せないのが、「ナフサ」の不足問題です。ナフサは石油の一種で、ゴミ袋・食品保存袋などのポリエチレン、洗剤・シャンプーの界面活性剤、プラスチック容器など、私たちが日常的に使う製品の原料として広く使われています。

日本はナフサの約4割を国内で精製し、約6割を海外から輸入していますが、その多くがホルムズ海峡を経由しています。野村総合研究所エコノミストの木内登英氏によると、中東情勢の緊迫化を背景にナフサの国内在庫は約20日分しかない状況となっており、これが幅広い日用品の価格上昇につながっています。

ナフサと日用品の関係

ゴミ袋・ポリ袋(ポリエチレン)、洗剤・シャンプー(EO系界面活性剤)、食品トレー(発泡ポリスチレン)、PETボトル、おむつの内装材(アクリル酸)——これらはすべてナフサを原料とするエチレン由来製品です。ナフサが不足・高騰すると、これらが連鎖的に値上がりします。

② 円安と輸入コストの増加

円安の継続も、日用品の値上げに大きく影響しています。原材料の多くを輸入に依存する日本では、円安が進むほど輸入コストが増加し、メーカーの製造コストが上昇します。帝国データバンクの調査によると、2026年4月の食品値上げの要因として原材料費が99.7%の品目に影響しており、その多くに円安の影響が含まれています。

③ 物流費・人件費の上昇

原材料コスト以外にも、物流費の上昇と人件費の増加が値上げに拍車をかけています。帝国データバンクの調査では、物流費が61.8%、人件費が66.0%の品目に値上げ要因として挙げられており、包装資材費(81.3%)と合わせてメーカーが吸収しきれないコスト増となっています。最低賃金の引き上げやトラックドライバーの時間外労働規制(2024年問題)の影響が製品価格に転嫁される形になっています。

10月から値上がりする日用品

日本では毎年4月と10月が、メーカーの価格改定が集中しやすいタイミングとなっています。年度の切り替わり(4月)と下半期の始まり(10月)という区切りに合わせて価格改定を行うメーカーが多いためです。

2025年10月の実績

前年の2025年10月は、帝国データバンクの調査で食品3,024品目が値上げとなり、10カ月連続で前年実績を上回る月となりました。内訳では、酒類・飲料が2,262品目と突出し、次いで加工食品(340品目)、調味料(246品目)が続きました。日用品も洗剤・トイレタリー類を中心に値上げが実施されています。

2026年10月の見通し

2026年10月については、現時点(2026年5月)では各メーカーからの具体的な日用品値上げ発表はまだ出ていません。ただし、確定している情報として加熱式たばこの2段階目の増税(2026年4月に続く追加値上げ)が予定されています。

10月値上げへの備え方

各メーカーからの価格改定発表は通常1〜2ヶ月前に公表されます。8〜9月に各メーカーのプレスリリースや報道をチェックし、改定前に必要量を確保するのが効率的です。プライシーアプリの価格アラート機能を使えば、値上げ前の安値での購入も逃しにくくなります。

家計への影響はいくら?

「毎月のちょっとした値上がり」でも、積み重なると家計への影響は無視できません。ここでは専門家の試算データをもとに、実際の負担感を確認しておきましょう。

4人家族の年間増加額の目安(NRI試算)

野村総合研究所(NRI)が2026年3月に公表した試算によると、4人家族でのエチレン由来日用品(ゴミ袋・洗剤・シャンプー等)の価格上昇による年間家計負担増は1万8,000円〜2万5,500円に上る見込みです。これは日用品だけの試算であり、ガソリン・電気・ガス代の負担増や食品値上げを加えると、実際の家計への影響はさらに大きくなります。

費目 月あたりの増加目安 備考
エチレン由来日用品(ゴミ袋・洗剤等) 約1,500〜2,125円増 NRI試算(年1.8〜2.55万円)
電気・ガス(補助金終了分) 1,000〜3,000円増 世帯人数・使用量による
紙製品(ティッシュ・トイレ紙等) 200〜500円増 10%値上げ分の目安

月あたりの日用品支出増は1,500〜2,000円程度ですが、年間では2〜3万円以上の支出増になる計算です。「ちょっとした値上がり」の積み重ねが、実はかなり大きな差になることがわかります。

主要日用品の価格推移をプライシーでチェック

値上がりしているとはいっても、「今が高いのか安いのか」は実際の価格推移を見なければわかりません。プライシーでは日用品を含む多数の商品の価格推移チャートをチェックできます。毎日の最安値を追跡しているので、「今が買い時かどうか」を価格データで判断できます。

紙製品の価格推移

洗剤の価格推移

ゴミ袋・おむつの価格推移

値上がりから家計を守る節約術

値上がりそのものは止められませんが、買い方を工夫することで家計へのダメージを最小限に抑えることはできます。ここでは実践しやすい対策を3つに絞ってご紹介します。

① 値上げ前のまとめ買い(品目別:買う/待つの判断基準)

まとめ買いは効果的ですが、なんでも買えばよいわけではありません。判断基準は「賞味期限が長く・必ず使う・値上げが確定している」かどうかです。

品目 まとめ買い判断 理由
ティッシュ・トイレットペーパー 買っておく 値上げ確定・長期保管可能・必ず使う
ゴミ袋・食品保存袋 買っておく 30%超値上げ確定・保管場所さえあれば有利
洗濯洗剤(詰め替え大容量) 特売時に購入 値上げ幅未確定。まずは特売・ポイント還元日に
おむつ・生理用品 1〜2ヶ月分程度 必須品だが大量買いは保管スペースと変更リスクに注意
シャンプー・ボディソープ 様子見 値上げ幅・時期がまだ未確定。急がなくてよい

まとめ買いの注意点:「3〜6ヶ月分を目安に」が鉄則です。過剰に買い込むと保管スペースを圧迫し、賞味期限切れや使わなくなるリスクが生じます。とくにおむつはサイズアウトの可能性もあるので、2〜3パック程度に留めておきましょう。

② プライベートブランド(PB)・代替品への切り替え

スーパーやドラッグストアのプライベートブランド(PB)商品は、メーカー品と品質はほぼ同等ながら価格が抑えられているケースが多いです。値上がりをきっかけに、ティッシュや洗剤などをPBに切り替えてみるのも一つの選択肢です。

また、詰め替え用の大容量タイプへの切り替えも効果的です。1回あたりの単価を比較してから購入するだけで、年間の洗剤コストを大きく抑えられます。

③ プライシーで価格推移と最安値をチェックする

日用品の価格はECサイトで毎日変動しています。プライシーは日用品を含む多数の商品の価格推移チャートを無料で確認でき、「今が安いのか高いのか」をデータで判断できます。値下がり通知機能を設定しておけば、最安値になったタイミングで通知を受け取ることも可能です(スマートフォンアプリ、iOS / Android対応)。

値上げ対策のポイントまとめ

  • 紙製品・ゴミ袋は早めに備蓄——値上げが確定しているため、まとめ買いの効果が高い
  • 洗剤は特売・ポイントデーで購入——値上げ幅未確定。毎回特売日に買うだけでも年間差が出る
  • PB商品も選択肢に入れる——品質の違いを試してみて、問題なければ定番に
  • プライシーで価格推移を確認——「今が底値かどうか」をデータで見極められる

よくある質問

日用品の値上がりはいつまで続くのでしょうか?

現時点(2026年5月)では、値上がりが短期間で終わる見通しはありません。ナフサ・原油の問題は中東情勢と連動しており、円安基調も続いています。また、人件費・物流費は構造的な上昇要因のため、しばらくは「毎年一定数の品目が値上がりする状況」が継続するとみられています。ただし、2026年の食品全体の値上げペースは2025年(前年比62.8%増)より落ち着いてきており、徐々に一服感が出ることも期待されています。

10月から値上がりする日用品はどう確認できますか?

各メーカーは通常、改定の1〜2ヶ月前にプレスリリースや公式サイトで発表します。8〜9月頃から各メーカーの公式サイトや帝国データバンクの調査レポートをチェックするのが効果的です。また、プライシーや食品値上げまとめサイトが随時更新しているので、こまめに確認しておくと備えやすくなります。

値上げ前にまとめ買いしておくべき日用品は何ですか?

特に効果的なのは「値上げが確定・大幅・長期保管可能」な品目です。2026年においては、エリエールのティッシュ・トイレットペーパー(10%以上値上げ)と日本サニパックのゴミ袋・食品保存袋(30%以上値上げ)が特に備蓄効果が高い品目です。洗剤・シャンプーはまだ値上げ幅が未確定なので、まとめ買いよりも特売日の活用が現実的です。

4人家族の年間日用品費はどのくらい増えますか?

野村総合研究所(2026年3月)の試算によると、エチレン由来の日用品(ゴミ袋・洗剤・シャンプー等)だけで年間1万8,000〜2万5,500円の増加が見込まれています。これに電気・ガス代や食品の値上げ分を加えると、家計全体への影響はさらに大きくなります。月あたりに換算すると1,500〜2,000円以上の増加となるため、固定費や食費の見直しと並行して対策することが重要です。

プライベートブランドの日用品は品質的に問題ありませんか?

品目によって異なりますが、ティッシュ・ゴミ袋・台所用洗剤などはPB商品でもメーカー品と遜色のない品質のものが多く出ています。シャンプー・スキンケア系は肌への相性があるため、少量サイズで試してから切り替えるのがおすすめです。まず1品目だけPBに切り替えてみることから始めると、無理なく節約できます。

まとめ

2026年の日用品値上げは、ナフサ不足・円安・物流費増加という複合要因によって引き起こされており、短期間での終息は見込みにくい状況です。とくに紙製品(エリエール10%以上・4月〜)とゴミ袋(日本サニパック30%以上・5月〜)は値上げが確定しており、早めの備蓄が有効です。

洗剤・シャンプーなどの生活用品も2026年夏以降に値上げが続く見通しのため、特売日やまとめ買い割引を活用した賢い購入習慣が家計防衛の鍵になります。プライシーの価格推移チャートを活用して、「今が買い時かどうか」をデータで確認しながら購入するようにしましょう。

プライシーで価格推移をチェックしよう

日用品の最安値・価格推移チャートを無料で確認できます。値下がり通知設定もできるので、買い時を逃しません。iOS / Android対応スマートフォンアプリ。

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