食用油の値上がりが家計に直撃しそうで、「いったいいつから・どのくらい上がるの?」と心配されている方も多いのではないでしょうか。この記事では、2026年4月・6月と続いた食用油の値上げについて、各メーカーの具体的な値上げ幅や理由、今後の見通し、そして今すぐできる節約対策をまとめてお伝えします。

結論
食用油は2026年4月1日・6月1日の2回、大手3社が値上げ済み

2026年は4月1日納入分に続き、6月1日納入分から家庭用で日清オイリオ11〜15%・J-オイルミルズ11〜16%・昭和産業25%以上の値上げを実施。2026年10月3日時点で10月以降の追加改定は確認できていません。日清オイリオは今後の状況次第で追加改定も検討としています。

食用油の値上げはいつから?メーカー別の値上げ幅一覧【2026年4月・6月】

2026年10月3日現在、食用油の大手メーカーは2026年に入って4月と6月の2回、値上げを実施済みです。主要3社の値上げ内容を確認しておきましょう。

各メーカーの値上げ内容(日清オイリオ・J-オイルミルズ・昭和産業)

メーカー 4月1日納入分(家庭用) 6月1日納入分(家庭用)
日清オイリオグループ 8〜14% 11〜15%
J-オイルミルズ 本記事では未確認 11〜16%
昭和産業 15%以上 25%以上

なかでも昭和産業の値上げ幅が最も大きく、4月に油脂製品全般で15%以上、6月には家庭用・業務用とも25%以上の値上げを実施しました。

業務用・加工用も対象で、日清オイリオは4月に7〜11%、6月に17〜21%、J-オイルミルズは6月に17〜22%です。家庭だけでなく外食産業への影響も大きいでしょう。J-オイルミルズの6月分は、2026年に入って3回目の改定と報じられています。

補足:2025年9月1日納入分(日清オイリオ家庭用11〜18%)の改定から数えると、半年ほどで2回の追加改定です。検索で出る「10月1日納入分」の値上げ(日清オイリオ家庭用4〜7%、J-オイルミルズ家庭用7〜10%)は2024年の話で、2026年ではありません。

スーパーの店頭価格はいつ上がる?

メーカーが発表した「値上げ日」は、あくまでメーカーから小売店への出荷・納品の価格改定日です。スーパーの店頭に並ぶ商品が値上がり後の価格になるのは、納品タイミングのズレがあるため、改定日から少し遅れて順次切り替わります。 店舗によっては既存在庫を値上げ前の価格で販売し続ける場合もありますが、在庫がなくなり次第、値上がり後の価格に切り替わります。2026年4月分・6月分はすでに実施済みなので、今から店頭で見る価格は値上がり後の水準と考えてください。

なぜ食用油が値上がりするのか?3つの原因をわかりやすく解説

「なんでこんなに上がるの?」と思われる方も多いでしょう。食用油の値上がりには、複数の要因が重なっています。一つひとつ見ていきましょう。

① 米国のバイオ燃料混合義務量の引き上げ

食用油の原料となる大豆油・菜種油・パーム油は、近年バイオ燃料の原料としても大量に使われるようになっています。食用と燃料用が同じ原料を奪い合う構図です。

報道によると、米国環境保護庁(EPA)は2026年・2027年のバイオ燃料混合義務量を2025年比で約6割増やす方針です。日清オイリオは、植物油の価格水準を示す「オイルバリュー」が通常の35〜40%に対して50%前後で推移していると説明しています。

② 中東情勢による植物油価格の高騰と円安

中東情勢の影響で植物油の国際価格が高騰しています。日本は大豆・菜種のほぼ全量を輸入に依存しているため、国際相場の変動が直接コストに響きます。加えて円安基調が続いていることも、輸入コストをさらに押し上げています。

③ 物流費・包材費・エネルギー費の上昇

原料相場だけでなく、製造・出荷にかかるコスト全体が上昇しています。国内の物流費、工場のエネルギー費、包装資材費など、サプライチェーン全体でのコスト増が食用油の価格に反映されています。

日清オイリオは2026年4月の改定について、2025年9月の前回改定後もコストの吸収が困難だったとしています。こうした状況が重なり、メーカー各社は4月に続いて6月にも価格改定を決断しました。

食用油の価格はいつまで上がり続ける?今後の見通し

2021年〜2026年の価格推移を振り返る

食用油の価格がいつから、どのように変化してきたかを確認しましょう。以下のデータは総務省統計局の小売物価統計調査に基づく、キャノーラ油(ポリ容器1,000g)の全国スーパーにおける平均価格です(2026年2月まで)。
キャノーラ油 1,000g 全国平均価格の推移 プライシー調べ
200円 300円 400円 500円 486円 (2023年5月) 2020 2021 2022 2023 2024 2025

出典: 総務省統計局 小売物価統計調査(キャノーラ油 ポリ容器1,000g 全国平均)。2026年2月までの値です。

2021年 最安値
270円
(2021年3月)
2023年 最高値
486円
(2023年5月)
2026年 メーカー値上げ
2回
(4月・6月)
2021年に最安値270円だったキャノーラ油は、2022年の急騰を経て2023年5月に486円のピークを迎えました。その後2024〜2025年に一時落ち着きを見せましたが、2026年2月時点で既に再上昇傾向にありました。その後4月・6月と値上げが続いており、店頭価格も再び高水準に向かう見通しです。

2026年以降の価格動向と追加値上げの可能性

2026年10月3日時点で、2026年10月以降の食用油の追加改定は大手3社とも確認できていません。ただし、日清オイリオは「今後の状況次第でさらなる価格改定も検討する」としており、以下の要因が続く限り、高止まり・追加値上げのリスクがあります。

  • バイオ燃料の混合義務量の引き上げ:米国が2026年・2027年に2025年比で約6割増とする方針
  • 円安基調の継続:輸入コストへのプレッシャーが残る
  • 中東情勢の不安定化:植物油価格の高騰が続くリスク
  • オイルバリューの高止まり:日清オイリオによると50%前後で推移(通常は35〜40%)
注意:食用油の価格は複数の国際的要因に左右されるため、「いつ下がる」という断言が難しい状況です。価格の動向を継続的に把握するためには、プライシーのような価格追跡ツールを活用するのがおすすめです。

食用油の値上げで家計への影響はどのくらい?

実際にどのくらい家計に響くのか、試算してみましょう。 一般的な家庭の場合、食用油(1,000g)の月間消費量は1〜2本程度が目安です。2026年2月時点の全国平均価格(約401円)と比較して、今回の値上げ幅で計算すると(4月分と6月分の値上げ幅は合算ではありません):
値上げ幅 1本あたりの値上がり額(1,000g) 月1本で年間増加額 月2本で年間増加額
8%値上げ(日清オイリオ4月の下限) 約32円↑ → 約433円 年間約384円増 年間約768円増
14%値上げ(日清オイリオ4月の上限) 約56円↑ → 約457円 年間約672円増 年間約1,344円増
15%値上げ(昭和産業4月・日清オイリオ6月の上限) 約60円↑ → 約461円 年間約720円増 年間約1,440円増
25%値上げ(昭和産業6月の下限) 約100円↑ → 約501円 年間約1,200円増 年間約2,400円増
揚げ物が多いご家庭や、業務・加工用途と合わせて消費量が多い場合は、年間2,000円を超える出費増になるケースもあります。1本あたりの差額は数十円でも、積み重なると無視できない金額になりますね。 また、食用油の値上がりは食用油単体にとどまりません。食用油を原料のひとつに使うマヨネーズ・ドレッシング・揚げ物惣菜・インスタント食品なども値上がりする傾向があります。家計全体での食費増加の見通しとして捉えておくとよいでしょう。

今すぐできる食用油の節約対策

値上げが続いている以上、何もしないより動いた方がお得です。できそうな対策から取り入れてみてください。

① 追加値上げが発表されたら、納入日前にまとめ買いする

4月分・6月分はすでに実施済みで、2026年10月3日時点で追加の値上げは確認できていません。メーカーが追加改定を発表したときは、納入日の前に現行価格で購入しておくのが効果的です。

食用油(未開封)の賞味期限は概ね製造から1〜2年程度あるため、1〜2本のまとめ買いなら品質の心配はほとんどありません。

まとめ買いをすすめる人
  • 普段から1〜2本消費するご家庭
  • 揚げ物など油を多く使う料理が多い
  • 保管場所(冷暗所)が確保できる
様子を見てもよい人
  • 普段ほとんど油を使わない
  • 在庫を1本以上持っている
  • PB品への切り替えを検討中
ヒント:開封済みの食用油は酸化が進むため、大量ストックは逆効果になることも。未開封で1〜2本程度を目安にしましょう。

② プライベートブランド(PB)製品を選ぶ

スーパー・コンビニ各社が販売するプライベートブランド(PB)の食用油は、大手メーカー品(ナショナルブランド)と比べて2〜3割程度安く設定されていることが多いです。 PB品も品質検査を通過した製品であり、普段使いには十分な性能を持っています。価格差を重視するなら、PB品への切り替えは最も手軽な節約手段のひとつです。

③ 使用量を減らす調理テクニック

油の使い方を見直すことで、購入頻度を下げることができます。次のような工夫をぜひ試してみてください。
  • オイルスプレーを活用する:直接ボトルから注ぐより大幅に使用量を削減できます
  • キッチンペーパーで塗り伸ばす:フライパンに薄く均一に塗れます
  • エアフライヤー・トースターを代替活用:揚げ物をオーブン・エアフライヤーで代替すると油を大幅に節約できます
  • フッ素加工フライパンを活用:油が少量でもくっつきにくく調理できます

④ アプリ・ネットで安い食用油を見つける【プライシー活用法】

値上げ後は「どのブランドが相対的に安いか」の比較がより重要になります。プライシーのような価格比較・追跡アプリを使えば、過去の価格推移を確認しながら買い時を判断できます。
  • ECサイト(Amazon・楽天)での比較購入:業務用・大容量タイプは単価が安くなる傾向があります(ただし開封後の酸化に注意)
  • 値下がり通知の活用:プライシーアプリでは、登録した商品が値下がりしたときにプッシュ通知で教えてくれます
  • セール・クーポンのタイミングを狙う:Amazonセールやスーパーのタイムセールを見逃さない
  • ふるさと納税を活用する:食用油を返礼品として扱う自治体もあります。実質2,000円の自己負担でまとめて受け取れるため、特に使用量が多いご家庭におすすめです

よくある質問

食用油の値上げは2026年4月・6月だけ?追加値上げはある?

2026年は4月1日・6月1日納入分の2回、大手3社が値上げを実施しました。2026年10月3日時点で、10月以降の追加改定は大手3社とも確認できていません。ただし日清オイリオは「今後の状況次第でさらなる価格改定も検討する」としており、追加値上げの可能性は残ります。

業務用の食用油も値上げされますか?

はい、業務用・加工用の食用油も値上げの対象となっています。昭和産業は家庭用・業務用とも4月に15%以上、6月に25%以上の値上げを実施しました。

日清オイリオは業務用・加工用で4月に7〜11%、6月に17〜21%(バルク)、J-オイルミルズは6月に17〜22%の値上げです。外食価格への波及も今後注視が必要です。

食用油の値上げはマヨネーズなど他の食品にも影響しますか?
影響します。マヨネーズは食用油を主原料のひとつとしているため、キユーピーのマヨネーズは11月、ドレッシングは2027年1月の値上げが報じられています。マーガリン・スナック菓子・インスタント麺など、食用油を原料に使う食品全般に値上げが波及する可能性があります。
食用油のまとめ買いで気をつけることは?
未開封の食用油は賞味期限が約1〜2年あるため、1〜2本程度のまとめ買いは問題ありません。ただし保管環境には注意が必要で、直射日光・高温多湿を避け、冷暗所(常温)で保存しましょう。また、開封後の食用油は酸化が進むため、大量まとめ買いは逆効果になることも。消費ペースに合わせた量のストックをお勧めします。

まとめ:食用油値上げ、要点と対策

この記事のポイント

  • ✓ 2026年4月1日・6月1日の2回日清オイリオ・J-オイルミルズ・昭和産業が値上げを実施。6月分は家庭用で日清オイリオ11〜15%・J-オイルミルズ11〜16%・昭和産業25%以上
  • ✓ 値上げの主な原因は①米国のバイオ燃料混合義務量の引き上げ、②中東情勢による植物油価格の高騰と円安、③物流費・包材費・エネルギー費の上昇の3つ
  • ✓ 2026年10月3日時点で10月以降の追加改定は確認できていないが、日清オイリオは追加の価格改定も検討としている
  • ✓ 月1本(1,000g)使用の場合、年間で約400〜1,200円程度の出費増が見込まれる
  • ✓ 節約対策は①追加値上げ発表時のまとめ買い、②PB品への切り替え、③使用量削減テクニック、④プライシーなどの価格比較アプリ活用が効果的
食用油の値上がりは続いていますが、事前に情報を把握して対策を取ることで家計への影響を小さくできます。プライシーでは食用油を含む日用品・食品の価格推移をいつでも確認できます。値下がり通知も活用しながら、賢くお買い物してみてください。

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