2026年最新版|新しい後払いアプリ・定番サービス比較表
まずは新規サービスと定番サービスをまとめて比較できる一覧表です。2024年以降に登場した新しいサービスはアトカラ・VALUECA・ワンバンク・スコア後払いの4つで、それ以外は複数のメディアで長く紹介されてきた定番サービスにあたります。
| サービス名 | タイプ | 手数料目安 | 限度額目安 | 審査 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|
| アトカラ | 新規(2024年2月〜) | コンビニ350円/振込等無料 | 本人確認なし5.5万円・登録で最大50万円 | 都度審査 | 対面決済にも対応する後払い |
| VALUECA | 新規(2025年2月〜) | 公式で要確認 | 公式で要確認 | 後払い利用時のみ審査 | Vポイント連携のプリペイド一体型 |
| ワンバンク | 新規(2025年3月リブランド) | あとばらい500円〜 | あとばらい最大5万円 | 都度審査 | 家計簿アプリ由来、AI搭載 |
| スコア後払い | 新規(AIスコアリング型) | 加盟店により数百円程度 | 累計5.5万円 | AIスコアリング | 楽天ペイ・d払い等で精算可能 |
| ペイディ | 定番 | コンビニ最大390円/振込等無料 | 公式アプリで要確認 | 都度審査 | 物理カードは2025年9月終了済み |
| アトネ | 定番 | 209円→2026年8月請求分から249円等に改定予定 | 公式で要確認 | 会員登録制 | 手数料改定のタイミングに注意 |
| メルペイスマート払い | 定番 | 分割は2026年1月から実質年率18.0% | 利用実績により変動 | 利用実績による | フリマ利用者になじみ深い |
| NP後払い | 定番 | 加盟店ごとに異なる(目安200〜300円) | 累計5.5万円 | 都度審査 | 通販サイト導入数トップクラス |
表の手数料や限度額は変更される可能性があるため、実際に申し込む前に必ず各サービスの公式サイトで最新の条件を確認してください。次の章から、それぞれのサービスを詳しく見ていきます。
2024〜2026年に新しく登場した後払いアプリ・話題のサービス
実は「新しい後払いアプリ」というキーワードで検索しても、上位に出てくる記事の多くはペイディやアトネといった定番サービスの横並び比較が中心で、本当に新しく登場したサービスを深掘りしている記事はほとんど見当たりませんでした。ここでは、2024年以降に実際に開始・リニューアルされたサービスを一つずつ整理します。
アトカラ(Atokara)
アトカラは、2024年2月7日にGMOペイメントサービス・GMOペイメントゲートウェイ・三井住友カードの共同提供で開始された後払いサービスです。電話番号とメールアドレスだけでWEB完結できる手軽さに加え、締め払い方式を採用しているため対面での取引にも対応できる点が特徴です。本人確認なしでも5.5万円まで使えるほか、会員登録して本人確認をすれば最大50万円・6回まで分割手数料無料で利用できます。ただし会員登録をすると信用情報機関(CIC)に情報が登録される点は覚えておきましょう。
VALUECA(バリューカ)
VALUECAは、アプラス(SBI新生銀行グループ)が2025年2月17日にリリースしたサービスで、以前提供されていた「Tポイント×QUICPay」アプリのリニューアル版にあたります。Visaのプリペイドカードとしてチャージ利用ができるほか、「スマートクレカ」機能を使うと残高不足時に自動でチャージされる後払い方式も利用可能です。200円ごとに1Vポイントが貯まる設計になっています。なお、後払い利用時の具体的な手数料額は公式サイトでも個別の金額が明記されていなかったため、申し込み前に公式サイトで確認することをおすすめします。
ワンバンク(旧B/43)
ワンバンクは、株式会社スマートバンクが提供していたプリペイド+家計簿アプリ「B/43」が2025年3月24日に名称変更したサービスです。AIアシスタント「ワンバン」が新たに搭載され、家計改善機能が強化されました。「あとばらいチャージ」を使うと最大5万円まで後払いでチャージでき、手数料は申込金額に応じて500円から段階的に設定されています。さらに2025年6月からは、Finatextと協業した個人向けローン型の「マイペース払い」もトライアル提供されています。金利や詳細な手数料段階は公式サイトでの確認が必要です。
スコア後払い
スコア後払いは、株式会社SCOREが提供するAI信用スコアリング型の後払いサービスで、もともとはニッセンの新規事業として2012年に始まり、2018年に分社化、2024年からはDGフィナンシャルテクノロジー(デジタルガレージグループ)傘下で運営されています。請求金額は現金やコンビニ、ゆうちょのほか、楽天ペイ・楽天銀行アプリ・d払いの請求書払い・ファミペイの請求書支払いなど複数の決済手段で支払える点が特徴です。手数料は基本330円が目安ですが、加盟店によって設定が異なります。仕組みをより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
定番サービスの最新アップデート|手数料改定に要注意
ペイディ・アトネ・メルペイスマート払いといった定番サービスも、2025〜2026年にかけて仕組みや手数料が見直されています。「前に使ったときと条件が変わっていた」ということもあるので、最新情報を確認しておきましょう。後払い決済そのものの仕組みについては、こちらの記事でまとめて解説しています。
ペイディ(Paidy)
ペイディは、コンビニ払い・銀行振込・口座振替の3種類の支払い方法に対応しています。口座振替や銀行振込はペイディ側の手数料が無料な一方、コンビニ払いは2023年7月の改定で最大390円となっています。物理カードの「Paidyカード」は2025年9月30日にサービスを完全終了していますが、アプリ上での後払い機能自体は変わらず利用できます。詳しい支払い方法は以下の記事でも解説しています。
アトネ(atone)
アトネの請求手数料は現在コンビニ払い等で209円、口座振替で99円ですが、2026年8月1日利用分(9月請求分)からコンビニ・Pay-easyが249円、はがき請求書が349円に値上げされる予定です。手数料の値上げまであとわずかというタイミングなので、これから使い始める方は請求方法を口座振替にしておくと差額を抑えられます。2025年7月31日までに会員登録済みの方は、7月利用分まで口座振替手数料が無料で継続される経過措置もあります。
メルペイスマート払い
メルペイスマート払いは、2026年1月1日利用分から分割払いの手数料が実質年率15.0%から18.0%に改定され、もともと18.0%だった定額払いと同じ水準に統一されます。2回払いのみ引き続き手数料0.0%です。分割回数を増やすほど負担が大きくなる仕組みなので、支払い計画を立ててから利用しましょう。
NP後払い
NP後払いは、通販サイトへの導入店舗数が2026年3月31日時点で17.9万店舗以上と、後払い決済のなかでもトップクラスの対応範囲を誇ります。手数料は加盟店ごとに異なり、目安として200〜300円程度が中心です。限度額は複数店舗の利用分を合算して累計5.5万円、支払期限は請求書発行後14日以内となっています。
後払いアプリの選び方|審査・手数料・限度額・使える店舗
後払いアプリを選ぶときは、主に次の4つのポイントを比べるのがおすすめです。
- 審査の有無・タイプ:都度審査型(アトカラ、ペイディ、NP後払いなど)は登録の手軽さが魅力。AIスコアリング型(スコア後払い)や利用実績連動型(メルペイ)は使い方次第で条件が変わります
- 手数料:コンビニ払いの手数料は200円台〜400円弱が相場です。口座振替を選べる場合は手数料が無料または割安になるケースが多いので、支払い方法の選択肢も確認しましょう
- 限度額:本人確認なしだと5万円台が上限のサービスが多く、会員登録・本人確認をすると数十万円まで引き上げられるケースがあります
- 使えるお店・シーン:ECサイト専用のサービス(NP後払いなど)、通販とアプリ決済の両方に対応するサービス(メルペイ、アトネなど)、対面決済にも対応するサービス(アトカラなど)で使えるシーンが異なります
実店舗のECモール(楽天市場など)で後払い決済を使いたい方は、モール独自の後払いサービスの仕組みも合わせて確認しておくと安心です。
目的別おすすめ|EC通販中心・実店舗中心・審査に不安・ポイント重視
ここまでの内容を踏まえて、目的別に向いているサービスを整理すると次のようになります。
- EC通販中心で使いたい人:導入店舗数の多いNP後払いや、フリマ・ネットショッピングに強いメルペイスマート払いが選択肢になります
- 実店舗(対面)でも使いたい人:締め払い方式で対面取引にも対応するアトカラが候補です
- 審査に不安がある人:都度審査で会員登録が必須ではないアトカラや、AIスコアリングで判断するスコア後払いが検討しやすいでしょう
- ポイント還元も重視したい人:Vポイントが貯まるVALUECAや、既存のポイント経済圏と連携しやすいサービスを選ぶとお得感が出ます
高額商品を後払いで買うときにチェックしたい価格ラインナップ
後払いアプリは家電やガジェットなど高単価の商品にも使われる場面が多いカテゴリです。実質的な負担額は分割回数・手数料方式によって変わるため、購入前に価格の推移もあわせてチェックしておくと安心です。プライシーでは以下のような高単価商品の価格チャートを日々追跡しています。
下記はいずれもAmazon.co.jpでの販売・在庫を確認済みの商品です(価格は変動するため、実際の金額はカード上でご確認ください)。
なお、分割払いに対応している後払いサービスは限られます。たとえばアトカラは会員登録すれば6回まで分割手数料無料、メルペイスマート払いの分割払いは2026年1月から実質年率18.0%、ワンバンクのマイペース払いは金利非公表(公式サイトで要確認)となっており、同じ「後払い」でも分割時の負担感は大きく異なります。高額商品を分割で購入したい場合は、手数料方式を必ず比較してから申し込みましょう。
【注意】もう使えなくなった後払いアプリ一覧
smartpayやLINE Payなど、すでに撤退・終了しているサービスも複数あります。「前に使ったことがあるから」と思って探すと見つからないケースがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
| サービス名 | 終了時期 | 補足 |
|---|---|---|
| smartpay(スマートペイ) | 2024年9月11日 | 複数の加盟店が個別に終了を告知 |
| BANKIT「おたすけチャージ」 | 2024年11月25日(新規終了) | 2025年1月22日に「スマートクレカ」へ改称 |
| あと払いbyエポス | 2025年4月21日 | エポスカード公式が終了を告知 |
| LINE Pay | 2025年4月30日(国内サービス) | LINEヤフーが国内サービス終了を発表、PayPayへ統合 |
BANKIT自体は2026年6月30日をもって新規の口座登録・スマートクレカの新規申込を終了しています(既存ユーザーは継続利用可)。「おたすけチャージの終了」と「BANKIT自体の新規受付終了」は時期が異なるため、混同しないよう注意してください。
後払いアプリのリスクと注意点
後払いアプリは便利な一方で、支払いを忘れると思わぬデメリットにつながることがあります。
分割払いや定額払いを選ぶと割賦販売とみなされ、信用情報機関(CIC)への登録対象になります。2ヶ月程度の滞納が続くと強制解約となり、信用情報に延滞記録が残る可能性があります。この記録は解消後も一般的に5年程度保持されるとされているため、他のクレジットカードやローンの審査に影響することも考えられます。実際にどう対処すればいいか気になる方は、以下の記事も参考にしてください。
また、後払いアプリを使って商品を購入し転売等で現金化する行為は、多くのサービスの利用規約で禁止されています。経済実態として貸付けにあたる場合、無登録で業として行えば貸金業法違反となるおそれもあり、金融庁も後払い(ツケ払い)現金化について注意を呼びかけています。安易な現金化には手を出さないようにしましょう。トラブルに遭った場合の相談先は、以下の記事にまとめています。
信用情報とのかかわりをもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
よくある質問(FAQ)
サービスによって異なります。アトカラやペイディのように利用のたびに審査する「都度審査型」もあれば、スコア後払いのようにAIによる信用スコアリングを行うサービスもあります。会員登録・本人確認を行うと信用情報機関に情報が登録されるケースもあるため、事前に各社の規約を確認しておきましょう。
サービス開始・リニューアルの時期で見ると、2025年2月にリリースされたVALUECA、2025年3月にリブランドしたワンバンク、2025年6月からトライアル提供が始まったワンバンクの「マイペース払い」が比較的新しいサービスにあたります。
分割払いや定額払いは信用情報機関(CIC)への登録対象となっており、2ヶ月程度の滞納が続くと信用情報に延滞記録が残る可能性があります。いわゆる「ブラックリスト」は俗称ですが、記録は解消後も一定期間保持されるとされているため、支払期限は必ず守りましょう。
多くの後払いサービスで現金化目的の利用は規約違反にあたり、金融庁も注意を呼びかけています。経済実態として貸付けにあたる取引を無登録で業として行えば違法となるおそれもあるため、現金化は避けてください。
smartpay(2024年9月終了)、あと払いbyエポス(2025年4月終了)、LINE Pay(2025年4月国内終了)などが撤退済みです。BANKITの「おたすけチャージ」も2024年11月に新規利用を終了し、「スマートクレカ」へ改称されています。
後払いアプリの多くはクレジットカードを持たない人でも申し込める都度審査型で、コンビニ払いなど現金決済の後払いに対応している点が特徴です。一方でクレジットカードの分割払いはカード発行時の審査済み枠を使うため、都度の審査が原則不要という違いがあります。
まとめ
- 2024年以降に新しく登場したのはアトカラ・VALUECA・ワンバンク・スコア後払いの4サービス
- ペイディ・アトネ・メルペイスマート払いなど定番サービスも手数料改定が続いており、最新条件の確認が欠かせません
- smartpayやLINE Payなど、すでに終了しているサービスもあるため探すときは注意が必要です
- 分割払い・定額払いの延滞は信用情報に影響する可能性があるため、支払期限は必ず守りましょう
