【2026年最新】ゆうちょ銀行キャッシングの金利・借り方を解説
「ゆうちょ銀行でキャッシングってできるの?」と気になっている人は多いはずです。結論から言うと、ゆうちょ銀行自体に「カードローン」はありませんが、ゆうちょ銀行が発行する「JP BANKカード」のキャッシング機能を使えば、ATMなどで手軽にお金を借りられます。本記事では、金利・借入枠・借り方・審査・返済方法まで、公式情報をもとに整理して解説します。
ゆうちょ銀行でお金を借りる方法は3つ。目的で選び方が変わる
「ゆうちょ銀行のキャッシング」とは、正確にはJP BANKカード(ゆうちょ銀行のクレジットカード)に付帯するキャッシング機能のことです。ゆうちょ銀行自体が独自に扱うカードローンは存在せず、以前あった「したく」も2018年10月に新規受付を終了しています。
ゆうちょ銀行でキャッシングはできる?結論と仕組み
ゆうちょ銀行には、消費者金融や他の銀行にあるような「カードローン」の取り扱いがありません。かつて「ゆうちょ銀行カードローン したく」というスルガ銀行提携の融資サービスがありましたが、スルガ銀行の不正融資問題を受けて2018年10月31日に新規申込みが終了しており、現在は新たに契約できません。ゆうちょ銀行とスルガ銀行は翌2019年に業務提携そのものを解消しています(ゆうちょ銀行公式リリース)。
それでもゆうちょ銀行で「キャッシング」ができるのは、ゆうちょ銀行が発行するクレジットカード「JP BANKカード」に、キャッシング機能が付帯しているためです。あらかじめキャッシング枠を設定しておけば、ゆうちょ銀行のATMや提携ATMから、繰り返し現金を借りられます。
「キャッシング」と「カードローン」は似た言葉ですが、キャッシングはクレジットカードに付帯する借入機能、カードローンは単体の融資専用商品という違いがあります。この違いをもう少し詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
ゆうちょ銀行のキャッシュカード単体にはキャッシング機能はありません。借り入れには、クレジット機能付きのJP BANKカード、または後述する貯金担保自動貸付け・口座貸越サービスのいずれかへの加入が必要です。
ゆうちょ銀行キャッシング(JP BANKカード)の金利・借入枠・返済方法
JP BANKカードのキャッシングは、カードの種類にかかわらず実質年率15.0%で統一されています(JP BANK カード WEB公式)。借入枠(キャッシング枠)はカードの種類によって異なり、事前に設定した範囲内であれば繰り返し借入・返済が可能です。
カード種別ごとの借入枠
| カード種別 | キャッシング枠 | 金利(実質年率) |
|---|---|---|
| 一般カード・ALente(アレンテ) | 10万円・20万円・30万円 ※学生は5万円まで | 15.0% |
| ゴールドカード | 10万円・20万円・30万〜50万円 | 15.0% |
借入枠はカードの申込時、または「キャッシング設定・増枠申込書」による事後申請で設定します。枠が未設定の状態では、ATMでキャッシングを利用できません。
リボ払いと一括払いの違い
JP BANKカードのキャッシングは「キャッシングリボ(リボルビング払い)」と「キャッシング一括(一括払い)」の2種類から選べます。
| 方式 | 返済の仕組み | 返済期間・回数 |
|---|---|---|
| キャッシングリボ | 元金と利息を合わせた毎月一定額をお支払い口座から引き落とし | 利用枠50万円・毎月2万円返済の場合で最長2年8か月(32回)が目安 |
| キャッシング一括 | 締切日までの利用額+利息を1回で引き落とし | 26日〜56日(暦により変動)・1回 |
一括払いのほうが総返済額(利息負担)を抑えやすく、リボ払いは月々の負担を平準化できる分、長期化すると利息がかさみやすい点に注意が必要です。実質年率15.0%をもとに、10万円を借りた場合の利息を試算すると、以下のような差が出ます。
| 返済方法 | 返済期間の目安 | 支払う利息の目安 |
|---|---|---|
| キャッシング一括(30日後に一括返済) | 1回 | 約1,200円 |
| キャッシングリボ(毎月1万円返済) | 11回(約11か月) | 約7,400円 |
※実質年率15.0%・日割計算(年365日)をもとにした概算です。実際の返済額・返済回数はカードのご利用状況により異なります。
このように早く返すほど利息負担は小さくなります。月々の家計に無理のない範囲で、できるだけ一括払いや繰上返済を活用するのがポイントです。借入枠や返済額の考え方をさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考になります。
ゆうちょ銀行・コンビニATMでのキャッシングの借り方
キャッシング枠を設定済みであれば、ATMまたはインターネット・電話からの振込依頼で借り入れできます。
ATMでの借り方
ゆうちょ銀行ATM、またはセブン銀行・ローソン銀行・イーネット(ファミリーマート等)など提携コンビニATMを利用できます。
画面の案内に従い、クレジットカード暗証番号を入力します。
希望額を入力し、リボ払い・一括払いのいずれかを選びます。
取引完了後は、カードの取り忘れに注意しましょう。
キャッシング振込サービス
外出せずに借りたい場合は、インターネットまたは電話で申し込む「キャッシング振込サービス」も利用できます。24時間・年中無休で申込みでき、受付から5営業日後にJP BANKカードのお支払い口座へ振り込まれます(振込手数料は無料)。すぐに現金が必要な場合はATMでの借り入れが向いています。
ネット完結型のキャッシングサービス全般との違いが気になる人は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
海外旅行・出張中も、Visa・Mastercard・JCBの国際ブランドが付いたJP BANKカードなら、海外の対応ATMで現地通貨のキャッシングが可能です。ただし出金額に対して為替手数料(目安3%前後)が別途かかります。
キャッシングの申込方法と審査の流れ
キャッシング枠が未設定の場合は、事前に審査を受ける必要があります。JP BANKカードの新規発行やキャッシング枠の設定・増枠は、公式サイトの「キャッシング設定・増枠申込書」の取り寄せ、またはJP BANK カード WEBの会員ページから申し込みます。
審査は、申込内容の事前確認を行ったうえで本審査に進む二段階方式です。審査にかかる具体的な日数は公式サイトに明記されていませんが、他のクレジットカード同様、書類に不備がなく平日午前中など早めのタイミングで申し込むほうがスムーズに進みやすいとされています。即日での借り入れを急ぐ場合は、既にキャッシング枠が設定済みかどうかを先に確認しましょう。枠が設定済みであれば、審査を待たずにATMでその場で借り入れできます。
申込時に確認されやすい主な項目
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 年齢(一般カードは満18歳以上、高校生を除く)
- 収入状況・他社借入状況などの信用情報
返済方法と延滞時の注意点
返済は、キャッシングリボ・キャッシング一括のいずれも、JP BANKカードのご利用代金お支払い口座からの自動引き落としが基本です。返済日はカードごとに定められた「カードご利用代金お支払日」に統一されており、口座残高の管理を忘れないようにしましょう。
クレジットカードの引き落とし日について不安がある場合は、以下の記事で当日入金の対処法もあわせて確認しておくと安心です。
返済が遅れると、年20.0%の遅延損害金が発生します。信用情報にも延滞の記録が残り、その後のクレジットカード・ローン審査に影響する可能性があるため、返済日は必ず守りましょう。
貯金担保自動貸付け・口座貸越サービスとの違い
ゆうちょ銀行には、JP BANKカードのキャッシングのほかに、ゆうちょ銀行本体が直接提供する2つの借入サービスがあります。いずれもカードローンではなく、ゆうちょ銀行の口座・貯金と紐づいた仕組みです。
| 借入方法 | 担保 | 審査 | 限度額 | 金利(実質年率) |
|---|---|---|---|---|
| JP BANKカードのキャッシング | 不要 | あり | 10万〜50万円 | 15.0% |
| 口座貸越サービス | 不要 | あり | 10万〜30万円 | 14.0%(変動) |
| 貯金担保自動貸付け | 定額貯金・定期貯金 | 不要 | 担保の90%以内(上限300万円) | 担保金利+0.25〜0.5%程度 |
貯金担保自動貸付けは、定額貯金・定期貯金を担保にするため審査不要かつ低金利で借りられるのが特徴です(ゆうちょ銀行公式・貯金担保自動貸付け)。ただし担保となる貯金を持っていない人は利用できません。一方、口座貸越サービスは担保不要で申し込めますが(ゆうちょ銀行公式・口座貸越サービス)、審査に10日〜2週間程度かかる場合があります。急ぎでATMからすぐ借りたいなら、あらかじめキャッシング枠を設定したJP BANKカードが最も使い勝手がよいでしょう。
どれを選ぶべきか
- ゆうちょ銀行に定額貯金・定期貯金がある
- 審査を受けずにすぐ借りたい
- できるだけ低金利で借りたい
- 担保にできる貯金がない
- ショッピングにもキャッシングにも1枚のカードで対応したい
- コンビニATMでも柔軟に借りたい
ゆうちょ銀行キャッシングのメリット・デメリット
JP BANKカードのキャッシングは、消費者金融カードローン(上限金利18.0%程度が一般的)と比べるとやや低金利ですが、銀行カードローンの中には上限金利が14%台の商品もあり、必ずしも最安とは限りません。他社カードのキャッシングと条件を比較したい場合は、以下の記事も参考になります。
| 内容 | |
|---|---|
| メリット | 全国のゆうちょATM・提携コンビニATMで借入可能/ショッピングと1枚で管理できる/消費者金融より低金利な傾向 |
| デメリット | キャッシング枠の事前設定・審査が必要/限度額は最大50万円までと控えめ/延滞時の遅延損害金は年20.0% |
よくある質問
現在はありません。以前あった「ゆうちょ銀行カードローン したく」(スルガ銀行提携)は2018年10月31日に新規申込みを終了しています。お金を借りたい場合は、JP BANKカードのキャッシング機能、貯金担保自動貸付け、口座貸越サービスのいずれかを利用します。
できません。キャッシュカード単体にはキャッシング機能がなく、クレジット機能付きのJP BANKカード、または貯金担保自動貸付け・口座貸越サービスへの加入が必要です。
JP BANKカードのキャッシングには審査があります。審査不要で借りたい場合は、定額貯金・定期貯金を担保にする「貯金担保自動貸付け」を検討しましょう。
JP BANKカードのキャッシングは、カードの種類にかかわらず実質年率15.0%です。貯金担保自動貸付けは担保金利に0.25〜0.5%程度を加えた低金利、口座貸越サービスは年14.0%(変動)となっています。
年20.0%の遅延損害金が発生するほか、信用情報に延滞の記録が残る可能性があります。返済はお支払い口座からの自動引き落としのため、口座残高の管理が重要です。
まとめ
- ゆうちょ銀行自体にカードローンはなく、「キャッシング」はJP BANKカードの付帯機能を指す
- 金利は実質年率15.0%、限度額は10万〜50万円(カード種別による)
- ゆうちょATM・提携コンビニATMのほか、Web/電話でのキャッシング振込サービスも利用できる
- 貯金があるなら、審査不要・低金利の「貯金担保自動貸付け」も選択肢になる
- 返済遅延は年20.0%の遅延損害金につながるため、口座残高の管理を徹底する
