「川崎市バスが値上げしたって聞いたけど、いつから、いくらになったの?」——そんな疑問をお持ちではないでしょうか。このページでは、川崎市バスの値上げ日・新旧運賃の比較から、定期券の現行料金、川崎市内の他のバスとの運賃比較、そして今後の値上げ予定まで、2026年5月時点の最新情報をまとめてお伝えします。
2022年10月1日に210円から220円に値上がりました。消費税の引き上げを除くと、1995年3月(180円→200円)以来27年ぶりの実質値上げです。現在の川崎市内バスの中では、市バス(220円)が最も安い選択肢のひとつです。
川崎市バスの値上げはいつから?現在の運賃まとめ
川崎市バス(川崎市交通局が運営する市営バス)の運賃改定は、2022年10月1日(令和4年10月1日)に実施されました。改定後の大人運賃は一律220円で、ICカード(PASMO・Suica)でも現金でも同額です。
改定前と改定後の運賃比較
| 区分 | 改定前 | 改定後(2022年10月1日〜) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 大人(IC) | 210円 | 220円 | +10円 |
| 大人(現金) | 210円 | 220円 | +10円 |
| 小児(IC) | 105円 | 110円 | +5円 |
| 小児(現金) | 110円 | 110円 | ±0円 |
大人運賃は10円の値上げ、小児運賃は現金だと据え置き(ICカードは5円増)となっています。
値上げ幅と背景
値上がり幅は1回あたり10円(大人)と小さく感じるかもしれませんが、消費税の引き上げを除けば実に27年ぶりの実質値上げです。直前の改定は1995年3月(180円→200円)でした。それだけ長い間、川崎市バスは運賃を据え置いてきたということでもありますね。
ICカード・現金が同額になった改定前は消費増税の端数処理の影響でICカード205円・現金210円と分かれていた時期もありましたが、今回の改定でIC・現金ともに220円に統一されました。支払い方法を気にせず乗れるようになっています。
なぜ値上げされたのか?3つの理由
「なぜ今さら値上げ?」と思った方も多いのではないでしょうか。川崎市交通局が申請した理由は、大きく3つあります。
長年にわたって使用期間を延長してきたバスの更新が一度に集中し、更新台数が増加。車両購入コストが大幅に増えました。
バスを停める営業所の建物や設備も老朽化が進み、大規模な修繕・更新費用が必要になりました。
コロナ禍による利用者減少なども重なり、収支が悪化。運賃収入を増やして経営を安定させる必要があると判断されました。
2019年の申請不認可から2022年の認可までの経緯
実は川崎市交通局は、2019年10月の消費税率引き上げの際にも220円への値上げを申請していました。しかし当時は収支が黒字だったため、国(国土交通省)に不認可とされ、消費増税分のみが運賃に反映される形になりました。
その後、2021年12月に国の認可方針が変更され、経営状況の悪化を踏まえた再申請が認められる流れになります。川崎市交通局が再申請を行い、2022年8月26日に国土交通大臣が認可。同年10月1日から新運賃が適用されました。
2019年の申請が通っていたら、3年早く値上がっていたかもしれません利用者にとっては結果的に値上がりが先延ばしになった形ですが、同時に27年分の据え置きが一気に「現実」として押し寄せてきた改定とも言えます。
定期券・1日乗車券の改定後料金一覧
定期券や1日乗車券の料金も、2022年10月1日に改定されています。通学定期(甲)は通勤定期とは逆に値下げされていることもポイントです。
通勤定期券の料金
| 期間 | 改定後(現行) | 改定前(参考) |
|---|---|---|
| 1ヶ月 | 9,900円 | 9,450円 |
| 3ヶ月 | 28,220円 | — |
通学定期券の料金
| 種類 | 期間 | 改定後(現行) | 改定前(参考) |
|---|---|---|---|
| 通学甲中学生以上 | 1ヶ月 | 7,300円 | 7,430円 値下げ |
| 3ヶ月 | 20,810円 | — | |
| 通学乙小学生 | 1ヶ月 | 2,400円 | — |
| 3ヶ月 | 6,840円 | — |
通学定期(甲)は1ヶ月あたり130円の値下げとなっています。通勤定期が上がる中で通学定期が下がったのは、子どもの通学負担を抑えるための配慮と言えるでしょう。
特殊定期券・1日乗車券の料金
| 種類 | 1ヶ月 | 3ヶ月 |
|---|---|---|
| 特殊通勤定期 | 6,930円 | 19,750円 |
| 特殊通学甲定期 | 5,110円 | 14,570円 |
| 特殊通学乙定期 | 1,680円 | 4,790円 |
| 乗車券 | 大人 | 小児 | 備考 |
|---|---|---|---|
| IC1日乗車券 | 550円 | 280円 | 車内のみ販売(PASMO・Suica) |
| 川崎病院線 | 100円(ワンコインバス) | 均一運賃外・特殊路線 | |
IC1日乗車券は550円(大人)で、PASMO・Suicaを使って乗車時に運転士から購入できます。1回220円の運賃で計算すると、1日3回乗れば660円→550円で110円の節約になります。観光や買い物など川崎市バスをフル活用したい日に活用してみてください。
料金の詳細は川崎市交通局公式ページ(定期旅客運賃)でも確認できます。
川崎市内バスの運賃比較(市バス vs 民営バス)
川崎市内には市営バスのほかに、東急バス・京急バス・川崎鶴見臨港バスなど複数の民営バスが走っています。「市バスって他と比べて高いの?安いの?」と気になる方のために、2026年5月時点の各社の運賃をまとめました。
| バス会社 | 大人運賃(均一) | 改定時期 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 川崎市バス(市営) | 220円 最安 | 2022年10月〜 | IC・現金同額 |
| 川崎鶴見臨港バス | 240円 +20円 | 2025年3月〜 | 旧220円から値上げ |
| 東急バス | IC 240円 / 現金 250円 +20〜30円 | 2025年10月〜 | 旧IC 230円から値上げ |
| 京急バス | 250円(均一区間)+30円 | 2026年3月〜 | 旧240円から値上げ |
川崎市バスは市内の4社の中で最も安い220円となっています。民営バス各社が2025〜2026年にかけて相次いで値上げした結果、市バスとの差は開いています。路線によっては市バスと民営バスの両方が通っている地域もありますので、乗り換えルートを検討する際の参考にしてみてください。
2026年以降の値上げ予定はある?
「また値上げがあるのでは…」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。2026年5月時点で確認できている情報をお伝えします。
乗合バス(一般路線バス)の値上げ方針
川崎市交通局は、2024年12月時点で「乗合バスの値上げ方針はない」と公式に表明しています。現時点で次の値上げが決まっているわけではありませんので、当面は220円が続く見込みです。
貸切バスは2026年5月に改定川崎市交通局の発表によると、令和8年(2026年)5月1日から貸切バスの運賃・料金が改定されます。ただし、これは一般路線の乗合バスとは別の話です。通常の路線バス(市バス)の運賃は対象外ですのでご安心ください。
全国的なバス値上げトレンドとの比較
全国的には2024〜2026年にかけてバス会社の値上げが相次いでいます。人件費・燃料費の高騰や運転士不足が背景にあり、川崎市内の民営バスも先述の通り値上げしました。市営バスも今後の経営状況次第では値上げの検討が行われる可能性はゼロではありませんが、2026年5月現在では公式の値上げ方針は示されていません。
まとめ:川崎市バスの値上げポイント
川崎市バス 値上げ まとめ
- 2022年10月1日から大人運賃が210円→220円(IC・現金同額)に値上がり
- 消費税を除くと27年ぶりの実質値上げ。車両更新費・営業所老朽化・経営悪化が理由
- 通勤定期は1ヶ月9,900円(改定前9,450円)。通学甲定期は逆に値下げ(7,430円→7,300円)
- 川崎市内のバスで最も安い220円。東急バス240〜250円、京急バス250円より安い
- 2026年5月現在、乗合バスの次の値上げ方針は示されていない
日頃から川崎市バスを使っている方にとって、220円という運賃が「高い」か「安い」かは路線や使い方にもよりますが、市内の民営バスと比べると依然として安価な水準です。IC1日乗車券(550円)も上手に活用して、交通費を節約してみてください。
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2022年10月1日から、大人は220円(IC・現金共通)です。小児(子ども)は110円(IC・現金共通)です。川崎病院線は特殊路線のため100円(ワンコインバス)で別運賃体系となっています。
小児運賃は110円(IC・現金とも同額)です。2022年10月の改定前は、ICカードが105円・現金が110円でしたが、改定によりIC・現金ともに110円に統一されました。
川崎病院線は均一運賃の適用外で、100円(ワンコインバス)です。川崎市立川崎病院へのアクセスに特化した路線で、一般の市バス路線とは運賃体系が異なります。
川崎市では、敬老パス(70歳以上の川崎市民が対象)など市独自の割引制度があります。また、障害者手帳をお持ちの方は運賃の割引が適用される場合があります。詳細な適用条件や申請方法は川崎市交通局または川崎市の担当窓口にお問い合わせください。
はい、川崎市バスではPASMO・Suicaをはじめとする交通系ICカード(全国相互利用対応のもの)で乗車できます。現金との運賃差はなく、どちらも220円(大人)です。ICカードで乗車する場合はカードをリーダーにタッチするだけで精算できます。
