「江ノ電バスが値上げするって聞いたけど、いつから?いくら上がるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。2026年3月31日に江ノ電バスの運賃改定が実施されました。この記事では、値上げの実施日・対象路線・具体的な運賃の変化、そして定期券ユーザーへの影響と対処法をわかりやすくまとめています。

結論
江ノ電バスは2026年3月31日から値上げ済みです

対キロ区間制(武相ブロック)の全路線が対象で、区間によりICカード運賃が約20〜40円値上がりしています。横浜市均一区間(220円)は対象外。注目すべきは、通学定期券は逆に値下げになった点です(詳細は後述)。

いつから値上げ?2026年3月31日の改定概要

江ノ電バス(株式会社江ノ電バス)は、2025年10月24日に対キロ区間制(武相ブロック)の上限運賃変更の認可申請を行い、2026年2月13日に関東運輸局より認可を取得。2026年3月31日(火)始発から運賃改定を実施しています。

対象路線・エリア

区分 内容
値上げ対象 対キロ区間制(武相ブロック)の全路線
※神奈川中央交通㈱との共同運行路線を含む
値上げ対象外 横浜市均一運賃区間(220円均一のまま据え置き)
認可申請日 2025年10月24日(金)
認可取得日 2026年2月13日(金)関東運輸局より
運賃改定実施日 2026年3月31日(火)始発から

横浜市均一区間は据え置き

横浜市内を走る均一区間(220円)は今回も値上げ対象外です。横浜市営バスや神奈中バスとの競合区間が多いことが背景にあると言われています。横浜市内だけを利用している方は、今回の改定に影響はありません。

新運賃を確認したい方へ

江ノ電バス公式のルート・運賃・時刻表検索で日付を2026年3月31日以降に設定すると、改定後の新運賃が確認できます。

主要区間の新旧運賃比較(3年間の推移)

今回は「3年間で実質3回目の改定」になります。2023年の上限運賃改定→2025年3月15日の1回目実施→2026年3月31日の2回目実施という流れです。申請時に例示された主要区間の運賃推移を整理しました。

区間 〜2025年3月14日 2025年3月15日〜 2026年3月31日〜(最新) 今回(2026/3)の変化
藤沢駅 〜 深沢 230円 240円 270円 +30円
大船駅 〜 常楽寺 200円 210円 240円 +30円
大船駅 〜 湘南アイパーク 230円 230円(据え置き) 260円 +30円
藤沢駅 〜 三菱電機北門 270円 280円 320円 +40円
大船駅 〜 長沼 240円 250円 280円 +30円

※ ICカード運賃。上記は江ノ電バスが申請時に例示した区間です。全区間の確定運賃は公式の運賃検索でご確認ください。

2025年3月・2026年3月の2段階で、区間によっては2026年3月だけで+30〜+40円の値上がりとなっています。毎日通勤で片道280円の区間を使う方なら、月20日間往復で計算すると、1年間で約14,400円(前回比較)の交通費増になります。定期代で利用している方は特に影響が大きいですね。

なぜ値上げ?ドライバー不足と人件費上昇が主な理由

江ノ電バスは公式に「お客様にはご負担をおかけする」と説明していますが、値上げの主な理由として以下が挙げられています。

  • 安全設備への投資:車両の安全機器・設備の維持・更新コストの増大
  • 乗務員不足と人材確保:バスドライバーの採用・育成・処遇改善のための人件費上昇
  • 燃料・物価の高騰:車両維持コストや運営コスト全般の上昇

全国的な路線バス値上げの背景

江ノ電バスだけが特別ではありません。全国の路線バス事業者が同様の理由で値上げを進めています。神奈川県内でも、東急バス・京急バス・小田急バス・神奈川中央交通など、多くの事業者が2024〜2026年にかけて運賃を改定しています。

特に2024年4月以降、働き方改革によるドライバーの時間外労働上限規制(いわゆる「2024年問題」)が交通業界でも大きく影響しており、人材確保のための賃上げが運賃値上げに直結している状況です。

定期券はどうなる?影響と対処法をわかりやすく解説

「すでに定期券を持っているけど、どうなるの?」という方のために、定期券別の対処法をまとめます。

金額式IC定期券(モバイルPASMO含む)

江ノ電バスで使われているのは「金額式IC定期券(PASMO)」です。一定金額を設定して、その金額内なら乗り放題というタイプです。

2026年3月30日以前に購入した定期券をお持ちの方

通用期間満了まで、これまで利用していた区間を差額なしでそのまま利用できます。改定後の運賃が設定金額を超えても、差額が自動引き去りされることはありません。

  • 通用期間が満了したら、新しい改定後運賃で新規購入が必要です
  • モバイルPASMOはスマートフォンから自宅でオンライン購入・クレジットカード決済が可能です
定期券更新時の注意

継続購入ではなく「新規購入」の操作が必要です。継続のまま古い設定金額で更新すると、毎乗車で差額が引き去られ続ける場合があります。

神奈川中央交通との共通定期券

神奈中バスとの共通定期券は、区間式のため、運賃改定日をまたいでも通用期間満了まで現状のままご利用いただけます。ただし、2026年4月4日から発売額が変更となっていますので、次回の購入時には改定後の料金が適用されます。

お問い合わせ先

江ノ島電鉄㈱ 自動車部 TEL:0466-24-2714(平日 9:30〜17:00)

実は通学定期は値下げ!小児月額540円引きの朗報

今回の改定で見落としがちなのが、通学定期券の割引率が改善され、実質値下げになった点です。値上げのニュースと一緒に発表されたため目立ちにくいのですが、お子さんがいる家庭や学生の方には朗報です。

区分 改定前(月額) 改定後(月額) 変化
小児通学定期(横浜市内均一区間) 2,540円 2,000円 ▲540円 値下げ
大人通学定期(横浜市内均一区間) 7,790円 7,260円 ▲530円 値下げ
小児通学定期(武相ブロック各区間) 区間ごとに異なる 割引率改善(値下げ) ▲値下げ
大人通学定期(武相ブロック各区間) 区間ごとに異なる 値上げ幅は通勤定期より小さい ▲値上げ(軽微)

※ 武相ブロックの各区間の通学定期代は江ノ電バス公式サイトの定期旅客運賃表PDFでご確認ください。

横浜市内均一区間の場合、小児通学定期は月額で540円の値下げとなります。年間で計算すると約6,480円の節約になりますね。通学でご利用の方はぜひ確認しておきましょう。

よくある質問

  • 横浜市内のバスは今回も値上げしないのですか?

    はい、横浜市均一運賃区間(220円均一)は今回も値上げ対象外です。2025年3月の改定時も除外されており、横浜市内のみ利用している方への影響はありません。ただし、横浜市内均一区間を含む全路線で通学定期券の割引率が変更(値下げ方向)になっている点はご確認ください。

  • 神奈中バスとの共同運行路線も値上がりしますか?

    はい、今回の2026年3月31日の改定では、神奈川中央交通㈱との共同運行路線も対象に含まれています。2025年3月15日の前回改定では除外されていましたが、今回から対象となりました。詳しい運賃は江ノ電バス公式サイトの運賃検索でご確認ください。

  • 新しい運賃はどこで調べられますか?

    江ノ電バス公式サイトのルート・運賃・時刻表検索で検索日付を2026年3月31日以降に設定すると、改定後の新運賃が表示されます。また、改定後の運賃表PDFも公式サイトで公開されています。

  • 前回(2025年3月15日)との違いは何ですか?

    主な違いは2点です。①神奈中バスとの共同運行路線が今回から値上げ対象に含まれた点、②通学定期券の割引率が全路線で改善(特に小児通学定期が大幅値下げ)された点です。前回は通学定期・小児定期は据え置きでしたが、今回は全路線に「通学定期割引率変更」が適用されます。

  • 江ノ電(電車)の運賃も変わりましたか?

    今回の発表は江ノ電バス(路線バス)の運賃改定です。江ノ電の電車(鎌倉〜藤沢を結ぶ路面電車)の運賃については別途ご確認ください。バスと電車は別の運賃体系になっています。

まとめ

江ノ電バス値上げ まとめ

  • 実施日:2026年3月31日(火)始発から改定後運賃が適用されています
  • 対象:対キロ区間制(武相ブロック)全路線。神奈中共同路線も含む
  • 横浜市均一区間(220円)は対象外。引き続き据え置きです
  • 通学定期券は値下げ。小児通学定期(横浜市内)は月額540円の引き下げ
  • IC定期券(PASMO)は通用期間満了まで差額なしで利用可。更新時は新規購入
  • 新運賃は公式運賃検索で検索日を3/31以降に設定して確認

江ノ電バスは3年間で実質3回の値上げとなりましたが、その背景には乗務員確保・安全投資という切実な事情があります。「高くなった」とだけ感じるのではなく、安心・安定した交通サービスを守るための判断とも言えますね。定期券をお持ちの方は、更新のタイミングで改定後運賃を必ず確認しておきましょう。

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