横浜市営バスの運賃値上げが検討・提案されています。「定期券代はいくらになるの?」「いつから変わるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、値上げの時期・新料金・理由・通学定期券や高齢者向けパスへの影響まで、2026年5月時点の最新情報をまとめて解説します。

結論
横浜市営バス定期券の値上げ、3つのポイント
実施時期 国交省の認可手続きを経て、2027年1月ごろ実施見込み(変更の可能性あり)
新運賃 大人:220円→240円(+20円) / 小児:現金120円・ICカード100円
定期券 通学定期は据え置き。通勤定期は認可後に新料金を発表予定

横浜市営バス定期券の値上げはいつから?

横浜市は2026年3月11日の市議会委員会で、市営バスの運賃改定に向けた方針を正式に表明しました。「可能な限り早期に実施したい」との意向を示し、値上げ幅は10〜15%程度を想定しています。

ただし、市が値上げを決めたとしても、すぐに料金が変わるわけではありません。バス事業の運賃は国土交通大臣の認可が必要で、複数の手続きステップがあります。現在の見通しと進捗を以下のロードマップで確認してみましょう。

実施までのスケジュール

完了
市議会委員会で値上げ方針を表明
2026年3月11日
審議中
市会(市議会)第2回定例会に条例改正案を提出・審議
2026年5月〜(2026年6月ごろ可決見込み)
3
予定
国土交通大臣へ認可申請・運輸審議会・消費者庁協議・関係閣僚会議
2026年内(予定)
4
予定
新運賃の実施
2027年1月ごろ(変更の可能性あり)

注意:上記スケジュールはあくまで見通しです。市議会の審議経過や国交省の認可手続きの状況によって変更となる場合があります。最新情報は横浜市交通局のお知らせページでご確認ください。

現在(2026年5月時点)の運賃はいくら?

現在の横浜市営バスの均一運賃は大人220円・小児110円(現金・ICカード共通)です。この料金は消費税改定を除けば、1997年(平成9年)9月以来約29年間変わっていません

値上げ後の定期券料金はいくら?新運賃一覧

値上げ後の料金(方針)を現行と比較してまとめました。なお、通勤定期券・シニアパスの新料金は条例可決・国交省認可後に正式発表される予定です。

大人・小児の新運賃(均一区間)

区分 現行(2026年5月時点) 値上げ後(方針) 変化
大人(現金・IC) 220円 240円 +20円
小児・現金 110円 120円 +10円
小児・ICカード 110円 100円 ▲10円(値下げ)

注目すべきポイントは、小児のICカード払いが実は10円安くなるという点です。子育て世帯の負担軽減策として、PASMOやSuicaなどのICカードを使った場合に限り、現行よりも安い100円に設定される方針です。

通勤定期券の変更予定

通勤定期券(全線定期券・通勤区分)については、大人の基本運賃が値上がりすることに伴い、定期券料金も変更される見込みです。ただし、現時点では正式な新料金は未発表です。条例可決・国交省認可後に横浜市交通局から発表されます。

期間 現行料金 値上げ後
1か月 9,900円 正式発表待ち
3か月 28,220円 正式発表待ち
6か月 53,460円 正式発表待ち

新料金の詳細が発表されしだい、この記事を更新します。最新情報は横浜市公式の定期券ページもあわせてご確認ください。

値上げ前に定期券を更新しておくべき?通勤定期券は購入時の運賃で発行されます。値上げ実施前(2027年1月ごろ予定)に定期券を購入した場合、一般的には有効期間中は購入時の料金が適用されます。ただし、横浜市交通局からの正式な取り扱い案内はまだ出ていません。お得なタイミングで更新したい方は、条例可決・新料金発表後(2026年内見込み)に横浜市交通局の公式案内をご確認のうえ判断されることをお勧めします。

通学定期券・小児ICカードの扱い(据え置き・値下げ)

通学定期券は今回の値上げ対象外となっており、料金の据え置きが方針として示されています。子育て世帯への配慮として、お子さんの通学コストは変わりません。

区分 期間 現行料金 値上げ後(方針)
通学(中学生以上) 1か月 6,920円 据え置き(変更なし)
3か月 19,720円 据え置き
6か月 37,370円 据え置き
通学(小学生以下) 1か月 2,230円 据え置き
3か月 6,360円 据え置き
6か月 12,040円 据え置き

紙の定期券は2026年9月30日で販売終了:紙式定期券は2026年(令和8年)9月30日をもって新規発売が終了します。すでにご購入済みの紙式定期券は有効期間まで使えますが、以降の更新はICカード(PASMO・Suica)やモバイルPASMO、RYDE PASSをご利用ください。

横浜市営バスが値上げする理由

1997年以来、約29年ぶりの実質値上げ

横浜市営バスの運賃が実質的に値上がりするのは、1997年(平成9年)9月1日以来、約29年ぶりのことです。その後、消費税率変更にともなう改定(2014年・2019年)はありましたが、運賃そのものの引き上げはずっと抑えてきました。

それだけ長く料金を維持してきたとも言えますが、この間に人件費・燃料費・車両修繕費などのコストが大きく上昇し、経営を圧迫するようになりました。

経営赤字と人件費・燃料費の増加

横浜市交通局のバス事業は近年、赤字が拡大傾向にあります。年間約11億円の増収を見込んで値上げを決めましたが、それでも収支の抜本的改善には限界があると市側も認めています。

主な経営悪化の要因としては、バス運転手不足への対応としての人件費増加、燃料費の高騰、車両の修繕費や償却費などが挙げられています。全国的なバス事業者の経営難を背景に、横浜市も「これ以上先送りできない」と判断した形です。

横浜市内の他社バスはすでに240円

横浜市営バスが値上げを検討している背景には、周辺の民間バス会社がすでに運賃改定を済ませているという事情もあります。横浜市内を走る主なバス会社の運賃状況を確認してみましょう。

事業者 改定日 改定前 改定後
小田急バス 2024年6月1日 220円 240円
東急バス 2024年3月・2025年10月 220円 現金250円・IC240円
相鉄バス 2025年3月15日 220円 240円
京急バス 2025年3月18日 220円 240円(横浜市内均一区間)
川崎鶴見臨港バス 2025年3月18日 220円 240円
神奈川中央交通 2026年4月4日 220円 240円
横浜市営バス 2027年1月ごろ(予定) 220円 240円(方針)

ご覧のように、横浜市内を走る民間バス会社はほぼ240円に移行済みです。市営バスだけが220円に据え置かれている状況となっており、今回の値上げはその整合を図る意味もあります。

シニア・高齢者への影響と対策

65歳以上の方、70歳以上の方には、通常の定期券とは別にお得な乗車証・パスが用意されています。値上げ後の影響がどうなるかを確認してみましょう。

シニアパス(65歳以上)への影響

65歳以上の方が購入できる「シニアパス」は、全線定期券(通勤)と同様の扱いです。現行料金は3か月19,720円・6か月37,370円となっています。

通勤定期券と同じく、シニアパスの新料金も条例可決・国交省認可後に正式発表される見込みです。「通学定期券の据え置き」のような特例措置がシニアパスに適用されるかどうかは、現時点では不明です。

65歳以上でまだシニアパスを利用していない方は、値上げ前に購入・更新しておくとお得になる可能性があります(値上げ前の料金が適用される期間については、横浜市交通局の公式発表をご確認ください)。

敬老特別乗車証(敬老パス・70歳以上)を活用する

横浜市在住の70歳以上の方には、「敬老特別乗車証(敬老パス)」が交付されています。敬老パスがあれば、横浜市営バスを無料でご乗車いただけます。バス運賃が値上がりしても、敬老パスをお持ちの方の乗車費用は一切変わりません。

対象 年間負担金(所得別) 利用できる交通機関
障害者等 無料 横浜市営バス・民営バス(市内11社)・市営地下鉄・金沢シーサイドライン
世帯全員非課税・生活保護受給者 3,200円
非課税だが同世帯に課税者あり 4,000円
合計所得150万円未満(課税) 7,000円
合計所得150〜250万円未満 8,000円
合計所得250〜500万円未満 9,000円
合計所得500〜700万円未満 10,000円
合計所得700万円以上 20,500円

敬老パスは横浜市営バスだけでなく、東急バス・相鉄バス・京急バスなど市内の民営バスでも利用できます。また、令和7年(2025年)10月からは一部地域の「おでかけシャトル」でも半額程度で乗車できるようになりました。

また、令和7年(2025年)4月1日以降に75歳以上で運転免許証を自主返納した方は、3年間無料で敬老パスが交付されます。免許返納を検討している方には特にお得な制度です。

まとめ:横浜市営バス定期券値上げのポイント

この記事のポイント(2026年5月時点)

  • 大人の運賃は220円→240円(+20円)に。実施時期は2027年1月ごろを見込むが変更の可能性あり
  • 通学定期券は据え置き(値上がりなし)。子育て世帯へ配慮された措置
  • 小児のICカード払いは110円→100円に値下げ。現金払いは120円に引き上げ
  • 通勤定期券・シニアパスの新料金は条例可決・国交省認可後に正式発表される予定
  • 70歳以上は敬老パスで引き続き無料乗車可能。運賃値上げの影響なし
  • 紙式定期券は2026年9月30日で販売終了。ICカード・モバイルPASMOへの切り替えを

横浜市営バスが実際に値上げされると、1か月定期券ユーザーは年間で相応の負担増が見込まれます。通勤で毎日利用している方は、正式な新料金が発表されたタイミングで定期代の見直しをしておくと安心です。また、通学定期券の据え置きはうれしいニュースなので、お子さんがいるご家庭はそこまで心配しなくてよいでしょう。

引き続き、正式な実施日・新料金の発表があり次第、この記事をアップデートしていきます。

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よくある質問

横浜市営バスの定期券値上げはいつから実施されますか?

2027年1月ごろの実施が見込まれています。市議会(市会)で条例改正案が可決された後、国土交通大臣への認可申請・運輸審議会・消費者庁協議・関係閣僚会議などの手続きを経る必要があります。スケジュールは変更となる可能性もあります。

値上げ後の横浜市営バス運賃はいくらになりますか?

大人の実施運賃は220円から240円(+20円)になる方針です。小児は現金払いが110円から120円に引き上げ、ICカード払いは110円から100円に値下げとなります。

通学定期券の料金も値上がりしますか?

通学定期券の料金は「据え置き」とされており、値上げはされない方針です。子育て世帯への配慮措置として現在の料金が維持されます。通勤定期券については条例可決・国交省認可後に正式な新料金が発表される予定です。

値上げの理由は何ですか?

主な理由は経営悪化です。バス運転手不足への対応としての人件費増加、燃料費・修繕費などの運行コスト増により収支が悪化しています。横浜市営バスは1997年9月以来、約29年にわたって消費税改定以外の実質的な値上げを行っておらず、周辺の民間バス各社がすでに220円→240円に改定している状況も背景にあります。

敬老パス(敬老特別乗車証)を持っている場合、負担は増えますか?

敬老パス(70歳以上の横浜市民に交付)をお持ちの方は、引き続き横浜市営バスを無料でご利用いただけます。バス運賃が値上がりしても、パス保有者の乗車料金は変わりません。ただし、敬老パスの年間負担金(3,200〜20,500円)が今後改定される可能性はゼロではないため、横浜市の公式情報をご確認ください。

紙の定期券はいつまで使えますか?

紙式の定期券は令和8年(2026年)9月30日をもって発売終了となります。既にご購入済みの紙式定期券は有効期間終了まで引き続きご利用いただけます。今後はICカード(PASMO・Suica)やモバイルPASMO、スマートフォンアプリ「RYDE PASS」での定期券購入をご検討ください。

値上げ前に通勤定期券を更新しておくとお得ですか?

一般的に、定期券は購入時点の運賃が適用されるため、値上げ実施前に購入しておくと、有効期間中は現行料金でご利用いただけます。ただし、横浜市交通局からの正式な案内(値上げ前購入の取り扱い方針)はまだ発表されていません。2026年内に条例可決・認可申請が進む見通しですので、その際に横浜市交通局の公式お知らせページで取り扱いをご確認されることをお勧めします。

記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。