「エンジンオイルが急に値上がりしている」「お店で在庫がない」——そんな声が2026年春に急増しました。この記事では、値上げの根本原因・いつから始まったか・いつまで続くか・実際にどう対応すればよいかを、プライシー編集部が裏取りした情報でまとめました。

結論
エンジンオイル値上げ問題、知りたいことが決まっていますか?
いつから? 2026年2月末の中東情勢悪化をきっかけに、3月以降メーカー各社が相次いで価格改定を実施。7月にはスズキが販売店向けの卸値を約4割引き上げ(日本経済新聞報道)。銘柄によっては複数回の改定が重なっています
なぜ? 2026年2月28日にイスラエルと米国がイランへの攻撃を開始(外務省が同日注意喚起)。中東からの海上輸送に影響が及んで原料の調達環境が悪化し、3月のエチレン生産量は前年同月比38.8%減(石油化学工業協会)まで落ち込みました
いつまで? 2026年8月時点では品薄は解消に向かい、潤滑油の生産は前年を上回る水準に戻っています(経済産業省 石油統計速報 令和8年6月分・製油所ベース)。ただし0W-20などに使う「グループIII基油」は中東の設備損傷が響いており、シェルは損傷設備の修理に約1年かかるとの見通しを公表。価格の正常化は供給の回復より遅れます
どう対応? Amazonで底値を確認しながら1〜2回分をまとめ買いするのが現実的な節約策です

エンジンオイルの値上げはいつから?2026年の価格改定まとめ

2026年に入ってから、エンジンオイルの値上げが急ピッチで進みました。きっかけは2026年2月末の中東情勢の悪化で、3月以降メーカー各社が相次いで価格改定に踏み切っています。下の表で時系列を確認してみましょう。

時期主な出来事
2026年2月28日イスラエルと米国がイランへの攻撃を開始したと発表。外務省が同日「イランへの攻撃に伴う注意喚起」を発出
2026年3月ホルムズ海峡の通航に支障が生じてナフサの調達が滞り、エチレン生産量が前年同月比38.8%減まで落ち込む(石油化学工業協会)
2026年3月18日カタールのシェル Pearl GTL が攻撃を受け、2系列のうち1系列が損傷。低粘度オイルに欠かせないグループIII基油の世界的な供給制約につながる
2026年3月下旬〜流通側で通常の数倍の発注が発生し、一部量販店で棚が空になり始める
2026年4月17日資源エネルギー庁が元売・潤滑油事業者に「前年同月比同量を基本とした供給継続」等を要請(5月12日にも追加要請)
2026年5月1日カストロール製品の価格改定(販売店・流通各社の案内に基づく)
2026年6月1日〜2りんかんがエンジンオイル価格を改定。潤滑油メーカー各社も6月1日出荷分から価格改定を実施(流通業者への通知ベース)
2026年6月10日政府が潤滑油の直販スキームを開始(卸を経由せずメーカーが需要家へ直接販売する仕組み)
2026年6月15日米国とイランが「戦闘終結等に関する覚書」に合意(外務大臣談話)
2026年6月19日外務省が日本関係船舶1隻のホルムズ海峡通過を発表。同時点で37隻が未通過
2026年7月1日スズキ販売店でエンジンオイルが価格改定(0W-20・5W-30:1,550円、0W-16:1,650円、いずれも税抜。改定内容は販売会社・店舗により異なる)。日本経済新聞は同社が販売店向け卸値を7月から約4割引き上げたと報道
2026年7月24日政府のタスクフォースが、エンジンオイルの供給不安の声は5月下旬比で約84%減ったと報告

気になるのは「値上げ幅はどれくらいか?」という点ですよね。値上げ幅も時期もメーカーによって異なりますが、業界紙の取材によれば、4月・5月にそれぞれ1リットルあたり50円強、6月に20〜30円程度が上乗せされ、2026年3月対比で6月時点は1リットルあたり120〜130円の値上げになる見込みと報じられています(トラックニュース 2026年5月22日時点の業界紙独自取材。6月分は取材時点の見通しを含みます)。この数字は卸段階のもので、公的な価格統計による裏付けはありません。あなたが実際に買う銘柄がいくら上がったかは、プライシーの価格チャートでAmazonの実売推移を見るのが一番確実です。

エンジンオイルが値上がりしている4つの理由

「そもそもなぜこんなに急に上がったの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。今回の値上げには複数の要因が重なっています。

① 中東情勢悪化によるナフサ・ベースオイルの調達難

今回の値上げの根本原因はここです。2026年2月28日(現地時間)、イスラエル国防相と米国大統領がイランへの攻撃開始を発表し、外務省も同日「イランへの攻撃に伴う注意喚起」を発出しました。これを起点にホルムズ海峡の通航に支障が生じます。

経済産業省の資料によると、日本のナフサ調達元(2024年)は中東44.6%・国産39.4%・その他輸入16.0%で、輸入分に限れば約74%を中東に依存しています。ここで押さえておきたいのは、影響が2経路で効いてくることです。ひとつはエンジンオイルの主成分である基油(ベースオイル)そのものの調達難。もうひとつが、容器や添加剤などの石油化学製品の原料となるナフサの調達難で、こちらは供給網全体を細らせます。なおナフサは石油備蓄法の備蓄日数算定の対象外(算定対象は燃料油)で、原油のような備蓄の裏付けがない品目であり、需給の変化が価格に反映されやすい構造です。

② 容器・包材の不足

オイル自体だけでなく、入れ物の問題も重なりました。潤滑油ブレンダーのミカド商事(神戸市)は自社ブログ(同社が「個人的見解」と明記)で、2026年4月時点の状況としてポリ容器の不足に加え、ペール缶の取っ手やドラム缶内部を洗浄する溶剤まで不足していると書いています。これらの多くはナフサなど石油化学原料からつくられるため、中東からの原料供給が細ると容器側もつられて足りなくなるという連鎖が起きます。同社は、ベースオイル・添加剤・容器のいずれかが欠けても出荷が止まりうると説明しています。油はつくれても詰めて出荷できない、という目詰まりです。

③ 為替(円安)による輸入コストの上乗せ

ベースオイルや添加剤には輸入に頼る部分があるため、円が安くなればそれだけ仕入れ値が上がります。2026年は年初から7月にかけて円安が進み(ドル円の月中平均は年初156円台→7月162円台)、政府・日本銀行は外国為替平衡操作(ドル売り・円買いの為替介入)にも踏み切りました。

ただし為替の方向は一定ではなく、円が買い戻される局面もあります。為替が動いてから店頭価格に反映されるまでには数ヶ月のずれがある点にも注意してください。メーカーや卸が高値で仕入れた在庫を先に消化するため、円高に振れてもオイルの値段はすぐには下がりません。直近の水準は日本銀行「外国為替市況」で確認できます。

④ 過剰発注による需給の歪み

実は、製造ラインそのものが止まっていたわけではありません。政府の整理でも、2026年3月下旬からの品薄の主因は流通側の過剰発注による「目詰まり」であり、供給量そのものの枯渇ではないとされています。「不足するかもしれない」という不安からカー用品店やディーラーが多めに発注し、それが重なって棚が空になる悪循環が起きたのです。

ミカド商事もこの状況について「物が不足して製造できない状態ではなく、通常の数倍の発注が入ることによる混乱が悪影響となっている」と指摘しています。2024年夏に始まった米の品薄でも、買い占めが品薄を増幅させる同じ構図が見られました。

注意: 米の品薄と同様に、パニック買いは品薄をさらに悪化させます。適正量(1〜2回交換分)を超えた買いだめは避けましょう。

Amazonで見るエンジンオイルの価格推移

実際に「どのオイルがどれくらい値上がりしたか」を把握したいですよね。プライシーでは主要ブランドの価格推移チャートを無料で確認できます。2026年に入ってからの値上がりトレンドが、グラフで一目でわかります。

以下に、0W-20規格を中心とした人気銘柄の商品カードをまとめました(最新の価格推移チャートが自動で表示されます)。

カストロール EDGE(高性能全合成油)

モービル1(プレミアムエンジンオイル)

ENEOS X PRIME(国産最高級ライン)

カストロール MAGNATEC(初動保護特化)

モービル1 スタンダード(コスパ重視)

プライシー編集部より: 上記の価格チャートでは、2026年3月前後を境にした値動きが銘柄ごとに確認できます。表示は最新データに更新されるので、期間を切り替えて「底値がいつだったか」を確認したうえでまとめ買いのタイミングを判断しましょう。

エンジンオイルが品薄になっている理由といつまで続くか

値上げと同時に、2026年春には店頭での品薄も深刻になりました。「オートバックスに行ったら棚が空だった」という声も多く聞かれた時期です。なぜ品薄が起きたのか、そしていつ元に戻るのかを整理します。

品薄の仕組み

品薄の原因は大きく2段階に分かれます。まず背景として、グループIII基油の調達が中東情勢で細り、低粘度・省燃費オイルの原料面に制約が生じました(ただし政府は、供給量そのものが枯渇したわけではないと整理しています)。

これに二次的な品薄が重なりました。「なくなるかも」という不安から量販店・ディーラー・整備工場が通常より多く発注し、それが積み重なって流通在庫が一気に薄くなるという現象です。つくれないのではなく、届かない——これが2026年春の品薄の実態でした。

解消の見通しは何で決まるか

この問題を「いつ終わるか」で考えると見誤ります。原油価格ではなく「ベースオイル設備がいつ直るか」で決まるからです。

0W-20や0W-16のような低粘度の全合成油に欠かせないグループIII基油は、中東の少数の大型設備に生産が集中しています。その代表格であるカタールのシェル Pearl GTL は、2026年3月18日の攻撃で2系列のうち1系列が損傷しました。シェルは2026年3月の公式発表で、損傷した系列の完全修理に約1年(around one year)かかる見通しを示しています。

そのため業界では「原油や海上運賃がまず落ち着き、次に一般的なベースオイルが緩み、グループIII依存の全合成油・低粘度オイルの正常化が最後になる」という段階的な回復が想定されています。米国の潤滑油専門誌 JobbersWorld は、中東のグループIII生産能力が完全に通常稼働へ戻るのは2027年までずれ込む可能性があると指摘しています。

国内の供給は前年並みまで戻りつつある

一方、日本国内の需給は政府の一次データで確認できます。経済産業省の石油統計速報(令和8年6月分)では、潤滑油の生産は前年同月比129.1%、月末在庫は前年同月比114.8%となっています。ただしこの統計は製油所を対象としたもので、潤滑油ブレンダーの生産分は含まれていません。

政府のタスクフォース(令和8年7月24日 第3回)が集めた現場の声でも、エンジンオイルの「供給に不安がある」という声は5月下旬の2週間と6月下旬からの2週間を比べて約84%減少し、現場からは「前年より納入に時間はかかるが、調達はできる」という回答が出ています。

ただし政府が正常化を宣言したわけではありません。卸を経由せずメーカーが需要家へ直接販売する「直販スキーム」も、供給の偏りに関する相談窓口も、2026年8月時点で運用が続いています。

プライシー編集部の見立て(2026年8月時点): 状況は「モノが手に入らない」局面を過ぎ、「前年並みには戻りつつあるが、銘柄と納期によってはまだ引っかかる」段階に移っています。ただし供給が戻っても価格はすぐには戻りません。メーカーや卸が高値で仕入れた在庫を先に消化するうえ、グループIII基油の設備復旧そのものが年単位だからです。「いつ下がるか」を待つより、自分の使う銘柄の価格推移を見て底値で買うほうが確実です。プライシーの価格アラートを設定しておけば、値下がりのタイミングを逃しません。

最新の状況を自分で確認したいときは: 供給・価格の政策対応は経済産業省「中東情勢関連対策ワンストップポータル」、ホルムズ海峡と中東情勢は外務省 海外安全ホームページ(イラン)で随時更新されています。オイルが手に入らずお困りの場合の相談窓口も、経済産業省のポータルにまとめられています。

オートバックス・イエローハット・ディーラーへの影響

「いつものお店でオイル交換したらいくらになるの?」という点も気になりますよね。店舗別の状況を整理します。

オートバックス

全国チェーンのオートバックスでは、オイル交換の目安工賃は1,100円〜(税込)です。年額1,100円(税込)のメンテナンスオプションに加入すると、加入期間中はオイル交換・オイルフィルター交換の基本工賃が無料になります(対象作業や条件は最新の公式案内をご確認ください)。今回の値上げ局面では、店頭オイルの販売価格は銘柄によって異なりますが、値上がり品や品薄品がある一方、プライベートブランドオイルなど比較的安定している銘柄もあります。

イエローハット

工賃は550円〜(税込)と比較的リーズナブルです(オイルフィルター交換は770円〜・税込)。独自のカーライフ会員向けサービスや定期交換パックを活用すれば、工賃コストを抑えながら交換できます。なお持ち込みオイルでの作業は、対応の可否や工賃が店舗・車種により異なるため、利用前に店舗へ確認してください。

ディーラー(正規販売店)

ディーラーでの純正オイル交換は、工賃+オイル代でトータルでは割高になることが多いですが、ディーラー独自の整備保証がある点がメリットです。純正オイルの価格改定は市販より遅れて反映されることが多いため、価格改定の予定があるかを交換前にディーラーへ確認しておくとよいでしょう。

値上げ時代のエンジンオイル交換で知っておくべきこと

値上がりしているとわかったら、次の疑問は「どう対応すればいいか」ですよね。プライシー編集部がおすすめする対応策を整理しました。

今すぐ交換サイクルを早める必要はない

「値上がり前に早く交換しなきゃ」と焦る気持ちはよくわかりますが、指定サイクルより早い交換は費用増につながるだけです。メーカー指定の交換時期を守るのが基本で、JAFの目安ではガソリン車は1万5,000kmまたは1年、軽自動車・ガソリンターボ車は1万kmまたは6カ月、軽ターボ車は5,000kmまたは6カ月、ディーゼル車は1万kmまたは1年とされています(シビアコンディションに該当する場合はいずれも約半分)。早めに交換してもエンジン保護の上乗せ効果はほぼありません。

1〜2回交換分のまとめ買いは有効

Amazonやオンラインショップで1〜2回交換分(4〜8L)をまとめ買いするのは合理的な節約策です。未開封であれば、直射日光・高温多湿を避けた冷暗所での保管で最長5年程度まで品質を維持できます(エクソンモービルが上限の目安としている年数)。ただし開封後は酸化が進むため、使いきれる量に抑えることが大切です。1回あたりの必要量(多くの乗用車で3〜4L前後)を取扱説明書で確認したうえで、2回分をまとめ買いしておくと当面は安心です。

DIY交換で工賃をゼロにする

オイル交換のDIYは難易度が高くありません。工賃1,100円〜を毎回節約できる点は、年2回交換なら年間2,200円程度の節約になります(オートバックスの年額1,100円のメンテナンスオプションに加入している場合は、工賃分の差は小さくなります)。廃油は「廃油処理箱」を使うか、ガソリンスタンドやカー用品店の廃油回収に持ち込みましょう。

必要な道具は最初に3点そろえれば、以降は何度でも使い回せます。廃油処理箱・オイルジョッキ・フィルターレンチの3点で初期費用は4,000円弱(2026年8月時点のAmazon実売価格の合計。価格は変動します)。工賃1,100円で計算すると、4回目の交換からは完全に元が取れます。廃油処理箱とジョッキは車種を問いませんが、フィルターレンチだけはお使いのフィルターの径に合うサイズかを確認してから購入してください。

プライシー編集部より: 工具類はオイル本体ほど値上げの影響を受けていません。価格チャートで底値を確認しつつ、オイルと一緒に注文すると受け取りも1回で済みます。

店舗に在庫がなければ「持ち込み交換」という手もある

2026年春の品薄局面では、店頭にオイルの在庫がないために交換を受けられないケースがありました。こうしたときは、Amazonや通販で自分の車に合ったオイルを事前に購入し、「オイルは持参するので工賃だけで交換をお願いします」と伝える方法があります。持ち込みを受け付けている整備工場やガソリンスタンドもあります(対応の可否・工賃は店舗により異なります)。

ただし、ディーラーや一部の量販店では持ち込み交換を断るケースもあります。事前に電話で確認してから持ち込むのが確実です。

持ち込み交換なら、オイルは自分で選んで先に用意する

持ち込み交換で得をするかどうかは、オイルをいくらで買えたかで決まります。店頭で希望の銘柄が見つからないときは通販の在庫も確認できるので、記事上部の価格チャートで底値を確認してから注文し、工賃だけで交換してもらうのが現実的です。グーネットピットのオイル交換店検索で近隣の整備工場を探し、持ち込み可否は各店舗ページや電話で確認しましょう(持ち込み対応で絞り込む機能はないため、事前確認が必要です)。

Amazonでエンジンオイルの在庫を確認する →

プライシーで価格アラートを設定する

お目当てのオイルがあれば、プライシー(スマホアプリ)で価格アラートを設定しておくと、値下がり・クーポン発生時に通知が届きます。ベースオイル設備の復旧は年単位の話なので、「いつ下がるか」を予想して待つより、自分の使う銘柄の価格推移を追って底値で買うほうが確実です。

今すぐ動くべき人
  • 次の交換が1〜2ヶ月以内に控えている
  • 近くの店舗でよく使うオイルの在庫を確認した
  • 1〜2回分の保管スペースがある
  • 底値を確認してAmazonで購入できる
もう少し様子を見る人
  • 次の交換まで3ヶ月以上ある
  • 保管場所の確保が難しい
  • 車種指定のオイルが特殊で代替品がない
  • 使っているのが鉱物油系で、値上がりが比較的小さい

よくある質問

エンジンオイルの値上げはいつまで続きますか?

2026年8月時点では品薄は解消に向かっており、経済産業省の石油統計速報(令和8年6月分)では潤滑油の生産が前年同月比129.1%まで戻っています(製油所ベース。ブレンダー分は含みません)。ただし価格の正常化は供給の回復より遅れます。0W-20などの低粘度オイルに欠かせないグループIII基油は、カタールのシェル Pearl GTL が2026年3月18日の攻撃で損傷し、シェルは2026年3月時点で完全修理に約1年かかる見通しを示しているためです。米国の潤滑油専門誌 JobbersWorld は、中東のグループIII生産能力が完全に通常稼働へ戻るのは2027年までずれ込む可能性を指摘しています。プライシーの価格アラートを設定しておくと、値下がりのタイミングをいち早くキャッチできます。

自分でオイル交換(DIY)すれば節約できますか?

はい、DIYオイル交換は工賃(オートバックスで1,100円〜、イエローハットで550円〜)を節約できるため有効です。ただし廃油の処理方法を事前に確認し、適切なオイルフィルターも合わせて交換するようにしましょう。初めての方は動画マニュアルを参考にするか、最初の1回は店舗で手順を見学するのもおすすめです。

値上げ前にエンジンオイルをまとめ買いしても大丈夫ですか?

自分の車に合ったオイルを確認した上でまとめ買いするのは有効な節約策です。未開封であれば直射日光・高温多湿を避けた冷暗所での保管で最長5年程度まで品質を維持できます(エクソンモービルが上限の目安としている年数)。ただし開封後は酸化が進むため、早めに使いきれる量にとどめましょう。また、車の取扱説明書で指定粘度(0W-20など)と規格(SN、SP等)を必ず確認してから購入しましょう。

今回の値上げは純正オイルと市販オイルどちらが影響が大きいですか?

グループIII基油を使う低粘度の全合成油は、今回の中東産ベースオイル不足の影響を受けやすい区分です。ただし市販品と純正品のどちらの値上がり幅が大きいかを示す公的なデータはなく、銘柄ごとに価格推移を確認するのが確実です。

オイル交換のタイミングを早める必要はありますか?

いいえ、値上げを理由に交換時期を早める必要はありません。メーカー指定の交換サイクルを守るのが基本で、JAFの目安ではガソリン車は1万5,000kmまたは1年、軽自動車・ガソリンターボ車は1万kmまたは6カ月、軽ターボ車は5,000kmまたは6カ月、ディーゼル車は1万kmまたは1年とされています(シビアコンディション該当時はいずれも約半分)。逆に交換頻度を上げると費用が増えるだけです。プライシーなどのアプリで価格推移を確認しながら、底値で必要量を購入するのがおすすめです。

まとめ:エンジンオイル値上げ対応のポイント

  • 値上げは2026年2月末の中東情勢悪化を起点に本格化し、5月1日にカストロール(販売店・流通各社の案内)、7月1日にスズキ販売店(販売会社の告知。内容は店舗により異なる)などが価格改定を実施。スズキは販売店向け卸値を7月から約4割引き上げた(日本経済新聞報道)
  • 根本原因は中東情勢によるナフサ調達難。2026年3月のエチレン生産量は前年同月比38.8%減まで落ち込み、グループIII基油が不足
  • 品薄は解消へ。国内の潤滑油生産は前年同月比約1.3倍まで回復(経済産業省の統計)。ただし価格の正常化は供給より遅れる——シェルが2026年3月時点で、損傷した1系列の完全修理に約1年かかる見通しを示しているため
  • 品薄の一因は過剰発注。1〜2回分を超えた買いだめは避け、適正量で対応しよう
  • 対策は「まとめ買い(1〜2回分)」「DIY交換で工賃節約」「プライシーで底値アラート設定」の組み合わせが現実的
  • 交換サイクルを早める必要はなし。メーカー指定どおりで問題ない

価格が下がったタイミングを逃さずキャッチしよう

プライシーアプリ(iOS / Android)では、エンジンオイルの価格推移チャートを無料でチェックできます。値下がり・クーポン発生時にプッシュ通知でお知らせするので、底値で買いたい方にぴったりです。

プライシーアプリで価格チャートを見る