2026年6月は食品やタイヤ、電気代にわたって幅広い品目で価格が改定されます。スーパーで手に取るお菓子、毎朝使うプロテイン、日々の料理に欠かせない食用油まで、生活に密着した商品が対象です。本記事では値上げ品目を一覧でまとめ、家計への影響と対策をわかりやすく解説します。

結論
2026年6月の値上げ品目数は食品だけで559品目。カルビー・明星・明治・日清オイリオなど主力ブランドが集中改定

菓子・即席麺・プロテイン・食用油・調味料に加え、タイヤ(ミシュラン)と再エネ賦課金の引き上げ(4.18円/kWh)が家計に影響。値上げ前のまとめ買いや節電が有効な対策です。

2026年6月 値上げの全体像

帝国データバンクの調査(食品主要195社、2026年3月31日公表)によると、2026年6月の食品値上げ品目数は559品目です。5月の61品目から急増し、複数の大手メーカーが同月に集中して価格改定を実施します。

559品目
2026年6月 食品値上げ
1,940品目
前年同月(2025年6月)
4.18
再エネ賦課金(過去最高)
食品値上げ品目数 備考
2025年6月 1,940品目 前年同月
2026年4月 2,798品目 2026年最多
2026年5月 61品目 急減
2026年6月 559品目 ←当月
2026年7月 597品目(予定) 東洋水産・サンヨー食品等

前年6月(1,940品目)と比べると約71%減と、大規模な値上げラッシュは落ち着いた水準です。ただし5月(61品目)からは9倍超に増加しており、カルビー・明星食品・明治・味の素といった主力ブランドが一斉に改定を実施する月となります。

値上げの主な要因(帝国データバンク調査)原材料高:99.9%(4年連続9割超、小麦・大豆・菜種等が高止まり)/包装・資材費:81.3%/人件費:66.0%(最低賃金引き上げ)/物流費:61.8%(ドライバー時間外労働規制)

食品(菓子・スナック)の値上げ

カルビー:ポテトチップスなど17品目が値上がり

カルビーは2026年6月1日納品分から、17商品の価格改定を実施します。対象はポテトチップス14品・Jagabee(じゃがビー)3品が中心です。

対象カテゴリ 主な商品 値上げ率
ポテトチップス(14品) うすしお味、コンソメパンチ等 5〜10%
Jagabee(3品) うすしお味(75g)等 約30%

じゃがビー75gは280円前後から370円前後への値上げが見込まれており、30%程度の大幅な改定となります。値上げの主な理由はジャガイモをはじめとする農産物原料の調達コスト上昇です。

ポテトチップスは長期保存が可能なスナック菓子です。賞味期限内に食べ切れる量を目安に、値上げ前のまとめ買いを検討する価値があります。

アサヒグループ食品:ミンティア・和光堂・ディアナチュラなど

アサヒグループ食品は2026年6月1日納品分から、菓子・ベビー関連商品・サプリメント類・健康食品などを約3〜27%値上げします。

カテゴリ 主なブランド 値上げ幅
タブレット菓子 ミンティア 約3〜27%(118円→140円、約19%)
ベビー用品 和光堂 約3〜27%
サプリメント ディアナチュラ 約3〜27%
健康食品 クリーム玄米ブラン 約3〜27%

ミンティアは118円から140円と約19%の値上げとなる見込みです。コンビニやドラッグストアで日常的に購入している方への影響が大きく、定期購入しているサプリメント類は月々のコストへの影響が長期に続くことが考えられます。

食品(即席麺)の値上げ:明星食品

明星食品は2026年6月1日出荷分から、即席袋めん・カップめん・カップスープの価格を改定します。対象は約80品目で、値上げ率はメーカー希望小売価格ベースで6〜10%です。2023年6月以来3年ぶりの改定となります。

商品 現行価格(目安) 改定後(目安) 差額
明星チャルメラ5食パック(各種) 680円 730円 +50円
明星一平ちゃん夜店の焼そば 236円 252円 +16円
明星 中華三昧(各種) 希望小売価格ベースで6〜10%

原材料や包装資材の高騰に加え、物流費・人件費の上昇が要因として挙げられています。なお即席麺大手5社の対応は分かれており、日清食品は4月1日に実施済み、東洋水産・サンヨー食品・エースコックは7月1日に実施予定です。

大手即席麺メーカーの値上げタイミング比較日清食品:4月1日実施済み/明星食品:6月1日/東洋水産・サンヨー食品・エースコック:7月1日予定

食品(調味料・スープ)の値上げ

味の素:スナックスープ・Rumicが15〜17%値上げ

味の素は2026年6月1日納品分から、スナックスープ容器品種10品種および「Rumic」2品種の計12品の出荷価格を約15〜17%引き上げます。

対象 主な商品 値上げ幅
スナックスープ容器品種(10品種) スープDELI®、クノール サクサクdeコパン、クノール ふんわりたまごスープ 等 約15〜17%
Rumic(2品種) Rumic各種 約15〜17%

主原料のトマト等の野菜を中心に原材料価格が高騰しており、加工費・包材費の上昇も継続しています。オフィスランチや軽食として利用される機会が多い商品の値上げは、日々の食費に直接影響します。

キユーピー:ドレッシング・タルタルソースが8〜10%値上げ

キユーピーは2026年6月1日出荷分より、家庭用調味料7品目を価格改定します。

対象 主な商品 値上げ幅
ドレッシング類(5品) テイスティドレッシング(黒酢たまねぎ等) 約8〜10%
タルタルソース類(2品) 具だくさんタルタル、具だくさんレモンタルタル 約8〜10%

ハウスギャバン:スパイス・加工食品など407品目

ハウスギャバンは2026年6月1日納品分から、スパイス・加工食品など407品目の価格を引き上げます。2025年6月の改定以来1年ぶりとなる価格改定で、改定率は非公開です。原材料価格・光熱費・物流費の上昇が主な理由とされています。

カレー粉・ガーリック・パプリカなど日常的に使用するスパイス類は乾燥保存ができるため、まとめ買いに向いているカテゴリです。

食品(プロテイン)の値上げ:明治ザバス

明治は2026年6月1日出荷分から、スポーツ栄養商品21品の出荷価格を約6〜28%引き上げます。

対象 主な商品 値上げ幅
粉末プロテイン(17品) ザバス ホエイプロテイン100シリーズ、ザバス マッスルエリートシリーズ 等 約6〜28%
プロテインバー(4品) ザバス プロテインバーシリーズ 約6〜28%

主な要因はたんぱく原料(ホエイ等)価格の急激な高騰と、物流コストの上昇です。プロテインは日々摂取するため、定期購入ユーザーへの影響は継続的なものとなります。

食品(食用油)の値上げ:日清オイリオが4月に続き追加値上げ

日清オイリオグループは2026年4月の価格改定に続き、6月1日納入分からも食用油の追加値上げを実施します。

対象 値上げ幅
家庭用食用油(日清キャノーラ油等) 11〜15%
業務用食用油 17〜21%
加工食品メーカー向け食用油 17〜21%

追加値上げの背景として、米国環境保護庁(EPA)が2026〜2027年のバイオ燃料混合義務量を大幅引き上げる方針を示したことがあります。これにより植物油の国際需要が急拡大し、大豆油・菜種油の調達コストが一段と上昇しました。4月の改定からわずか2か月での追加値上げという異例の展開です。

食用油は未開封なら賞味期限が約2年と長く、まとめ買いしやすい品目です。ただし開封後は酸化が進むため、使い切れる量での購入をおすすめします。

電気代への影響:再エネ賦課金が過去最高の4.18円/kWhに

6月は食品値上げが家計への主な影響となりますが、電気代でも重要な変化があります。2026年5月検針分(4月使用分)から適用が始まった再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)の引き上げが、6月の電気代請求書に初めて1か月分まるごと反映されます。

項目 2025年度 2026年度 差分
再エネ賦課金単価(/kWh) 3.98円 4.18円 +0.20円

2026年度の単価4.18円/kWhは制度開始(2012年)以来の過去最高値です。月間使用量別の年間負担増は以下の通りです。

月間電力使用量(目安) 年間追加負担(+0.20円/kWh換算)
200kWh(1人暮らし目安) 年間 約480円
260kWh(2人暮らし目安) 年間 約624円
350kWh(3〜4人家族目安) 年間 約840円
500kWh(大家族・オール電化目安) 年間 約1,200円

4月から電気・ガス料金の政府補助が完全終了しています。補助終了の影響と再エネ賦課金引き上げが重なり、5〜6月の請求書で光熱費の増加を実感しやすい時期です。

6月はエアコンの冷房使用が本格的に始まる時期でもあります。エアコンのフィルター掃除(2週間に1度が目安)や扇風機との併用、設定温度の見直しなどで電力消費を抑えることが有効です。

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タイヤの値上げ:ミシュラン・BFグッドリッチが夏タイヤを平均3〜5%値上げ

日本ミシュランタイヤは2026年4月15日、ミシュランおよびBFグッドリッチブランドの国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を引き上げると発表しました。

ブランド 対象 値上げ開始日 値上げ率
ミシュラン 夏タイヤ(乗用車・二輪車・トラック・農機用等) 2026年6月1日 平均3〜5%
BFグッドリッチ 夏タイヤ 2026年6月1日 平均3〜5%
ミシュラン・BFグッドリッチ 冬タイヤ 2026年9月1日 平均3〜5%

今回は2025年2月(平均5〜8%)に続く改定です。合成ゴムなどの原材料調達コスト上昇と地政学的リスクによる輸送コスト増加が要因とされています。なおヨコハマゴムも2026年4月に価格改定を実施しており、タイヤ値上げは業界全体の傾向です。

乗用車4本セットで交換する場合、1本あたり600〜1,000円(1本2万円のタイヤの場合)の値上がりにより、2,400〜4,000円程度の追加負担となる目安です。現在夏タイヤ交換を検討している場合は5月中の購入が一つのタイミングです(実際の小売価格は販売店の在庫状況等により異なります)。

2026年6月 値上げ一覧まとめ表

カテゴリ 企業・ブランド 主な対象品 値上げ率(目安) 適用日
菓子・スナック カルビー ポテトチップス・Jagabeeなど17品 5〜30% 6月1日納品分〜
菓子・サプリ アサヒグループ食品 ミンティア・和光堂・ディアナチュラ等 3〜27% 6月1日納品分〜
即席麺 明星食品 チャルメラ・一平ちゃんなど約80品 6〜10% 6月1日出荷分〜
スープ・調味料 味の素 スープDELI・クノールシリーズ・Rumic等 15〜17% 6月1日納品分〜
ドレッシング キユーピー テイスティドレッシング・タルタルソース等7品 8〜10% 6月1日出荷分〜
スパイス・加工食品 ハウスギャバン スパイス・加工食品など407品 非公開 6月1日納品分〜
プロテイン 明治(ザバス) ホエイプロテイン・プロテインバーなど21品 6〜28% 6月1日出荷分〜
食用油 日清オイリオ 日清キャノーラ油等(家庭用・業務用) 11〜21% 6月1日納入分〜
飲料 不二家 ネクターこだわり白桃・ネクターピーチ 7〜8% 6月1日出荷分〜
業務用小麦粉 ニップン・日清製粉 業務用強力系・中力系・薄力系 75〜100円/25kg 6月20日納品分〜
業務用冷凍食品 カゴメ 国産たまねぎ使用 冷凍食品12品目 最大23.2% 6月1日納品分〜
タイヤ(夏) ミシュラン・BFグッドリッチ 乗用車・二輪車・トラック用等 平均3〜5% 6月1日〜
電気代 各電力会社 再エネ賦課金 4.18円/kWh(過去最高) 前年比+0.20円/kWh 5月検針分〜(6月請求に本格反映)

※各社公式発表・報道ベース。小売価格は販売店により異なります。記事掲載後に追加の値上げ発表が行われる場合があります。情報は2026年5月14日時点のものです。

家計への影響と節約対策

ポテトチップス・即席麺・スパイスといった品目の個別の値上げ幅は数十円〜数百円ですが、複数が同時期に値上がりすることで月々の食費合計への影響は積み上がります。再エネ賦課金の引き上げ分や補助終了後の光熱費増加分が加わると、家庭全体の支出増は月数千円規模に達する可能性があります。

6月は住民税の天引き開始月でもあります6月は前年の所得に基づく住民税の特別徴収がスタートする月です。6月の給与から12回に分けて天引きが始まるため、給料日の手取り額が5月より減ったと感じる方も多くいます。値上げによる支出増と合わせて、6月は家計を見直すタイミングとして活用しましょう。

今からできる節約対策

  • まとめ買い(食品):長期保存できる乾物・缶詰・インスタント食品・食用油・スパイス等は、値上げ前に必要な分だけまとめ買い。過剰な買い占めは保管場所不足と廃棄ロスのリスクがあるため、普段の消費量に応じた合理的な量を目安に
  • 価格比較・クーポン活用:プライシーアプリでAmazon・楽天・Yahooショッピング等の価格を横断比較。まとめ買い用の大容量品も複数ECで比較すると単価を抑えやすい
  • エアコン節電:6月から冷房シーズン開始。フィルター清掃(2週間に1度)で効率を維持し、扇風機との併用や設定温度の見直し(1℃上げると約10%節電)が有効
  • プロパンガスの見直し:LPガスは自由料金制のため、同じ地域でも契約会社によって料金が大きく異なる。比較サービスを活用して現在の契約が相場より高くないか確認することが節約の第一歩
  • タイヤ交換のタイミング検討:夏タイヤ交換を予定している場合、6月1日より前の購入が値上げ前対応の一つ。実際の小売価格は販売店の在庫状況等により異なるため、事前確認を

よくある質問(FAQ)

2026年6月の食品値上げ品目数は何品目ですか?

帝国データバンクの調査(食品主要195社)によると、2026年6月の食品値上げ品目数は559品目です。前年同月(2025年6月:1,940品目)と比べると約71%減と落ち着いた水準ですが、5月(61品目)の約9倍に当たります。カルビー・明星食品・明治・味の素といった身近なブランドが集中して改定する月です。

2026年6月に値上がりする主な食品を教えてください

カルビーのポテトチップス・Jagabee(5〜30%)、明星食品のチャルメラ・一平ちゃんなど即席麺約80品目(6〜10%)、明治ザバスのプロテイン21品(6〜28%)、日清オイリオの食用油(家庭用11〜15%)、味の素のスープDELIなど(15〜17%)、キユーピーのドレッシング類(8〜10%)、ハウスギャバンのスパイス407品などが主な対象です。

2026年6月の電気代への影響はありますか?

2026年度の再エネ賦課金単価が1kWhあたり4.18円(前年比+0.20円)に引き上げられており、制度開始以来の過去最高値です。5月検針分から適用が始まっており、6月の電気代請求書に初めて1か月分まるごと反映されます。月間260kWh使用の場合、年間で約624円の負担増となります。また4月から電気・ガスの政府補助も終了しており、光熱費全体としての増加を実感しやすい時期です。

タイヤは6月から値上がりしますか?

日本ミシュランタイヤとBFグッドリッチは、夏タイヤのメーカー出荷価格を2026年6月1日から平均3〜5%引き上げます。乗用車4本セットで交換する場合、2,400〜4,000円程度の追加負担が目安です(1本2万円のタイヤの場合)。なお冬タイヤは2026年9月1日から改定予定です。ヨコハマゴムも2026年4月に価格改定を実施しており、タイヤ値上げは業界全体の傾向です。

2026年7月以降も値上げは続きますか?

帝国データバンクの調査では2026年7月の食品値上げ品目数は597品目(予定)となっており、東洋水産・サンヨー食品・エースコックなど即席麺大手3社が7月1日に値上げを実施予定です。年間通算で1万5,000品目前後の値上げが続く見通しで、月単位では落ち着いた水準ながら継続的な価格改定は常態化しています。

まとめ

2026年6月 値上げ まとめ

  • 食品値上げ品目数は559品目(帝国データバンク調査)。5月(61品目)から急増し、カルビー・明星食品・明治・味の素など主力ブランドが集中改定
  • カルビー:ポテトチップス14品・Jagabee3品が6月1日納品分から5〜30%値上げ。じゃがビー75gは約90円(+30%)の大幅改定
  • 明星食品:チャルメラ・一平ちゃんなど約80品目が6〜10%値上げ。2023年6月以来3年ぶりの改定
  • 明治ザバス:ホエイプロテインシリーズなど21品が6〜28%値上げ。プロテイン定期購入ユーザーへの影響が継続的
  • 日清オイリオ:食用油を4月に続き6月も追加値上げ(家庭用11〜15%)。米国のバイオ燃料政策変更が背景
  • ミシュランタイヤ:夏タイヤが6月1日から平均3〜5%値上げ。4本セットで2,400〜4,000円の追加負担目安
  • 再エネ賦課金:4.18円/kWh(過去最高)が6月請求書に初めて1か月分まるごと反映。4月の補助終了と重なり光熱費増が実感されやすい時期

値上げのすべてを止めることはできませんが、事前に情報を把握して計画的に行動することが家計を守る第一歩です。まとめ買いや価格比較ツールの活用、節電習慣の見直しを組み合わせて、値上げの影響を少しずつ吸収していきましょう。

記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。