横浜市営バスの運賃値上げが検討されています。2026年5月15日に開会した第2回市会定例会に条例改正案が提出され、2027年1月頃の実施が見込まれています。毎日利用している方にとっては気になるニュースですよね。このページでは、値上げ時期・新運賃・理由・定期券への影響まで、最新情報をまとめてお届けします。

結論
横浜市営バスの値上げ:いつから?いくらに?
実施時期 2027年1月頃見込み(条例改正・国交省認可後)
新運賃(大人) 現行 220円240円(20円値上げ)
現在の状況 2026年5月定例会に条例改正案提出予定。可決後、国交省への認可申請へ
※2026年5月19日時点の情報です。実施日は国土交通省の認可手続き次第で変更になる場合があります。

横浜市営バスの値上げはいつから?

2026年5月時点の最新状況

横浜市交通局は、2026年3月の市議会委員会で市営バスの運賃改定を「可能な限り早期に実施したい」と表明しました。その後、大人運賃を240円に引き上げる方針を決め、2026年5月15日開会の第2回定例会に条例改正案を提出しました

注意:2026年5月19日現在、横浜市営バスの運賃改定はまだ実施されていません。現行運賃は220円(大人)です。市会での条例改正案は審議中です。値上げが実施された際は本記事を更新します。

実施までの手続きの流れ

バスの運賃改定は国土交通大臣の認可が必要です。市会での条例可決だけでは値上げできません。以下のステップを経て初めて実施できます。

1
市会 第2回定例会で条例改正案を審議・可決

2026年5月15日開会予定。可決されなければ手続きは進みません。

2
国土交通大臣に認可申請

乗合バスの運賃は国が管轄する上限運賃の認可が必要です。

3
運輸審議会・消費者庁協議・関係閣僚会議

パブリックコメント・公聴会・意見聴取など複数の手続きが発生します。

4
認可取得・実施運賃届出・値上げ実施

認可後に実施運賃を届け出て、はじめて値上げが実施されます。

上記の手続きには数ヶ月を要するため、条例可決後すぐに値上げとはなりません。横浜市は2027年1月頃の実施を見込んでいますが、手続きの進捗によって前後する可能性があります。

横浜市営バスが上限運賃の認可申請を行うのは、今回が初めてのケースではありません。過去にも消費税増税時に認可申請の手続きを経ていますが、今回は「上限運賃の引き上げ」を伴う本格的な値上げとなります。

新運賃はいくら?220円から240円へ

大人・小児の新旧運賃比較

横浜市営バスの均一区間運賃は、大人220円から240円への改定が方針として示されています。値上げ幅は20円(約9%増)です。また、上限運賃は270円で申請する予定で、将来的に段階的な値上げも視野に入れていると考えられます。

区分 現行運賃(2026年5月現在) 予定新運賃(2027年1月頃〜) 値上げ幅
大人 220円 240円 +20円(+約9%)
小児(小学生以下) 110円 120円(見込み) +10円

※小児運賃は大人運賃の半額が慣例。正式な発表は条例改正時に確認してください。出典:横浜市公式・市営バスの運賃ページ(2025年4月更新)

往復・月間の負担増試算

毎日バスで通勤・通学している方は、どのくらい負担が増えるのでしょうか?ざっくりと試算してみましょう。

🧮 1日往復利用の場合(試算)
1乗車あたりの値上げ幅 +20円
1日往復(2乗車)の追加負担 +40円/日
月20日利用の場合 +800円/月
年間(12ヶ月換算) +9,600円/年

年間で約9,600円の負担増というのは、決して小さくない金額ですよね。定期券を利用している方は後述の「定期券への影響」もあわせてご確認ください。

値上げの理由|1997年以来の大幅改定

赤字の背景:人件費・燃料費が直撃

横浜市営バスは市議会委員会の資料(2026年3月)によると、近年3年連続で赤字が続く見込みとなっています。同資料では2024年3月期(FY2023)の経常赤字が7億4,000万円に達したことが示されています。

赤字の主な要因はこちらです。

  • ドライバーの人材確保のための人件費上昇(処遇改善)
  • 新型コロナ禍で中断していた新車両の購入再開による費用増加
  • 燃料費・修繕費の高騰(物価上昇の影響)

値上げによる増収効果は年間約11億円が見込まれていますが、それでも財務改善は限定的で、抜本的な経営改革も同時に求められています。

なぜ長年据え置かれてきたのか

実は横浜市営バスの運賃は、消費税増税に伴う改定を除けば1997年(平成9年)9月が最後の値上げでした。約28年間にわたって据え置いてきたことになります。

この間、神奈川県内の民間バス各社が相次いで運賃を引き上げてきたのとは対照的です。公営交通として「市民の生活インフラ」という位置づけから、値上げには慎重な姿勢をとってきましたが、累積する赤字と経営健全化の必要性から、今回の決断に至りました。

ポイント:横浜市営バスは長年220円を維持してきましたが、他社が既に240〜250円に値上げ済みです。今回240円への改定後も、神奈川県内の民間バスと同水準に並ぶ形となります。

定期券・1日乗車券への影響

定期券(全線定期券)の値上げ幅試算

現行の定期券料金は横浜市公式(2026年4月1日更新)で確認できます。値上げ後の定期代は条例改正時に正式発表される予定ですが、現行運賃220円に対して240円への改定(約9%増)を前提に概算すると、以下のような負担増が見込まれます。

区分 現行(1ヶ月) 現行(3ヶ月) 現行(6ヶ月) 概算負担増(1ヶ月)
通勤定期 9,900円 28,220円 53,460円 約+900円
通学定期(中学生以上) 6,920円 19,720円 37,370円 約+630円
通学定期(小学生以下) 2,230円 6,360円 12,040円 約+200円
シニアパス(65歳以上) 19,720円 37,370円 (3ヶ月で約+1,800円)

※概算負担増は約9%の値上げとして計算した参考値です。値上げ後の正式な定期券料金は横浜市交通局の発表をご確認ください。

通勤定期を利用している方は、月約900円・年間約10,800円の負担増となる見込みです。値上げ実施前に長期定期券を購入しておくのも選択肢のひとつですね。

1日乗車券・みなとぶらりチケットへの影響

現行の1日乗車券の料金は以下のとおりです。運賃改定時に価格が変更となる可能性がありますが、2026年5月時点では横浜市公式ページ(2026年4月1日更新)の料金のまま据え置かれています。

種類 大人料金 小児料金 何回で元が取れる?
市営バス1日乗車券 600円 300円 値上げ後は3回乗車(240円×3=720円)で元取れ
市営地下鉄1日乗車券 740円 370円 (地下鉄運賃による)
地下鉄・バス共通1日乗車券 830円 420円 (地下鉄・バス組み合わせ)

市営バス1日乗車券(600円)は、値上げ後の240円で計算すると、3回乗車(720円分)で元が取れます。観光やお出かけで横浜市内をあちこち移動する日には、お得になるケースが増えそうです。

注意:1日乗車券の料金自体も、運賃改定にあわせて変更となる可能性があります。改定後の価格は横浜市交通局の正式発表でご確認ください。

神奈川県内バス各社の運賃比較

横浜市営バスの値上げを他の神奈川・横浜エリアのバス会社と比較すると、以下のようになります。実は多くの民間バスが一足先に値上げを済ませています。

事業者 改定日 改定前 現行(実施運賃) 備考
小田急バス 2024年3月・2025年10月 220円 250円(現金)/ 240円(IC) 2段階値上げ済み
東急バス 2024年6月・2025年10月 220円 250円(現金)/ 240円(IC) 2段階値上げ済み
相鉄バス 2025年3月 220円 240円 均一区間
京急バス 2025年3月 220円 240円(横浜市内)/ 250円(川崎・東京) 横浜市内均一のみ240円
神奈中バス 2026年4月4日 220円 240円 上限270円で申請
江ノ電バス 未実施 220円 220円 値上げ動向を注視
横浜市営バス 2027年1月頃見込み 220円 → 240円予定 上限270円で申請予定

※出典:横浜市議会委員会資料(2026年3月)。R=令和(R6=2024年、R7=2025年、R8=2026年)。各社の公式発表をもとに作成。

神奈川県内では、多くの民間バス会社がすでに240円(または250円)に値上げを完了しています。横浜市営バスが2027年1月頃に240円へ改定されれば、民間バスとほぼ同水準となります。

値上げに備えた節約術

ICカード(PASMO・Suica)をフル活用する

横浜市営バスでは現行220円は現金・ICカードともに同額ですが、他社バスではICカード利用が現金より安いケースがあります(東急バス・小田急バスなど)。値上げ後に横浜市営バスもIC運賃と現金運賃を分けて設定する可能性もゼロではないため、日頃からICカードを使う習慣をつけておくとよいでしょう。

また、ICカードにはオートチャージ機能もあります。チャージ切れで現金払いになることがないよう、PASMOオートチャージサービスの活用もおすすめです。

1日乗車券・定期券を活用する

同じ日に3回以上バスを利用する場合は、市営バス1日乗車券(現行600円)が単純乗車より得になります。また、月15日以上通勤や通学でバスを利用する方は、定期券を検討してみてください。

よくある質問

横浜市営バスはいつから値上げですか?

2026年5月19日時点では、2027年1月頃の実施が見込まれています。2026年5月15日開会の第2回市会定例会で条例改正案が提出されており、可決後に国土交通省への認可申請を行います。認可手続きに数ヶ月かかるため、実際の値上げは2027年1月頃になる見込みです。手続きの進捗によって時期が変わる可能性があります。

値上げ後の運賃はいくらになりますか?

大人220円から240円への改定が方針として示されています。値上げ幅は20円(約9%増)です。小児運賃は半額となる120円になると見込まれています(正式発表を確認してください)。また、上限運賃は270円で申請する予定のため、将来的にさらに値上げされる可能性もあります。

なぜ値上げするのですか?

主な理由は、人件費の上昇・燃料費高騰・車両修繕費の増加などによる収支悪化です。2024年3月期の経常赤字は約7.4億円に達しており、このまま改定しなければ経営健全化基準を超える見通しです。横浜市営バスは消費税増税を除けば1997年(平成9年)以来、約28年間運賃を据え置いてきましたが、経営改善のためやむをえない判断となりました。

定期券も値上がりしますか?

運賃改定にあわせて定期券料金も改定される予定です。正式な定期券の新料金は、条例改正時に横浜市交通局から発表されます。通勤定期(現行1ヶ月9,900円)は約9%増の約10,800円前後になると概算されますが、確定額は公式発表をご確認ください。

子どもの運賃も上がりますか?

小児運賃は大人運賃の半額が慣例です。大人が240円になれば、小児は120円になると見込まれています。なお1歳未満のお子様は現行も無料です。また保護者(6歳以上)に同伴の幼児(1歳以上6歳未満)は保護者1名につき2名まで無料というルールも引き続き適用される見込みです(正式発表要確認)。

まとめ

横浜市営バス 値上げ まとめ

  • 値上げ時期は2027年1月頃見込み。条例改正・国交省認可手続き完了後に実施
  • 新運賃(大人)は220円 → 240円(20円値上げ・約9%増)
  • 毎日往復利用で月+800円・年+9,600円の負担増(通勤定期は約+900円/月)
  • 値上げ理由は3年連続赤字・人件費上昇・燃料費高騰。1997年以来28年ぶりの本格的値上げ
  • 神奈川県内の民間バス各社はすでに240〜250円に値上げ済み。市営バスも同水準になる
  • 対策として、ICカード活用・1日乗車券(600円)の活用・定期券購入のタイミングを検討する

値上げ情報は条例改正・認可手続きの進捗に応じて随時更新されます。最新情報は横浜市交通局の公式サイトでもご確認ください。

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