「最近イオンで買い物したら高くなった気がする…」「トップバリュって値上げしたの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。このページでは、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の価格改定の歴史を2022年から2026年まで時系列でまとめ、なぜ値上がりを抑えられるのか・今後の見通しはどうなのかを解説します。

結論
トップバリュは「値上げ」より「値下げ」が続いています
食品・日用品全体の値上がりが続く中、トップバリュは2022年の3品目値上げ以降、複数回にわたり大規模な値下げを実施しています。2025年は4月(75品目、最大21%値下げ)・10月(60品目、最大34%値下げ)と2度の値下げを断行。2026年5月11日には食品約3,500品目を8月末まで値上げしない「価格凍結宣言」を発表しています。
値上げした? 2022年6月に3品目のみ値上げ。その後は値下げ路線が続いています
2025年10月は? 10月1日から60品目を最大34%値下げ(他ブランドが値上げする中、逆方向)
2026年は? 2026年5月11日、食品約3,500品目を8月末まで値上げしない「価格凍結宣言」を発表済み

トップバリュは値上げした?2022〜2026年の価格改定まとめ

「値上げ」のキーワードで検索している方の多くは「最近トップバリュが高くなった気がする」という実感をお持ちかもしれません。実際のところを2022年から順番に整理してみましょう。

2022年6月
3品目のみ値上げ・約5,000品目は据え置き植物油脂・小麦の原料価格高騰と急激な円安を背景に、ベストプライスシリーズのマヨネーズ400g(158→198円)、ノンフライ麺(58→68円)、外箱を省いたティシューペーパー(188→195円)の3品目のみを値上げ。食料品・日用品等の約5,000品目は据え置きとしました。
2023年
値下げへの転換が始まる2023年9月に31品目、同年12月13日に29品目と、複数回にわたり値下げを実施。物価高が長期化する中、イオンは「値上げしないPB」の姿勢を強化し始めました。
2024年
36品目・28品目・100品目増量と値下げが続く2024年1月に36品目(3〜23%)、同年3月27日にサラダ油やマヨネーズなど28品目を値下げ。11月中旬にはさらに一部商品の値下げと約100品目の増量を実施し、実質的な値下げ効果を狙いました。
2025年4月9日
75品目を最大21%値下げ(春の大型値下げ)イオンは全国約10,000店舗で75品目を4〜21%値下げ。冷凍食品・調味料・サラダ油・ティッシュペーパーなど、新生活で使う商品が中心。値下げ後の初週は対象商品の売上が前月比平均1.5倍に達し、エクストラバージンオイルは3.8倍、マヨネーズは2.5倍を記録しました。
2025年10月1日
60品目を最大34%値下げ(秋の大型値下げ)一般の食品メーカー195社が合計3,024品目を値上げする中、イオンは逆に60品目を約2〜34%値下げ。早ゆでスパゲッティ・冷凍ブロッコリー・ロースハムなど生活必需品が中心で、値下げ幅の平均は10〜15%でした。
2026年5月11日
「価格凍結宣言」— 食品3,500品目を8月末まで値上げしない方針を発表日本経済新聞の報道によれば、イオンは2026年5月11日、トップバリュ全体の3〜4割程度にあたる食品約3,500品目を8月末まで値上げしないと発表。他の食品メーカーが相次いで価格改定を進める中での"凍結宣言"として大きく注目されました。9月以降は「どうしても無理なものは値上げするが、包装材の削減等で対応を進めたい」としています。

この流れを見ると、2022年の3品目値上げ以降、トップバリュは「値下げ」を基本路線としていることがわかります。他ブランドの食品が値上がりする中、トップバリュとの価格差はむしろ拡大している状況です。

なぜトップバリュは値上げを抑えられるのか?3つのPB戦略

原材料費や物流費が上がる中、なぜトップバリュは値下げを続けられるのでしょうか。イオンが公式プレスリリースで公開している「コツコツコスパ」戦略を見ると、PBならではのコスト削減の仕組みが明確に説明されています。

01
計画生産と全量買い取り
グループ各社の需要を集約し、製造委託先へ計画的に発注。さらに発注量を全量買い取ることで、製造委託先の余剰在庫をゼロにし、コスト発生を防いでいます。
02
中間流通コストを削減
製造委託先から直接商品を引き取り、イオングループの店舗へ配荷。卸売業者を介さないことで、中間コストを最小限に抑えています。
03
広告費・営業費がゼロ
自社商品を自社グループで販売するため、テレビCMなどの広告費・営業費が不要。削減できたコストをそのまま価格に反映しています。

メーカー品の値上げが続く背景には、原材料費・円安・人件費・物流費の「四重苦」があります。しかしトップバリュは製造から販売までを一元管理しているため、メーカー品と比べてコスト削減できる余地が大きいのです。これがPBが物価高に強い最大の理由です。

【2025年10月版】トップバリュ値下げ品目一覧

サブキーワード「トップバリュ 値上げ 10月」で調べている方が多いですが、2025年10月1日はトップバリュの「値下げ」実施日でした。世間では一般食品の大規模値上げが行われていた時期にもかかわらず、60品目が値下げされた点が注目されました。

品名 内容量 旧価格(税抜) 新価格(税抜) 値下げ率
早ゆでスパゲッティ 3分 500g 198円 178円 約10%
中華炒めないの素 各種 1人前×2袋 198円 178円 約10%
グリーンアイオーガニック ブロッコリー(冷凍) 200g 178円 168円 約6%
ロースハム 160g(40g×4) 298円 278円 約7%
炭火焼鳥盛合わせ たれ(冷凍) 210g 398円 358円 約10%
ベストプライス ブルーベリー(冷凍) 500g 628円 598円 約5%
ジッパーバッグ M・L M45枚/L30枚 348円 298円 約14%
水切りごみ袋 ストッキングタイプ 100枚 458円 378円 約17%
ISCC不織布立体マスク 30枚 798円 598円 約25%
昆布香るつゆ 1000ml 248円 238円 約4%
あらびきポークステーキ 145g 298円 278円 約7%
MSC認証 にしんのオニオンバターソース 4切 238円 198円 約17%
冷やしぶっかけとろろそば 1食 398円 378円 約5%
竹パルプハンドペーパー 150組×3 288円 278円 約3%

出典:イオン株式会社プレスリリース(2025年9月30日)。価格は標準小売価格(税抜)。店舗により異なる場合があります。

トップバリュ主要商品の価格推移チャート

Amazonでも購入できるトップバリュ商品の価格動向を、プライシーの価格チャートで確認してみましょう。値下げのタイミングや、イオン店舗と比べたときの参考にもなります。

物価高でも家計を守る!トップバリュの賢い使い方

値上げが続く食品・日用品費を抑えるために、トップバリュを上手に活用するポイントをご紹介します。

ベストプライスシリーズから始める節約法

トップバリュの中でも最もコストを抑えたシリーズが「ベストプライス」です。スパゲッティ・マヨネーズ・ティッシュペーパー・ラップなど、日常的に消費する品目を中心にラインナップされています。まずは毎週消費量が多いアイテム(調味料・乾物・トイレットペーパー等)から置き換えを試してみると、効果を実感しやすいでしょう。

プライシーアプリで価格変動をリアルタイムにチェック

イオン店頭でのトップバリュ価格は公式サイトで確認できますが、Amazonや楽天など複数のECサイトにまたがる価格変動を追いたい場合は、プライシーが便利です。価格チャートで値下がりの推移を確認したり、値下がり通知を受け取ったりすることで、最適なタイミングでの購入が可能になります。

節約のコツ:トップバリュの値下げは春(4月頃)と秋(10月頃)に大型実施される傾向があります。この時期にまとめ買いするのも一つの方法です。ただし食品の場合は賞味期限を確認してから購入しましょう。

よくある質問

トップバリュは2025年に値上げしましたか?

2025年においてトップバリュは値上げではなく、大規模な値下げを2回実施しています。2025年4月9日に75品目(最大21%)、2025年10月1日に60品目(最大34%)をそれぞれ値下げしました。2022年6月の3品目値上げ以降、基本的に値下げ路線が続いています。

トップバリュが安い理由は何ですか?

イオンが独自開発・販売するプライベートブランドであるため、①計画生産と全量買い取りによる余剰コストゼロ、②製造委託先からの直接配荷による中間流通コストの削減、③広告費・営業費がかからない自社販売、という3つの仕組みでコストを削減しています。グループ全体の大きな販売量があるからこそ成立する低価格戦略です。

2025年10月に値下げされたトップバリュの商品は?

2025年10月1日より60品目が値下げされました。主な商品は早ゆでスパゲッティ(178円)、冷凍ブロッコリー(168円)、ロースハム(278円)、ジッパーバッグ(298円)、立体マスク30枚(598円)などです。値下げ幅は約2〜34%で、平均10〜15%の値下げとなっています。

2026年以降もトップバリュは値下がりを続けますか?

2026年5月時点では、イオンが食品約3,500品目を2026年8月末まで値上げしないと発表しています。9月以降については「どうしても無理なものは値上げするが、包装材削減等で対応する」との方針です。原材料費や円安の動向次第で変わる部分もありますので、最新情報はイオン公式サイトやプレスリリースでご確認ください。

まとめ

トップバリュの価格動向 まとめ

  • 2022年6月に3品目のみ値上げ。その後は値下げ路線へ転換
  • 2025年は春(75品目・最大21%)・秋(60品目・最大34%)と2度の大型値下げを実施
  • 2026年8月末まで食品約3,500品目を値上げしない方針を公式発表
  • 安さの秘密は「計画生産・全量買い取り・中間流通省略・広告費ゼロ」のPB構造
  • 物価高が続く今、トップバリュのベストプライスシリーズは家計節約の強い味方

他の食品ブランドの値上げが止まらない中、トップバリュは逆に値下げを積極的に進めています。「いつの間にか高くなった」と感じるものがあれば、トップバリュのベストプライスシリーズと比較してみると節約になるかもしれません。

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