「Amazonアカウント削除」で調べているということは、Amazonをやめたい、もしくは作り直したいと考えている方が多いのではないでしょうか。ただ、削除は一度実行すると取り消せない操作です。この記事では、削除と退会・閉鎖の違い、削除前に確認すべきこと、スマホ・PCでの具体的な手順、削除するとできなくなること、そして「本当に削除すべきか」の判断基準まで、順番に整理して解説します。
Amazonアカウントの削除とは?退会・閉鎖との違いを結論から解説
Amazonの公式ヘルプでは、アカウント削除の手続きを「Request the Closure of Your Account and the Deletion of Your Personal Information(アカウントの閉鎖と個人情報の削除のリクエスト)」と呼んでいます。日本語のガイド記事やニュースサイトでは「削除」「退会」という表現がよく使われますが、いずれも同じ操作を指していると考えて問題ありません。
本記事の内容は2026年7月時点でWeb上の複数の情報源とAmazon公式ヘルプをもとに確認したものです。Amazon側の手続き画面の文言やボタンの配置は予告なく変更されることがあるため、実際の操作時は表示されている案内に沿って進めてください。
Amazonアカウントを削除する前に確認すべきこと
削除手続き自体はシンプルですが、一度削除すると取り消せません。手続きを始める前に、以下の項目を確認しておきましょう。
- 未発送の注文がないか(削除手続きをすると自動的にキャンセルされます)
- 返品・返金の手続き中の注文がないか(削除後は返品・返金の申請ができなくなります)
- Amazonギフト券やAmazonポイントの残高(削除すると失効し、他のアカウントへの移行もできません)
- プライム会員・Kindle Unlimited・Amazon Music Unlimitedなど有料サービスの解約(先に個別で解約しておくとスムーズです)
- Amazon PhotosやAmazon Driveに保存している写真・データのダウンロード
- 領収書や購入証明の印刷・保存(削除後は注文履歴から発行できなくなります)
特に有料サービスは、アカウントを削除すれば自動的に退会扱いにはなるものの、返金対応にはならないケースがあります。無駄な支払いを避けるためにも、先に個別で解約手続きを済ませておくのがおすすめです。
Amazonセラーセントラルの出品者アカウントや、Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)のアカウントは、通常のアカウント閉鎖ページからは削除できません。それぞれ専用のカスタマーサポート窓口への問い合わせが必要です。
Amazonアカウントを削除する手順(スマホ・PC共通)
Amazonアカウントの削除は、スマホアプリ・スマホサイト・PCサイトのいずれからでも、基本的に同じ流れで進められます。専用の「アカウント閉鎖ページ」にアクセスして手続きする方法が最もシンプルです。
Amazon公式の「アカウント閉鎖ページ」(amazon.co.jp/privacy/data-deletion)にアクセスし、削除したいアカウントでサインインします。トップページから「ヘルプ」→「アカウント設定」→「アカウントを閉じる」と辿ってもたどり着けます。
削除によって影響を受けるサービス(プライム会員資格、Kindleコンテンツなど)の一覧が表示されるので、内容を確認します。
ドロップダウンメニューから削除理由を選べます。必須ではありませんが、選択を求められる場合があります。
注意事項を確認したうえで、「はい、Amazonアカウントの完全な閉鎖と、個人データの削除を希望します」という項目にチェックを入れます。
ボタンをクリックすると、登録しているメールアドレスまたは電話番号宛に確認の連絡が送られます。
メールまたはSMSに記載された「アカウント閉鎖の確認」のリンクをタップすると手続きが進みます。この確認は5日以内に行う必要があります。
確認手続きが完了すると、通常48時間以内に「削除完了」を知らせるメールが届きます。48時間を過ぎても届かない場合は、後述のカスタマーサービスに問い合わせてみましょう。
電話・チャットで削除を依頼する方法
Web上の手続きが分かりにくい場合は、Amazonカスタマーサービスに電話やチャットで削除を依頼することもできます。ただし、ユーザー側からAmazonへ直接電話をかけることはできない仕組みになっており、アプリやサイトの問い合わせページから「今すぐ電話をリクエストする」を選んで、Amazon側からの折り返しを待つ形になります。すでにログインできない状態でアカウントの削除だけ確認したい場合は、Amazonカスタマーサービス(0120-893-543、24時間365日対応)に直接電話することも可能です。
Amazonアカウントを削除するとどうなる?できなくなること一覧
Amazonアカウントを削除すると、Amazon本体のサービスだけでなく、Amazonが提供する関連サービス・デジタルコンテンツもまとめて利用できなくなります。主なものを表にまとめました。
| カテゴリ | 具体的に失われるもの |
|---|---|
| 購入・注文関連 | 注文履歴、ほしい物リスト、領収書・購入証明の発行、返品・返金手続き |
| ポイント・ギフト券 | Amazonポイントの残高、Amazonギフト券の残高(いずれも他アカウントへの移行不可) |
| 有料会員サービス | Amazonプライム、Prime Student、Kindle Unlimitedなどの会員資格(自動的に退会扱いになります) |
| デジタルコンテンツ | 購入済みのKindle本、Prime Videoの視聴履歴・購入作品、Amazon Music、Audibleのコンテンツ、Amazonアプリストアの購入履歴 |
| クラウドデータ | Amazon Photos・Amazon Driveに保存した写真や動画 |
| デバイス | Echo、Fire TV、Kindle端末のログイン(端末自体は別アカウントに再登録すれば再利用可能) |
| 決済 | Amazon Payを使った外部サービスでの決済、Amazon Mastercardのポイント還元などの特典 |
二度と復元できない
ここが最も重要なポイントです。Amazonアカウントは一度削除すると、いかなる方法でも復元できません。もう一度Amazonを利用したくなった場合は、新しくアカウントを作り直す必要があります。「一時的にやめたいだけ」「また使うかもしれない」という場合は、削除ではなく後述の対処法を検討することをおすすめします。
ユーザー側から見ると、削除後はアカウントの情報に一切アクセスできなくなります。ただしAmazonの公式ヘルプによると、不正防止や法令上の義務対応のため、注文に関連する一部のデータは削除後も一定期間Amazon社内に保持される場合があるとされています。保持期間などの詳細は公表されていませんが、「削除=ユーザー側からのアクセスが完全になくなる」という理解をしておくのが実務的です。
Amazonアカウントは削除すべき?判断に迷ったらチェック
「本当に削除していいのか迷っている」という方向けに、判断の目安を整理しました。
- 今後Amazonを一切使う予定がない
- 個人情報や購入データを完全に残したくない
- ギフト券・ポイントの残高がない、または使い切った
- アカウントが乗っ取られており、作り直した方が早い
- プライム会費だけ止めたい(プライムのみ解約でOK)
- 不正アクセスやセキュリティが不安なだけ
- 一時的に使わないだけで、また利用する可能性がある
- ポイントやギフト券の残高がまだ残っている
不正アクセスが心配な場合は、パスワードを他のサービスと使い回さない固有のものに変更し、2段階認証(ログイン時にパスワードに加えてワンタイムパスワードを求める設定)を有効にすることで、アカウントを残したまま安全性を高められます。また、休眠中のアカウントを放置していても、それ自体で料金が発生することはありません。
Amazonアカウントが削除できないときの原因と対処法
手続きを進めようとしても削除できない場合、以下のような原因が考えられます。
- 配送中・処理中の注文が残っている
- 未払いの請求や支払いに関する問題がある
- アカウントが何らかの理由で一時停止されている
- ログイン中のアカウントが、削除したい本人のアカウントと異なっている
該当する項目がある場合は、まず注文状況や支払い状況を確認し、問題を解消してから改めて手続きを試してみましょう。それでも解決しない場合や、そもそもログインができない状態の場合は、Amazonカスタマーサービス(電話・チャット)に直接問い合わせるのが確実です。すでにアカウントにログインできない状態であれば、0120-893-543(24時間365日)に電話して状況を伝えましょう。
削除後の再登録はできる?よくある質問
いいえ、復元はできません。Amazonアカウントは一度削除すると二度と元に戻せない仕様になっています。再びAmazonを利用したい場合は、新しくアカウントを作り直す必要があります。
削除から一定期間が経てば、同じメールアドレスで新しいアカウントを作成できるようになります。ただし削除した直後はすぐには使えず、数日から数週間ほどの待機期間が必要とされています。正確な日数はAmazonから公式に発表されていないため、急いで作り直したい場合は別のメールアドレスを使うのが確実です。
アカウントを削除すれば基本的に配信も止まりますが、削除手続きが完了するまでに数日かかるケースもあります。確実に止めたい場合は、削除前に「情報配信サービスの設定」からEメール・郵送物の配信をオフにしておくと安心です。
はい、可能です。Amazonアプリやサイトの問い合わせページから「電話をリクエスト」する形でカスタマーサービスに依頼するか、チャットで相談することもできます。ユーザー側から直接Amazonへ電話をかけることはできない点に注意してください。
いいえ、通常の「アカウント閉鎖ページ」からは削除できません。Amazonセラーセントラルの出品者アカウントや、Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)のアカウントは、それぞれ専用のカスタマーサポート窓口に問い合わせて手続きする必要があります。
まとめ
- 「削除」「退会」「閉鎖」はAmazonでは同じ意味。手続きは「アカウント閉鎖ページ」から5〜10分ほどで完了する
- 削除すると注文履歴・ギフト券残高・デジタルコンテンツなどがすべて失われ、復元は一切できない
- プライム会費だけ止めたい場合や、セキュリティが不安なだけの場合は、アカウントを削除しなくても対処できる
- 削除前には、未発送注文や有料サービスの解約状況、ギフト券残高を必ず確認しておく
