「Amazonの購入履歴を削除したい」「家族に見られたくない」と考えて方法を探しても、なかなか解決策が見つからないかもしれません。Amazonの注文履歴はもともと削除できない仕様で、さらに2025年春には「非表示」機能まで廃止されています。この記事では、廃止日が2説に分かれて紹介されている理由を当時の告知から確認したうえで、削除できる履歴の種類と手順、見られたくない場合の現実的な対策を整理します。
Amazonの購入履歴(注文履歴)は削除できません。非表示にする機能も2025年春に廃止されています。
削除できるのは「閲覧履歴」「再び購入リスト」「おすすめ商品」のみです。注文履歴を他人に見られたくない場合は、アカウントを分ける、共有端末ではログアウトするなどの対策で対応する必要があります。
Amazonの購入履歴(注文履歴)は削除できる?結論から解説
結論として、Amazonでは購入履歴(注文履歴)を個別に削除する機能は提供されていません。注文した商品の記録は、返品対応やトラブル発生時の確認のためにAmazon側で保持される仕組みになっており、利用者が任意に消すことはできない仕様です。
「削除できないなら非表示にしよう」と考える方も多いですが、以前あった「注文を非表示にする」機能も、後述の通りすでに廃止されています。現時点(2026年8月)でAmazonの公式ヘルプページを確認しても、非表示にする操作自体は案内されておらず、過去に非表示にしていた注文を確認する手順のみが残っている状態です。
非表示機能はいつ廃止された?廃止の経緯と現状
Amazonの「注文を非表示にする」機能について、ネット上の情報では廃止日が「2025年4月30日」「2025年5月15日」の2説に分かれて紹介されています。どちらかが誤りというわけではなく、Amazonの機能ページには実際にこの2つの日付の告知が順に掲示されていました。
告知は2025年4月30日と2025年5月15日の2種類が出ていました。
機能ページに当初掲示されたのは「2025年4月30日以降、注文を非表示にすることができなくなります」という告知でした。のちに同じ文面で、日付だけが「2025年5月15日以降」に変わったものが掲示されています。
サイトによって記載されている日付が違うのは、それぞれが掲示されていた時期の異なる告知を参照しているためです。「◯月◯日に廃止された」と1つの日付だけで判断すると、実際の経緯とはずれます。
この記事で確認したもの
- 注文を非表示にする(Amazonカスタマーサービス/2026年8月2日確認)
- INTERNET Watch(2025年5月14日/掲示されていた告知文を掲載)
- Amazonの注文履歴画面(2026年8月2日にパソコンのブラウザで確認)
過去に非表示にした注文は2025年8月19日にまとめて再表示された
非表示機能そのものが使えなくなったあとも、それ以前に非表示にしていた注文がどう扱われるかは当初明言されていませんでした。その後、2025年8月19日以降、過去に非表示にしていた注文もすべて通常の注文履歴画面にまとめて表示されるようになったことが報じられています。専用の「非表示にした注文」ページも現在はアクセスできません。
プレゼントなど、見られたくない注文をかつて非表示にしていた方は注意が必要です
2025年8月19日以降は、それらの注文も通常の注文履歴の検索・絞り込みでヒットするようになっています。アカウントを共有している家族がいる場合、意図せず見られる可能性があります。
注文履歴の画面に今できる操作を確認しました
実際にAmazonの注文履歴を開き、各注文カードに表示される操作をすべて書き出しました(2026年8月2日時点・パソコンのブラウザで確認)。
| 注文カードにある操作 | できること |
|---|---|
| 再度購入/カートに入れる | 同じ商品をもう一度買う |
| 商品を表示/注文内容を表示 | 商品ページ・注文の詳細を開く |
| 領収書等 | 領収書を表示・印刷する |
| 配送状況を確認 | お届け状況を追跡する |
| 商品の返品または交換 | 返品・交換を申し込む |
| 商品レビューを書く/出品者を評価 | レビュー・評価を投稿する |
| ギフトレシートを共有する | 贈り先にギフトレシートを送る |
| 商品について質問する | 出品者に問い合わせる |
並んでいるのはこの8種類だけで、「削除」「非表示にする」「アーカイブ」にあたる操作は1つもありませんでした。ページ全体を検索しても、これらの語は見つかりません。注文履歴から注文を消す手段は、画面上に用意されていないということです。
なぜ購入履歴は削除・非表示にできない仕様なのか
Amazonが購入履歴を削除できない仕様にしている正式な理由は公表されていませんが、非表示機能が廃止された背景としては、第三者にアカウントを不正利用された際、非表示機能を使って発覚を遅らせる手口が報告されていたことが対策の一因とみられています。注文記録を残すこと自体が、不正利用やトラブル発生時に購入者・販売者双方を守る役割を果たしていると考えられます。
購入履歴を他人に見られたくない場合の対策
非表示機能がなくなった以上、「注文履歴そのものを隠す」ことはできません。代わりに、そもそも他人にアカウントの中身が見えない環境をつくることが現実的な対策になります。状況に応じて、以下の方法を組み合わせて検討してください。
個別のAmazonアカウントを使う
家族や同居人と同じAmazonアカウントを共有している場合、注文履歴もそのまま共有されてしまいます。最も根本的な対策は、自分専用のAmazonアカウントを新たに作成し、共有をやめることです。
共有端末では利用のたびにログアウトする
自分専用のアカウントを使っていても、家族と共有しているパソコンやタブレットでログインしたままにしていると、他の人がそのままアクセスできてしまいます。利用後は毎回ログアウトする習慣をつけることで、リスクを抑えられます。スマホアプリの場合も、アカウントメニューからサインアウトが可能です。
Amazonプライムの家族会員制度を使う
Amazonプライムには、同居家族(2名まで)と特典を共有できる「家族会員」の仕組みがあります。Amazonカスタマーサービスで案内されている共有対象は、次の3つです(2026年8月2日時点)。
- お急ぎ便が無料
- お届け日時指定便が無料
- プライム会員限定先行タイムセール
共有されるのは配送に関する特典で、購入履歴の共有は含まれていません。家族会員は本会員とは別のAmazonアカウントとして登録される仕組みのため、通常は購入履歴もそれぞれのアカウントで個別に管理されると考えられます。ただし、購入履歴が共有されない旨がAmazonの公式ヘルプで明確に説明されているわけではないため、心配な場合はアカウントを完全に分けたうえで家族会員に招待する方法が確実です。
家族会員の設定はパソコンからのみ行えます
公式ヘルプには、スマートフォンやタブレットからは特典共有の設定ができないと記載されています。
どうしても消したい場合はアカウント削除も選択肢
特定の注文履歴だけを消すことはできませんが、Amazonアカウント自体を閉鎖すれば、そのアカウントに紐づく購入履歴を含めた個人情報の削除をAmazonにリクエストできます。ただし、アカウントを閉鎖すると復元はできず、Kindleの購入コンテンツやプライム特典など、そのアカウントに関連するすべてのサービスが利用できなくなります。どうしても履歴自体を残したくない場合の最終手段として検討してください。
配送先・受取方法を工夫する
「注文履歴」そのものではなく「届いた荷物を見られたくない」ことが主な悩みであれば、配送先を自宅ではなくコンビニなどの受取先に指定する方法も有効です。自宅に荷物が届かないため、家族に気づかれるリスクを減らせます。ほしい物リストなど、住所につながる情報の扱いが気になる方は、あわせて以下も参考にしてください。
注文履歴が見当たらない・消えたように見えるときの対処
「削除した覚えがないのに注文履歴が見当たらない」という場合、実際には削除されたのではなく、表示条件によって一覧から外れているだけのことがあります。Amazonの注文履歴ページは、期間や注文タイプ(未発送・キャンセル済みなど)で絞り込み表示する仕様になっているため、まずは以下を確認してください。
表示期間の設定を確認する注文履歴ページの期間指定が直近の期間になっていないか確認し、対象の注文をした時期を含む範囲に広げて再検索する
未発送・キャンセル済みタブを確認する通常の一覧ではなく、未発送やキャンセル済みの注文をまとめたタブに分類されていないか確認する
キーワード検索で探す商品名や注文番号がわかる場合は、注文履歴ページの検索窓から直接探す
上記を確認しても表示されない場合、まれにAmazon側の表示が一時的に乱れることがあるとされています。ログアウト・再ログインやアプリの再起動を試したうえで、それでも改善しない場合はAmazonのカスタマーサービスに問い合わせることをおすすめします。
よくある質問
Amazonの公式ヘルプでは、商品の「閲覧履歴」をオン・オフする機能は案内されていますが、検索窓に残る検索履歴専用の削除機能は見当たりません。検索候補として表示される履歴を消したい場合は、利用しているブラウザやアプリ側のキャッシュ・入力履歴の削除機能で対応することになります。
おすすめ商品は戻せます。公式ヘルプでは「興味がありません」に入れた商品を、おすすめに再び表示できると案内されています。一方、削除した閲覧履歴を元に戻す手順は公式ヘルプに見当たりません。
Kindleの購入・閲覧に関する履歴は、通常のAmazon注文履歴とは別画面で管理されています。Kindle特有の確認・削除方法については、以下の関連記事で詳しく解説しています。
はい、キャンセルした注文も注文履歴の記録として残ります。他の注文履歴と同様に削除する方法は用意されていないため、通常の注文と同じ扱いになると考えておきましょう。
まとめ
- Amazonの注文履歴(購入履歴)は削除も非表示もできません。非表示機能は2025年春に廃止されています。
- 過去に非表示にしていた注文も、2025年8月19日以降は通常の注文履歴に統合されています。
- 削除できるのは「閲覧履歴」「再び購入リスト」「おすすめ商品」のみです。
- 他人に見られたくない場合は、アカウントを分ける、共有端末ではログアウトするなど、環境そのものを整える対策が現実的です。
