アメックス(アメリカン・エキスプレス)で貯まる「メンバーシップ・リワード」ポイントは、マイルやホテルポイント、カード利用代金への充当など交換先が豊富な一方、選択肢が多すぎてどれが一番お得なのか迷ってしまいますよね。この記事では、交換先ごとのレートを横並びで比較し、結局どこに交換するのが一番得なのかを結論から解説します。

結論
アメックスポイント、結局どこに交換するのが一番お得?

あなたの使い道に合わせて、以下から選ぶのがおすすめです。

旅行によく行く ANAマイルへ移行 → プラス加入時は1,000ポイント=1,000マイルと等価交換
上限を気にしたくない 海外提携航空会社のマイルへ移行 → 追加料金なし・上限なしで1,250ポイント=1,000マイル
日常使いで消化したい カード利用代金・年会費への充当 → プラス加入時は1ポイント=最大1円相当

アメックスのポイント「メンバーシップ・リワード」とは?基本をおさらい

交換先を比較する前に、まずはアメックスのポイント制度そのものを確認しておきましょう。アメックスのポイントプログラムは「メンバーシップ・リワード」と呼ばれ、カードの利用金額に応じてポイントが貯まります。

基本の還元率 100円=1ポイント

日常のお買い物や旅行など、カードを利用するたびに100円につき1ポイントが加算されます。一部の公共料金や税金の支払いは200円につき1ポイントとなるほか、加算対象外の支払いもあるので注意しましょう。

還元率1.0%相当 公共料金は0.5%相当

もう1つ知っておきたいのが、ポイントの有効期限は最長3年ということです。ただし一度でもポイントを交換・移行すれば、残りのポイントも含めて有効期限が無期限になります。せっかく貯めたポイントを失効させないためにも、少額でもよいので早めに一度交換しておくのがおすすめです。

編集部の気づき:「使い道が決まっていないから」とポイントを放置していると、気づかないうちに古いポイントから失効してしまいます。迷っているなら、まずは少額をマイルや商品券に交換して無期限化しておくのが安全です。

ポイントの貯め方そのものをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

アメックスポイントのおすすめ交換先|レートを一覧比較

アメックスポイントの交換先は、大きく「マイル」「ホテルポイント」「カード利用代金への充当」「他社ポイント・商品券」の4タイプに分かれます。まずは主要な交換先の交換レートを一覧で見てみましょう。

交換先プラス未登録プラス登録済み備考
ANAマイル2,000pt→1,000マイル1,000pt→1,000マイル年間上限40,000マイル・別途年会費
海外提携航空会社マイル2,000pt→1,000マイル1,250pt→1,000マイル上限なし・追加料金なし
JALマイル3,000pt→1,000マイル2,500pt→1,000マイル追加料金なし
カード利用代金充当(年会費等)1pt→0.3円1pt→1円登録済みなら最も高レート
カード利用代金充当(旅行関連)1pt→0.4円1pt→0.8円旅行代理店等の支払いに
ヒルトン・オナーズ2,000pt→1,250pt1,000pt→1,250ptホテル宿泊で価値が上がることも
カード利用代金充当(その他)1pt→0.3円1pt→0.5円通常のショッピング代金に
高島屋・ヨドバシ商品券3,000pt→1,000円分2,000pt→1,000円分店頭ですぐ使える
楽天ポイント3,000pt→900pt3,000pt→1,400pt日常使いしやすい
マリオットボンヴォイ2,000pt→990pt1,000pt→990pt宿泊特典との相性が良い
Amazonギフト券1pt→0.3〜0.4円程度すぐに使えて手軽

こうして並べてみると、プラス登録済みならANAマイルとカード利用代金充当(年会費)が頭ひとつ抜けてお得なことが分かります。逆に楽天ポイントやAmazonギフト券は手軽さと引き換えに、レートはやや低めです。ここからは交換先ごとに詳しく見ていきましょう。

ANAマイル|最もお得な交換先

アメックスポイントの交換先の中で、実質的な価値が最も高いとされているのがANAマイルです。有料オプションの「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録していれば、1,000ポイント=1,000マイルの等価交換が可能になります。特典航空券に交換すれば、1マイルあたりの価値はさらに高くなることも多く、旅行によく行く方にはとくにおすすめの交換先です。

ANAマイルに移行する前に確認しておきたいこと

ANAマイルへの移行には「メンバーシップ・リワードANAコース」への登録(年間参加費5,500円・プラチナ会員等は無料)が必要です。また年間の移行上限は、プラス未登録の場合は80,000ポイント(=40,000マイル)まで、プラス登録済みの場合は40,000ポイント(=40,000マイル)までと定められています。最終的に交換できるマイル数の上限はどちらも40,000マイルで変わらないため、プラスに登録したほうが少ないポイントで同じ上限まで交換できる計算です。

マイルの有効期限についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

JAL・海外提携航空会社マイル

ANA以外のマイルに交換したい方向けの選択肢です。JALマイルはプラス未登録で3,000ポイント=1,000マイル、登録済みで2,500ポイント=1,000マイルと、ANAマイルよりレートは下がります。

一方、ブリティッシュ・エアウェイズやシンガポール航空など海外の提携航空会社のマイルは、プラス登録済みなら1,250ポイント=1,000マイルで交換でき、ANAマイルのような年会費や年間上限がありません。すでに他の航空会社のマイルを貯めている方や、上限を気にせず交換したい方に向いています。

JALマイルの効率的な貯め方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ホテルポイント(ヒルトン・オナーズ/マリオットボンヴォイ)

ホテル利用が多い方には、提携ホテルグループのポイントへの交換もおすすめです。ヒルトン・オナーズはプラス登録済みで1,000ポイント=1,250ヒルトン・オナーズポイントと、ポイント数自体が増える珍しい交換先です。宿泊するホテルや日程によっては、1ポイントあたりの価値が大きく跳ね上がることもあります。

マリオットボンヴォイは1,000ポイント=990ポイントとほぼ等価での交換が可能です。どちらも交換したポイントをそのままホテル代に使うのはもちろん、上級会員特典と組み合わせて使うとお得度が上がります。

カード利用代金・年会費への充当

マイルに興味がない方や、手続きの手間を省きたい方には、ポイントをそのままカードの請求額や年会費に充てる方法もあります。プラス登録済みであれば、年会費や月会費への充当は1ポイント=1円という高いレートで利用できます。旅行代理店やホテルの支払いには1ポイント=0.8円、それ以外の一般的な支払いには1ポイント=0.5円が目安です。

プラス未登録の場合は、いずれの用途でも1ポイント=0.3〜0.4円程度までレートが下がってしまいます。日常使いでポイントを消化したい方も、プラスへの加入を検討する価値は十分にありそうです。

楽天ポイント・Amazonギフト券・商品券/カタログ交換

普段の買い物でポイントを使いたい方向けの選択肢です。楽天ポイントはプラス未登録で3,000ポイント=900ポイント、登録済みで3,000ポイント=1,400ポイントに交換できます。コンビニやネット通販など、使える場所が多いのが魅力です。

Amazonギフト券は1ポイントあたり0.3〜0.4円程度と、交換先の中では控えめなレートですが、交換後すぐに使える手軽さがあります。高島屋やヨドバシカメラの商品券は、プラス登録済みで2,000ポイント=1,000円分に交換でき、店頭で即座に使える点がメリットです。ほかにも、会員専用のカタログサイトから家電やグルメ、宿泊体験などに交換することもできます。

マイルやホテルポイントより手軽さを優先したい方、有効期限が迫っていて今すぐ消化したい方には、楽天ポイントやAmazonギフト券への交換も選択肢に入ります。ただし1ポイントあたりの価値は下がる点は覚えておきましょう。

「メンバーシップ・リワード・プラス」は入るべき?交換前に確認

ここまでの比較表を見ても分かるとおり、交換レートの多くは「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録しているかどうかで大きく変わります。交換先を決める前に、まずこのプラスへの加入を検討しておきましょう。

メンバーシップ・リワード・プラス 年間参加費3,300円

年間参加費3,300円(税込)を支払うと、ポイントの有効期限が無期限になるほか、マイルや商品との交換レートがアップします。さらにAmazonやYahoo!JAPAN、ヨドバシカメラなど対象加盟店での利用は還元率が3倍(100円=3ポイント)になります。ゴールド・プリファード・カードは無料で自動付帯、プラチナ・カードも登録すれば無料です。

還元率3倍の対象加盟店あり 有効期限が無期限に 交換レートアップ

年会費3,300円の元は取れる?年間交換ポイント数別の目安

「年会費を払ってまで登録する価値があるの?」と迷う方も多いはずです。目安として、年間にどれくらいポイントを交換するかで比較してみましょう。

年間交換ポイント数未登録時の価値の目安登録時の価値の目安差額の目安
10,000pt約5,000マイル相当約10,000マイル相当約5,000マイル分
20,000pt約10,000マイル相当約20,000マイル相当約10,000マイル分
40,000pt約20,000マイル相当約40,000マイル相当(年間上限)約20,000マイル分

この表はANAマイルへの移行を例に、未登録時と登録時のレート差(2,000pt→1,000マイル ⁄ 1,000pt→1,000マイル)をもとにプライシー編集部で試算したものです。年間で20,000ポイント以上をマイルや年会費充当に使う予定があるなら、年会費3,300円分の元は十分に取れる計算になります。逆に年間の交換ポイント数が数千程度にとどまるなら、無理に登録しなくても大きな差は出にくいでしょう。

アメックスポイントの交換方法

実際の交換手続きは、公式アプリまたはWebサイトから完結します。基本的な流れは以下のとおりです。

1

公式アプリまたはWebサイトにログイン

「Amex Japan」アプリ、またはオンライン・サービスにログインします。

2

「ポイント・特典」メニューを開く

ポイント履歴や、マイル・提携ポイントへの移行メニューを探します。

3

交換先を選択し、移行ポイント数を入力

初めて移行する提携先の場合は、事前に会員番号の登録が必要です。

4

本人認証を行い、申請を完了

カード番号とセキュリティコードを入力して申請すると、完了メールが届きます。

初回のマイル移行には通常2週間ほどかかりますが、2回目以降は数日程度で反映されることが多いようです。旅行の予定がある場合は、余裕を持って早めに手続きしておきましょう。なお、一度申請した交換は原則としてキャンセルできないため、交換先とポイント数は申請前によく確認してください。

ポイントの交換先だけでなく、そもそもマイルが貯まりやすいカード自体を見直したいという方は、こちらの記事も参考になります。

よくある質問

アメックスポイントの有効期限はどのくらいですか?

最長3年です。ただし一度でもポイントを交換・移行するか、メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、有効期限は無期限になります。カードを解約するとポイントはすべて失効するので注意しましょう。

メンバーシップ・リワード・プラスに入らないと交換できませんか?

未登録でも交換自体は可能です。ただしANAマイルなら2,000ポイント=1,000マイルと、登録済みの半分のレートになってしまいます。年間の交換ポイント数が多い方ほど、登録するメリットが大きくなります。

結局どの交換先が一番おすすめですか?

旅行に行く機会が多く、プラスに登録できるなら「ANAマイル」が最もお得です。上限や年会費を気にせず交換したいなら「海外提携航空会社のマイル」、日常的にポイントを消化したいなら「カード利用代金への充当」がおすすめです。

ANAマイルの移行上限を超えたらどうすればいいですか?

年間の移行上限(プラス登録済みで40,000ポイント)を超えた分は、翌年まで待つか、上限のない海外提携航空会社のマイルやANA SKYコインなど、別の交換先を検討しましょう。

ポイント交換の申請後にキャンセルはできますか?

原則としてキャンセルや変更はできません。とくにマイルへの移行は完了まで時間がかかるため、交換先とポイント数は申請前に必ず確認しましょう。

今のポイント残高はどこで確認できますか?

公式アプリ「Amex Japan」にログインし「ポイント・特典」を確認するか、オンライン・サービスにログインすれば残高と有効期限が表示されます。カードの利用明細でも、その月に貯まったポイント数を確認できます。

まとめ:アメックスポイントは「プラス登録」と「使い道」で価値が変わる

  • 基本の還元率は100円=1ポイント、有効期限は最長3年(交換かプラス登録で無期限に)
  • 最もお得なのはANAマイル。プラス登録済みなら1,000ポイント=1,000マイル
  • 上限を気にしたくないなら海外提携航空会社のマイル、日常使いならカード利用代金への充当も有力
  • 年間の交換ポイント数が多いなら、年会費3,300円のプラス登録で元が取りやすい

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