「バス代や自販機用に小銭が欲しいのに、財布の中は紙幣だけ……」そんなとき、ATMで硬貨を下ろせたら助かりますよね。実はATMでの小銭の引き出しは、対応している銀行とATMがかなり限られています。この記事では、小銭を無料で下ろせる銀行・ATMと、対応時間・手数料・枚数上限を比較表でわかりやすくまとめました。
三菱UFJ・三井住友・みずほ・りそなの店舗内に設置されたATMなら、平日8:45〜18:00に手数料無料で硬貨を引き出せます。ただしセブン銀行・ローソン銀行・イーネットなどのコンビニATMは硬貨に非対応で、店舗外の無人ATMも対応していないことが多いので注意してください。
| 銀行名 | 硬貨出金 | 取扱時間 | 手数料 | 1回の枚数上限 |
|---|---|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 可 | 平日8:45〜18:00 | 無料 | 枚数指定不可(金額指定で自動払出) |
| 三井住友銀行 | 可 | 平日8:45〜18:00 | 無料 | 公式に明記なし(店舗案内に従う) |
| みずほ銀行 | 可 | 平日8:45〜18:00 | 無料(時間外は所定手数料) | 27枚まで |
| りそな銀行 | 可(店舗による) | 平日8:45〜18:00 | 無料 | 公式に明記なし |
| ゆうちょ銀行 | 可 | 平日7:00〜18:00 | 110円(枚数によらず一律) | 明記なし |
| セブン銀行・ローソン銀行・イーネット | 不可 | — | — | — |
※各行公式FAQに基づき2026年7月18日確認。店舗・機種により対応が異なる場合があります。
小銭が下ろせるATM・下ろせないATMの違い
同じ銀行のキャッシュカードを使っていても、どのATMを使うかで小銭が下ろせるかどうかが変わります。ポイントは「店舗内」か「店舗外」かという設置場所の違いです。
店舗内ATM(硬貨対応)
銀行の支店に併設されているATMコーナーは、硬貨の投入口・払出口を備えた機種が中心で、小銭の入出金に対応していることが多いです。ただし同じ店舗内でも「キャッシュカード・紙幣専用」と表示された機種は硬貨を扱えないので、案内表示を確認してから利用しましょう。
店舗外ATM・コンビニATM(非対応が基本)
セブン銀行やローソン銀行、イーネットなどのコンビニATMは、そもそも硬貨の投入口・払出口を持たない機構になっているため、どの銀行のカードを使っても小銭は引き出せません。駅やショッピングセンターなどに置かれた店舗外の無人ATMも、硬貨非対応の機種がほとんどです。
硬貨は紙幣に比べて詰まりやすく、集計や補充の手間も大きいため、無人・小型のコンビニATMでは機構自体を省略しているケースがほとんどです。急ぎで小銭が必要なときは、最初から銀行の店舗内ATMを探すのが近道です。
メガバンク別・小銭引き出しの条件
ここからは主要行ごとに、小銭を引き出す際の条件を詳しく見ていきましょう。銀行によって取扱時間や枚数上限が微妙に違うので、ご自身の口座がある銀行の項目をチェックしてみてください。
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行では、平日8:45〜18:00に硬貨を伴う入金・出金・現金振込が可能です。手数料は当行口座であれば無料。出金の際は硬貨の種類や枚数を指定することはできず、金額を入力すると自動的に紙幣と硬貨が混在して払い出される仕組みです。対象はほぼ全店舗のATMですが、一部の店舗外ATMコーナーや「キャッシュカード・紙幣専用」表示のある機種は利用できません。コンビニATMや他行ATMでは、三菱UFJ銀行のキャッシュカードを使っても硬貨は扱えないので注意してください。
三井住友銀行
三井住友銀行も平日8:45〜18:00のみ硬貨を伴う入金・出金・振込を承っており、手数料は無料です。店舗内ATMはすべて対応していますが、店舗外(無人)ATMは一部の機種のみの対応となるため、利用前に公式の店舗・ATM検索で「硬貨を伴う取扱あり」の条件を付けて絞り込んでおくと確実です。出金時の具体的な枚数上限は公式FAQに明記されていないため、多い枚数を引き出したい場合はATM画面の案内や窓口に確認しておくと安心です。
みずほ銀行
みずほ銀行はみずほ銀行店舗内ATMに限り、硬貨の入出金に対応しています。硬貨による出金は1回あたり27枚までという上限があり、これは入金時の上限(100枚)とは異なる点に注意してください。手数料は平日8:45〜18:00は無料ですが、それ以外の時間帯は所定の手数料がかかります。ATMコーナー(店舗外)、イオン銀行との共同利用ATM、コンビニATM(イーネット・ローソン銀行・セブン銀行)はいずれも硬貨の入出金に対応していません。
「みずほ銀行は硬貨100枚まで下ろせる」と紹介している情報もありますが、それは入金時の上限で、出金時の上限は27枚までです。まとまった枚数を下ろしたい場合は、複数回に分けて操作するか、窓口を利用しましょう。
りそな銀行
りそな銀行(埼玉りそな銀行含む)も、平日8:45〜18:00の店舗内ATMで硬貨の入出金に対応しています。ただし一部の店舗・機種では硬貨を取り扱っていないため、来店前に公式サイトの店舗検索でATMの対応状況を確認しておくと安心です。出金時の具体的な枚数上限は公式サイトに明記されていないため、大量の小銭が必要な場合は窓口に相談するのが確実です。
なお、大量硬貨を窓口で入金する場合の手数料は各行で異なります。日常的にATM手数料が気になる方は、あわせてチェックしてみてください。
ゆうちょ銀行・地方銀行での小銭引き出し
ゆうちょ銀行や地方銀行でも、店舗内・郵便局内に設置されたATMなら小銭を下ろせます。ただしメガバンクとは料金体系が異なるので、事前に確認しておきましょう。
ゆうちょ銀行の場合、硬貨を伴う通常貯金の預け入れ・払い戻しは平日7:00〜18:00に利用可能で、店舗内・郵便局内のATMに限られます。駅やショッピングセンターに設置された店舗外ATMでは硬貨は扱えません。手数料の面では、払い戻し(出金)は枚数にかかわらず一律110円かかります。預け入れ(入金)は25枚まで110円、50枚まで220円、100枚まで330円と枚数に応じて変わりますが、出金は定額という違いを覚えておくと役立ちます。
地方銀行も基本的な考え方はメガバンクと同じで、店舗内ATMかつ平日日中のみ硬貨に対応している銀行がほとんどです。例えば千葉銀行は平日8:00〜18:00の店舗内ATMで硬貨の入出金が可能で、店舗外ATMや土日祝は非対応です。静岡銀行は平日8:00〜19:00が最大取扱時間で、こちらは一部の店舗外ATMでも硬貨を扱える点がメガバンクとの違いです。取扱時間や枚数上限は銀行ごとに差があるため、口座を持っている銀行の公式サイトで確認するのが確実です。
ATMで小銭を引き出す手順
硬貨対応ATMが見つかったら、操作自体は通常の出金とほとんど変わりません。基本の流れを確認しておきましょう。
硬貨対応のATMであることを、案内表示で確認してから操作を始めましょう。
通常の出金メニューから操作します。硬貨専用の特別なメニューがあるわけではありません。
1,000円未満の端数を含む金額(例:1,850円)を指定すると、紙幣と一緒に硬貨が払い出されます。
紙幣とは別の硬貨口から出てくる機種が多いので、取り忘れに注意してください。
三菱UFJ銀行のように「硬貨の種類・枚数の指定はできない」銀行もあれば、みずほ銀行のように出金枚数の上限(27枚)が決まっている銀行もあります。あらかじめ必要な枚数を確認し、上限を超えそうな場合は複数回に分けて操作するか窓口を検討しましょう。
枚数制限・金種別ルール
硬貨対応ATMでも、1回の取引で扱える枚数には上限があります。銀行によって基準が異なるため、まとめて確認しておきましょう。
| 銀行名 | 出金の枚数上限 | 備考 |
|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 枚数・金種の指定不可 | 金額指定で自動的に払い出される |
| 三井住友銀行 | 公式に明記なし | 入金上限は100枚。出金は店舗案内に従う |
| みずほ銀行 | 27枚まで | 入金上限(100枚)とは異なるので注意 |
| りそな銀行 | 公式に明記なし | 店舗・機種により異なる |
| ゆうちょ銀行 | 明記なし(手数料は枚数によらず110円) | 入金は1回100枚まで |
大量の小銭を一度に引き出したい場合、ATMの上限を超えるケースではコンビニATMの引き出し限度額のように、そもそも紙幣の引き出し上限も意識しておくと二度手間を防げます。1回で対応しきれない場合は、複数回に分けて操作するか、窓口での相談も検討してみてください。
三井住友銀行では、一般的な硬貨(1円〜100円)は100枚まで扱えるのに対し、500円硬貨のみ上限が異なる場合があると案内されています。ただし具体的な枚数は公式FAQに明記されていないため、500円硬貨をまとめて下ろしたい場合はATM画面の案内や窓口で確認しておくと安心です。
土日祝・時間外に小銭が必要なときの対処法
ここまで見てきたとおり、小銭の引き出しに対応しているATMの多くは平日の日中しか利用できません。土日祝や夜間に急に小銭が必要になった場合、どうすればよいのでしょうか。
- 翌営業日の平日8:45〜18:00に、対応銀行の店舗内ATMを利用する
- 手元にある紙幣を、店舗のレジや自動販売機での支払いに使って崩す
- ゆうちょ銀行の窓口が営業している時間帯(平日9:00〜16:00が目安)に窓口で相談する
- 両替機が設置されている店舗やコインランドリー等で紙幣を両替する
どうしても平日の日中に動けない方は、両替機の手数料を事前に比較しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
銀行によっては土日でも硬貨対応の店舗が存在する場合があります。近隣に店舗がある方は、念のため公式サイトの店舗検索で個別に確認してみることをおすすめします。
コンビニATM・ネット銀行ユーザーの代替策
ネット銀行をメインに使っている方や、近くに硬貨対応のATMがない方は、以下の方法も検討してみてください。
- 提携ATMを使う:楽天銀行はみずほ銀行の店舗内ATM、PayPay銀行は三井住友銀行の店舗内ATM(平日8:45〜18:00)で、提携条件に沿って硬貨の入金ができる場合があります
- 都市銀行のサブ口座を作る:日常的に小銭を使う機会が多い方は、都市銀行や地方銀行の口座をサブとして持っておくと安心です
- 窓口を利用する:ATMの取扱時間外でも、平日の窓口営業時間内であれば硬貨に対応してもらえることが多いです
逆に「引き出したいのではなく、貯まった小銭を口座に入金したい」という場合は、対応銀行や手数料の条件が今回の出金とは異なります。
小銭を整理・持ち運ぶときに便利なグッズ
せっかくATMで小銭を下ろしても、財布の中でかさばってしまっては使いづらいですよね。ここでは、下ろした小銭を仕分け・収納するのに役立つグッズを紹介します。次回まとめて入金する際の準備にも便利です。
まとめ:小銭が下ろせるATMのポイント
この記事のポイントをおさらい
- ✓三菱UFJ・三井住友・みずほ・りそなの店舗内ATMなら平日8:45〜18:00に無料で硬貨を引き出せる
- ✓セブン銀行・ローソン銀行・イーネットなどのコンビニATMは硬貨非対応
- ✓みずほ銀行の硬貨出金は1回27枚まで(入金の100枚とは上限が異なる)
- ✓ゆうちょ銀行の硬貨出金は枚数によらず一律110円の手数料がかかる
- ✓土日祝は対応していない銀行がほとんどなので、急ぎでなければ平日日中に利用しよう
小銭が必要になるタイミングは、意外と急に訪れるものです。あらかじめ自分の口座がある銀行の対応状況を確認しておけば、いざというときに慌てずに済みます。プライシーでは銀行手数料の比較情報や、お得な節約情報を随時更新しています。アプリも活用して、賢くお金を管理しましょう。
よくある質問
三菱UFJ・三井住友・みずほ・りそな・ゆうちょのいずれも、硬貨の取扱いは基本的に平日日中に限られています。土日祝日は対応していない店舗がほとんどなので、急ぎでなければ平日8:45〜18:00頃に利用するのが確実です。一部店舗では例外的に土日対応の場合もあるため、近隣店舗を公式サイトで確認してみてください。
残念ながら、セブン銀行・ローソン銀行・イーネットなどのコンビニATMは硬貨の投入口・払出口を持たない機構のため、どの銀行のキャッシュカードを使っても小銭は引き出せません。小銭が必要な場合は、銀行の店舗内に設置されたATMを利用しましょう。
入金の場合は、出金とは条件が異なります。三菱UFJ・三井住友・みずほ・りそなは店舗内ATMで平日8:45〜18:00に100枚まで無料で入金できますが、ゆうちょ銀行のATMは1枚から手数料がかかります。詳しい銀行別の比較はATMで小銭を入金できる銀行と手数料比較で解説しています。
銀行によって異なります。みずほ銀行は1回27枚までと明確な上限がありますが、三菱UFJ銀行は金種・枚数の指定自体ができない仕組みです。三井住友銀行・りそな銀行は公式に出金の枚数上限が明記されていないため、大量に必要な場合は事前に店舗へ確認しておくと安心です。
はい、ゆうちょ銀行のATMで硬貨を払い戻す場合は、枚数にかかわらず一律110円の手数料がかかります。入金時は枚数に応じて110〜330円と変動しますが、出金は定額である点を覚えておきましょう。取扱時間は平日7:00〜18:00の店舗内・郵便局内ATMに限られます。
