「お札を小銭に崩したい」「結婚式用に新札を準備したい」——そんなとき、銀行に設置されている両替機が便利です。でも、どの銀行の両替機がいくらかかるのか、キャッシュカードだけで使えるのか、わかりにくいですよね。この記事では、主要銀行の両替機の手数料比較から使い方・利用時間・注意点まで、2026年最新情報で徹底解説します。

結論
両替機は「キャッシュカード1枚」で使えるが、無料枚数は銀行で5倍の差がある

主要銀行の両替機はキャッシュカードがあれば1日1回無料で使えます。みずほ・三菱UFJ・三井住友は10枚まで、りそなグループは50枚までと無料枠に大きな差があります。

50枚まで(無料) りそなグループの口座があれば → キャッシュカードで50枚まで無料(1日1回)
10枚まで(無料) みずほ・三菱UFJ・三井住友の口座があれば → キャッシュカードで10枚まで無料(1日1回)
11枚以上(有料) 専用カードを窓口で発行(事前申込が必要)→ 300〜800円(銀行により異なる)
ゆうちょ利用者 ゆうちょは両替機なし → 窓口またはATMで両替(100枚まで無料)

両替機とは?ATMとの違いと設置されている銀行

両替機とは、銀行の店舗内に設置された現金の金種を変える専用の機械です。たとえば、1万円札を千円札10枚に崩したり、逆に小銭をまとめてお札に両替したりする際に使います。

ATMと両替機の違い

混同しやすいのですが、ATMと両替機はまったく別の機械です。

項目 ATM 両替機
主な機能 入金・出金・振込 紙幣・硬貨の金種変更
新札への交換 △(指定不可が多い) ◯(多くの銀行で対応)
硬貨への両替 ×(ATMでは不可) ◯(銀行により異なる)
必要なもの キャッシュカード・現金 キャッシュカードまたは専用カード
利用時間 ほぼ24時間(銀行による) 平日9:00〜15:00が多い

ATMでは「金種を指定して出金する」機能が基本的にないため、「1万円札を千円札10枚に崩したい」という場合には両替機を使う必要があります。

コンビニATMでは両替機能なし

セブン銀行・ローソン銀行・イーネットATMなど、コンビニATMには両替専用機能がありません。両替するには銀行の店舗内に設置された専用の両替機か、ゆうちょ銀行の窓口を利用する必要があります。

両替機が設置されている主な銀行

国内の主要銀行では、以下の銀行に両替機が設置されています。ただし全店舗に設置されているわけではなく、都市部の主要支店が中心です。

  • 三菱UFJ銀行(全国主要都市の支店)
  • みずほ銀行(全国主要都市の支店)
  • 三井住友銀行(全国主要都市の支店、設置店舗一覧は公式PDFで確認)
  • りそなグループ(りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行)

※ゆうちょ銀行には専用の両替機がなく、窓口またはATMでの対応となります。

銀行別・両替機の手数料比較(2026年最新)

両替機の手数料は銀行によって大きく異なります。特にりそなグループは50枚まで無料と群を抜いた無料枠が特徴で、三井住友銀行は窓口での両替も有料という点が他行と異なります。

銀行 キャッシュカード利用(両替機) 専用カード利用(両替機) 窓口(口座あり)
みずほ銀行 1〜10枚:無料(1日1回)
11枚以上:利用不可
1〜500枚:500円
501枚以上:900円
※法人・個人事業主のみ発行可
1〜10枚:無料(1日1回)
11〜500枚:990円
501枚以上:1,980円〜
三菱UFJ銀行 1〜10枚:無料(1日1回)
11枚以上:利用不可
1〜500枚:400円
501〜1,000枚:800円
1〜10枚:無料(1日1回)
11〜500枚:770円
501枚以上:770円〜
三井住友銀行 1〜10枚:無料(1日1回)
11枚以上:利用不可
1〜500枚:400円
501〜1,000枚:800円
1〜10枚:220円(有料)11〜500枚:770円
501〜1,000枚:1,540円
りそなグループ(りそな・埼玉りそな・関西みらい) 1〜50枚:無料(1日1回)51〜500枚:300円
501〜1,000枚:600円
1〜50枚:無料(1日1回)
51〜500枚:300円
※両替機の手数料は100円玉のみ対応
1〜50枚:無料(1日1回)
51〜500枚:540円
501枚以上:1,080円〜
ゆうちょ銀行 両替機なし(窓口・ATMのみ) 1〜100枚:無料
101〜500枚:550円
501〜1,000枚:1,100円

りそなグループは無料枠が他行の5倍

みずほ・三菱UFJ・三井住友が「キャッシュカードで10枚まで無料」なのに対し、りそなグループはキャッシュカードで50枚まで無料りそな銀行公式手数料一覧)です。まとまった枚数の両替が必要な方、特に釣り銭用の硬貨を準備したい方はりそなグループが最もお得です。

※みずほ銀行の手数料は2025年7月1日改定後の料金です。三菱UFJ銀行は2025年9月24日現在の情報です。

ポイント:三井住友銀行は窓口も有料

みずほ・三菱UFJは口座保有者なら窓口で10枚まで無料ですが、三井住友銀行の窓口は口座を持っていても220円かかります。三井住友銀行を使う場合は、キャッシュカードで両替機を利用する方がお得です。

みずほ銀行の両替機手数料

みずほ銀行の両替機は、キャッシュカードを使えば1日1回・10枚まで無料です。11枚以上は「両替機利用カード」が必要ですが、このカードは法人・個人事業主のみ発行可能で、一般の個人には発行されません。

そのため、一般個人がみずほ銀行で11枚以上を両替する場合は、窓口を利用することになります(11〜500枚で990円)。キャッシュカード1枚で無料になる10枚以内の両替であれば、最もシンプルに使えます。

三菱UFJ銀行の両替機手数料

三菱UFJ銀行の両替機もキャッシュカードで1日1回・10枚まで無料です。三菱UFJの専用カードは個人でも窓口で申込できます。11枚〜500枚は専用カードで400円(みずほより若干安い)です。

大量硬貨を窓口で両替する際の手数料は、100枚まで無料・101〜500枚で550円・501〜1,000枚で1,100円です(公式手数料一覧より)。

三井住友銀行の両替機手数料

三井住友銀行の両替機はキャッシュカードで1日1回・10枚まで無料です。専用カードは個人でも発行でき(1人1枚まで)、11〜500枚・501〜1,000枚のどちらも一律で400円・800円と、三行の中で最も手数料体系がシンプルです。

三井住友両替機の注意点

三井住友銀行の両替機では50円・10円・5円・1円のバラ硬貨への両替はできません(棒金〔ロール状〕への両替は可)。少額硬貨が必要な場合は窓口へ相談してください。また、利用時間は平日9:00〜15:00と短いので注意が必要です。

りそなグループの両替機手数料

りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行のキャッシュカードがあれば、1日1回・50枚まで無料で両替機を利用できます(りそな銀行公式手数料ページ)。これは他の3大銀行(10枚まで)と比べて5倍の無料枠であり、頻繁に両替する方やまとまった枚数が必要な方にとって大きなメリットです。

51枚以上になる場合は両替専用カードが必要で、51〜500枚は300円(他行の400円より安い)。なお、両替機の手数料支払いは100円硬貨のみ対応しているため、事前に100円玉を準備しておく必要があります。

ゆうちょ銀行の両替手数料

ゆうちょ銀行には専用の「両替機」は設置されていません。代わりに窓口またはATMで対応します。窓口では100枚まで手数料無料(2024年4月1日以降)となっており、大量の小銭をお札に替えたい場合に活用できます。

両替機の使い方【ステップ別】

はじめて両替機を使う方でも、手順は難しくありません。基本的にはATMと同様の流れで操作できます。

キャッシュカードで使う場合(最も簡単)

1
銀行の両替機コーナーへ行く

ATMコーナーとは別に設置されていることが多いです。「両替機」の案内表示を確認しましょう。

2
キャッシュカードを挿入する

画面の案内に従い、キャッシュカードを挿入します。暗証番号の入力が必要な場合もあります。

3
両替したい紙幣・硬貨を投入する

両替したいお札を投入します。1回あたりの投入上限は銀行により異なりますが、多くの場合20枚です。

4
希望する金種を選択する

画面で「千円札〇枚」「500円玉○枚」などを選択します。新札(ピン札)指定も多くの機種で可能です。

5
内容を確認して「実行」を押す

確認画面で金種・枚数をチェックし、OKなら「実行」を押して完了です。

両替機専用カードの作り方と使い方

11枚以上の両替をよくする方は、専用カードを準備しておくと便利です。

  • 三菱UFJ・三井住友銀行:口座を持つ個人なら窓口で申込可能です。身分証・通帳・キャッシュカード・届出印を持参します。
  • みずほ銀行:法人・個人事業主のみ発行可能です。一般の個人は窓口での両替(有料)になります。

専用カードは「事前に手数料をチャージしておく」仕組みです。両替のたびにカードから手数料が引き落とされます。チャージは両替機か窓口でできます。

専用カードは在庫がないことも

三井住友銀行では専用カードの発行状況によっては、窓口在庫がない場合もあります。急ぎで必要な方は事前に支店へ電話確認しておきましょう。

新札・小銭への両替も両替機でできる?

新札(ピン札)に両替したい場合

結婚式やお年玉など、新札が必要な場面は意外と多いですよね。三菱UFJ・みずほ・三井住友銀行の両替機では、新札指定での両替が可能です。画面で「新札指定」または「新札・ピン札」のボタンを選択するだけで対応できます。

ゆうちょ銀行は基本的に新札への両替対応はしていません(一部局舗で対応する場合あり)。新札が必要な場合は、三菱UFJや三井住友の両替機が確実です。

新札両替のコツ

新札指定での両替も手数料は通常と同額です。枚数が10枚以内ならキャッシュカードだけで無料でできます。年末年始や3月(結婚シーズン)は混雑しやすいので、早めに準備しましょう。

小銭(硬貨)をお札に両替したい場合

貯まった小銭をお札に換えたい場合も、三菱UFJ・みずほの両替機が対応しています。三井住友銀行の両替機では、バラ硬貨の受け入れができません(棒金のみ可)。

大量の小銭がある場合は、ATMで自分の口座に入金してからお札で引き出す方法が手数料を抑えられることもあります(下の「手数料を安く抑えるコツ」を参照)。

銀行 両替機でのバラ硬貨受け入れ 窓口での硬貨入金(無料枚数)
みずほ銀行 ◯(可能) 100枚まで無料
三菱UFJ銀行 ◯(可能) 100枚まで無料
三井住友銀行 △(棒金のみ。バラ不可) 300枚まで無料(入金時)
ゆうちょ銀行 両替機なし 100枚まで無料

両替機は土日も使える?利用時間と代替手段

平日の利用時間(原則9:00〜15:00)

銀行の両替機は、ATMとは異なり平日の窓口営業時間(9:00〜15:00)に合わせていることが多いです。三井住友銀行は公式サイトで「平日9:00〜15:00」と明示しています。みずほ・三菱UFJも同様の時間帯です。

なお、「両替用現金が無くなり次第、両替を終了します」という記載もあるため、大量両替を予定している場合は午前中の早い時間に訪問するのが安心です。

土日に両替したい場合の代替手段

土日・祝日は多くの銀行で両替機が利用できません。急に土日に両替が必要になった場合は、以下の方法を検討してみてください。

  • ゆうちょ銀行(郵便局)の窓口:土曜日に一部の郵便局が営業しており、窓口での両替に対応していることがあります
  • 銀行の自分の口座に入金→出金:ATMは土日でも使えることが多く、小銭を入金してからお札で引き出す方法が使えます(手数料に注意)
  • コンビニでの少額購入:お釣りとして希望の金種を受け取る方法は手数料ゼロですが、まとまった量の両替には向きません

両替機でできないこと・よくある誤解と注意点

コンビニATMでは両替機能なし

セブン銀行・ローソン銀行・イーネットATMなどのコンビニATMは両替には対応していません。金種を指定した出金や小銭への両替はできないため、必ず銀行の店舗内に設置された両替機か窓口を利用しましょう。

11枚以上はキャッシュカードだけでは不可

3大銀行すべてで、キャッシュカードによる両替機利用は1日1回・10枚までという制限があります。「1万円を千円札10枚に替える」程度なら無料でできますが、それ以上は専用カードが必要です。頻繁に大量の両替をする方は、早めに専用カードを発行しておきましょう。

紙幣の投入枚数上限に注意

両替機に一度に投入できる紙幣の枚数は、1回あたり20枚まで(みずほ・三菱UFJ共通)です。20枚を超える場合は複数回に分けて操作する必要があります。

ネット銀行では両替不可

楽天銀行・住信SBIネット銀行などのネット専業銀行には両替機・窓口がなく、硬貨の取り扱いもほぼできません。日常的に両替が必要な方は、メガバンクかゆうちょ銀行に口座を持っておくと便利です。

両替機の手数料を節約するコツ

口座保有者の無料枠を最大限に活用する

3大銀行の両替機は、キャッシュカードがあれば1日1回・10枚まで無料です。複数の銀行に口座がある場合は、それぞれの無料枠を利用することで手数料ゼロで両替できます。たとえば、みずほ・三菱UFJに口座があれば、それぞれ10枚ずつ、合計20枚まで無料で両替できます。

大量両替は「入金→引き出し」で節約できることも

大量の小銭をお札にしたい場合、ATMで自分の口座に入金してから、お札で引き出す方法が有効なケースがあります。三菱UFJや三井住友のATMでは平日に手数料無料で硬貨を入金できるため、直接窓口で両替するより安くなることがあります。

ゆうちょは100枚まで無料が強み

ゆうちょ銀行の窓口では100枚まで手数料無料(2024年4月1日以降)で両替できます。500円玉・100円玉が大量にある方は、ゆうちょの窓口が最もコスパが良い選択肢です。

よくある質問

両替機を使うのに必要なものは?

三菱UFJ・みずほ・三井住友銀行の両替機は、その銀行のキャッシュカードがあれば使えます(1日1回・10枚まで無料)。11枚以上を両替したい場合は「両替機専用カード」が必要で、事前に窓口で発行手続きが必要です。また、現金のみで利用したい場合は専用カードでの対応となります。

両替機専用カードはどこで作れる?

三菱UFJ・三井住友銀行の専用カードは、口座を持っている方なら窓口で申し込めます。本人確認書類・通帳・届出印を持参して窓口で手続きをしてください。みずほ銀行の「両替機利用カード」は法人・個人事業主のみが対象で、一般個人には発行されません。

新札(ピン札)への両替は手数料がかかる?

新札への両替も、通常の両替と同じ手数料体系が適用されます。キャッシュカードを使って10枚以内であれば無料で新札に両替できます。三菱UFJ・みずほ・三井住友の両替機は新札指定に対応しています。ゆうちょ銀行では基本的に新札への両替は対応していません。

土日は両替機を使えない?

多くの銀行で両替機の利用は平日9:00〜15:00に限られています。土日祝日は基本的に利用できません。土日に両替が必要な場合は、ゆうちょ銀行(土曜営業の窓口あり)や、ATMを使った入金→出金の方法を検討してみてください。

11枚以上を専用カードなしで両替したい場合は?

専用カードがない場合は窓口での両替になります。みずほ・三菱UFJ銀行は窓口での両替も口座保有者なら10枚まで無料です。11枚以上は手数料が発生します(みずほ:990円〜、三菱UFJ:770円〜)。三井住友銀行は窓口では10枚以内でも220円かかります。複数の銀行の無料枠を組み合わせるのが節約のコツです。

この記事のまとめ

  • 銀行の両替機はキャッシュカード1枚で1日1回無料で使える(みずほ・三菱UFJ・三井住友は10枚まで、りそなは50枚まで)
  • りそなグループは無料枠が50枚と他行の5倍。まとまった枚数が必要な方に最適
  • 11枚以上(りそなは51枚以上)は専用カードが必要(三菱UFJ・三井住友・りそなは個人も発行可、みずほは法人・個人事業主のみ)
  • 三井住友銀行の窓口は口座があっても有料(220円〜)。他行は口座保有者は無料枠あり
  • ゆうちょ銀行には両替機がないが、窓口で100枚まで無料で両替できる
  • 両替機の利用時間は平日9:00〜15:00が基本。土日は利用不可
  • コンビニATMでは両替機能なし。新札対応は銀行店舗の両替機で

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