「窓口で振り込んだら手数料が高くなった気がする」——そう感じたみずほ銀行ユーザーの方は正解です。みずほ銀行は2024年9月26日の発表を経て、2025年1月14日から国内振込手数料を改定しました。窓口・ATM現金での手数料は大幅に値上げされた一方、インターネットバンキング(みずほダイレクト)は値下げになっています。この記事では、改定前後の手数料一覧・値上げの理由・節約する方法をまとめて解説します。

結論
みずほ銀行の振込手数料値上げ、今すぐ確認すべきこと
いつから 2025年1月14日から実施。窓口・ATM現金は最大500円の値上げ
窓口・ATM現金 他行宛は最大990円(改定前は710円〜880円)
節約するなら みずほダイレクト(ネットバンキング)に切り替えると110円で済む

みずほ銀行の振込手数料値上げはいつから?

みずほ銀行とみずほ信託銀行は、2025年1月14日(火曜日)から国内振込手数料を改定しました。改定の発表は2024年9月26日で、約3ヶ月半の周知期間が設けられていました。

改定の方向性は「窓口・ATM現金は値上げ、みずほダイレクト(ネットバンキング)は値下げ」という二極化です。銀行全体でデジタル化を推し進めるなか、利用者を窓口からオンライン手続きへ誘導する施策の一環です。

みずほ信託銀行も同内容で改定

みずほ信託銀行への振込は「みずほ銀行本支店宛」扱いとなるため、同じ手数料が適用されます。

改定前後の振込手数料一覧【チャネル別・全パターン】

チャネルごとに手数料が大きく異なります。改定前後を並べて確認しておきましょう。

窓口での振込手数料(値上げ)

窓口振込は最大440円の値上げになりました。同一店内・本支店宛も改定対象です。

振込先 金額区分 改定前 改定後(現在) 変化
同一支店内・本支店宛 3万円未満 440円 880円 +440円
同一支店内・本支店宛 3万円以上 660円 880円 +220円
他行宛(電信・文書) 3万円未満 710円 990円 +280円
他行宛(電信・文書) 3万円以上 880円 990円 +110円

ATM(現金)での振込手数料(大幅値上げ)

ATMでの現金振込が最も値上げ幅が大きく、他行宛3万円未満では380円→880円と2.3倍に上昇しています。

振込先 金額区分 改定前 改定後(現在) 変化
同一支店内・本支店宛 3万円未満 220円 550円 +330円
同一支店内・本支店宛 3万円以上 440円 550円 +110円
他行宛(電信) 3万円未満 380円 880円 +500円
他行宛(電信) 3万円以上 550円 880円 +330円

ATM(キャッシュカード)は改定なし

ATMでキャッシュカードを使って振り込む場合は、今回の改定対象外です。現金でATM振込をする方は要注意ですが、カードをお持ちであれば以下の手数料のまま変わりません。

振込先 金額区分 手数料(改定なし)
同一支店内・本支店宛 220円
他行宛(電信) 3万円未満 270円
他行宛(電信) 3万円以上 330円

ポイント:ATMに行くならキャッシュカードを持参

ATMで振り込む場合、現金ではなくキャッシュカードを使うだけで手数料を大幅に節約できます。他行宛3万円未満なら880円→270円と610円の差があります。

みずほダイレクト(インターネットバンキング)は値下げ

みずほダイレクトを使った振込は、逆に値下げになりました。特に3万円以上の他行宛では320円→110円と210円も安くなっています。

振込先 金額区分 改定前 改定後(現在) 変化
同一支店内・本支店宛 0円 0円 変化なし
他行宛(電信) 3万円未満 150円 110円 ▲40円
他行宛(電信) 3万円以上 320円 110円 ▲210円

なぜ値上げ?みずほ銀行が手数料を上げた理由

「なぜ急に値上げするの?」と感じた方も多いはず。銀行側の事情を整理してみましょう。

① デジタルチャネルへの移行促進

みずほ銀行は改定の理由として「インターネットバンキング等のデジタルチャネルへのご移行を促進するため」と公式に説明しています。窓口での振込は、行員が対応する手間・システム処理コストがオンラインより大きくかかります。利用者をデジタルへ誘導することで、銀行全体の業務効率を高める狙いがあります。

② 窓口・現金管理のコスト上昇

人件費・店舗維持費・現金の管理・輸送コストは年々増加しています。特に少子高齢化による人手不足の影響で、窓口での対人サービスのコストは高止まりしています。手数料を適正化することで、持続可能なサービス提供を目指しているとも言えます。

③ 特殊詐欺・マネーロンダリング対策の強化

窓口やATM現金での振込は、対面確認や本人確認のコストが高く、詐欺対策のための人員も必要です。デジタル振込に比べてセキュリティ対策コストが高いことも、手数料に反映されています。

他の大手銀行も同じ方向性

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行も、窓口・ATM現金を値上げしインターネットバンキングを値下げ・優遇する方向で手数料を改定しています。この流れは2021年以降、国際的に個人間送金の無料化が進むなかで国内各銀行がデジタル化を軸に手数料体系を見直してきた業界全体の動きの一環です。みずほ銀行に限った話ではなく、業界全体のトレンドと理解しておきましょう。

実際の影響は?年間コストシミュレーション

「自分にはどのくらい影響があるの?」というのが一番気になるところですよね。振込頻度別に試算してみました。

ケース① 毎月1回、窓口で他行宛振込(3万円以上)

改定前(年間)
10,560円/年
880円 × 12回
改定後(年間)
11,880円/年
990円 × 12回 = +1,320円

ケース② 毎月1回、ATM現金で他行宛振込(3万円未満)

このケースが最も影響が大きく、年間6,000円もの差が出ます。

改定前(年間)
4,560円/年
380円 × 12回
改定後(年間)
10,560円/年
880円 × 12回 = +6,000円

ケース③ みずほダイレクトに切り替えた場合

窓口での年間コストと比較すると、年間10,560円の節約になります。

窓口(改定後・年間)
11,880円/年
990円 × 12回
みずほダイレクト(年間)
1,320円/年
110円 × 12回 = -10,560円

毎月振込する方ほど影響が大きい

家賃の振込、仕送り、業務上の支払いなど、月複数回振込する方は年間コストへの影響がさらに大きくなります。早めにデジタルへの切り替えを検討しましょう。

みずほ銀行の振込手数料を節約する方法は?

値上げに対応する方法は大きく3つあります。自分のライフスタイルに合った方法を試してみてください。

方法① みずほダイレクトに切り替える(最も効果的)

個人の場合、みずほダイレクトへの登録・利用は月額料金が無料です。他行宛振込が窓口990円→110円になりますので、月1回でも振込する方は切り替えをおすすめします。

  • 1
    みずほ銀行公式サイトからオンライン申込

    印鑑・郵送不要でインターネット完結で申し込めます。お手元にキャッシュカードとスマホをご用意ください。

  • 2
    申込後、数日以内に利用開始可能

    手続き完了メールが届いたら、みずほダイレクトアプリ(iOS・Android対応)をダウンロードして初回登録を行います。

  • 3
    アプリから振込するだけ

    他行宛振込手数料は一律110円。スマホから手軽に振込できます。

方法② ATMキャッシュカードで振込する

みずほダイレクトへの登録が難しい方でも、ATMでキャッシュカードを使って振り込めば手数料を抑えられます。他行宛3万円未満なら、現金880円→カード270円と610円の節約になります。

ATMでの現金振込に注意

ATMでも現金で振り込む場合は改定後の高い手数料がかかります。キャッシュカードを必ず持参しましょう。なお、ATM1回あたりの現金振込は10万円が上限です。

方法③ ことら送金・J-Coin Payを活用する

個人間の送金であれば、ことら送金を利用すると手数料が無料になります。みずほ銀行ではJ-Coin Pay(アプリ)またはBank Payアプリから利用できます。

サービス 手数料 上限金額 対象
ことら送金(J-Coin Pay) 無料 1回10万円以下 個人宛のみ
みずほダイレクト 110円(他行宛) 制限なし(要確認) 個人・法人
ATMキャッシュカード 220〜330円 個人・法人
ATM現金 550〜880円 10万円まで 個人・法人
窓口 880〜990円 制限なし 個人・法人

ことら送金は個人宛・10万円以下の制限があるため、業務上の支払いや高額振込には対応できませんが、友人への割り勘精算や少額の個人間送金には最適です。

大手銀行との振込手数料比較(2025年以降)

「他の銀行に乗り換えた方がいい?」と検討する方のために、主要4行の手数料を簡単に比較します。

銀行名 窓口・他行宛 ネットバンキング・他行宛 特徴
みずほ銀行 990円 110円 ネットが最安水準
三菱UFJ銀行 990円 154〜220円 使用する預金口座・内容により無料の場合あり
三井住友銀行 990円 154〜220円 Oliveで月3回無料
りそな銀行 990円 165円 マイゲートで利用可

窓口での手数料は4行とも990円で横並びになっています。一方、みずほダイレクトの110円は大手銀行の中では最安水準です。すでにみずほ銀行に口座をお持ちであれば、口座を乗り換えるよりもみずほダイレクトに登録する方が近道です。

各銀行の手数料をさらに詳しく比較したい方はこちら:

よくある質問

  • みずほ銀行の振込手数料が990円になったのはいつから?

    2025年1月14日から、窓口での他行宛振込手数料が990円になりました。改定前は金額区分に応じて710円または880円でした。

  • ATMキャッシュカードを使えば手数料は安くなりますか?

    はい。ATMキャッシュカードによる振込は今回の改定対象外のため、旧来の手数料が維持されています。他行宛振込なら3万円未満で270円、3万円以上で330円です。現金での振込(880円)と比べると大幅に安くなります。

  • みずほダイレクトへの登録は有料ですか?

    個人の場合、みずほダイレクトの月額利用料は無料です。振込時には振込手数料(他行宛110円)がかかりますが、登録・維持の費用はかかりません。オンラインで申し込めて、印鑑・郵送手続きも不要です。

  • 個人と法人で振込手数料は異なりますか?

    窓口・ATMの手数料は個人・法人共通です。法人向けインターネットバンキング(みずほビジネスWEB等)の場合は手数料体系が異なり、他行宛は3万円未満490円・3万円以上660円となっています。

  • みずほ信託銀行の振込手数料も上がりましたか?

    はい。みずほ信託銀行も2025年1月14日に同内容で改定されています。なお、みずほ銀行からみずほ信託銀行への振込は「本支店宛」扱いとなるため、他行宛(990円)より安い手数料(窓口880円・みずほダイレクト0円)が適用されます。

まとめ:みずほ銀行振込手数料値上げのポイント

この記事のまとめ

  • 2025年1月14日から、窓口・ATM現金の振込手数料が値上げ(最大+500円)
  • 窓口での他行宛振込は最大990円(改定前710〜880円)
  • みずほダイレクト(ネットバンキング)は逆に値下げで他行宛一律110円
  • ATMキャッシュカードによる振込は改定なし(270〜330円のまま)
  • 個人間の少額送金ならことら送金(J-Coin Pay)で手数料無料
  • 毎月振込する方は、みずほダイレクト登録で年間1万円以上の節約も可能

値上げの影響を最小限に抑えるには、まずみずほダイレクトへの切り替えが最も効果的です。月額無料で利用できますので、まだ登録していない方は早めに手続きしておきましょう。手数料の節約分は、毎日の小さな積み重ねで確実に家計に返ってきます。

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