ANAカードは一般カードからゴールド・プレミアムまで20種類以上あり、「どれを選べばいいか分からない」という声をよく耳にします。この記事では年会費・マイル還元率・特典の3軸で主要カードを徹底比較し、あなたに最適な1枚を見つけるための選び方を解説します。

結論
ANAカードは「飛行機の利用頻度」と「年会費の許容範囲」で選ぶ
陸マイラー 飛行機にほとんど乗らない → ANA JCB一般カード(年会費2,200円)でコストを抑えながら日常利用でマイルを貯める
年3〜10回搭乗 年に数回の旅行・出張がある → ANAワイドゴールドカード(年会費15,400円)がコスパ最強。ラウンジ無料・還元率1.0%・充実保険の三拍子
ヘビー利用者 月1回以上の搭乗 or SFC修行を検討 → ANAカードプレミアムでフライトボーナス50%を最大活用

ANAカードの種類と全体像

ANAカードは大きく4つのグレードに分かれています。同じグレードでも発行会社(JCB・VISA・Mastercard・アメックスなど)によって細かい特典が異なるため、まずグレードで絞り込むのが選び方の第一歩です。なお、18〜29歳限定のANA JCB CARD FIRST(年会費無料・マイル還元率1.0%)など年齢・属性限定のカードも存在します(詳細はペルソナ別選び方のセクションを参照)。

グレード 年会費目安 マイル還元率 フライトボーナス 空港ラウンジ 入会・継続マイル
一般カード 2,200円 0.5%
※1.0%は手数料別途
+10% なし 各1,000マイル
ワイドカード 7,975円〜 0.5%〜1.0% +25% なし 各1,000マイル
ワイドゴールドカード人気 15,400円 1.0%
移行手数料無料
+25% 無料 各2,000マイル
プレミアムカード 77,000円〜 1.0%+ +50% 無料
+グランドルーム
各10,000マイル

※年会費・還元率は2026年7月時点の情報。最新情報はANA公式サイトでご確認ください。

マイル移行手数料に注意:一般カード・ワイドカードはポイントをANAマイルへ移行する際に年間手数料(JCBの場合6,600円/年)がかかります。ゴールドカード以上は移行手数料が無料です。一般カードで1.0%を目指す場合の実質年会費は2,200円+6,600円=8,800円となります。

ブランド(JCB・VISA・アメックスなど)の違い

同じグレードでもブランドによって特典に差があります。選ぶ際の基準は以下のとおりです。

  • JCB:国内加盟店が豊富でポイントの移行レートが分かりやすい。国内メインの方に向いています
  • VISA / Mastercard:海外での使いやすさに優れ、世界中でほぼ利用可能。海外出張・旅行が多い方に最適
  • アメックス(American Express):ポイントの有効期限が無期限で、空港サービスや付帯特典が充実。年会費は高め(ゴールド:34,100円)

ANAカード 主要カード比較表【2026年最新】

実際に多くのユーザーが検討する代表カードを一覧にまとめました。年会費・マイル還元率・特典のバランスが最も優れているのはANAワイドゴールドカードで、年3回以上搭乗する方の大半に適しています。

カード名 年会費 マイル還元率 フライトボーナス 入会・継続マイル 空港ラウンジ
ANA JCB 一般カード 2,200円 0.5%
(1.0%は手数料6,600円/年が別途必要)
+10% 各1,000マイル なし
ANA JCBワイドゴールドカードおすすめ 15,400円 1.0%
(移行手数料無料)
+25% 各2,000マイル 無料
国内主要空港
ANA VISAワイドゴールドカードおすすめ 15,400円 1.0%
(移行手数料無料)
+25% 各2,000マイル 無料
国内主要空港
ANAアメックスゴールドカード 34,100円 1.0%
(ポイント無期限)
+25% 各2,000マイル 無料
ANAカードプレミアム(JCB) 77,000円 1.0%+ +50% 各10,000マイル 無料
+グランドルーム

※年会費・スペックは2026年7月時点。詳細は各カード公式サイトでご確認ください。

JCBとVISAのワイドゴールドカードはほぼ同スペック:年会費15,400円・マイル還元率1.0%・フライトボーナス25%は同じです。国内中心の利用ならJCB、海外旅行が多いならVISAを選ぶと利便性が上がります。

ANAゴールドカードのメリット・デメリット

ANAカードの中でも特に人気の高いANAワイドゴールドカード(年会費15,400円)のメリット・デメリットを詳しく解説します。

ゴールドカード 4大メリット

ANAゴールドカードのメリット

  • マイル還元率1.0%(移行手数料無料):一般カードで同じ1.0%を実現するには年6,600円の移行手数料が別途必要です。ゴールドなら移行手数料なしで1.0%が確定します
  • 国内主要空港ラウンジが無料:成田・羽田・大阪・福岡など主要空港のラウンジを無料で利用できます。通常1回あたり約1,100円の利用料がかかるため、年3〜4回以上使えばそれだけで差額を回収できます
  • フライトボーナスが2.5倍(10%→25%):搭乗のたびに積算されるフライトボーナスマイルが一般カードの2.5倍に。年数回の搭乗でもマイル獲得量の差は目に見えて大きくなります
  • 充実した旅行保険(ANA JCBワイドゴールドの場合:海外最高5,000万円):一般カードより大幅に手厚い補償で国内・海外の旅行をカバー。出張が多い方の安心感が大きく変わります

ゴールドカードのデメリット・注意点

注意①:年会費は一般カードの約7倍(15,400円) 飛行機にほとんど乗らない・カード利用額が少ない場合は元が取れない可能性があります。

注意②:ANAアメックスゴールドは年会費34,100円 ポイント無期限・高い旅行特典が魅力ですが、年会費が倍以上になります。十分に活用できる旅行頻度がある方向けです。

注意③:審査に安定収入が必要 ゴールドカードは一般カードより審査基準が高い傾向があります。安定した収入のある方が申込対象となります。

ゴールドカードにすべき人・すべきでない人

ゴールドカードが向いている人
  • 年3回以上飛行機に乗る
  • 空港ラウンジを積極的に使いたい
  • マイル還元率を1.0%に確定させたい
  • 海外旅行の保険を手厚くしたい
  • 出張が多く経費精算できる
一般カードが向いている人
  • 飛行機にほとんど乗らない(陸マイラー)
  • 年会費をできるだけ抑えたい
  • まずANAカードを試してみたい
  • 日常の買い物でポイントだけ貯めたい

一般カードとゴールドカード、損益分岐点を計算する

「ゴールドカードにしたら本当に得なのか」を数字で確認してみます。

年会費の差額は年間1万3,200円

13,200円 年会費の差額
(15,400−2,200円)
+1,000マイル 継続ボーナスマイルの差
(年間)
+15% フライトボーナス率の差
(10%→25%)

ラウンジ利用で元を取る場合の計算

国内空港のラウンジ利用料は一般的に約1,100円/回。ラウンジだけで年会費差13,200円を取り戻すには12回(往復6回分の旅行)の利用が必要です。これだけ聞くと多く感じますが、以下の要素を加算すると現実的なラインが見えてきます。

  • マイル移行手数料の節約:一般カードで1.0%を得るために年6,600円払っている方は、ゴールドカードにすることでこの費用が不要になります。実質的な年会費差は6,600円に縮まります
  • 継続ボーナスマイル:ゴールドは一般より年1,000マイル多い(1マイル=約1〜2円相当)
  • フライトボーナス増加分:年に羽田⇔大阪を3往復する場合のフライトボーナス差は数百〜1,000マイル程度

まとめると:マイル移行手数料を払っている方がゴールドカードに切り替えると、実質的な差額は6,600円。空港ラウンジを年6回(往復3回の旅行)使えばほぼ元が取れる計算になります。旅行好きや出張族には十分現実的です。

あなたに最適なANAカードの選び方

利用スタイル別に最適なカードをまとめました。迷ったらここから選んでください。

飛行機にほとんど乗らない(陸マイラー)

おすすめ:ANA JCB一般カード(年会費2,200円)

日常の買い物・光熱費・通信費などをこのカードに集約してポイントを積み上げ、貯まったポイントをANAマイルへ移行するスタイルです。マイル還元率を1.0%にしたい場合は移行手数料6,600円を払うか、5マイルコース(0.5%還元/手数料なし)で運用するか、年間利用額に応じて判断しましょう。

年3〜10回ほど飛行機を利用する(空マイラー入門)

おすすめ:ANAワイドゴールドカード JCBまたはVISA(年会費15,400円)

国内旅行・海外旅行・出張が年数回ある方に最も強くおすすめできるカードです。フライトボーナス25%・ラウンジ無料・還元率1.0%(移行手数料無料)の3拍子が揃っています。国内中心ならJCBブランド、海外出張が多いならVISAブランドが使いやすいです。

学生・18〜29歳(マイル生活を今すぐ始めたい)

おすすめ:ANA JCB CARD FIRST(18〜29歳限定、年会費無料)

18〜29歳を対象とした年会費無料のANAカードです。マイル還元率が1.0%と高く、年会費を気にせずANAマイルを貯め始められます。30歳以降は一般カードへ切り替えとなる点に注意が必要です。詳細はANA公式サイトでご確認ください。

※学生の方はANA JCBカード(学生向け)もあり、在学中は年会費が無料になります。

頻繁に飛行機を利用する・SFC修行を検討中

おすすめ:ANAカードプレミアム(年会費77,000円〜)

月1回以上搭乗する方やSFC(スーパーフライヤーズカード)取得を目指す方にはフライトボーナス50%のプレミアムカードが最大限に機能します。年会費77,000円の元が取れるのはヘビーユーザーに限定されますが、継続ボーナス10,000マイルだけでも約1万円相当の価値があります。

ANAカードでマイルを効率よく貯める方法

  • 1

    固定費をANAカードに集約する

    スーパー・コンビニ・光熱費・携帯電話料金などの毎月の固定費をANAカード払いにまとめることで、年間のカード利用額を最大化します。年間100万円の利用で約1万マイル(還元率1.0%の場合)が目安です。

  • 2

    ANAマイレージモール経由でネットショッピング

    ANA公式のポイントモール「ANAマイレージモール」を経由してAmazon・楽天・Yahoo!ショッピング等で購入すると、通常のカードポイントに加えてモール経由の上乗せポイントが加算されます。

  • 3

    入会・継続ボーナスマイルを活用する

    ANAカードは新規入会時と毎年の更新時にボーナスマイルがプレゼントされます(一般カード:各1,000マイル、ゴールドカード:各2,000マイル)。長期保有するほど継続ボーナスが積み上がります。

  • 4

    入会キャンペーンのタイミングで申し込む

    ANAカードは定期的に入会キャンペーンを実施しており、利用金額や条件達成で数千〜数万マイルの獲得チャンスがあります。新規申込前に必ず最新のキャンペーン情報を確認しましょう。

よくある質問

ANAカードは複数枚保有できますが、同一ブランド・同一グレードの重複申込はできません。たとえばANA JCB一般カードとANA VISA一般カードは別会社発行なので両方持つことは可能です。ただし審査状況によっては複数枚の同時申込が通りにくい場合があります。

ANAマイレージクラブのマイルは獲得から3年(36ヶ月)で失効します。ただしANAアメックスゴールドカードのポイントはカード保有中は無期限です。有効期限が近いマイルは特典航空券への交換やANAグループ提携サービスへの移行で失効を防げます。

一般カードよりは審査基準が高い傾向があります。安定した収入があり、過去の信用情報に問題がなければ比較的通過しやすいゴールドカードです。具体的な審査基準はカード会社が非公開のため、詳細は申込んでみないと分かりません。

主に利用するエアラインによって決まります。ANAをよく利用するならANAカード、JALをよく利用するならJALカードが基本です。年会費・マイル還元率の水準は両社でほぼ同等ですが、空港ラウンジの展開やサービス内容に細かい差があります。詳細は比較記事をご参照ください。

ANAワイドゴールドカード・ANAアメックスゴールドカード・ANAカードプレミアムなどゴールド以上のカードはマイル移行手数料が無料です。一般カード・ワイドカードは年間手数料(JCBの場合6,600円)を払うことで1.0%還元相当のマイルを貯められます。

ANAカード比較まとめ

  • ANAカードは4グレード(一般・ワイド・ゴールド・プレミアム)あり、まずグレードで絞り込んでからブランドを選ぶ
  • 陸マイラーや年会費重視なら一般カード(2,200円)、コスパ最強はワイドゴールドカード(15,400円)
  • ANAゴールドカードの4大メリットは「マイル還元率1.0%(移行手数料無料)」「ラウンジ無料」「フライトボーナス25%」「充実の旅行保険」
  • マイル移行手数料(6,600円/年)を一般カードで払っている方は、ゴールドカードとの実質年会費差が6,600円に縮まるため乗り換えを検討する価値あり
  • ANAマイルは獲得から3年で失効するため、定期的な特典航空券への交換を習慣にする

入会キャンペーンを見てからカードを選ぼう

ANAカードは定期的に入会特典を実施しています。申込前に最新のキャンペーン情報を確認すると、数千〜数万マイルの獲得チャンスがあります。

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記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。