Evernoteは2025年に大幅な料金改定を実施し、現在のAdvancedプランは年17,899円まで上昇しました。2016年以降だけで実質4回の値上げとなり、「高すぎる」「乗り換えたい」という声も多く聞こえます。この記事では、値上げの経緯・理由・現在のプラン比較・対処法をまとめています。
Evernote 値上げの最新情報(2025〜2026年)
2025年は、Evernoteにとって大きな転換期でした。9月と11月の2段階で料金・プラン構成が見直され、ユーザーへの影響は少なくありませんでした。2026年5月現在も同じ料金体系が続いています。
2025年9月の改定内容(プラン名変更+機能制限)
2025年9月7日より、既存のPersonalプランはStarterに、Professionalプランの一部機能が整理されました。それと同時に、Starterのノート上限が150,000枚から1,000枚へ、ノートブック上限が2,000冊から20冊へと大幅に引き下げられています。
「プラン名が変わっただけ」と思っていたユーザーが、使い続けていたら突然の制限に気づいたというケースも報告されています。まだノート数・ノートブック数を確認していない方は、一度チェックしてみてください。
2025年11月の改定内容(Advanced年17,899円)
2025年11月からは、Advancedプランの年額が年17,899円(月払いの場合は月1,799円)に改定されました。前年のProfessionalプラン(年12,400円前後)からの移行と比較すると、約44%の値上げとなっています。
さらに、2023年5月に値上げされたPersonalプラン(年9,300円)から比べても、約92%の値上げです。「気づいたらこんなに高くなっていた」と驚かれている方も多いのではないでしょうか。
2026年5月現在の料金
| プラン | 月払い(税込) | 年払い(税込) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 無料 | 50ノート・1ノートブック・1台 |
| Starter | 1,100円/月 | 7,099円/年 | 1,000ノート・20ノートブック・3台 |
| Advanced | 1,799円/月 | 17,899円/年 | ノート・デバイス無制限+AI機能 |
| Enterprise | 要問合せ | 要問合せ | チーム向け・カスタム |
年払いと月払いの差に注意:Advancedを月払いで12ヶ月使うと年21,588円になります。年払い(17,899円)にすると約3,689円お得です。継続を決めた方は年払いを検討してみてください。
Evernote 料金改定の履歴(2016年〜2026年)
Evernoteの値上げは今に始まったことではありません。2016年以降を時系列で整理すると、価格がいかに変化してきたかがよくわかります。
| 時期 | プラン名 | 月払い | 年払い | 主な変更内容 |
|---|---|---|---|---|
| 〜2015年 | プレミアム | — | 年4,000円 | 旧来のプレミアムプラン |
| 2016年 | プレミアム | 月600円 | 年5,200円 | 約30%値上げ。プラスプラン(年2,000円)新設 |
| 2021年 | パーソナル | 月680円 | — | プレミアム→パーソナルに改称。プロフェッショナル(月850円)新設 |
| 2023年5月 | パーソナル | 月1,100円 | 年9,300円 | 約7年ぶりの値上げと公式発表。月払い比+62% |
| 2023年5月 | プロフェッショナル | 月1,550円 | 年12,400円 | Professional新設 |
| 2023年12月 | Free | — | — | 無料プランのノート上限100,000→50個、ノートブック25→1に削減 |
| 2025年9月 | Starter(旧Personal) | 月1,100円 | 年7,099円 | プラン名変更。ノート上限150,000→1,000枚に削減 |
| 2025年11月〜 | Advanced | 月1,799円 | 年17,899円 | 大幅値上げ。Personalユーザーは自動移行 |
2016年から2023年の間は約7年にわたって価格が据え置かれていましたが、2023年以降は毎年のように改定が続いています。2015年(年4,000円)と2025年(年17,899円)を比べると、約4.5倍という水準です。サービスの性質が「月数百円のメモアプリ」から「月1,500〜1,800円の生産性ツール」へと変化してきた、と見ることもできます。
ユーザーの声(X/SNSより):「Evernote、年額約18,000円ってマジか…スターターで使うしかないけど、ノート数が実際問題終わってるかも」「Personalの年払い9,300円→Advancedへ17,899円にほぼ倍になった」など、驚きの声が多く見られます。特に、長年ノートを積み重ねてきた「1万ノート以上ユーザー」からは、Starterでは1,000ノートの上限に引っかかって使えないという切実なコメントが目立っています。
なぜEvernoteは値上げが続くのか?理由を解説
「なぜこれほど頻繁に値上げするのか」と疑問に思われている方も多いでしょう。背景には、大きく2つの要因があります。
Bending Spoonsによる買収とその戦略
2022年末(2023年1月に正式発表)、EvernoteはイタリアのBending Spoons社に買収されました。Bending Spoonsは既存の苦境にあるアプリを買収し、コスト削減と収益化を推進することで知られています。
買収直後から大規模なリストラが行われ、それと同時に価格改定が始まりました。「インフラ改善と安定性向上のための投資」として公式ブログでは説明されていますが、ユーザーとしては実感しにくい部分も正直なところです。
Bending Spoonsは他にもFilmoraの競合動画アプリ「Splice」や写真編集アプリ「Polarr」なども傘下に収めています。Evernoteの値上げはこの会社の標準的なビジネス戦略の一環と見られています。
AI機能強化のコスト負担
2025年にかけてEvernoteはAI機能を積極的に追加しています。AIアシスタント、セマンティック検索、AIミーティングノートなどが新たに実装されました。これらのAI機能は開発・運用コストが高く、価格改定の一因となっているのは事実です。
ただし、AI機能が「使えるかどうか」はユーザーの用途次第です。メモ管理にAIは不要という方にとっては、コスト増の恩恵を感じにくいかもしれません。
こうしたサブスクサービスの値上げはEvernoteだけに限りません。Spotifyや他のサブスクツールでも同様の傾向が続いています。
2026年現在のプランと機能を比較
現在のプラン構成は「Free・Starter・Advanced・Enterprise」の4段階です。自分に合ったプランを選ぶために、機能の違いを整理しておきましょう。
| 機能 | Free | Starter | Advanced |
|---|---|---|---|
| 月額(月払い) | 無料 | 1,100円 | 1,799円 |
| 年額(年払い) | — | 7,099円 | 17,899円 |
| ノート数 | 50 | 1,000 | 無制限 |
| ノートブック数 | 1 | 20 | 無制限 |
| デバイス同期 | 1台 | 3台 | 無制限 |
| ストレージ | 1GB | 5GB | 大容量 |
| AI機能 | ✕ | 一部 | フル利用 |
| メモ検索 | 基本 | 基本 | セマンティック検索 |
| 学生割引 | — | 40%OFF(UNiDAYS) | — |
どのプランが誰に向いているか(判断軸)
Evernoteを続けるかどうかを判断する前に、自分がどのプランに該当するかを確認しておきましょう。
Freeプランで足りる場合:ノート数が50以内でデバイスが1台のみなら、無料でも十分です。ライトなメモ用途なら、わざわざ課金する必要はありません。
Starterが最適な場合:ノートを1,000枚程度使い、スマートフォンとPCの2〜3台で同期したい方向けです。年払いなら月591円換算と、以前のPersonalプランに近い価格感で使い続けられます。
Advancedが必要な場合:ノート数が1,000を超えている、3台以上のデバイスを使っている、AI機能を活用したい方はAdvancedが必要です。年17,899円は決して安くありませんが、これだけの機能を使うなら納得感もあるでしょう。
Evernoteを続けるべきか?状況別チェックリスト
「続ける?乗り換える?」を判断するのに迷っている方のために、状況別でまとめました。自分がどのカードに当てはまるかを見てみてください。
- ノート数が1,000枚未満
- ノートブックが20冊以内
- 同期デバイスが3台以内
- AI機能はとくに使わない
- 他アプリへの移行が面倒
- ノートが1,000枚以上ある
- 1万枚超のノートを長年積み上げてきた
- 4台以上のデバイスで同期
- AIアシスタントを活用したい
- 大量の添付ファイルを管理
- Evernoteに深く依存している
- 年17,899円は高すぎる
- 使用頻度が月数回以下
- ノート数が少なく移行しやすい
- 無料代替で十分な用途
- 他ツールとの連携を重視
まずデータ量を確認しましょう:「ノートが何枚あるか」「使っているデバイス数」を確認するのが第一歩です。Starterへのダウングレードで十分なら、年間10,800円の節約になります。乗り換えを検討するなら、先にエクスポート(ENEXファイル形式)でデータを保存しておくと安心です。
乗り換え先を比較する(Notion・OneNote・UpNote)
Evernoteの値上げを機に乗り換えを検討している方に、実用的な代替アプリをご紹介します。用途や使い方に合わせて選んでみてください。なお、各アプリの価格は2025〜2026年時点の情報です。
個人利用なら無料でページ・ノート無制限で使えます。ノートの枚数制限なしで、テキスト・画像・データベースを組み合わせた柔軟な管理が可能です。ただし、Evernoteのような「クリップ機能」はやや弱く、慣れるまで時間がかかる場合もあります。ビジネス用途やチーム利用の場合は有料プラン(個人 約年13,000円〜)が必要です。
Microsoftアカウントがあれば完全無料で使えます。Windows・Mac・iOS・Android・Webすべてで同期でき、OneDriveとの連携も便利です。ノート数・ノートブック数に制限はなく、Evernoteからの乗り換えとしても安定した選択肢です。ただし、Evernoteほど細かいフォルダ管理や検索機能は弱いと感じる方もいます。
Evernoteに近いUIを持ちながら、月310円(プレミアム)または買い切り約5,000円で使えます(セール時3,500円前後)。ノートブック管理・タグ機能・マルチデバイス同期がEvernoteに近く、移行時の違和感が少ないと評判です。買い切り版を選べば、長期的には圧倒的に安く使い続けられます。
Evernoteと同じように仕事の効率化ツールとして使っている方は、マネーフォワードのような他のサブスクサービスも値上げが続いています。乗り換え検討のご参考に。
この記事のまとめ
- ✓2025年11月から、Advancedプランは年17,899円(月1,799円)に値上げ。Starterは年7,099円
- ✓2015年比で約4.5倍。2023年以降はほぼ毎年改定が続いている
- ✓値上げの背景はBending Spoons買収後のコスト回収とAI機能への投資
- ✓1,000ノート以内・3台以下ならStarterへのダウングレードで年10,800円節約できる
- ✓乗り換えにはNotion(無料)・OneNote(無料)・UpNote(買い切り〜5,000円)が有力候補
- ✓学生なら、UNiDAYS経由でStarter1年プランが40%OFFになる
Adobeのように他のクリエイティブ・ビジネスツールでも同様の値上げが続いています。気になる方はこちらも参考にしてみてください。
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プライシーなら、Evernote以外のサービスやAmazon商品の価格推移もまとめてチェックできます。値上げ・値下げのタイミングを逃さずに。
プライシーアプリを見てみるよくある質問(FAQ)
はい、無料のFreeプランで引き続き利用できます。ただし、2023年12月の改定によりFreeプランはノート50個・ノートブック1冊・同期デバイス1台に制限されています。新規のメモを少しだけ取る程度であれば無料で問題ありませんが、本格的な情報管理には不向きです。
あります。UNiDAYSという学生・教職員向け割引サービスを経由すると、Starterの1年プランが40%OFFで購入できます。学生の方はぜひUNiDAYSの学籍認証を経由して申し込んでみてください。
Evernoteのアカウント設定から「アカウントの概要」→「サブスクリプションの管理」にアクセスし、自動更新をオフにすることができます。解約後も現在の契約期間が終わるまでは有料プランを利用できます。なお、更新日の直前に解約手続きをしても返金は基本的に対応していないため、早めに確認しておきましょう。
可能です。Evernoteでは「ENEX(Evernote XML)」形式でノートをエクスポートできます。NotionやOneNoteなど多くの代替アプリがENEXのインポートに対応しているため、乗り換え時のデータ移行は比較的スムーズです。乗り換えを検討している方は、先にデータをバックアップしておくと安心です。
