マネーフォワードMEのプレミアム料金が2025年8月5日から値上げされました。クレジットカード決済で月額500円→540円と、12年ぶりの料金改定です。「このまま使い続けるべき?」「無料版に戻すべき?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、値上げの詳細と、負担を増やさずに使い続けるための対策を分かりやすく解説します。

結論
値上げの影響は決済方法と対策で大きく変わります
実質維持したい 三井住友カード(NL)・OliveでVポイント10%還元 → 実質500円/月のまま
完全無料にしたい マネーフォワードでんき or 光に切り替え → プレミアム無料
少しでも節約したい 年額プランに変更 → クレカ年払いで月換算495円
乗り換えを検討 Zaim・お金のコンパスへ移行 → 無料で連携数制限なし

マネーフォワードMEの値上げ概要(いつから・いくら?)

改定日と対象コース

2025年8月5日(火)より、『マネーフォワード ME』のプレミアムサービス スタンダードコースの料金が改定されました。対象は個人向け家計簿アプリ「マネーフォワード ME」のプレミアム有料会員です。サービス開始から12年間にわたって料金を維持し続けてきた中での、初めての大幅改定となります。

現在ご利用中の方への適用タイミング2025年8月5日以降の更新時から順次、改定後料金が適用されます。クレジットカード決済・年額プランをご契約中の方は2025年9月5日から適用開始となりました。

決済方法別の料金改定一覧

今回の値上げは、決済方法によって改定幅が異なります。特にApp Store・Google Play経由のアプリ内課金では、月額110円もの値上げになる場合があります。

決済方法 旧・月額 新・月額 旧・年額 新・年額
クレジットカード(Web) 500円 540円 5,300円 5,940円
App Store(iPhone) 480円 590円 5,300円 6,490円
Google Play(Android) 500円 590円 5,500円 6,490円

最も値上げ幅が小さいのはクレジットカード(Web)決済で、月額40円・年額640円の増額です。一方、App Store・Google Play経由では月額100〜110円もの増額になるため、アプリ内課金で支払っている方は要注意です。

資産形成アドバンスコースは?資産形成アドバンスコース(月額980円・年額10,700円)は料金の変更はありませんが、2025年8月5日より対象カードでのクレカ決済でVポイント10%還元の対象となりました。

値上げの理由・背景

12年間の料金維持とその限界

マネーフォワードホーム株式会社は、2025年7月1日付けの公式発表の中で、「スタンダードコースの提供開始から12年間、新機能の開発やサービス改善を進めながら、可能な限り料金の維持に努めてまいりました」と説明しています。

今回の値上げの主な理由は以下の2点です。

  • システムの保守・運用コストの増加:昨今の物価上昇を受け、サービス提供に必要なインフラコストが増加
  • API連携にかかる費用の増加:銀行・クレカ・証券会社など多数の金融機関との連携コストが年々上昇

なお、値上げと同時に新機能の提供も発表されており、2025年7月にはPayPayの取引履歴(CSV)取り込み機能(iOS)が追加、2025年9月には夫婦・カップルで家計を共有できる「シェアボード」機能も提供開始されています。

値上げ対策①:三井住友カードでVポイント10%還元(実質維持)

値上げ後も実質的に料金を維持できる最もシンプルな方法が、三井住友カードを使ったVポイント還元です。

対象カードと還元の仕組み

クレジットカード決済でスタンダードコースを支払う際、以下の対象カードを使うとVポイント10%還元の対象となります。

  • Oliveフレキシブルペイ
  • 三井住友カード(NL)
  • その他対象のVポイント対応カード

月額540円×10%=54ポイントが還元されるため、実質的な負担は486円となり、値上げ前の500円よりも安くなる計算です(ポイントの使い方によりますが)。年額プランの場合は5,940円×10%=594ポイント還元で、実質5,346円となります。

注意:アプリ課金はVポイント還元の対象外Oliveフレキシブルペイ・三井住友カードを使ったApp Store決済・Google Play決済はVポイント10%還元の対象外です。Web(クレジットカード)決済に変更する必要があります。

Webクレカ決済への変更手順

1
マネーフォワード MEのWebサイトからログイン

スマートフォンのアプリではなく、Webブラウザから moneyforward.com にアクセスします

2
アプリ内課金をキャンセル(既存)

App Store・Google Playで現在のサブスクをキャンセルしてから、Webで新たに申し込みます

3
Webでクレカ決済に申し込む

対象の三井住友カードを登録して月額または年額プランに申し込みます

値上げ対策②:プレミアムを完全無料にする方法

実は、マネーフォワードの関連サービスを契約するだけで、プレミアムスタンダードコースを完全に無料で使い続けられます。

マネーフォワードでんきの契約で無料

「マネーフォワードでんき」(電力サービス)をご契約中の方は、同じマネーフォワードIDでプレミアムサービス スタンダードコースを無料で利用できます。契約期間中はずっと無料のため、電気代の節約とプレミアム無料化が同時に実現できます。

マネーフォワード光の契約で無料

「マネーフォワード光」(インターネット回線サービス)でも同様に、契約中はプレミアムサービス スタンダードコースが無料になります。すでに光回線を見直し中の方にとっては一石二鳥の選択肢です。

すでに有料会員の方へでんきや光の申し込み後、現在の有料サブスクリプションの自動更新を停止する手続きが必要です。更新停止後にプレミアムサービスが適用されます。

値上げ対策③:年額プランへの切り替えで節約

月額プランから年額プランに変更するだけでも、ひと月あたりのコストを抑えられます。

プラン 支払い総額 月換算 月額プランとの差
クレカ・月額 6,480円/年(540円×12) 540円
クレカ・年額 5,940円/年 495円 年間540円お得
App Store・月額 7,080円/年(590円×12) 590円
App Store・年額 6,490円/年 541円 年間590円お得

クレジットカードの年額プランに変更すると、月換算で495円と値上げ前の500円よりも安くなります。Vポイント10%還元との組み合わせで、さらにお得になります。

プレミアムを解約して無料版に戻す場合

値上げを機に「無料版で十分では?」と考えている方もいるかもしれません。無料版とプレミアムの機能差を確認して判断しましょう。

無料版・プレミアムの主な機能比較

公式の機能比較表をもとにまとめると、以下の通りです。

機能 無料版 プレミアム(スタンダード)
連携可能数 4件まで 制限なし
データ閲覧期間 過去1年分 制限なし
グループ作成 1件まで 制限なし
連携口座の一括更新 ×
カードの残高表示 ×
資産内訳・推移グラフ ×
広告非表示 ×
CSVダウンロード ×
ポイント有効期限表示(アプリ) ×
カード引落し残高不足の通知(アプリ) ×
プレミアムサポート ×
データバックアップ保証 ×

連携数4件制限の影響が最大のポイント

無料版の最大の制約は「連携できる金融機関が4件まで」という点です。銀行・クレカ・証券・電子マネーなど、普段使いの口座が多い方には厳しい制限です。

裏ワザ:「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」は無料で10件連携できる住信SBIネット銀行が提供する「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」という専用アプリを使うと、無料会員でも最大10件の金融機関を連携できます。住信SBIネット銀行の口座は連携数にカウントされないため、実質的に住信SBI口座+10件の連携が可能です。連携数がネックで無料版への移行を迷っている方に試してみる価値があります。

プレミアムを続けるべき人
  • 連携口座が5件以上ある
  • 投資・証券口座も管理している
  • 過去1年以上のデータを参照する
  • CSVダウンロードで家計分析している
  • 複数のグループ(個人・家族等)を管理
無料版でも十分な人
  • 連携口座が4件以下
  • 過去データはほとんど見ない
  • グラフや詳細レポートは使わない
  • 広告表示が気にならない

乗り換えを検討するなら:代替アプリ比較

値上げを機にアプリ自体の乗り換えを検討している方向けに、主要な代替アプリを紹介します。ただし、長年のデータ移行が難しい点はご注意ください。

Zaim(ザイム)

マネーフォワードMEの乗り換え先として最もよく挙げられるアプリです。無料で連携数の制限なし、PayPay取引履歴の取り込みも2025年2月から対応済みです。ただし、連携の精度や更新頻度はマネーフォワードと比べると差があると感じるユーザーも多く、実際に試してから判断することをおすすめします。

お金のコンパス

2,600以上の金融機関に対応し、連携数は事実上無制限で完全無料のアプリです。マネーフォワードとほぼ同等の金融機関に対応しており、コスト重視の方には選択肢として検討する価値があります。

マネーツリー(Moneytree)

広告が一切表示されない静かなUIが特徴で、資産の見える化に特化したアプリです。ポイント管理や細かな家計分析よりも、純粋に資産を管理したい方に向いています。

乗り換え前に注意したいことマネーフォワードMEで蓄積した過去のデータ(取引履歴・家計分析等)は、他のアプリへの引き継ぎができません。長期間使い続けている方は、データが失われる点を考慮したうえで判断してください。

【法人・個人事業主】マネーフォワードクラウドの値上げ

個人向けのMEとは別に、法人・個人事業主向けの「マネーフォワードクラウド」も2025年6月1日から料金体系が改定されています。

クラウドの改定内容(法人向けプラン)

プラン 月払い(税抜) 年払い(税抜) 年払い月換算
ひとり法人(新設) 3,980円 29,760円 2,480円
スモールビジネス 5,980円 53,760円 4,480円
ビジネス 7,980円 77,760円 6,480円

影響と対策

旧スモールビジネスプランの年額は35,760円でしたが、改定後は53,760円と年間18,000円の値上げとなっています。1名のみで利用している法人の方は、新設された「ひとり法人プラン」(年払い29,760円)への移行を検討してみてください。会計・請求書・経費・給与など主要機能は利用できますが、仕訳登録数が年間500件までの制限があります。

適用タイミングについて2025年6月1日以降に新規登録・更新されたご契約から改定後の料金が適用されます。既存契約は更新タイミングから順次切り替わります。

よくある質問

マネーフォワードMEの値上げはいつから適用されましたか?

2025年8月5日(火)から料金改定が実施されました。現在ご契約中の方は、2025年8月5日以降の更新時から改定後の料金が適用されています(クレカ年額プランは2025年9月5日から)。

値上げ後のクレジットカード決済の料金はいくらですか?

クレジットカード(Web)決済の場合、月額540円・年額5,940円です。App Store・Google Play経由の場合は月額590円・年額6,490円です。

値上げ後も無料でプレミアムを使う方法はありますか?

はい、あります。「マネーフォワードでんき」または「マネーフォワード光」を契約すると、プレミアムサービス スタンダードコースが無料で利用できます。また、三井住友カード(NL)・OliveフレキシブルペイでのVポイント10%還元を活用することで、実質的に値上げ前の料金と同等の負担に抑えることも可能です。

乗り換えにおすすめの代替アプリはどれですか?

Zaim(ザイム)が最もよく選ばれる乗り換え先です。無料で連携数が無制限、PayPay CSV取り込みにも対応しています。ただし、マネーフォワードで蓄積した過去データの移行はできないため、長期ユーザーは慎重に検討してください。詳細は「マネーフォワードとZaim比較」記事をご参照ください。

マネーフォワードクラウド(法人)の値上げはいつからですか?

マネーフォワードクラウドの法人向けプランは2025年6月1日から料金改定されました。スモールビジネスプランは年額35,760円→53,760円に。同日、1名のみで使う法人向けに「ひとり法人プラン」(年額29,760円・税抜)も新設されています。

まとめ

マネーフォワード 値上げ まとめ

  • 2025年8月5日より、プレミアムスタンダードコースが値上げ(クレカ月額500→540円)
  • App Store・Google Play決済は月額590円と値上げ幅が大きいため要注意
  • 三井住友カード(NL)・OliveでVポイント10%還元 → 実質的に元の料金水準を維持可能
  • マネーフォワードでんき・光の契約でプレミアムが完全無料に
  • 年額プランへの変更でも月換算495円と、値上げ前より安く抑えられる
  • 法人向けクラウドも2025年6月1日に値上げ。1名利用の法人は「ひとり法人プラン」が選択肢

値上げとはいえ、三井住友カードのVポイント還元やでんき・光との組み合わせを使えば、実質的な負担増なしで使い続けられます。まずは現在の決済方法を確認して、最もお得な方法に切り替えてみてください。

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