SpotifyのPremiumプランが2025年8月4日に値上げを発表し、同年9月以降の請求日から新料金が適用されています。「いくら上がったの?」「このまま使い続けるべき?」そんな疑問にお答えします。
Spotifyが値上げ:いつから・いくら上がったのか?
Spotifyは2025年8月4日(現地時間)に公式newsroomで値上げを発表しました。日本では各ユーザーの2025年9月以降の請求日から新料金が適用されています。値上げの対象は南アジア・中東・アフリカ・ヨーロッパ・ラテンアメリカ・アジア太平洋の一部を含む複数地域で、日本も対象です。
全プランの新旧料金比較表(2025年8月〜)
プランごとの変更内容をまとめました。値上げ幅が最も大きいのはファミリープランで+300円です。
| プラン | 旧料金(月額) | 新料金(月額) | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| Standard(個人) | 980円 | 1,080円 | +100円 |
| Student(学生) | 480円 | 580円 | +100円 |
| Duo(2人) | 1,280円 | 1,480円 | +200円 |
| Family(最大6人) | 1,580円 | 1,880円 | +300円 |
※ 上記はいずれも税込月額料金です。ITmedia Mobileの報道およびケータイWatchをもとに確認しています。
年間コストで考えるとどのくらい変わる?
「月100円くらいなら大したことない」と感じる方もいるかもしれません。でも年間で換算すると、思っているより負担増が大きくなる場合があります。特にファミリープランは年間3,600円(月300円)の値上げです。家族全体の出費としてしっかり確認しておきましょう。
| プラン | 旧・年間コスト | 新・年間コスト | 年間増加額 |
|---|---|---|---|
| Standard | 11,760円 | 12,960円 | +1,200円 |
| Student | 5,760円 | 6,960円 | +1,200円 |
| Duo | 15,360円 | 17,760円 | +2,400円 |
| Family | 18,960円 | 22,560円 | +3,600円 |
なぜ値上げ?Spotifyが説明する理由
Spotifyは公式newsroomで値上げの理由として、「全ユーザーに最高のパーソナライズ体験を提供し続けるため」と説明しています。
また、値上げと同時期に新機能の追加も発表されています。2025年9月から追加料金なしで最大24bit/44.1kHzのFLACロスレス音質に対応しており、音質面での価値向上がサービス側の主な根拠のひとつです。
世界的に音楽ストリーミングの値上げが続いています
Apple MusicやAmazon Music Unlimitedも2024〜2026年にかけて値上げを実施しており、Spotifyの今回の値上げは業界全体の流れに沿ったものでもあります。値上げの理由として、アーティストへのロイヤルティ支払いの増加、AI・パーソナライズ機能への投資などが背景として挙げられています。
Spotifyを続けながら負担を減らす方法
値上げは受け入れたくても、支払額はできるだけ抑えたいですよね。Spotifyを使い続けながら実質コストを下げられる方法を2つ紹介します。
値上げされても、Spotifyならではの価値は変わっていません
Spotifyには他サービスにはない独自の強みがあります。①毎週更新「Discover Weekly」など、聴けば聴くほど精度が上がるパーソナライズ②ポッドキャストと音楽を1アプリで完結③2025年9月から追加料金なしでロスレス音質(最大24bit/44.1kHz FLAC)に対応。長く使ってきた方ほど「乗り換えコスト」が高く、節約方法を探してから判断するのが現実的です。
年間プランで実質月900円に抑える(10,800円/年)
Spotifyには月払いのほか、年間プラン(10,800円/年)も提供されています。月払いに換算すると月900円と、月払い1,080円より180円安くなります。年間の節約額は2,160円です。
| 支払い方法 | 月換算コスト | 年間コスト | 差額 |
|---|---|---|---|
| 月払い(Standard) | 1,080円 | 12,960円 | — |
| 年間プラン | 900円 | 10,800円 | ▲2,160円お得 |
年間プランの切り替え手順
- Spotify Premium公式ページにアクセスし「すべてのプランを見る」をクリック
- プラン一覧から「Standard」→「1回限りのお支払い」を選択
- 「1年間 ¥10,800円」を選択して「次へ」をクリック
- 支払い方法を入力し「お支払いを実行」で完了
年間プランの注意点
年間プランは一括前払いのため、途中解約しても返金されません。また、Spotifyの年間プランは常時提供されているわけではなく、表示されない時期もある場合があります。表示されていたら見逃さずにその日のうちに登録しておくのがおすすめです。
ドコモ「爆アゲセレクション」で実質25%オフ
NTTドコモのサービス「爆アゲセレクション」では、Spotifyを対象サービスに選ぶことで税抜価格の25%相当のdポイントが毎月還元されます。
Standardプランの税抜価格(約982円)の25%は約246ポイント。年間で約2,952ポイントが戻ってくる計算です。実質的な月額負担は約836円となり、年間プランよりもさらに安くなる可能性があります。
ドコモユーザーにとって最もコスパの高い選択肢です
爆アゲセレクションはドコモの月額サービス「eximo」「irumo」等の対象プランに加入しているユーザーが利用できます。対象プランや条件はドコモ公式サイトでご確認ください。
乗り換えを検討するなら:音楽サブスク比較
値上げをきっかけに他のサービスへの乗り換えを検討している方向けに、主要な音楽ストリーミングサービスを比較しました。
| サービス | 個人プラン(月額) | 備考 |
|---|---|---|
| Spotify Standard | 1,080円 | 年間プランで月900円 |
| Apple Music | 1,080円 | 年払いで月900円。Family(6人)1,680円 |
| Amazon Music Standard | 980円(Prime会員) | 非会員1,080円。2026年2月より提供開始 |
| Amazon Music Unlimited | 1,080円(Prime会員) | 2026年2月に980円から値上げ |
| YouTube Music Premium | 1,280円 | YouTube Premiumも含むなら2,380円 |
| 楽天ミュージック | 980円 | 楽天カード/モバイル会員は780円 |
Apple Music(月1,080円)
個人プランはSpotifyと同額の月1,080円(年払いなら月900円)です。Apple Music最大の強みはロスレスおよびドルビーアトモスの空間オーディオで、Apple製品ユーザーなら非常に高い体験が得られます。iPhoneやMac、HomePodとの連携を重視する方に向いています。一方、スマートフォンの種類を問わず使えるSpotifyのプレイリストやポッドキャスト機能には劣ります。
ファミリープランは最大6人で月1,680円と、Spotifyの同プラン(1,880円)より安いため、家族利用ならApple Musicのほうがコスパが良いことになります。
Amazon Music(プライム会員なら月980円〜)
2026年2月から Amazon Music は2つのプランに再編されました。
- Amazon Music Standard:月980円(Primeメンバー)/ 1,080円(非会員)。2026年2月に新たに提供開始したプランで、1億曲以上の楽曲が聴き放題です
- Amazon Music Unlimited:月1,080円(Primeメンバー)。2026年2月に980円から値上げ。歌詞表示、ロスレス音質等の追加機能が含まれます
Amazonプライム会員であれば、Amazon Music Standardが月980円でSpotifyより安くなります。音楽機能はUnlimitedと同等で、HD/Ultra HDのハイレゾ音質にも対応しています。音楽のみが目的で、すでにAmazonプライムを使っている方にとってはコストメリットがあります。
YouTube Music Premium(月1,280円)
月1,280円とSpotifyより高めですが、YouTubeの公式MVや非公式動画も含めた圧倒的な楽曲カバー率が魅力です。YouTube Premiumに加入すると広告非表示でYouTubeも利用できます(月2,380円)。純粋に音楽だけを目的とするなら価格競争力は低いですが、YouTube利用頻度が高い方には検討の余地があります。
楽天ミュージック(月780円〜)
楽天カードまたは楽天モバイルを利用している方は月780円で利用できます(スタンダードプランは980円)。これは比較対象のなかで最も安いプランです。ただし、Spotifyに比べると楽曲数やインターフェースの完成度に差があります。楽天経済圏をフル活用している方や、月の音楽利用頻度がそれほど高くない方に向いています。
乗り換えを決めた場合は、Spotifyの解約手順を確認しておきましょう。
続けるべき人・乗り換えるべき人の判断ポイント
「Spotifyを使い続けるべきか、乗り換えるべきか」。自分の状況に当てはまる方を確認してみてください。
- Spotifyのプレイリスト・Discover Weeklyなどに慣れていて離れたくない
- ポッドキャストもSpotifyで聴いている(移行コストが高い)
- ドコモユーザーで爆アゲセレクションを使える
- 年間プランに切り替えて月900円に抑えられる
- ファミリープランをApple以外で使いたい(最大6人で割り勘)
- Amazonプライム会員で音楽のみが目的(Amazon Music Standardが月980円)
- 楽天カード/モバイル会員で月780円の楽天ミュージックが使える
- iPhone・Macをメインで使っていてApple製品との連携を優先したい
- ポッドキャストは聞かず、音楽ストリーミングだけが目的
- 家族で使いたく、Apple Music Familyが月1,680円でお得
なお、どのサービスも無料トライアル期間を設けています。気になるサービスはまず試してから乗り換えを判断するのがおすすめです。
よくある質問
2025年9月以降、各ユーザーの請求日から順次新料金が適用されています。発表は2025年8月4日でした。すでに2025年9月以降のご請求を迎えている方は、新料金に移行済みです。
年間プランは一括前払いのため、途中解約しても返金されません。切り替える前に、向こう1年間Spotifyを使い続けるかどうかをご検討ください。なお、年間プランは常時提供されているわけではない場合もあるため、アプリまたはWeb上のアカウント設定からご確認ください。
はい、Studentプランも月480円から580円へ+100円値上げされています。学生プランは本人確認が必要ですが、他プランと比べて依然として最も安い選択肢のひとつです。
個人プランはどちらも月1,080円(年払いなら月900円)で同額です。SpotifyはポッドキャストやAI Djなどの独自機能に強く、Apple MusicはロスレスやApple製品との連携に強みがあります。ファミリープランはApple Music(1,680円/月・最大6人)がSpotify(1,880円/月)より安いため、家族利用はApple Musicが有利です。
はい、いつでも無料プランに戻すことができます。アカウントページの「サブスクリプション」から解約手続きを行うと、次の請求日以降は無料プランに移行します。ただし無料プランでは広告が入る・モバイルアプリでシャッフル再生のみ・オフライン再生不可・音質制限(最大160kbps)などの制限があります。プレイリストや保存した楽曲のデータは残ります。
まとめ
Spotify値上げ まとめ
- ✓ 2025年9月請求分からSpotify Standardプランが月1,080円に(旧980円)。ファミリーは最大+300円の値上げ
- ✓ 年間プランに切り替えると月換算900円、年間2,160円の節約が可能
- ✓ ドコモ「爆アゲセレクション」なら毎月約246ポイント還元で実質コストを大幅に下げられる
- ✓ Amazonプライム会員は Amazon Music Standardが月980円、楽天カード/モバイル会員は楽天ミュージックが月780円
- ✓ Spotifyのプレイリスト・ポッドキャストに愛着があれば続けやすい。音楽のみが目的なら乗り換えを検討する価値あり
値段が上がると「解約しようかな」とすぐ思いがちですが、実際には使い慣れたサービスを乗り換えるコストもバカになりません。まずは年間プランへの切り替えや、ドコモユーザーなら爆アゲセレクションを検討してみてください。それでも割高に感じたときに、他サービスへの移行を考えるのが現実的な順序ではないでしょうか。
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