スーパーやコンビニで「また値段が上がっている…」と感じていませんか?2026年に入り、飲み物の値上げはこれまで以上のペースで進んでいます。清涼飲料・お茶・コーヒー・ビール・ウイスキーまで、ほぼすべての種類に値上げが及んでいる状況です。この記事では、帝国データバンクのデータをもとに、飲み物の値上げ状況を種類別にわかりやすくまとめました。

飲み物の値上げ状況|2026年5月時点のまとめ

2026年1〜4月に酒類・飲料だけで882品目が値上げ済みです。種類ごとの目安は以下のとおりです。

種類主な値上げ幅値上げ時期代表ブランド
清涼飲料5〜25%2025年10月〜コカコーラ、三ツ矢サイダー
お茶・緑茶5〜25%2026年3月〜お〜いお茶、綾鷹
コーヒー10〜30%2026年3月〜キーコーヒー、ネスカフェ
ビール・チューハイ3〜12%2025年4月〜一番搾り、黒ラベル
ウイスキー6〜15%2026年4月〜山崎、白州、角ウイスキー
野菜・果汁飲料7〜46%2026年2月〜カゴメ野菜生活、トロピカーナ

飲み物はどのくらい値上げされた?2026年のデータで確認

帝国データバンクの調査によると、2026年1〜4月の酒類・飲料の値上げ品目数は882品目に達しています。これは食品全体(同期間で3,593品目)の中でも大きな割合を占めており、飲み物の値上げが食品全体の中でも際立っていることがわかります。

月別に見ると、値上げのペースが急速に加速していることがわかります。

2026年1月
52
品目(調味料中心)
2026年2月
615
品目(飲料・菓子中心)
2026年3月
648
品目(緑茶飲料など)
2026年4月
2,278
品目(酒類・調味料)

2025年の年間値上げ品目数は2万609品目(前年比64.6%増)でした。2026年に入っても同水準かそれ以上のペースが続いており、値上げが「一時的なもの」ではなく構造的な問題になっていることが読み取れます。

📌 ポイント

4月の2,278品目は特に多く、酒類・調味料・即席麺が重なった月です。飲み物だけでなく食卓全体の出費が増えているタイミングといえるでしょう。

飲み物が値上がりする理由は?原因3つを解説

なぜここまで飲み物の値上げが続いているのでしょうか。帝国データバンクの調査データをもとに、主な理由を3つにまとめました。

  • 1
    原材料費・製造コストの上昇
    99.9%の企業が値上げ理由として挙げる、最大の要因です。お茶の茶葉・コーヒー豆・麦芽・オレンジなど、飲み物の主原料のほぼすべてが高騰しています。コーヒー豆はブラジルなど主要産地での不作が影響し、価格が高止まりしています。お茶も抹茶ブームによる世界的な需要増で茶葉の供給不足が起きています。
  • 2
    包装資材・物流費の高騰
    包装・資材を理由に挙げた企業は81.3%、物流費は61.8%です。飲料容器に使われるアルミ缶・ペットボトル・段ボールなどの資材コストが上昇し、製造原価を押し上げています。さらに2024年問題(トラックドライバーの時間外労働規制)により、物流コストも高止まりしています。
  • 3
    人件費の上昇(過去最高水準)
    人件費を値上げ理由に挙げた企業は66.0%と過去最高水準です。製造ライン・配送・販売スタッフなどの賃金上昇が、飲料メーカー全体のコスト増に直結しています。最低賃金の引き上げや人手不足も重なり、この傾向はしばらく続く見通しです。

一方で「円安」を理由に挙げた企業は1.6%と過去最低水準でした。輸入原料への為替影響もゼロではありませんが、それ以上に国内コストの構造的な上昇が主因となっています。

【種類別】飲み物の値上げ一覧と代表商品

清涼飲料からアルコール類まで、カテゴリ別に値上げの状況と代表商品をまとめました。プライシーの価格チャートで「実際にいくら上がったか」も確認できますので、ぜひ参考にしてみてください。

清涼飲料(コカコーラ・アサヒ飲料・サントリー)

清涼飲料は2025年10月を境に、大手各社が一斉に値上げを実施しました。代表的なブランドの値上げ状況は以下のとおりです。

ブランド値上げ品目数値上げ率実施時期
コカコーラ ボトラーズジャパン217品目5〜23%2025年10月〜
アサヒ飲料(三ツ矢サイダーなど)221品目4〜25%2025年10月〜

コカコーラ 500mlペットボトルは一律20円値上がりし、200円超えが定着しました。三ツ矢サイダー 500mlは194円から216円へと約22円の値上がりとなっています。コンビニでの何気ない1本が、じわじわと家計に影響してきているのではないでしょうか。

関連記事 コカコーラ値上げはいつから・いくら?最新情報まとめ

お茶・緑茶(伊藤園 お〜いお茶・コカコーラ綾鷹)

お茶・緑茶カテゴリの値上げは2026年3月に集中しました。抹茶ブームによる世界的な茶葉需要の増加が、ペットボトルの緑茶飲料にも影響を及ぼしています。

ブランド値上げ品目数値上げ率実施時期
伊藤園(お〜いお茶など)71品目5〜25%2026年3月〜
コカコーラ(綾鷹など)22製品6.3〜12.1%2026年3月〜

伊藤園のお〜いお茶 緑茶 600mlは税別200円から220円へと10%値上がりしました(2026年3月1日実施)。伊藤園は値上げ理由として「抹茶ブームで茶葉の供給が追いつかない状況」を挙げており、単なる原材料費の話にとどまらない構造的な問題があります。毎日お茶を飲む方には、大容量タイプでのまとめ買いがおすすめです。

コーヒー(キーコーヒー・ネスカフェ・ヤクルト)

コーヒーも2026年3月に値上げが相次ぎました。コーヒー豆の国際価格高騰が長期化しており、家庭用のレギュラーコーヒー・インスタントコーヒーともに影響を受けています。

ブランド値上げ率実施時期
キーコーヒー(家庭用)10〜30%2026年3月〜
ヤクルト(紙容器飲料)7〜15%2026年3月〜

キーコーヒーの10〜30%という値上げ幅は飲料カテゴリの中でも高水準です。コーヒー豆の不作や輸送コストの上昇が重なり、コーヒー専門家の間でも高止まりが続く見通しという声が多くなっています。コーヒーをよく飲む方は、まとめ買いと価格チャートの活用で節約を意識してみてください。

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ビール・チューハイ(アサヒ・キリン・サントリー・サッポロ)

ビールは2025年4月に大手4社(アサヒ・キリン・サントリー・サッポロ)が一斉に値上げを実施しました。週末の缶ビールが明らかに高くなったと感じている方も多いのではないでしょうか。

ブランド値上げ率実施時期350ml缶の目安
ビール大手4社(全ブランド)3〜12%2025年4月〜225円前後→240円前後
キリン一番搾りなど5〜12%2025年4月〜同上

350ml缶1本あたりの値上がり幅は約15円前後と小さく見えますが、毎日飲む方にとっては月450円・年5,400円超の出費増になります。24本の箱買いを活用して、1本あたりのコストを下げるのが賢い選択といえます。

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ウイスキー・日本酒(サントリー・宝酒造)

ウイスキーと日本酒も2026年に入り値上げが相次いでいます。特にプレミアムウイスキーは海外輸出が増加し、国内流通量が減少することで価格に影響が出ています。

ブランド値上げ対象値上げ率実施時期
サントリー(山崎・白州・響)3ブランド15品目6〜15%2026年4月〜
宝酒造(清酒全商品)132商品平均8.8%2026年2月〜

山崎 ノンヴィンテージ 700mlは税別7,000円から7,500円へと500円の値上がりとなっています。プレミアムウイスキーのレア化と値上げが同時進行しており、ウイスキー愛好家には厳しい状況が続いています。角ウイスキーなどの定番商品もプライシーで価格推移を確認してみましょう。

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野菜・果汁飲料(カゴメ・キリン トロピカーナ)

野菜・果汁系飲料では、2026年2月にカゴメとキリンが相次いで値上げを実施しました。特にトロピカーナは最大46%という大幅な値上げが話題となりました。

ブランド値上げ品目数値上げ率実施時期
カゴメ(家庭用飲料)最大19.1%2026年2月〜
キリン トロピカーナ16品目7〜46%2026年2月〜

トロピカーナの大幅値上げは、ブラジルのオレンジ凶作による原料高騰が主因です。果汁100%ジュースはもともと原料コストが高く、農業被害による価格変動の影響を受けやすい商品カテゴリです。野菜ジュースを毎日飲んでいる方は、まとめ買いで節約を検討してみてください。

飲み物の値上げはいつまで続く?今後の見通し

値上げはいつまで続くのか、気になりますよね。現時点での見通しをまとめました。

🍺 2026年10月:酒税法改正でビール・発泡酒が変わる

財務省の酒税改正計画により、2026年10月にビール系飲料の税率が350ml換算で一律54.25円に統一されます。種類別の影響は以下のとおりです。

種類2026年10月の影響
ビール(通常)▼ 減税(現行より安くなる方向)
発泡酒・第3のビール▲ 増税(価格上昇の可能性)

ビール好きの方にはうれしいニュースですが、コスパ重視で発泡酒や第3のビールを選んでいた方には注意が必要です。これまで価格の安さが魅力だった第3のビールが、2026年10月以降に値上がりする可能性があります。

📊 帝国データバンクの予測と2026年後半の傾向

帝国データバンクは月間1,000品目前後の値上げが「常態化」する見通しとしています。ただし月別の品目数には波があり、2026年5月は食品全体で61品目と急減、6月は559品目と再び増加する見通しです。大規模な値上げラッシュは2026年4月(2,278品目)でいったん山を越えた形ですが、完全に収束したわけではありません。

原材料費や人件費の上昇が構造的なコスト増となっており、今後数年は値下がりよりも「価格の高止まり」が基本シナリオです。飲み物の価格が元の水準に戻るという楽観的な見通しは持ちにくい状況です。

⚠️ ステルス値上げ(実質値上げ)にも注意

価格を据え置いたまま内容量を減らす「ステルス値上げ(シュリンクフレーション)」も増えています。「同じ値段なのになんか少なくなった気がする…」という場合は、容量が変わっていないかチェックしてみましょう。

ただし、Amazonや量販店では定期的にセールやまとめ買い割引が実施されます。値上がりした後でも「いつ・どこで買うか」によって出費を抑えることは十分可能です。

飲み物値上げに負けない節約術

値上げが続く中でも、工夫次第で飲み物の出費を抑えることはできます。効果的な節約術を4つご紹介します。

  • 1
    スーパー・コンビニのPB(プライベートブランド)を活用する

    イオンの「トップバリュ」、セブン-イレブンの「セブンプレミアム」などのPBブランドは、メーカー品と比べて10〜30%程度安いことが多いです。品質も年々向上しており、日常飲む飲み物をPBに切り替えるだけで家計への負担をぐっと抑えられます。

  • 2
    まとめ買い・箱買いで1本あたりを安くする

    ビールや清涼飲料は24本・6本セットのまとめ買いで、バラ売りより1本あたりの価格を大幅に抑えられます。Amazonの定期お得便(定期購入)を活用すれば、さらに5〜15%の割引が受けられることもあります。

  • 3
    プライシーで安い時期・安いタイミングを見極める

    飲み物の価格はAmazonのセールや在庫状況によって日々変動しています。プライシーの価格チャートを使えば「今が安いのか、高いのか」が一目でわかります。値下げ通知機能をオンにしておけば、セール時に自動でお知らせが届くので、まとめ買いのタイミングを逃しません。上の商品カードから各商品の価格推移を確認してみましょう。

  • 4
    自販機・コンビニの利用を減らす

    自販機の飲み物は量販店やスーパーよりも割高で、値上げの影響も直撃しやすい買い方です。マイボトルや水筒を使えば、1日1本を節約するだけで月1,000〜2,000円の差になることもあります。

関連記事 自販機の値上げはいつから?何円になった?最新情報まとめ

よくある質問

Q飲み物の値上げ率はどれくらい?
A種類によって異なりますが、清涼飲料は5〜25%、お茶・緑茶は5〜25%、コーヒーは10〜30%、ビール・チューハイは3〜12%、ウイスキーは6〜15%、野菜・果汁飲料は最大46%程度の値上げが実施済みです(2026年5月時点)。
Q自販機の飲み物は今何円になった?
A500mlペットボトル飲料は2025年10月以降に多くが200円台に突入しました。コカコーラ系は一律20円値上がりし、200円超えが定着しています。
Q飲み物を安く買う方法は?
AスーパーのPBブランドの活用、24本・6本単位でのまとめ買い、プライシーの価格チャートで安い時期を狙う方法が有効です。自販機やコンビニでの購入を減らし、マイボトルを活用するだけでも大きな節約になります。

まとめ

🧃 飲み物値上げのポイントまとめ
  • 2026年1〜4月に酒類・飲料だけで882品目が値上げ済み(帝国データバンク調べ)
  • 清涼飲料(コカコーラ・アサヒ)は2025年10月に5〜25%値上げ
  • お茶・緑茶(伊藤園・綾鷹)は2026年3月に5〜25%値上げ
  • コーヒー(キーコーヒーなど)は2026年3月に10〜30%値上げ
  • ビール大手4社は2025年4月に3〜12%一斉値上げ(350ml缶で約15円増)
  • ウイスキー(山崎・角など)は2026年4月に6〜15%値上げ
  • 野菜・果汁飲料(カゴメ・トロピカーナ)は2026年2月に最大46%値上げ
  • 値上げの主因は「原材料費」(99.9%)・「包装資材」(81.3%)・「人件費」(66.0%)
  • 2026年10月の酒税改正でビールは減税、発泡酒・第3のビールは増税の可能性あり
  • 節約にはPBブランド活用・まとめ買い・プライシーで安い時期を狙う方法が効果的

飲み物の値上げは当面続く見通しです。「いつ、どこで買うか」を意識するだけで、家計への影響をかなり抑えることができます。プライシーの価格チャートを活用して、賢くお得に飲み物を手に入れてみてください。

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