ウイスキーの値上げが止まりません。2026年4月にはサントリーが山崎・白州・響を6〜15%値上げ。ニッカも2024〜2025年に相次いで価格改定を実施しています。この記事では、各メーカーの値上げ内容をまとめるとともに、値上げ後のAmazon実売価格をプライシーのデータで検証します。

結論
2026年4月1日〜 サントリーウイスキーが値上げ
銘柄旧定価新定価値上げ率
山崎NV7,000円7,500円約7%
白州NV7,000円7,500円約7%
響 JH7,500円8,000円約7%
山崎12年15,000円16,000円約7%
山崎18年55,000円61,000円約11%

※価格は税別。角瓶・トリスなどの普段飲みは今回の対象外(2023年に値上げ済み)。ニッカも2026年4月の追加値上げはなし。

サントリーウイスキーはいくら値上げされた?

サントリーは2026年4月1日出荷分から、山崎・白州・響の3ブランド15品目の出荷価格を改定しました。値上げ幅は約6〜15%で、熟成年数の長い銘柄ほど値上げ率が高い傾向です。

プライシーの価格データを日々見ていると、プレミアムウイスキーは定価改定に先行してAmazon価格がじわじわ上がる傾向があります。特に山崎18年クラスは定価の何倍にもなっており、もはや「定価で買えたらラッキー」という状態です。

山崎・白州・響の新価格テーブル

以下は2026年4月1日からの新定価です。価格は税別表示です。

銘柄旧定価(税別)新定価(税別)値上げ率
山崎NV 700ml7,000円7,500円約7%
白州NV 700ml7,000円7,500円約7%
響 JAPANESE HARMONY 700ml7,500円8,000円約7%
山崎12年 700ml15,000円16,000円約7%
白州12年 700ml15,000円16,000円約7%
山崎18年 700ml55,000円61,000円約11%
白州25年 700ml360,000円415,000円約15%

NV(ノンヴィンテージ)と12年は約7%の値上げで比較的穏やかですが、18年以上の長期熟成品は11〜15%と大幅な改定です。白州25年は1本あたり55,000円の値上がりとなっています。

補足

サントリーの公式発表では「包材等の原材料価格および仕入れ価格等のコストアップ」を理由に挙げています。ウイスキーは長期熟成が必要な蒸留酒のため、将来の原材料高を見越した価格改定という側面もあります。

角瓶・トリスなど普段飲みウイスキーへの影響

2026年4月のサントリー値上げは山崎・白州・響のプレミアムブランドのみが対象です。角瓶やトリスなどの普段飲みウイスキーは今回の値上げ対象には含まれていません。

ただし、角瓶は2023年7月に出荷価格を約16〜20%値上げ済みです(700ml 税別1,590円→1,910円)。現在のAmazon価格は2,000円前後で安定しており、直近6ヶ月のデータでは大きな変動はありません。

焼酎・輸入ワインの値上げも同時実施

サントリーは2026年4月の値上げでウイスキーだけでなく、焼酎(鏡月Green・大隅など10ブランド)と輸入ワイン(カルロロッシ・タヴェルネッロなど26ブランド)も同時に価格改定しています。

お酒全般でコスト上昇の影響が広がっていることがわかります。

ニッカウイスキーはいくら値上げされた?

ニッカウイスキー(アサヒビール)は2024年〜2025年にかけて段階的に値上げを実施しています。2026年4月時点で追加の値上げは発表されていません。

ニッカブランドの値上げ対象銘柄

ニッカの値上げは大きく2回に分かれています。

時期対象値上げ幅
2024年4月主要商品(シングルモルト系・竹鶴など)10〜13%(竹鶴は約55%)
2025年11月ブラックニッカ クリア・リッチブレンド・ディープブレンド・ハイニッカ10〜16%

2024年4月の値上げでは竹鶴ピュアモルトが約55%と突出した値上げ率でした。余市10年も約50%の値上げとなっており、ニッカのプレミアムラインも大幅に価格が上がっています。

2025年11月のブラックニッカ値上げは、当初の予定通りに実施されず、システム障害の影響で延期された経緯があります。その後2026年に入ってから実施されました。

竹鶴・余市・宮城峡の価格動向

ニッカのプレミアムラインは2024年4月の値上げ以降、Amazon上でも高値で推移しています。竹鶴ピュアモルトは値上げ前と比べて定価ベースで1.5倍以上になりました。

プライシーでこれらの銘柄の価格推移を追っていると、サントリーの山崎・白州と同様に「定価で買えればお得」という状況が続いています。Amazon相場は定価を大きく上回る水準で取引されていることが多いです。

注意

2026年4月時点で、ニッカの追加値上げは公式発表されていません。ただし、原材料コストの上昇傾向が続いているため、今後の価格改定の可能性は否定できません。

値上げ後のAmazon実売価格はどうなった?

「定価が上がったのはわかったけど、実際にいくらで買えるの?」という疑問にお答えします。プライシーのデータベースから、主要銘柄のAmazon実売価格の推移を検証しました。

角瓶の値上げ前後の価格推移

角瓶700mlのAmazon価格は、直近6ヶ月で最安2,041円〜最高2,172円、平均2,071円と安定しています。

角瓶 700ml Amazon価格(直近6ヶ月)
最安値
2,041円
平均価格
2,071円
最高値
2,172円
定価1,910円(税別)に対し、Amazon実売は税込2,000円前後で推移。セール対象日数は0日で、値引きされにくい商品です。

角瓶は価格変動が小さく、セール対象にもなりにくい商品です。定価1,910円(税別)に対して、Amazon実売は税込2,000円前後。「どこで買ってもあまり変わらない」タイプのウイスキーと言えます。

山崎NVの値上げ前後の価格推移

山崎NV 700mlは角瓶とは対照的に、大きな価格変動が見られます。

山崎NV 700ml Amazon価格(直近6ヶ月)
最安値
10,890円
平均価格
12,523円
最高値
16,500円
新定価7,500円(税別)に対し、Amazon実売は平均12,523円(定価の約1.7倍)。最安と最高で約34%の価格差があります。

山崎NVの新定価は税別7,500円ですが、Amazon実売は平均12,523円と定価の約1.7倍で取引されています。最安10,890円と最高16,500円で約34%もの差があるため、購入タイミングで数千円の違いが出ます。

定価と実売価格のギャップ

プレミアムウイスキーは「定価=実売価格」ではありません。山崎や白州のようなプレミアム銘柄は、需要が供給を大幅に上回っているため、Amazonを含むネット通販では定価を大きく超える価格で販売されています。

一方で、ブラックニッカ クリア 4Lのような普段飲みウイスキーは、セール対象になりやすい特徴があります。直近6ヶ月でセール対象日数が251日と、ほぼ常にセール価格で販売されている状態です。

ヒント

プレミアムウイスキーを少しでも安く買いたい場合は、プライシーの値下げ通知を活用するのが効果的です。山崎NVのように価格変動の大きい商品は、安くなったタイミングを逃さないことで数千円の節約になります。

ウイスキーの値上げはいつから続いている?今後の見通しは?

ウイスキーの値上げは2026年に始まったことではありません。2021年以降、ほぼ毎年のように価格改定が繰り返されています。時系列で振り返ると、値上げの加速感がよくわかります。

2021年〜2026年の値上げ時系列

2023年7月
サントリー:角瓶・トリスなど普段飲みウイスキーを16〜20%値上げ。角瓶700mlは税別1,590円→1,910円に
2024年4月
ニッカ:主要商品を10〜13%値上げ。竹鶴ピュアモルトは約55%、余市10年は約50%の大幅値上げ
2025年11月
ニッカ:ブラックニッカ クリア・リッチブレンド・ディープブレンド・ハイニッカの4ブランドを10〜16%値上げ(システム障害で延期→2026年に実施)
2026年4月
サントリー:山崎・白州・響の3ブランド15品目を6〜15%値上げ。焼酎・輸入ワインも同時改定

こうして見ると、2023年以降は毎年どこかのメーカーが値上げを実施しています。サントリーとニッカが交互に値上げしているような状況です。

次回の値上げはいつ?

2026年4月時点で、次回のウイスキー値上げは公式発表されていません。

ただし、値上げの背景にある3つの要因はいずれも解消されていません。

1

原材料・包材コストの上昇

ガラス瓶、段ボール、麦芽などの価格が上昇傾向。ウイスキーの原材料は数年先の生産分を確保するため、コスト増が遅れて価格に反映されます。

2

物流費の高騰(2024年問題)

トラックドライバーの時間外労働規制(2024年問題)により、物流コストが構造的に上昇しています。

3

円安による輸入コスト増

輸入ウイスキーはもちろん、国産ウイスキーの原材料にも輸入品が含まれるため、円安の影響を受けます。

これらの要因が続く限り、今後も値上げの可能性は高いと考えるのが自然です。「今の価格が一番安い」という状況が続いていると言えるでしょう。

2026年10月の酒税法改正の影響

2026年10月にはビール系飲料の酒税率が完全一本化(350ml換算54.25円)されます。ビールは減税、発泡酒・第3のビールは増税となる改正です。

この酒税改正はウイスキーの税率には直接影響しませんが、ビール減税による消費シフトや、酒類全体の価格体系の見直しにつながる可能性はあります。

補足

帝国データバンクの調査(2026年1月公表)によると、2026年2月に値上げされた飲食料品674品目のうち「酒類・飲料」が298品目で最多カテゴリーでした。ウイスキーに限らず、お酒全般で値上げが加速しています。

値上げ後でもウイスキーを安く買う方法は?

値上げは避けられませんが、買い方を工夫すれば出費を抑えることは可能です。プライシーのデータを見ていると、ウイスキーの価格も実はかなり変動していることがわかります。

Amazonセール(プライムデー・ブラックフライデー)の活用

Amazonの大型セールは、ウイスキーの購入チャンスです。特に以下の2つのセールが狙い目です。

1

プライムデー(例年7月)

Amazonの年間最大セール。お酒カテゴリも対象になることが多く、まとめ買いに向いています。プライム会員限定のため、年会費5,900円との兼ね合いで検討しましょう。

2

ブラックフライデー(例年11月)

プライムデーと並ぶ大型セール。年末の買いだめに適したタイミングです。こちらは会員でなくても参加可能です。

ブラックニッカ クリア 4Lのようにセール対象になりやすい商品もあります。直近6ヶ月で最安3,873円〜最高4,987円と約22%の差があるため、セール時にまとめ買いするだけで1本あたり1,000円以上の節約になる計算です。

プライシーで値下げ通知を受け取る

「セールを待つのはわかったけど、いつ安くなるかわからない」という方には、プライシーの値下げ通知が便利です。

気になるウイスキーをウォッチリストに登録しておくと、値下げされたタイミングでプッシュ通知が届きます。山崎NVのように最安10,890円〜最高16,500円と大きく変動する商品では、通知を活用することで数千円の節約につながります。

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ウイスキー以外のお酒も値上げされている?

値上げはウイスキーだけの問題ではありません。ビール、日本酒、焼酎など、お酒全般で価格改定が相次いでいます。

ビール(大手4社の値上げ + 酒税法改正)

ビール大手4社は2025年4月より缶ビール・缶チューハイ・ノンアルコール飲料などを3〜12%値上げしています。350ml缶ビールの目安は約225円→240円(+15円)です。

さらに2026年10月の酒税法改正では、ビール系飲料の税率が350ml換算54.25円に一本化されます。ビールは減税(約6円↓)、発泡酒は増税(約8円↑)、第3のビールは大幅増税(約18円↑)となるため、ビールの実売価格は下がり、第3のビールとの価格差が縮まる見込みです。

日本酒・焼酎

日本酒・焼酎も主要メーカーが相次いで値上げしています。

  • 白鶴酒造:2025年10月出荷分より約180品目を5〜18%値上げ
  • 宝酒造:2026年2月出荷分から清酒・料理清酒132商品を平均8.8%値上げ

米や麹などの原材料価格に加え、ガラス瓶・段ボールなどの包材コストと物流費の上昇が、ウイスキーと同じ構図で日本酒・焼酎にも影響しています。

よくある質問

はい。サントリーが2026年4月1日出荷分から山崎・白州・響の3ブランド15品目を約6〜15%値上げしました。角瓶やトリスなどの普段飲みウイスキーは今回の対象外です。ニッカも2026年4月の追加値上げは発表されていません。

2026年4月の値上げ対象外です。角瓶は2023年7月に税別1,590円から1,910円に値上げ済み(約16〜20%)。2026年4月のサントリー値上げは山崎・白州・響のプレミアムブランドのみが対象です。

主な要因は3つあります。(1)原材料・包材コストの上昇、(2)物流費の高騰(2024年問題による人手不足)、(3)円安による輸入コスト増です。特にウイスキーは長期熟成が必要なため、原材料の値上がりが数年遅れで価格に反映される傾向があります。

Amazonのプライムデー(7月)やブラックフライデー(11月)などの大型セールを活用するのが効果的です。特にブラックニッカ クリア 4Lはセール対象になりやすく、直近6ヶ月で最安3,873円〜最高4,987円と約22%の価格差があります。プライシーで価格推移を確認し、値下げ通知を設定しておくのがおすすめです。

2026年4月時点で、次回の値上げは公式発表されていません。ただし、2021年以降ほぼ毎年のように値上げが続いており、原材料・物流コストの上昇トレンドが続く限り、今後も値上げの可能性は高いと考えられます。

まとめ

この記事のポイント

  • サントリーが2026年4月に山崎・白州・響を6〜15%値上げ(角瓶・トリスは対象外)
  • ニッカは2024〜2025年に値上げ済み。2026年4月の追加値上げは発表なし
  • 山崎NVのAmazon実売は定価の約1.7倍。購入タイミングで数千円の差が出る
  • ブラックニッカ クリア 4Lはセール対象になりやすく、まとめ買いで節約可能
  • 値上げの背景(原材料高・物流費・円安)は解消されておらず、今後も値上げの可能性あり

この記事の情報は2026年4月9日時点のものです。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。