「丼丸、値上げしたの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、丼丸では2022年以降、一部の店舗で段階的な値上げが行われています。ただし丼丸はフランチャイズ制で、価格は各店舗のオーナーが独自に決定するため、「いくらになったか」は店舗によって異なります。この記事では、値上げの時期・内容・理由を具体的なデータとともに解説します。
値上げはあり。ただし全店舗一律ではなく、各オーナーの判断により店舗ごとに異なります。2026年5月現在、都内店舗の価格帯はおおむね税込500〜700円台を維持しています。
- 創業〜2021年:税込540円(税抜500円)が基本
- 2022年以降:魚介類高騰などを背景に一部店舗が順次値上げ
- 2024年以降:並盛600円→650円に改定した店舗の事例も
- 本部(株式会社ササフネ)は価格維持の方針を継続
丼丸の値上げ情報まとめ【2026年5月現在】
まず押さえておきたいのが、丼丸は「のれんオーナー制度」を採用したフランチャイズチェーンだという点です。2026年時点で全国に約300店舗を展開しており、本部(株式会社ササフネ)が基準として設定しているのは「税抜500円未満の商品を出さないこと」のみで、価格・メニュー・仕入れ先はすべて各オーナーの裁量に委ねられています。
つまり、「丼丸が値上げした」と一口に言っても、どの店舗がいつ・いくら値上げしたかは個別に異なります。「行きつけの店が値上げした」という経験をした方は多いと思いますが、同じエリアの別店舗は据え置きというケースも珍しくありません。
本部(ササフネ)の現在の方針代表の亀山氏は2026年4月の取材で「これまでと変わらない価格で提供していることが信頼につながっている」と発言しています。顧客から「まだ値上げしないのか」と声をかけられることもあるとのことで、本部としては価格維持を基本姿勢に置いています。
ただし、本部が価格を強制できない制度のため、各オーナーが独自に値上げを行うことは制度上問題ありません。2026年時点でも、都内店舗の売上が前年同月比で最大約1.3倍に伸長しており、値上げをしながらも集客が好調な店舗が多いことがわかります。
丼丸はいつから値上げした?2022〜2026年の価格変遷
以下の表は、各店舗・各メディアで確認された値上げの事例をまとめたものです。全店舗一律の値上げではなく、あくまで「確認できた事例」としてご参照ください。
| 時期 | 内容 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 〜2021年 | 税込540円(税抜500円)が基本価格 | — |
| 2022年1〜2月 | 複数店舗で創業以来初のメニュー改定・一部値上げ | 魚介類の漁獲量減少・輸入コスト高騰 |
| 2022年10月19日 | 大海丼丸平塚店:並盛550円→600円、シャリ大盛660円→720円、ネタ大盛770円→840円、特盛880円→960円 | 原材料費・光熱費・人件費のさらなる高騰(約7年間で40万食販売後の初値上げ) |
| 2022年後半〜 | 広尾店(食べログ口コミより)など複数店舗で560円→600円前後への値上げ | 各店舗の経営状況に応じた独自判断 |
| 2024年11月6日 | 大海丼丸平塚店:並盛600円→650円、シャリ大盛720円→770円、ネタ大盛840円→910円、特盛960円→1,030円 | 原材料・光熱費・人件費の高騰 |
| 2026年5月現在 | 都内店舗は500〜700円台を維持 | —(本部は価格維持を継続) |
ご注意:丼丸は店舗ごとに名称・価格・メニューが異なります。上記はあくまで確認できた事例です。現在の価格はご利用の店舗へ直接ご確認ください。
2022年:創業以来初の値上げ
2022年1〜2月にかけて、複数の丼丸店舗が創業以来初の価格改定を行いました。「魚介類の大幅な価格高騰により、企業努力だけでは対応できなくなった」というのが各店舗が共通して挙げた理由です。
例えば丼丸龍(滝野川店)は2022年1月から「一部値上げ・一部値下げ・一部据え置き」の形で改定を実施。金沢丼丸あんとや店も同月ごろ、開業以来初のグランドメニュー改定を実施しています。それまで「値段を維持することでお客様に来てほしい」という思いで頑張り続けた結果の苦渋の決断だったことが、各店舗の公式お知らせからも伝わってきます。
2022年下半期〜:段階的な価格調整
2022年後半からは、さらに一部店舗が追加の価格調整を実施しています。食べログの口コミによると、広尾店では2022年10月頃に「翌月から560円の丼が600円になる」との案内があり、実際に600円スタートへと移行したようです。
とはいえ、この時期でも本部は「値上げせずに頑張る店舗」を応援する姿勢を維持していました。株式会社ササフネはプレスリリースで「工夫次第で値段を上げなくても変わらぬ美味しさを保てる」という方針を発信し続けていました。
2024年:再値上げ(一部店舗の具体的な改定額)
直近の具体的な値上げ事例として、大海丼丸平塚店が2024年11月6日付で価格改定を実施しています。「9年間で50万食を販売してきた中で、原材料・光熱費・人件費の高騰に企業努力だけでは耐えきれない状況になった」と店主が説明しています。改定の幅はサイズによって異なり、並盛で50円(約8%)の値上げとなりました。
なぜ丼丸は値上げした?その理由と背景
店舗ごとの発表を横断して見ると、値上げの理由は共通しています。いずれも「経営努力を続けたが限界に達した」という内容です。
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魚介類の原材料費高騰国内の漁獲量減少に加え、円安による輸入コストの上昇が重なり、海鮮食材の仕入れコストが大幅に増加しています。
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水道光熱費の上昇電気代をはじめとする光熱費の値上がりは、飲食店全般に共通する負担増です。
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人件費・最低賃金の上昇最低賃金の引き上げが続き、人件費が年々増加しています。
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キャッシュレス決済の手数料キャッシュレス導入に伴う決済手数料が新たなコストとして加わっている店舗もあります。
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フランチャイズ制の特性:各オーナーが独自判断月額3万3千円の定額ロイヤリティのみで、価格設定はオーナーの自由。コスト吸収の限界は各店舗の状況によって異なるため、タイミング・幅ともにバラツキが生じます。
それでも丼丸は安い?外食チェーンとの価格比較
値上げが続く丼丸ですが、外食全体の価格動向と比べるとどうでしょうか。
2026年の外食ランチ平均との比較
リクルート「ホットペッパーグルメ外食総研」(2026年4月発表)によると、働く人が外食した場合のランチ平均予算は1,338円(過去最高)。一方、丼丸の現在の価格帯は500〜700円台です。
牛丼チェーンと比べると丼丸はやや高め(メニューによっては並盛650〜700円台)ですが、外食ランチ全体の平均1,338円と比較すると、半額以下で海鮮丼を食べられるのは依然として圧倒的なコストパフォーマンスと言えます。
丼丸が低価格を維持できる仕組み
「原価率約58%」という驚異的な数字を維持しながら、なぜここまで安く提供できるのでしょうか。その仕組みは固定費の徹底的な圧縮にあります。
丼丸が低価格を実現できる3つのポイント
①10坪以内の小規模店舗で家賃を最小化
②テイクアウト専門のため客席・厨房設備が最小限
③注文ごとに盛り付けるだけなので調理時間1分以内、食品ロスもほぼゼロ
一般的な飲食店の原価率が35〜40%なのに対し、丼丸は平均約58%という高水準。それでも採算が取れるのは、上記の固定費圧縮によるものです。値上げをしながらも「他の外食に比べてまだ安い」を維持できているのは、この仕組みがあってこそです。
今後も値上げが続く可能性は?本社の方針
今後の値上げについては、「本部の方針」と「各オーナーの判断」を分けて考える必要があります。
本部(株式会社ササフネ)の方針:現時点では価格維持を基本姿勢に置いています。代表の亀山氏は「これまでと変わらない価格で提供していることが信頼につながっている」と述べており、コスト上昇局面でも低価格戦略を維持する意思を示しています。顧客から「まだ値上げしないのか」と声をかけられることがあるほど、値上げへの抵抗感が強い姿勢が伝わってきます。
各オーナーの判断:一方で、原材料・光熱費・人件費の上昇は今後も続く可能性があります。本部が価格を強制できない制度の特性上、個々のオーナーが経営状況に応じて値上げを判断するケースは今後も出てくる可能性があります。特に原材料コストが高い魚介類を扱う業態だけに、仕入れ環境の変化には注意が必要です。
「行きつけの丼丸が値上げしたかどうか」は、各店舗の公式サイト・SNS・店頭での告知でご確認いただくのが確実です。
この記事のまとめ
- ✓丼丸では2022年以降、一部店舗で段階的な値上げが行われている
- ✓フランチャイズ制のため価格は店舗ごとに異なり、一律ではない
- ✓2026年5月現在、都内では500〜700円台が主な価格帯
- ✓値上げ理由は魚介類の原材料高騰・光熱費・人件費の上昇
- ✓外食ランチ平均(1,338円)と比べると依然として圧倒的にコスパが良い
- ✓本部は価格維持の方針を継続しているが、各オーナーが独自判断で値上げする可能性はある
よくある質問
店舗によって異なりますが、2026年5月現在、都内を中心とした多くの店舗ではおおむね税込500〜700円台で提供されています。本部(株式会社ササフネ)の基準は「税抜500円未満の商品を出さないこと」のみで、上限価格の制限はありません。ご利用店舗のメニューや公式SNSでご確認ください。
丼丸は「のれんオーナー制度」を採用したフランチャイズで、メニュー・価格・仕入れ先すべてが各オーナーの裁量に委ねられています。本部へのロイヤリティは月額3万3千円の定額制で、売上に連動しないため、本部が価格を統一・強制することはありません。地域の仕入れ状況やオーナーの経営判断によって価格が変わります。
本部(株式会社ササフネ)は価格維持の方針を継続していますが、各オーナーが独自に値上げを行う可能性はあります。原材料費・光熱費・人件費の上昇が続く環境下でも、丼丸は固定費を徹底的に抑えた経営モデルで低価格を実現しています。外食ランチ平均(2026年:1,338円)と比較すると、値上げ後も相対的にかなりお得な水準を維持しています。
本部は基本メニューの基準価格を「税抜500円」に設定しており、この水準が完全になくなったわけではありません。ただし、値上げ後に価格を元に戻す事例は確認されていません。本部の方針として「価格維持」を掲げているため、今後も税込540〜600円前後のメニューを維持する店舗は多いとみられます。
丼丸は全国に約300店舗ありますが、本部が各店舗の価格を一元管理していないため、公式サイト(sasafune.co.jp)では最新価格を確認できません。確認するには①各店舗の公式SNS(X・Instagram)で「価格改定」を検索する、②各店舗の公式ホームページやfavy・食べログなどのグルメサイトを確認する、③直接店舗に電話するのが確実です。フランチャイズの特性上、値上げのタイミングも告知方法も店舗によって異なります。
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