民営バスの値上げが相次ぐなか、「都営バス(都バス)も値上げするの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、都営バスの現在の料金から値上げの見通し、民営バスとの比較まで、2026年5月時点の最新情報をまとめています。

結論
都営バスは2026年5月現在、値上げ予定なし。料金は大人210円

東京都交通局から値上げの公式発表は出ていません。現在の都営バス料金は、東京23区内の一般系統で大人210円(現金・IC共通)です。直近の改定は2019年10月で、それ以来6年以上据え置かれています。

現在の料金 大人 210円(現金・IC共通) / 子供 現金110円・IC105円
値上げ発表 2026年5月現在、公式発表なし。据え置き中
民営との差 東急・小田急など多くの民営バスは250円。都営バスは最大40円安い

都営バスの現在の料金一覧【2026年最新】

2026年5月時点の都営バス運賃を確認しておきましょう。区内均一制のシンプルな体系が特徴です。

東京23区内の均一運賃

都営バスは東京23区内のほとんどの路線で「均一制」を採用しています。乗る距離にかかわらず、料金は一律です。

区分 現金 ICカード(Suica等)
大人(一般系統) 210円 210円
子供(一般系統) 110円 105円
大人(学バス系統) 180円 178円
大人(C・H01系統) 190円 189円
江東01系統(大人・子供共通) 100円 100円

出典:東京都交通局公式 バス運賃

現在、大人の一般系統ではICカードと現金が同額(210円)です。2019年10月の改定でIC運賃が206円から210円に統一されたため、ICカードを使っても値引きはありません。子供のみ、ICカードが現金より5円安くなっています。

深夜バス・特殊系統の料金

深夜に運行される「深夜バス」は通常運賃の2倍に設定されています。もし深夜に都営バスを使う機会があれば、大人420円がかかる点に注意してください。

系統・種別 大人(現金・IC) 備考
深夜バス(一般系統) 420円 通常運賃の2倍
江東01系統(門前仲町〜東京テレポート) 100円 大人・子供共通の低廉運賃

なお、2026年3月末に深夜バス6系統が廃止されています。深夜バスの運行本数は以前より減っているため、夜間の移動手段はあらかじめ確認しておくと安心です。

都営バスはいつ値上げする?2026年の最新情報

多くの方が一番気になるのが「値上げはいつ?」という点ですよね。現時点の状況と、過去の改定履歴からわかることをお伝えします。

公式発表の状況(2026年5月現在)

東京都交通局のウェブサイトを確認しても、都営バスの運賃値上げに関する公式発表は2026年5月現在ありません。

値上げの可能性はゼロではありません。 民営バス各社は2024〜2026年にかけて相次いで値上げを実施しており、都営バスとの運賃差が拡大しています。今後の動向は注視が必要ですが、現時点で「いつ値上げするか」の確定情報はない状況です。

なお、「民業圧迫」の観点から、都営バスが民営バスよりも大幅に安い状態を長期間続けることへの議論もあります。民営バスとの差がさらに広がれば、値上げ検討の可能性はあるでしょう。最新情報は東京都交通局公式サイトでご確認ください。

過去の運賃改定履歴(2019年・2014年)

都営バスの過去の運賃推移を振り返ると、1995年から2014年まで実に19年間、200円に据え置かれていたことがわかります。長期間の据え置きは都営バスの歴史的な傾向でもあります。

改定日 大人(現金) 主な変更内容
1992年2月5日 180円 前回改定
1995年3月1日 200円 200円に値上げ
2014年4月1日 210円 消費税8%改定に伴い10円値上げ
2019年10月1日 210円(据え置き) IC運賃を206円→210円に統一
2026年5月現在 210円(据え置き) 変更なし・値上げ発表なし

出典:都営バス資料館 運賃改定の歴史 / 2019年10月改定詳細

都営バスが値上げを検討する背景・理由

公式発表はないものの、値上げが議論される背景にはいくつかの要因があります。今後の動向を読む上でも、押さえておきたいポイントです。

人件費・燃料費の高騰

バス事業のコスト構造において、人件費は大きなウェイトを占めます。近年の物価上昇・最低賃金引き上げの流れのなかで、運転士の賃金も上昇傾向にあります。さらに燃料費も高止まりしており、都営バスも例外ではないでしょう。民営バス各社が値上げに踏み切っている主な理由もここにあります。

深刻な運転士不足と減便問題

都営バスでも運転士不足が深刻化しています。2025年度後期採用では目標100名に対して83名の合格に留まり、約40人の不足が見込まれています。この影響で、2026年4月からは深夜や土休日を中心に運行が縮小されました。

コスト増と人手不足が重なるなか、いずれ料金改定の議論が本格化する可能性はあります。公共交通全体の値上げ動向にも注目しておくといいでしょう。

都内民営バスとの運賃比較【2026年現在】

都内の主要民営バス各社との料金を比べてみると、都営バスの安さが際立ちます。2024〜2026年にかけて民営各社は値上げを実施しており、差が広がっています。

バス会社 現在の初乗り運賃 最終改定日 都営バスとの差
都営バス 210円 2019年10月1日
京王バス 230円 2024年3月16日 +20円
京成バス 230円 2025年3月1日 +20円
西武バス 230円 2025年6月1日 +20円
国際興業バス 240円 2025年10月1日 +30円
関東バス 240円 2026年3月1日 +30円
東急バス 現金250円 / IC240円 2025年10月1日 +40円(現金)/ +30円(IC)
小田急バス 250円 2025年10月1日 +40円
東武バスセントラル 250円 2025年8月2日 +40円
東京BRT 現金250円 / IC240円 2025年10月1日 +40円(現金)/ +30円(IC)
京浜急行バス 250円 2026年3月18日 +40円

出典:東京都区内バス運賃一覧(NLセコビ)(2026年5月時点での調査に基づく)

民営バスの大半が230〜250円に改定済みで、都営バス(210円)との差は最大40円に達しています(ICカード利用時でも最大30円差)。10回乗れば300〜400円の差ですから、都営バスのルートが使えるなら積極的に活用したいですね。

都営バスをお得に使う節約術

都営バスには、1日・定期的に使う方向けのお得な乗車券が揃っています。値上げ前のこのタイミングで使い方を見直してみましょう。

一日乗車券(500円)の活用方法

「都バス一日乗車券」は、ICカードで500円(子供250円)。都営バスの23区内一般系統が1日乗り放題になります。3回以上乗るなら元が取れる計算です(210円×3回=630円)。観光や買い物で乗り降りを繰り返す日に特に重宝します。

Suicaなどの交通系ICカードでその場で購入できるため、窓口に並ぶ必要がありません。「今日は何回も乗るかも」という日に、バスに乗る前にサクッと購入しておくのがコツです。

都営まるごときっぷ(700円)の活用

「都営まるごときっぷ」は大人700円(子供350円)で、都営バス・都営地下鉄・都電荒川線・日暮里舎人ライナーの4路線が1日乗り放題になります。都内の移動を都営交通でまとめて使う方にとっては非常にお得な1枚です。

乗車券名 大人料金 子供料金 対象路線
都バス一日乗車券 500円(IC) 250円(IC) 都営バス(23区内、江東01除く)
都営まるごときっぷ 700円 350円 バス+地下鉄+都電+日暮里舎人ライナー

出典:東京都交通局公式 バス運賃・乗車券

なお、交通費の節約を考えるとき、「バスよりタクシーの方が時間的にお得では?」と思うこともあるかもしれません。近年のタクシー料金の変動も気になる方はこちらの記事もご参考ください。

よくある質問(FAQ)

都営バスは値上げしましたか?(2026年)

2026年5月現在、東京都交通局から値上げの公式発表はありません。最後の運賃改定は2019年10月1日(IC運賃の206円→210円への統一)で、それ以来、料金は据え置かれています。

都営バスの現在の料金はいくらですか?

東京23区内の一般系統は大人210円(現金・ICカード共通)、子供は現金110円・ICカード105円です。深夜バスは大人420円になります。なお、学バス系統(180円)やC・H01系統(190円)など、一部に割安な系統もあります。

ICカードで払うと安くなりますか?

大人は現金・ICカードともに210円で同額です。2019年10月の運賃改定でIC運賃が現金と統一されたため、大人のICカード割引はありません。ただし子供はICカードで105円と、現金(110円)より5円安くなっています。

民営バスとどのくらい差がありますか?

2026年現在、東急バス・小田急バス・京浜急行バスなど多くの民営バスが250円に改定しており、都営バス(210円)との差は最大40円となっています。京王・京成・西武バスは230円で、こちらとも20円の差があります。

この記事のまとめ

  • 都営バスの現在の料金は大人210円(23区内一般系統、現金・IC共通)。深夜バスは420円
  • 2026年5月現在、値上げの公式発表はなし。最後の改定は2019年10月
  • 民営バス各社は230〜250円に改定済みで、都営バスは最大40円安い
  • 一日乗車券(500円)や都営まるごときっぷ(700円)でさらにお得に使える
  • 運転士不足と民営バスとの差拡大が続いており、今後の動向は注視が必要

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