「楽天モバイルも値上がりしているの?」「他社のように料金が上がってしまうの?」と心配していませんか。2026年5月時点では、メインプランの月額料金は据え置かれています。一方で、ひっそりと値上がりしている費用もあります。この記事では、実際に変わった費用の一覧・値上げしない理由・今後の見通しを最新情報でまとめます。

結論
楽天モバイルのメインプランは2026年5月時点で値上げなし。
ただし「ステルス値上げ」は3件進行中

「Rakuten最強プラン」の月額料金(1,078円〜3,278円)は改定されていません。ただし、ユニバーサルサービス料・請求書発行手数料・契約事務手数料(5回線目以降)が順次引き上げられています。2026年5月14日の決算説明会でも値上げ発表はありませんでした。

楽天モバイルで実際に値上がりした費用一覧【2026年5月最新】

「値上げなし」と言われる楽天モバイルですが、メインプランの外側では着実に費用が引き上げられています。「プランは据え置きでも、いつの間にか出費が増えている」というケースもあるので、ひとつずつ確認していきましょう。

対象項目 変更前 変更後 実施日
ユニバーサルサービス料 月額2.2円/番号 月額3.3円/番号 2025年7月請求分〜
請求書発行手数料 220円(税込) 396円(税込) 2024年12月10日〜
契約事務手数料(5回線目以降) 無料 3,850円(税込)/回線 2025年11月19日〜
Rakuten最強プラン(月額) 変更なし(1,078円〜3,278円)

ステルス値上げで年間いくら増える?(試算)

① ユニバーサルサービス料:+1.1円/月 × 12ヶ月 = 年間+約13円
② 請求書発行手数料(紙明細を使っている場合):+176円/月 × 12ヶ月 = 年間+約2,112円③ 契約事務手数料(5回線目以降を新たに追加する場合):+3,850円(1回限り)

メインプランの料金は変わっていないため、紙明細を電子明細に切り替えれば、実質的な負担増はほぼゼロにできます。

ユニバーサルサービス料(2025年7月〜)

ユニバーサルサービス料とは、山間部や離島など採算の取れない地域でも電話サービスを維持するための費用です。総務省が定める料金で、各通信会社が徴収します。楽天モバイルでは2025年7月請求分より1番号あたり月額3.3円(税込)に改定されました。1円ちょっとの差額ですが、家族4人分なら年間で約50円の増加です。これは業界共通の改定で、楽天モバイル独自の値上げではありません。

請求書発行手数料(2024年12月10日〜)

紙の請求書を郵送で受け取る場合にかかる手数料が、2024年12月10日より220円から396円(税込)に改定されました。毎月紙の請求書を受け取っている方は年間で約2,112円の増加となります。「my 楽天モバイル」アプリや会員画面から電子明細(無料)に切り替えることで、この費用はゼロにできますよ。

節約できます:請求書発行手数料は電子明細への切り替えで無料になります。「my 楽天モバイル」アプリ→「料金・支払い」→「請求書設定」から変更できます。

契約事務手数料(2025年11月19日〜、5回線目以降)

2025年11月19日より、同一名義で累計5回線目以降の契約には1回線ごとに3,850円(税込)の契約事務手数料がかかるようになりました。1〜4回線目は引き続き無料です。

注意:「解約済みの回線」もカウントされます。過去にポイント目的などで何度も契約・解約を繰り返した方は、2020年4月8日以降の累計契約数を「my 楽天モバイル」→「申し込み履歴」で確認しておきましょう。

SPU(楽天ポイント還元)の実質改悪

楽天モバイルを契約すると楽天市場での買い物ポイントが加算されるSPU(スーパーポイントアッププログラム)は、近年ポイント還元の上限引き下げなど条件が厳しくなっています。月額料金そのものは変わっていませんが、「通信費を楽天市場のポイントで実質相殺していた」方にとっては実質的な負担増といえるかもしれません。

楽天モバイルの現行料金と大手3社・格安SIM比較

「結局、今の楽天モバイルは他社と比べてどれくらいお得なの?」という疑問にお答えします。2026年5月時点の主要プランを並べてみました。

キャリア / プラン 月額料金(税込) データ量 備考
楽天モバイルRakuten最強プラン 1,078円〜3,278円 3GB〜無制限(段階制) 無制限3,278円
ドコモ/eximo 4,565円〜7,315円 3GB〜無制限(段階制) 無制限7,315円
au/使い放題MAX 5G 7,238円 無制限
ソフトバンク/メリハリ無制限+ 8,008円 無制限 2026年4月値上げ済
ahamo 2,970円 20GB 無制限は別途オプション
UQモバイル/トクトクプラン 4,928円 無制限(自宅セット割適用) 2026年値上げ済

無制限プランで比べると、楽天モバイルの3,278円は大手3社と比べて年間で約47,000〜57,000円の差があります。他社が次々と値上げを実施するなか、楽天モバイルの「据え置き」という選択肢の重みは増しています。

なぜ楽天モバイルはメインプランを値上げしないのか

ドコモ・au・ソフトバンクが次々と値上げを実施している中で、楽天モバイルだけが「据え置き」を続けています。これには経営的な理由があります。

「値上げしない」宣言と市場環境

楽天モバイルの代表取締役会長である三木谷浩史氏は、2025年9月30日の記者発表会で「今日は楽天モバイルも値上げします、という発表ではない」と明言しました。そして2026年5月14日の第1四半期決算説明会でも値上げは発表されませんでした。

その背景には市場シェアの問題があります。楽天モバイルは2025年12月時点で1,000万回線を突破しましたが、先行する大手3社のシェアにはまだ及びません。この状況で値上げに踏み切ると、povo2.0や格安SIMへの流出が起き、成長にブレーキがかかります。

「0円廃止ショック」の教訓

楽天モバイルは2022年に「0円プラン」を廃止した際、大量のユーザーを失った苦い経験を持っています。その後ブランドイメージの回復に時間をかけ、ようやく黒字化を達成。同じ轍を踏むリスクを経営陣が最も警戒しているのが現状です。

完全仮想化ネットワークによるコスト優位

楽天モバイルが採用する「完全仮想化ネットワーク」は、従来の物理機器を多用する方式よりもインフラコストを低く抑えられる技術です。これが「他社が値上げを迫られる局面でも耐えられる」コスト構造につながっています。

今後の値上げはある?考えられる3つのシナリオ

「今は値上げしていないけど、将来はどうなるの?」というのは、楽天モバイルユーザーが最も気になる点ではないでしょうか。現時点の情報からシナリオを整理してみます。

シナリオ ①
現状維持+オプション課金
可能性:高

メインプランは据え置きのまま、新しい有料オプションで収益を積み上げる形。2026年後半開始予定の衛星通信サービスが月額数百円の追加オプションとして提供される可能性があります。

シナリオ ②
最低料金帯の引き上げ
可能性:中

3GBまで1,078円という「底値」が引き上げられるシナリオ。ドコモのirumoが2025年6月に新規受付を終了し、低価格帯の競合が減ったことで選択肢として浮上しています。

シナリオ ③
メインプランの一律値上げ
可能性:低

無制限プランを一律で引き上げるシナリオ。ユーザーの反発が最も大きく、0円廃止の教訓もあることから、業界全体の値上げトレンドが続く局面でのみ起こり得る最終手段と考えられます。

2026年5月時点の公式見解:三木谷社長は「値上げに関しては総合的に判断すること、長期的に考えること」とコメントしており、具体的な時期・金額は一切明示されていません。

値上げ時代に楽天モバイルを賢く使う方法

他社の値上げが続く中で楽天モバイルを賢く活用するために、今すぐできる対策をまとめます。

今できる3つの対策

  • 電子明細に切り替える:紙の請求書発行手数料(396円/月)をゼロにできます。「my 楽天モバイル」→「料金・支払い」から設定変更できます。
  • 自分の契約回線数を把握する:「my 楽天モバイル」→「申し込み履歴」で累計回線数を確認。5回線目以降の追加契約では事務手数料3,850円が発生します。
  • 料金改定情報を定期チェックする:楽天モバイルの公式お知らせページや、プライシーアプリの通知機能で最新の料金情報をキャッチしましょう。

プライシーアプリで料金変動をいち早くキャッチ

プライシーはスマホ(iOS / Android)向けの価格比較アプリです。値下がりやクーポン発生時にプッシュ通知でお知らせする機能があります。楽天モバイルや他社の料金プランに関連する商品・サービスの価格動向を手軽に把握したい方にも活用できます。

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よくある質問

楽天モバイルはいつ値上げしますか?

2026年5月時点では、Rakuten最強プランの月額料金(1,078円〜3,278円)の値上げは発表されていません。2026年5月14日の第1四半期決算説明会でも値上げは告知されませんでした。ただし将来の値上げを100%否定する公式声明もなく、三木谷社長は「総合的に判断、長期的に考える」としています。

楽天モバイルで値上がりしたものは何ですか?

メインプランの月額料金は据え置きですが、①ユニバーサルサービス料(2025年7月〜月額3.3円/番号)、②請求書発行手数料(2024年12月〜396円)、③契約事務手数料(2025年11月19日〜5回線目以降3,850円/回線)が引き上げられています。

楽天モバイルの契約事務手数料はいつから無料ですか?

同一名義での累計4回線目までは2025年11月19日以降も引き続き無料です。5回線目以降の新規契約(2025年11月19日以降)から1回線ごとに3,850円(税込)の手数料がかかります。なお、解約済みの回線も累計にカウントされるのでご注意ください。

楽天モバイルから乗り換えるべきですか?

2026年5月時点では、無制限プランの月額3,278円は大手3社(7,000〜8,000円台)に比べて圧倒的にお得な水準です。メインプランの値上げが発表されていない現状では、乗り換えるより「楽天モバイルを継続しながら料金情報を監視する」のが賢い選択です。ただし通信エリアや品質の面で不満がある場合は、比較記事も参考にして検討してみてください。

Rakuten最強U-NEXTは値上がりですか?

Rakuten最強U-NEXTは2025年10月に新設された月額4,378円の別プランです。従来のRakuten最強プラン(3,278円)に加えてU-NEXT(動画配信)が使えるパッケージとなっており、既存プランの「値上げ」ではありません。現在のRakuten最強プランのまま使い続けることも可能です。

この記事のまとめ

  • Rakuten最強プランの月額料金(1,078円〜3,278円)は2026年5月時点で変更なし
  • ステルス値上げとしてユニバーサルサービス料・請求書発行手数料・契約事務手数料(5回線目以降)が引き上げ済み
  • 2026年5月14日の決算説明会でも値上げ発表はなく、当面は据え置きが続く見込み
  • 大手3社と比べると無制限プランで年間5万円前後の差があり、値上げ時代でも楽天モバイルは依然お得な水準
  • 請求書発行手数料は電子明細に切り替えるだけで無料にできる

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