「ドコモの料金が上がった」と聞いて、どのくらい値上げされたのか、自分の契約はどうなるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、2025年〜2026年に実施されたドコモの値上げ内容を時系列でまとめ、既存ユーザーへの影響と対策まで丁寧に解説します。
ドコモ値上げの全体像(2025〜2026年)
ドコモでは2025年〜2026年にかけて、スマホ料金・光回線・事務手数料と複数の値上げが相次いでいます。まずは何が、いつから変わったのかを一覧で確認しておきましょう。
| 内容 | 適用時期 | 変更の概要 |
|---|---|---|
| 新料金プラン導入(スマホ) | 2025年6月5日〜 | 「ドコモMAX」「ドコモmini」等に移行。旧プランより基本料金が上昇 |
| 店頭手続き 事務手数料 | 2025年9月5日〜 | 3,850円 → 4,950円に引き上げ(Web手続きは引き続き無料) |
| ぷらら光の統合(ドコモ光) | 2026年5月〜 | ぷらら光がドコモ光に統合。月額料金が440円値上げ |
| 光回線 工事料(ドコモ光・ahamo光) | 2026年6月1日以降の申込〜 | 屋内工事あり:22,000円 → 28,600円(最大+6,600円) |
電話ユニバーサルサービス料は値下げ:1電話番号あたり月3.3円から2.2円へ(2026年1月利用分〜)。スマホ・光の値上げ分に比べると影響はほぼゼロです。
【スマホ】新料金プランの値上げ内容|2025年6月から
スマホ料金の値上げは、2025年4月24日にNTTドコモが発表した新料金プランへの切り替えによるものです。2025年6月5日から「ドコモMAX」「ドコモmini」「ドコモ ポイ活MAX」「ドコモ ポイ活20」の4プランが提供開始となり、旧プラン(eximo・irumo)は同年6月4日をもって新規受付を終了しています。
ドコモMAXは旧eximoより月1,133円値上げ
データ無制限の旧プラン「eximo」と新プラン「ドコモMAX」を比べると、全段階で月1,133円の値上げになっています。
| データ量 | 旧:eximo(税込) | 新:ドコモMAX(税込) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 〜1GB | 4,565円 | 5,698円 | +1,133円 |
| 1GB超〜3GB | 5,665円 | 6,798円 | +1,133円 |
| 3GB超〜無制限 | 7,315円 | 8,448円 | +1,133円 |
ただし、ドコモMAXには旧eximoにはなかった付加価値が加わっています。最大の目玉は「DAZN for docomo」が追加料金なしで見放題になること。DAZNの単体月額は4,200円(税込)なので、もともとDAZNを別途契約していた方なら差し引き月3,067円お得(4,200円 − 1,133円値上げ分)という計算になり、実質的な値下げになります。さらに国際ローミング30GBまで無料(2025年9月以降)、Amazonプライム最大6ヶ月割引も付いてきます。
DAZNユーザーは実質値下げ:DAZN for docomo(実質4,200円相当)が無料になるため、別途DAZNを契約していた方は値上げ幅1,133円を大きく上回る節約になります。スポーツ観戦が好きな方にとってはむしろお得なプランです。
各種割引を最大適用した場合の実質料金
ドコモMAXは割引の組み合わせによって大幅に下げられます。2025年10月以降にすべての割引が適用できた場合の目安はこちらです。
| 割引名 | 割引額/月 | 条件 |
|---|---|---|
| みんなドコモ割(3回線以上) | −1,210円 | 同一ファミリー割引グループで3回線以上 |
| 長期利用割(20年以上) | −220円 | ドコモ継続20年以上。2025年10月〜 |
| dカードお支払割(GOLD等) | −550円 | dカードGOLD/PLATINUMで料金支払い |
| ドコモ光/home 5Gセット割 | −1,210円 | ドコモ光またはhome 5Gをセット契約 |
| ドコモでんきセット割 | −110円 | ドコモでんきを契約 |
| 合計最大割引 | −3,300円 | 全条件を満たした場合 |
割引をすべて適用すると、3GB超〜無制限の場合は8,448円 → 5,148円(2025年10月以降)まで下がります。旧eximoを最大割引で利用していた方と比較すると、最終的な負担は多少増える計算です。
ドコモ ポイ活MAX・ポイ活20の料金は?
ポイ活志向の方向けに「ドコモ ポイ活MAX」「ドコモ ポイ活20」も新設されています。月額は割高ですが、dカードやd払いのポイント還元率が高く設定されており、ポイント運用次第では実質負担を大きく下げられます。
| プラン | データ量 | 基本料金(税込) | 最大割引後の目安 |
|---|---|---|---|
| ドコモ ポイ活MAX | 無制限 | 11,748円 | 約2,948円〜(全割引+最大5,000ptポイント充当) |
| ドコモ ポイ活20 | 20GBまで | 7,898円 | 約2,068円〜(全割引+最大2,500pt充当) |
| ドコモ ポイ活20 | 20GB超〜無制限 | 9,570円 | 約3,740円〜(全割引+最大2,500pt充当) |
ポイ活プランの注意点:最安値はdカードPLATINUMの利用・ドコモ光セット割・でんきセット割など多くの条件を同時に満たした場合の目安です。ポイント充当分は毎月変動するため、実際の負担額はご自身の利用状況によって変わります。
ドコモminiは旧irumoとどう変わった?
小容量プランも大きく変わっています。旧「irumo」は0.5GB〜9GBの4段階制でしたが、新「ドコモmini」は4GBと10GBの2択のみになりました。
| プラン | データ量 | 基本料金(税込) | 最大割引後 |
|---|---|---|---|
| 旧:irumo | 0.5GB | 550円 | 550円(割引対象外) |
| 旧:irumo | 3GB | 2,167円 | 880円〜 |
| 旧:irumo | 9GB | 3,377円 | 2,090円〜 |
| 新:ドコモmini | 4GB | 2,750円 | 880円〜 |
| 新:ドコモmini | 10GB | 3,850円 | 1,980円〜 |
0.5GBプランは廃止・後継なし:月550円で維持できた「irumo 0.5GBコース」は廃止されており、同等の低価格プランはドコモにありません。着信専用や回線維持目的で使っていた方は、既存契約を継続するか他社への乗り換えを検討する必要があります。
また、ドコモminiには「みんなドコモ割」が対象外という注意点があります。家族間通話の無料サービスも適用されないため、通話が多い方には使いにくいプランです。
【ドコモ光】値上げの内容|2026年5〜6月
スマホ料金に続いて、光回線でも値上げが相次ぎました。2026年に入ってからドコモ光は二段構えの値上げとなっています。
ぷらら光がドコモ光に統合され月440円値上げ(2026年5月)
NTTドコモは2026年5月より「ぷらら光」を「ドコモ光」に統合しました。統合後のプランに変わることで、月額料金が上がっています。
| タイプ | 統合前(ぷらら光) | 統合後(ドコモ光相当) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 戸建(2年定期契約) | 5,280円/月 | 5,720円/月 | +440円/月 |
| マンション(2年定期契約) | 3,960円/月 | 4,400円/月 | +440円/月 |
光回線の工事料が最大6,600円値上げ(2026年6月〜)
さらに2026年6月1日以降の申し込み分から、「ドコモ光」「ahamo光」の開通工事料が引き上げられています。物価高騰や電気料金の上昇が理由とされており、これから新規で申し込む方には影響があります。
| 工事の種類 | 改定前 | 改定後(2026年6月〜) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 屋内配線工事あり | 22,000円 | 28,600円 | +6,600円 |
| 屋内配線工事なし | 11,660円 | 18,260円 | +6,600円 |
ドコモ光への新規加入を検討している方は、2026年6月より前に申し込むと工事料が抑えられます。既存ユーザーへの月額料金への影響はありません。
ドコモが値上げに踏み切った理由
なぜドコモはこのタイミングで値上げに動いたのでしょうか。背景にはいくつかの要因があります。
5Gエリアの拡大・品質改善には莫大な設備投資が必要です。ドコモは他社と比べて5G投資の遅れが指摘されており、収益確保のために料金改定が避けられない状況になっています。
電気料金や物価の上昇が通信事業者のコストを押し上げています。光回線工事料の値上げもこの流れの一環です。
新プランでは「安さ」ではなく「DAZN無料」や「Amazonプライム割引」などのコンテンツ価値を前面に出す戦略に転換。これが基本料金上昇の主因の一つになっています。
既存プランユーザーは値上げされる?
旧プラン(eximo・irumo)を契約中の方がもっとも気になるのが「自分の料金も上がるの?」という点ですよね。安心してください。強制的な新プランへの移行はありません。
旧プランは継続利用できます:NTTドコモは新プラン導入時に「eximo/irumoをご契約のお客さまは継続してご利用いただけます」と明言しています。プラン変更の手続きをしない限り、料金は変わりません。
ただし、一度でも新プランや他のプランに変更すると、旧プランへの返り変えはできません。「試しに変えてみようかな」と思った方は、変更前に十分比較してから判断しましょう。
旧プランを維持すべきか、新プランに乗り換えるべきか
- DAZNをまったく使わない
- 割引条件を満たしていない(単回線・光なし)
- 0.5GB〜3GBの超ライトユーザー
- 家族間通話無料を多用している
- DAZNを別途契約している(月4,200円節約)
- ドコモ光・home 5G・でんきも使っている
- ドコモを10年以上使っているヘビーユーザー
- 家族3回線以上でドコモを使っている
値上げ対策①|ドコモのまま料金を下げる方法
引き続きドコモを使い続けたいけれど、少しでも負担を抑えたいという方のために、活用できる割引をまとめました。
みんなドコモ割で最大月−1,210円
同一「ファミリー割引」グループ内の回線数に応じて割引が入ります。3回線以上で月1,210円引きは大きな恩恵ですね。家族がバラバラのキャリアを使っているなら、ドコモにまとめる検討の余地があります。
dカードGOLD・PLATINUMの支払い割
dカードGOLDまたはPLATINUMでスマホ料金を支払うことで、月550円の割引が入ります。dカードの年会費(11,000円)はかかりますが、ポイント還元や旅行保険なども考慮すると元が取れる方も多いです。
ドコモ光・home 5Gのセット割(月−1,210円)
スマホとインターネット回線をドコモで揃えると、スマホ料金から月1,210円引きになります。家族全員の回線にそれぞれ適用されるので、5回線なら月6,050円の節約になります。
割引組み合わせの計算例:ドコモMAX(3GB超)で、みんなドコモ割(3回線以上)+dカードGOLD払い+光セット割+でんきセット割+長期割(20年以上)をすべて適用すると、8,448円 → 5,148円/月まで下がります(2025年10月以降)。
値上げ対策②|乗り換えを検討する場合の選択肢
「ドコモの値上げをきっかけに他社を検討したい」という方に向けて、主な乗り換え先を紹介します。
ahamoはドコモ系で月2,970円〜(20GB)
ドコモの回線を使いながら料金を抑えたいなら、ahamoが有力候補です。20GBで月2,970円(税込)と、ドコモMAXより大幅に安く、5分以内の通話が無料。番号もそのままMNP不要で移行できます。ただしドコモショップでのサポートは対象外になります。
UQモバイル・Y!mobileなどのサブブランド
auのサブブランド「UQモバイル」、ソフトバンクのサブブランド「Y!mobile」は、通信品質が大手に近く、セット割も充実しています。それぞれ家族割や光回線とのセット割引で実質1,000〜3,000円台で使えるプランがあります。
格安SIMという選択肢
データ使用量が少なく料金重視なら、MVNOの格安SIMも選択肢に入ります。ドコモ回線を使うmineoやIIJmioなら、つながりやすさを維持しながら月1,000〜2,000円台も可能です。
乗り換え前に確認しておきたいこと:旧プランから乗り換えると、ドコモのキャリアメールアドレス(@docomo.ne.jp)は原則使えなくなります。メルマガ登録や各種サービス登録に使っている方は事前に変更手続きをしておきましょう。
よくある質問
スマホ料金は2025年6月5日から新料金プランが始まり、実質値上げとなりました。ドコモ光はぷらら光統合による値上げが2026年5月、工事料の値上げが2026年6月1日以降の申し込み分から適用されています。
いいえ。旧プランをご契約中の方は、ご自身で変更手続きをしない限り引き続き使い続けられます。ただし一度新プランに変更すると旧プランへの返り変えはできないため、変更は慎重に判断してください。
基本料金だけ見ると値上がりしています(3GB→4GBで2,167円→2,750円)。ただしドコモ光セット割などの割引を使えば880円〜と旧プラムと同等以下にもなります。なお0.5GBプランは廃止されており後継プランはありません。
2026年5月時点で、NTTドコモは「料金改定を検討している」と発言していますが、具体的な時期は公表されていません。強制移行の予定も現時点ではなく、最新情報はドコモ公式サイトでご確認ください。
まとめ
ドコモ値上げ|おさらいポイント
- スマホ料金:2025年6月5日から新プランが始まり、旧eximoより月1,133円値上げ
- 旧プランユーザー:強制移行なし。変更しなければ料金は変わらない
- ドコモ光:2026年5月に月額+440円、6月に工事料+6,600円
- 節約するなら:みんなドコモ割+光セット割+dカードGOLDで月最大3,300円引き可能
- 乗り換えを検討するなら:ahamoまたはUQ・Y!mobileが有力
値上げのニュースに不安を感じた方も、まずは「自分のプランが変わるかどうか」を確認するところから始めてみてください。旧プランのままなら今すぐ影響はありませんし、新プランに変わっても割引をうまく組み合わせれば負担を抑えられます。プライシーでは通信費を含むさまざまなサービスのお得情報をお届けしているので、ぜひ活用してみてくださいね。
