「ミツカンがまた値上げ?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。味ぽん・金のつぶ・鍋つゆなど、毎日の食卓に欠かせないミツカン製品は、2024年から2026年にかけて相次いで値上げが行われています。この記事では、2026年最新の値上げ情報をはじめ、過去の値上げ履歴・理由・今後の見通しまで、すべてまとめて解説します。
📌 2026年6月1日〜:納豆全19品が参考小売価格(税別)で6〜20%値上げ。ナフサ価格高騰と原材料費増加が主な理由です。
📌 2026年5月1日〜:「金のつぶ 梅風味黒酢たれ3P」など4商品が一時販売休止になりました。
📌 2025年7月1日〜:味ぽん・鍋つゆ・納豆など計69品が7〜17%値上げ済み(味ぽん360mlは307円→342円)。
ミツカン 最新の値上げ情報【2026年6月〜】
2026年6月1日から:納豆全19品が6〜20%値上げ
ミツカンは2026年5月1日、公式プレスリリースにて、納豆商品全19品の価格改定を発表しました。2026年6月1日(月)出荷分より、参考小売価格(税別)で6〜20%引き上げられます。値上げ幅の大きさから、家計への影響を心配されている方も多いことでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 改定時期 | 2026年6月1日(月)出荷分より |
| 対象商品数 | 納豆商品 全19品 |
| 値上げ幅 | 参考小売価格(税別)6%〜20% |
| 値上げの理由 | ナフサ価格高騰・大豆など原材料費高騰・資材調達の不安定化 |
| 代表例 | 金のつぶ たれたっぷり!たまご醤油たれ3P:約218円→261円前後(報道各社) |
⚠️ 参考小売価格と実売価格の違いに注意表中の価格はメーカーが設定する「参考小売価格(税別)」です。スーパーでの実際の販売価格はこれとは異なり、通常は安く設定されています。値上げ後も、店舗によって価格は異なりますのでご注意ください。
2026年5月1日から:4商品が一時販売休止
値上げの発表と同日(2026年5月1日)、中東情勢悪化に伴うナフサの供給不安によって容器・包装資材の安定調達が困難になったとして、以下の4商品が一時販売休止となりました。
| 休売商品名 | 休売開始 |
|---|---|
| 金のつぶ 梅風味黒酢たれ3P | 2026年5月1日〜 |
| 金のつぶ 梅風味黒酢たれ北3P | 2026年5月1日〜 |
| くめ納豆 北海道納豆ミニ3 | 2026年5月1日〜 |
| なっとういち 『押すだけプシュッ!と』超小粒3P | 2026年5月1日〜 |
これらの商品は「値上げ」ではなく「一時休売」であり、供給状況が改善されれば再販される可能性があります。ただし、再販時期については現時点で未定です。
2025年の値上げ(味ぽん・鍋つゆ・納豆 69品)
2025年7月1日から:家庭用69品が7〜17%値上げ
2026年の値上げに先立ち、ミツカンは2025年5月12日、公式プレスリリースにて2025年7月1日からの大規模な価格改定を発表しました。対象は家庭用ぽん酢・鍋つゆ・納豆、業務用すし酢を合わせて計69品です。
| カテゴリ | 対象品数 | 値上げ幅 | 代表商品の価格変化 |
|---|---|---|---|
| 家庭用ぽん酢 | 20品 | 約7〜17% | 味ぽん 360ml:307円→342円(税別) |
| 家庭用鍋つゆ | 16品 | 約7〜17% | — |
| 納豆 | 2品 | 15%〜 | — |
| 業務用すし酢 | 31品 | 約10〜15% | — |
特にインパクトが大きかったのが、主力商品「味ぽん 360ml」の値上げです。1990年以来35年ぶりの価格改定で、参考小売価格(税別)が307円から342円へと引き上げられました。長らく価格が安定していた分、消費者の間で驚きの声が多く上がりました。
ミツカンの値上げ歴史まとめ(2022〜2026年)
「また値上げ?」と感じている方も多いと思いますが、実はミツカンの値上げは2022年から毎年のように続いています。以下の表でまとめてご確認ください。
| 時期 | 対象商品カテゴリ | 値上げ幅(参考小売価格・税別) | 主な理由 |
|---|---|---|---|
| 2022年6月 | 食酢関連商品47品 | 家庭用3〜10%、業務用4〜13% | 原材料・エネルギーコスト増 |
| 2022年11月 | 食酢ドリンク・たれ商品 | 5〜13% | 原材料費・物流費高騰 |
| 2023年3月 | ぽん酢15品(味ぽん33年ぶり) | 家庭用5〜14%、業務用5〜11% | かんきつ果汁など原材料高騰 |
| 2023年9月 | 業務用食酢・ドレッシング132品 | 5〜21% | 穀物・エネルギー費高騰 |
| 2024年4月 | 家庭用つゆ商品(一部) | — | 製造コスト増 |
| 2024年6月 | 家庭用納豆9品 | 4.5〜7.6% | 大豆・物流コスト高騰 |
| 2025年7月 | ぽん酢・鍋つゆ・納豆等69品 | 7〜17%(納豆は15%〜) | 原材料・かんきつ果汁・大豆高騰 |
| 2026年6月 | 納豆全19品 | 6〜20% | ナフサ価格高騰・原材料費増 |
2022年からわずか4年で、主力商品の価格は段階的に10〜30%以上値上がりしていることになります。一度の値上げ幅は控えめでも、複数回の値上げが積み重なると家計への負担はかなり大きくなります。
ミツカンが値上げする3つの理由
①ナフサとは?なぜ納豆パックの価格に直結するのか
「ナフサ」という言葉を初めて聞いた方も多いかもしれません。ナフサは原油から精製される石油化学製品の基幹原料で、プラスチックや合成繊維の出発点となります。
納豆と一見無関係に思えるナフサですが、実は納豆の発泡スチロール容器(PSトレー)や包装フィルム(ポリエチレン・ポリプロピレン)はナフサから作られています。中東情勢(特にイラン周辺)の緊張が高まると、原油の供給が不安定になり、ナフサの価格と調達量の両方が影響を受けます。
2026年の値上げでは、ミツカンは「ナフサ価格の高騰および供給不安が顕在化している」と明確に説明しており、容器・資材が調達できなくなることを見越して一部商品の販売休止にまで踏み切りました。
②大豆・かんきつ果汁などの原材料費高騰
納豆の主原料である大豆は、その多くを輸入に頼っています。円安の長期化と国際相場の上昇が重なり、調達コストが高止まりしています。ぽん酢の主原料であるかんきつ果汁も同様で、産地での天候不順や輸送コスト増が価格を押し上げています。
③物流コスト・エネルギー費の上昇
「物流2024年問題」(トラックドライバーの時間外労働規制)による運賃の上昇、工場の稼働に必要な電気代の高騰も、製造コスト増の一因です。これらは業界全体に共通する課題です。
他社(おかめ納豆・ヤマダフーズ)は値上げする?
ミツカンの値上げが続く中、「他社の納豆も高くなるの?」と気になりますよね。結論から言えば、競合他社もすでに値上げを実施済み、または追随する見通しです。
| メーカー | ブランド | 値上げ時期・幅 | 状況 |
|---|---|---|---|
| タカノフーズ | おかめ納豆 | 2025年10月:出荷価格10%以上 | 実施済み |
| タカノフーズ | おかめ納豆 | 2026年6月:全商品15% | 予定 |
| ヤマダフーズ | おはよう納豆 | 2025年10月:10%値上げ | 実施済み |
業界最大手のタカノフーズ(おかめ納豆)は2025年10月に全商品を10%以上値上げしたにもかかわらず、2026年6月にもさらに15%の値上げを予定しています。ナフサ不足による容器調達難は業界共通の課題であり、「ミツカンだけが高くなる」のではなく、納豆全体が値上がりする局面に入っています。
ミツカン製品の価格は下がる?今後の見通し
「中東情勢が落ち着けば価格も戻るのでは?」と期待したくなりますが、残念ながら現実はそう単純ではありません。
📊 「価格の粘着性」とは食品の価格は、原料が高騰すると上がりやすいですが、原料が安くなっても元の水準に戻りにくい性質があります。これを「価格の粘着性」と呼びます。物流費・人件費などの固定コストが上昇したまま残り続けるためです。
ナフサ価格が落ち着いたとしても、以下のコストは高止まりが続く見通しです。
- 物流2024年問題に伴う運賃上昇(固定コスト化)
- 人手不足解消のための賃上げ
- 大豆・かんきつ果汁の国際相場の高止まり
- 代替容器(紙製・バイオマス素材)への転換コスト
現在の価格水準が「ニューノーマル(新常態)」となり、2022〜2023年以前の価格に戻る可能性は低いとみておくのが現実的でしょう。上手に節約しながら付き合っていく姿勢が大切になってきます。
少しでも安く買うには?ミツカン製品の価格推移を確認する
値上げが続く中でも、タイミングを見計らってお得に購入する方法はあります。プライシーでは、ミツカン製品を含む食料品・日用品の価格推移をAmazonのデータをもとに可視化しています。価格が下がったタイミングを逃さずにまとめ買いするのが節約の近道です。
特に調味料は「まとめ買いが可能」「賞味期限が長い」という特徴があり、価格が安い時期に複数本購入するのが有効な節約法です。プライシーアプリなら値下がり通知も受け取れますので、チェックしてみてください。
💡 スーパーのプライベートブランド(PB)商品も活用しようイオン・セブン・コープなどのPB商品は、国内大手メーカーが製造していることも多く、品質はほぼ同等で価格は比較的安定していることがあります。ミツカン製品との使い分けも選択肢の一つです。
まとめ:ミツカンの値上げポイントを整理
この記事のポイント
- ✓ 2026年6月1日〜:ミツカン納豆全19品が6〜20%値上げ。ナフサ価格高騰と原材料費増加が主因
- ✓ 2026年5月1日〜:「金のつぶ 梅風味黒酢たれ3P」など4商品が一時販売休止
- ✓ 2025年7月1日〜:味ぽん(307円→342円)・鍋つゆ等69品が7〜17%値上げ済み
- ✓ 2022年から4年間で価格改定が繰り返されており、累計の値上がり幅は大きい
- ✓ おかめ納豆(タカノフーズ)も2026年6月に15%値上げ予定。納豆全体が値上がりする局面
- ✓ 価格は下がりにくい。プライシーで価格推移を確認し、安いタイミングでのまとめ買いが節約の近道
値上げが続くと家計への影響が気になりますよね。プライシーでは、ミツカン製品をはじめとする日用品・食品の価格推移をスマホアプリで手軽に確認できます。値下がりアラートを設定しておけば、見逃しがちなセールや価格下落をプッシュ通知でお知らせします。
よくある質問
2026年6月1日(月)出荷分より、納豆商品全19品の価格が改定されます。参考小売価格(税別)で6〜20%の引き上げとなります。また、2026年5月1日より4商品が一時販売休止となっています。
はい、味ぽん 360mlは2025年7月1日より、参考小売価格(税別)が307円から342円に値上げされました。1990年以来35年ぶりの価格改定です。2026年5月現在、新たな味ぽんの値上げは発表されていません。
「金のつぶ たれたっぷり!たまご醤油たれ3P」は、2024年6月の改定で参考小売価格(税別)が205円から218円に引き上げられました。さらに2026年6月より6〜20%の範囲でさらに値上げとなります。実際の販売価格はスーパーによって異なりますのでご注意ください。
主な理由は①ナフサ(石油化学製品の原料)の価格高騰と供給不安(特に2026年)、②大豆・かんきつ果汁などの原材料費上昇、③物流2024年問題に伴う運賃上昇・エネルギーコスト増の3点です。各要因が複合的に重なり、企業努力での吸収が困難になっています。
プライシーなどの価格比較アプリでAmazonの価格推移を確認し、価格が下がったタイミングでまとめ買いするのが効果的です。調味料は賞味期限が長いため、まとめ買いが節約につながりやすいです。また、スーパーのプライベートブランド(PB)商品の活用も選択肢です。
すでに波及しています。タカノフーズ(おかめ納豆)は2025年10月に全商品を10%以上値上げしており、2026年6月にも15%の値上げを予定しています。ヤマダフーズ(おはよう納豆)も2025年10月に10%値上げしました。ナフサ不足による容器調達難は業界共通の問題であるため、「ミツカンだけが高い」ということはなく、市場全体での値上がり傾向が続いています。
