「ポイントに利息ってつくの?」と気になって検索した方も多いのではないでしょうか。実は楽天ポイントには「楽天ポイント利息」という、預けておくだけで自動的にポイントが増える公式サービスがあります。この記事では、その仕組みや利率、実際にどのくらい増えるのかをプライシー編集部が保有額別のシミュレーション付きで解説します。
なお、dポイント・Vポイント・PayPayポイントなどには、楽天ポイント利息のような固定利率で常設の「利息」制度は基本的にありません(詳しくは後述のFAQで解説します)。
ポイントに利息はつく?「楽天ポイント利息」の仕組み
結論からお伝えすると、すべてのポイントに利息がつくわけではありません。「ポイントに利息がつく」仕組みとして代表的なのが、楽天PointClubが提供する「楽天ポイント利息」というサービスです。保有している楽天ポイント(通常ポイント)を専用の口座に預けておくと、銀行預金のように毎月利息分のポイントが自動的に加算されます。
預けたポイントは「利息プラスポイント」と呼ばれ、元本が減ることはなく、いつでも1ポイント単位で引き出せるのが特徴です。銀行の定期預金のように「満期まで引き出せない」といった制約もないので、気軽に始めやすいサービスといえます。
対象になるのは「通常ポイント」のみ
楽天ポイント利息に預けられるのは、楽天市場でのお買い物や楽天カードの利用で貯まる「通常ポイント」だけです。有効期限が短い「期間限定ポイント」や、他社サービスから交換した通常ポイントは対象外なので注意してください。
期間限定ポイントを失効させずに使い切りたい場合は、利息を狙うのではなく早めに消化するのが基本です。使い道に迷っている方は以下の記事も参考にしてみてください。
編集部の気づき:「利息」と聞くと銀行預金をイメージする方が多いと思いますが、楽天ポイント利息はあくまで楽天PointClub独自のサービスです。銀行法上の「利息」ではなく、楽天が独自に付与する「ポイントの増加分」という位置づけになります。
楽天ポイント利息の利率と計算方法
楽天ポイント利息の利率は年利0.108%(月利に換算すると0.009%)です。メガバンクの普通預金金利(年0.001〜0.2%程度)と比べても、決して高い数字ではありませんが、元本保証で確実に増えるという点は魅力といえるでしょう。
利息の計算方法
利息は毎月末日23時59分59秒時点の利息プラスポイント残高に、月利0.009%を乗じて計算されます。たとえば月末時点で10,000ポイントを預けていた場合の月間利息は、次のような式になります。
計算式:預けているポイント数 × 0.009% = 月間利息(目安)
例:10,000ポイント × 0.00009 = 約0.9ポイント
利息が受け取れるタイミング
計算された利息は、翌月5日に利息プラスポイントとして進呈されます。1ポイント未満の端数は切り捨てられるのではなく翌月に繰り越され、合計が1ポイント以上になった時点でまとめて進呈される仕組みです。少額の預け入れでも、長く続けていれば端数が積み上がって無駄なく受け取れます。
【保有ポイント別】利息シミュレーション早見表
「結局、自分のポイント数だとどのくらい増えるの?」という疑問に答えるため、年利0.108%をもとに算出した保有ポイント数別の月間・年間利息目安をまとめました。
| 預けるポイント数 | 月間利息(目安) | 年間利息(目安) |
|---|---|---|
| 1,000ポイント | 約0.09ポイント | 約1ポイント |
| 5,000ポイント | 約0.45ポイント | 約5ポイント |
| 10,000ポイント | 約0.9ポイント | 約11ポイント |
| 50,000ポイント | 約4.5ポイント | 約54ポイント |
| 100,000ポイント | 約9ポイント | 約108ポイント |
| 1,000,000ポイント | 約90ポイント | 約1,080ポイント |
この表からわかるように、月に1ポイントの利息を受け取るには、およそ11,112ポイント以上を預けておく必要があります。数千円分程度のポイントを預けても増加額はごくわずかなので、「これで大きく資産形成しよう」と考えるのはおすすめできません。
保有額別の使い方の目安
| 保有ポイント | おすすめの使い方 |
|---|---|
| 1万ポイント未満 | 利息はほぼ実感できない。失効防止の一時保管として使う程度でOK |
| 1万〜10万ポイント | 貯めトクモードをONにして自動で預けておくと手間なく増やせる |
| 10万ポイント以上 | 年間100ポイント前後の利息が期待できる。まとまった保有なら継続的に預けておく価値あり |
楽天ポイント利息の始め方
楽天ポイント利息は、楽天PointClubのアプリまたはウェブサイトから数ステップで始められます。
手動でポイントを追加する場合
アプリまたはウェブサイトから楽天IDでログインします。
トップページの「利息プラスポイント」または「ポイント利息」をタップします。
1ポイントから追加できます。追加は即時に反映されます。
上限に注意:1回あたりの手動追加の上限は30,000ポイント(ダイヤモンド会員は500,000ポイント)です。1日の追加・引き出し回数は合計10回までという制限もあるので、大量のポイントを預ける際は複数回に分けて操作してください。
自動で預けたいなら「貯めトクモード」をON
毎回手動で操作するのが面倒な方には、「貯めトクモード」の利用がおすすめです。ONにしておくと、保有している通常ポイントが自動的に利息プラスポイントへ追加されるため、何もしなくてもコツコツ利息を積み上げられます。
引き出し方・貯めトクモードの解除方法
預けたポイントは1ポイント単位でいつでも引き出し可能で、引き出したポイントは即時に通常ポイントへ反映されます。ただし引き出し操作を行うと貯めトクモードが一時的にOFFになり、3日後に自動で再開する仕様になっています。完全にやめたい場合は、ポイントをすべて引き出したうえで貯めトクモードをOFFにしましょう。
楽天ポイント利息のメリット・デメリット
- 預けたポイントが減らない(元本保証)
- 手数料無料でいつでも1ポイントから引き出せる
- 貯めトクモードをONにすれば自動で運用できる
- 使う予定のない通常ポイントの一時保管に便利
- 利率が年0.108%と低く、大きくは増えない
- 期間限定ポイントは預けられない
- 利息を現金化・換金することはできない
- 楽天サービスの支払いに使う際は引き出す手間がかかる
- 利率は規約上、予告なく変更される可能性がある
「意味ない」「増えない」は本当? 賢い活用法
楽天ポイント利息を検索すると「増えない」「意味ない」といった声を目にすることがあります。正直にお伝えすると、資産を大きく増やす手段としては期待しない方がよいというのが実情です。10万ポイントを1年間預けても、増えるのは100ポイント程度にとどまります。
ただし、これは「増やすためのサービス」ではなく「使わないポイントを安全に置いておく場所」と考えると、印象が変わってくるのではないでしょうか。たとえば楽天ペイでの支払いに通常ポイントを充てると、その分は次回の獲得ポイント計算から除外されてしまいます。使う予定のない通常ポイントを楽天ポイント利息に預けておけば、うっかり使ってポイント還元を取りこぼす心配がなく、わずかとはいえ利息もついてくるという一石二鳥の使い方ができます。
編集部のおすすめ:「増やす」ことより「失効させない・使いすぎない」ことを目的に、余った通常ポイントの避難先として活用するのが現実的な使い方です。
楽天ポイント運用・ポイント定期との違い
楽天PointClubには「楽天ポイント利息」以外にも、ポイントを増やせるサービスがいくつかあります。混同しやすいので、違いを整理しておきましょう。
| サービス | 仕組み | 元本保証 |
|---|---|---|
| 楽天ポイント利息 | 年利0.108%の固定利率。銀行預金に近い | あり |
| 楽天ポイント運用 | 投資信託の値動きに連動してポイントが増減 | なし |
「ポイントを減らしたくない」「リスクを取りたくない」という方には楽天ポイント利息、「多少のリスクを取ってでも増やす可能性を狙いたい」という方には楽天ポイント運用が向いているといえます。目的に応じて使い分けてみてください。
よくある質問
楽天ポイント利息のように「通常ポイントを預けると固定利率で利息がつく」常設サービスは、他の共通ポイントでは基本的に見当たりません。ドコモには「dポイント投資」、三井住友カードには「Vポイント運用」、PayPayには「PayPayポイント運用」という仕組みがありますが、これらはいずれも投資信託や株価指数などの値動きに連動する変動型サービスで、元本保証はありません。楽天ポイント運用と同じタイプと考えるとわかりやすいでしょう。なお、Pontaポイントは不定期に「ポイント定期預金」という、預けると増えて戻ってくる企画をキャンペーンとして実施することがありますが、常設のサービスではありません。
できません。楽天ポイント利息はあくまでポイントを増やすサービスであり、利息を現金で受け取ったり換金したりすることはできません。引き出したポイントは楽天市場や楽天カードの支払いなど、通常ポイントと同じ用途で使うことになります。
対象外です。楽天ポイント利息に預けられるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントや他社サービスから交換した通常ポイントは追加できません。期間限定ポイントは有効期限内に使い切ることを優先しましょう。
保有している通常ポイントを、自動的に楽天ポイント利息(利息プラスポイント)へ追加してくれる設定です。ONにしておくだけで手動操作の手間なくポイントを預けられます。いつでもOFFに切り替えられ、預けたポイントは自由に引き出せます。
まとめ
この記事のポイント
- 楽天ポイントには「楽天ポイント利息」という制度があり、年利0.108%の利息がつく
- 対象は通常ポイントのみ。期間限定ポイントは対象外
- 元本保証があり、いつでも1ポイント単位で引き出せる
- 大きく増やす目的には不向き。使わない通常ポイントの一時保管先として活用するのが現実的
- dポイント・Vポイント・PayPayポイントには同様の常設サービスはなく、変動型の「ポイント運用」が中心
