引き出しの奥から出てきたテレホンカード、「NTTに言えば現金で払い戻してもらえるかも」と思っていませんか。結論からお伝えすると、テレホンカードの払い戻し制度はありません。この記事では、払い戻しができない理由から、「テレホンカード交換センター」で実際にできること、払い戻しの代わりにできる使い道、買取・換金の相場まで、プライシー編集部がまとめて解説します。
テレホンカードの払い戻しはできない【結論】
先にお伝えした通り、テレホンカードを現金に換えてもらう「払い戻し」の制度は存在しません。未使用・使用途中を問わず、NTTに問い合わせても現金は戻ってこないので、まずはこの前提を押さえておきましょう。
なぜ払い戻しができないのか
理由はシンプルで、NTTには払い戻しを受け付ける窓口そのものがないからです。NTTが用意しているのは、後述する「電話料金への充当」と「磁気不良カードの交換」という2つの制度のみで、現金化のルートは公式には存在しません。「昔買ったものだから返金してもらえるはず」と考えてしまいがちですが、この点は誤解しやすいポイントなので覚えておいてください。
プリペイド式の金券は、購入時点で電話サービスというかたちで対価を受け取っているため、原則として現金の払い戻し対象にはならない仕組みになっています。テレホンカードに限らず、QUOカードや商品券など多くのプリペイド金券に共通する考え方です。
テレホンカード交換センターとは?できることと連絡先
「払い戻しはできないなら、交換センターは何をしてくれるの?」と気になった方も多いはずです。テレホンカード交換センターは、磁気不良カードの交換や高額券種の分割交換など、現金化ではなく「使える状態に戻す」ための窓口です。ここでは連絡先とあわせて、できることを整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号 | 0120-145472(携帯・PHSも利用可) |
| 受付時間 | 平日9:00〜17:00(土日祝日・年末年始12/29〜1/3を除く) |
| 運営 | NTT東日本・NTT西日本共通の窓口 |
出典:NTT東日本公式サイト、NTT西日本公式サイト(2026年7月18日確認)
磁気不良になったカードは交換できる
公衆電話にカードを差し込んでも読み取ってもらえない「磁気不良」が起きた場合、未使用・使用途中を問わず、残った通話度数分のカードとの交換に対応してもらえます。長期間保管していたカードは磁気が弱くなっていることがあるので、公衆電話で使えなかった場合はまず交換センターに問い合わせてみてください。
高額テレカ(3,000円・5,000円)を500円/1,000円券に交換できる
次のH2で紹介する「NTTの電話料金への充当」は、実は額面500円・1,000円のカードしか対象外になっています。手元にあるのが3,000円や5,000円の高額テレカの場合は、テレホンカード交換センターで先に500円・1,000円券へ交換してから、電話料金の充当手続きに進む必要があります。ワンクッション挟む必要がある点は忘れずに覚えておきましょう。
ICテレホンカードの交換受付は終了している
「IC」のロゴが入った旧タイプのICテレホンカードをお持ちの場合は注意が必要です。2016年9月30日をもって、すべてのICテレホンカードの交換期限が満了しており、磁気テレホンカードへの交換は終了しています。あわせて、ICカード対応の公衆電話自体も2006年3月末でサービスが終了しているため、現在ICテレホンカードを使う手段は事実上ありません。手元にある場合は、後述の寄付や買取での活用を検討するのがおすすめです。
払い戻しの代わりにできる使い道
払い戻しはできなくても、テレホンカードを無駄にしない方法はいくつもあります。ここでは代表的な使い道を、手軽さの順に紹介します。
NTTの電話料金(ダイヤル通話料)に充当する
もっとも知られていない使い道が、NTTの固定電話料金への充当です。この制度はNTT東日本・NTT西日本で共通して用意されており、未使用の額面500円・1,000円のテレホンカードであれば、請求書のダイヤル通話料金の支払いに充てることができます。
未使用の500円・1,000円券(50度数・105度数)が対象。加入電話・ISDN・ひかり電話など主要な回線が対象で、ひかり電話オフィスA(エース)は対象外です。この条件は東日本・西日本で共通しています。
お住まいのエリアがNTT東日本・NTT西日本どちらかによって申込先が異なります。それぞれの公式サイトから専用の申込書と送付先ラベルをダウンロードし、必要事項を記入しましょう。
申込書とカードを封筒に入れて郵送します。郵送料はNTT負担です。手数料として1枚につき55円(税込)が電話料金請求書にまとめて計上されます。
電話料金への充当に関する問い合わせ先は、テレホンカード交換センター(0120-145472)とは別の窓口です。NTT西日本の場合は0120-747488(無料、平日9:00〜17:00)が窓口となっています。問い合わせる際は番号を間違えないようにしましょう。
公衆電話で使う
基本的な使い道ですが、テレホンカードは今でも公衆電話で利用できます。設置台数はかなり減っているものの、駅や病院、役所などにはまだ残っています。災害時には携帯電話がつながりにくくなる一方、公衆電話は優先的に扱われることが多いため、非常用として財布に数枚入れておくのも一つの手です。
買取業者・金券ショップで換金する
「とにかく現金化したい」という場合は、買取業者や金券ショップに売却するのが実質的な現金化の手段になります。詳しい相場は次の章で紹介します。
NPO・NGO団体に寄付する
子どもや入院患者の支援などを行う団体の中には、テレホンカードの寄付を受け付けているところもあります。団体によって受け付ける状態(未使用のみ/使用途中も可)や条件が異なるため、支援したい団体があれば事前に確認してみましょう。
テレホンカードは実際いくらで売れる?買取・換金の相場
払い戻しができない代わりに、買取業者に売るとどのくらいの価値がつくのか気になりますよね。ここでは相場の目安と、実際にAmazonで取引されているテレホンカードの価格例を見てみましょう。
買取価格の目安
複数の金券買取専門店の公開情報を総合すると、未使用テレホンカードの買取価格は額面の60〜80%程度が目安とされています。使用済み・使用途中のカードは買取対象外となることが多いため、売却を考えている場合は未使用のまま保管しておくことが大切です。
高く売れる条件
- 度数が高い(500円・1,000円より上の額面)
- 保存状態が良い(折れ・汚れ・パンチ穴がない)
- 人気のアニメ・アイドルなどのデザインもの
- 電電公社(NTTの前身)が発行したもの
実際にAmazonでは、額面以上の価格で取引されているテレホンカードも少なくありません。手元のカードが「捨てるにはもったいないもの」かどうか、下記の実例と見比べてみてください。
メルカリやヤフオクなどの大手フリマアプリでは、「金銭と同等に扱われるものの出品禁止」という規約により、テレホンカードの出品自体ができません。個人売買での現金化を考えている方は、この点に注意してください。
よくある質問
できません。ICテレホンカードは磁気テレホンカードへの交換自体が2016年9月30日で終了しているため、払い戻しはもちろん、交換による延命もできない状態です。使い道がない場合は、寄付や買取(プレミアがつく場合)を検討しましょう。
磁気不良による交換は未使用・使用途中を問わず対応してもらえます。一方で、電話料金への充当や買取業者での売却は、基本的に未使用のカードのみが対象です。使いかけのカードは公衆電話で使い切るか、受け入れ条件を確認したうえで寄付するのがおすすめです。
売れません。大手フリマアプリでは「金銭と同等に扱われるものの出品」を規約で禁止しているため、テレホンカードは出品対象外です。現金化したい場合は、金券ショップや買取専門業者を利用しましょう。
平日9:00〜17:00です。土曜・日曜・祝日、および年末年始(12月29日〜1月3日)は受付を行っていません。電話番号は0120-145472(携帯・PHSも利用可)で、NTT東日本・西日本共通の窓口です。
まとめ
- ✓テレホンカードの払い戻し制度は存在しない
- ✓テレホンカード交換センター(0120-145472)は磁気不良交換・高額券交換の窓口
- ✓払い戻しの代わりに、NTT電話料金への充当・公衆電話利用・買取換金・寄付ができる
- ✓売却するなら買取専門店へ。フリマアプリでは出品できない点に注意
