新幹線のきっぷはクレジットカードで買うだけでもポイントが貯まりますが、実は使っているネット予約サービス(スマートEX・えきねっと・エクスプレス予約)によって、お得になるカードの組み合わせが違います。この記事では、路線・予約サービスごとの選び方と、JREポイントを新幹線でお得に使い切る方法まで整理して解説します。
新幹線のクレジットカードは「予約サービス」で選ぶのが正解
新幹線でお得なクレジットカードは1枚に決まっているわけではなく、普段どの予約サービスを使うかで最適解が変わります。まずは自分の使う新幹線・予約方法から選んでみてください。
新幹線の主なネット予約サービスは、JR東海・JR西日本・JR九州の「スマートEX」、JR東日本の「えきねっと」、そして年会費制の「エクスプレス予約(EX予約・プラスEX・J-WESTカード)」に大きく分かれます。どのサービスを使うかによって、登録できるカードも、貯まるポイントの種類も変わってくるんですね。まずは自分がよく利用する路線・予約サービスを確認してから、それぞれのセクションを読み進めてみてください。
スマートEX(東海道・山陽・九州新幹線)でお得なクレジットカード
スマートEXは東海道・山陽・九州新幹線(東京〜鹿児島中央)を対象にした年会費無料のネット予約サービスです。ICカードのタッチだけで新幹線に乗車でき、事前に登録したクレジットカードで決済する仕組みになっています。
スマートEXに登録できるクレジットカードの条件
スマートEXに登録できる国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverの6ブランド(加えてJ-WESTカードのベーシックも利用可)です。会員本人名義のカードであることと、クレジットカードブランドが提供する本人認証サービス(3Dセキュア)に対応していることが条件になります。
「登録できない」ときによくある原因
18歳未満の方は登録できません。それ以外でエラーになる場合は、①3Dセキュア(本人認証サービス)が未設定・未対応、②3Dセキュアの認証に失敗した、③カード名義がスマートEXの登録名と一致していない、④そのカードがすでにエクスプレス予約に登録済み、のいずれかに当てはまっていないか確認してみてください。ミニカードやバーチャルカードは払戻などの一部サービスが利用できない場合があり、デビットカードやプリペイドカードは二重引き落としのリスクがあるため、利用前にカード発行会社へ確認しておくと安心です。
スマートEXでお得なクレジットカードの選び方
スマートEX自体には会員向けの年中割引や独自のポイント上乗せ制度はありません(早期予約限定の「早特」商品のみが対象です)。つまりスマートEXでお得にするコツは、登録するカード自体の通常還元率で選ぶということになります。普段のお買い物用のメインカードをそのまま登録して、通常のポイントをコツコツ貯めるのが基本の考え方です。旅行保険やグリーン車の優待が付いているカードなら、新幹線移動そのものの安心感もプラスできますよ。
えきねっと(JR東日本の新幹線)でお得なクレジットカード|JREポイントが貯まる
東北・上越・北陸新幹線などJR東日本エリアの新幹線を予約する場合は「えきねっと」が窓口になります。えきねっとの支払いにはビューカード、JRE BANKデビット、Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Clubの各国際ブランドが利用できます。
JRE CARD・ビューカードのJREポイント還元率比較
JR東日本エリアでは、JRE CARDかビューカードを持っているかどうかで還元率が大きく変わります。ビューカードの場合は「VIEWプラス」というオプションサービスに申し込むことで、えきねっと利用時の還元率がさらに上乗せされる仕組みになっています。
| カード | えきねっと新幹線eチケット還元率 | 年会費 |
|---|---|---|
| JRE CARD | 5% | 初年度無料・2年目以降524円(税込) |
| ビューカード(ゴールド)+VIEWプラス | 最大10%(VIEWプラス8%+えきねっとのJRE POINT2%) | カード種別により異なる(公式サイトで要確認) |
| ビューカード(標準)+VIEWプラス | 最大5%程度(VIEWプラス3%+えきねっとのJRE POINT2%) | カード種別により異なる(公式サイトで要確認) |
なおJRE CARDはJRE CARD優待店での還元率が最大3.5%、Suicaチャージ時は1.5%と、新幹線利用以外の場面でも貯まりやすいのが特徴です。
JREポイントを新幹線eチケットに交換する方法
貯めたJREポイントは「新幹線eチケット(JRE POINT特典)」や「在来線チケットレス特急券(JRE POINT特典)」に交換して、ポイントだけで新幹線に乗車することもできます。必要なポイント数は区間や時期によって変動するので、まずは自分がよく使う区間で確認してみるのがおすすめです。ちなみに交換後にキャンセルすると320ポイントの手数料がかかる点は覚えておきましょう。
もう少しまとまったポイントがあるなら、6,000ポイントで新幹線の行き先がランダムに決まる「どこかにビューーン!」という使い方も人気です。旅先を選ばない代わりに、通常の往復運賃よりもかなりお得に新幹線旅行を楽しめます。
ポイントの二重取りも狙える
JRE CARDやビューカードでSuicaにチャージし、そのSuicaで駅ナカの買い物や在来線利用をすると、チャージ時と利用時の両方でポイントが貯まります。新幹線移動とセットで駅ナカも使う方は、二重取りの仕組みも押さえておくとさらにお得です。
エクスプレス予約(JR東海・JR西日本の新幹線)でお得なクレジットカード
東海道新幹線を頻繁に利用する方には、年会費はかかるものの会員価格の割引が受けられる「エクスプレス予約」も選択肢になります。三井住友カード会員向けの「プラスEX」と、JR西日本の「J-WESTカード」がその代表です。
| カード・サービス | 年会費 | ポイント還元・特徴 | 対象エリア |
|---|---|---|---|
| プラスEX(三井住友カード会員向け) | 1,100円(税込)/申込後2ヶ月は無料お試し | いつでも会員価格で新幹線を利用可能。予約変更が手数料なしで何度でも可能 | 東海道・山陽・九州新幹線 |
| J-WESTカード「エクスプレス」 | 1,100円(税込) | e5489・エクスプレス予約の利用でWESTERポイント最大5% | 山陽新幹線ほかJR西日本エリア |
| J-WESTカード「ベーシック」 | 初年度無料(2年目以降、前年にショッピング利用がない場合のみ1,100円) | 同上 | 同上 |
プラスEXはOliveフレキシブルペイやカードレスカード、バーチャルカード、一部の法人カードなどが対象外になっているので、申し込み前に手持ちのカードが対象かどうかを確認しておきましょう。
路線・エリア別 おすすめクレジットカード早見表
「結局どれを使えばいいの?」という方のために、路線・エリアごとの組み合わせを一覧にまとめました。
| JR会社・路線 | 主な予約サービス | 相性の良いカード |
|---|---|---|
| JR東海・JR西日本(東海道・山陽新幹線) | スマートEX/エクスプレス予約 | 普段使いの一般カード、またはプラスEX・J-WESTカード |
| JR東日本(東北・上越・北陸新幹線) | えきねっと | JRE CARD・ビューカード(VIEWプラス) |
| JR九州(九州新幹線) | スマートEX | 普段使いの一般カード |
クレジットカードで新幹線チケットを買う方法(窓口・券売機・オンライン予約)
ネット予約以外でも、みどりの窓口や指定席券売機でクレジットカードを使うことができます。Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverの各ブランドとビューカードが利用可能です。ただし、PayPayなどのスマホ決済(QRコード決済)はみどりの窓口・券売機のいずれでも使えないので注意してください。
窓口や券売機に並ぶ時間がもったいないと感じる方は、スマートEXやえきねっとでの事前予約に切り替えるだけで、当日はICカードのタッチや紙のきっぷ受け取りだけで済むようになります。並ぶ手間が減るうえにポイントも貯まるので、新幹線をよく使う方ほどオンライン予約への切り替えメリットは大きいといえそうです。
よくある質問
使えます。Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverの主要国際ブランドとビューカードが利用可能です。ただしPayPayなどのスマホ決済(QRコード決済)は窓口・券売機のどちらでも利用できません。
本人名義かつ3Dセキュア対応のカードであれば登録できますが、一部のミニカード・バーチャルカード・法人カードには制限がある場合があります。手持ちのカードが対象かどうかは、カード発行会社に確認しておくと安心です。
主な原因は、3Dセキュア(本人認証サービス)が未設定・未対応であること、3Dセキュア認証に失敗したこと、カード名義がスマートEXの登録名と一致していないこと、そのカードがすでにエクスプレス予約に登録済みであることの4つです。まずはカード発行会社のサイトで3Dセキュアの設定状況を確認してみてください。
可能です。「新幹線eチケット(JRE POINT特典)」を使えば、必要なポイント数はかかりますが現金なしで新幹線に乗車できます。必要ポイント数は区間や時期によって変動するので、利用前にえきねっとで確認してみてください。
利用頻度で選ぶのがおすすめです。年に数回程度の利用なら年会費無料のスマートEXで十分ですが、東海道新幹線などを頻繁に利用するなら、年会費1,100円のエクスプレス予約(プラスEX・J-WESTカード)の会員価格割引のほうがトータルではお得になりやすいです。
まとめ
この記事のポイント
- 新幹線のクレジットカードは1枚に決まっているわけではなく、使う予約サービス(スマートEX・えきねっと・エクスプレス予約)で選ぶのが近道
- 東海道・山陽・九州新幹線をたまに使うだけなら、年会費無料のスマートEXに普段使いのカードを登録すればOK
- JR東日本の新幹線をよく使うなら、JRE CARD・ビューカードでJREポイントを貯めるのがお得
- 東海道新幹線のヘビーユーザーは、年会費1,100円のエクスプレス予約で会員価格の割引を活用する選択肢もあり
- 貯まったJREポイントは新幹線eチケットへの交換で使い切ることもできる
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