「JREポイントカードとSuicaを組み合わせると二重取りができる」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実は二重取りには2種類の方法があり、やり方を正しく理解しないともったいない使い方になってしまいます。この記事では、公式情報をもとに仕組み・手順・注意点をわかりやすく解説します。
方法①はお店でのカード提示+Suica払い(エキュートやルミネなどJR系の駅ビルで使える)、方法②はビューカードでのチャージ+乗車(合計最大3.5〜5%還元)です。どちらの方法も、事前にSuicaをJRE POINT WEBサイトに登録することが大前提です。
| 方法 | 還元率の目安 | 必要なもの | どこで使える |
|---|---|---|---|
| 方法①カード提示+Suica払い | 1%+Suica払いポイント | JREポイントカード+登録Suica | JRE POINT加盟店(Suicaも使える店) |
| 方法②チャージ+乗車 | 1.5〜3%+2%(最大5%) | ビューカード+モバイルSuica(推奨) | JR東日本線の乗車・利用全般 |
JREポイントカードとSuicaの「二重取り」とは
二重取りの仕組み(全体像)
JRE POINT(JR東日本の共通ポイント)には、JREポイントカードを提示してもらえるポイントと、登録済みSuicaを使ってもらえるポイントの2種類があります。この2つを同時に受け取ることが「二重取り」です。
ただし、二重取りの「シーン」は大きく2つに分かれています。混同しやすいので最初に整理しておきましょう。
【二重取り 方法①】JRE POINTカードを提示しながら、登録Suicaで支払う(お店での買い物)
【二重取り 方法②】ビューカードでモバイルSuicaにチャージし(チャージ時ポイント)、そのSuicaで乗車・支払いする(乗車ポイント)
上位記事の多くが「5%還元!」と書いていますが、5%になるのはモバイルSuica定期券購入時(3%)+乗車(2%)の組み合わせ限定です。通常チャージ+乗車の場合は合計3.5%(チャージ時1.5%+乗車2%)になります。この点を正確に理解しておくと、期待値のズレを防げます。
モバイルSuicaとカード型Suicaの違い
二重取りを考えるとき、SuicaがモバイルSuicaか、カード型Suicaかで還元率が大きく変わります。
| Suicaの種類 | 乗車ポイント | チャージ時ポイント (ビューカード利用時) |
おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| モバイルSuica(Apple Pay・Google Pay) | 50円ごとに1pt(≒2%) | 1.5%(VIEWプラス) | ★★★ 圧倒的におすすめ |
| カード型Suica (IC カード) |
200円ごとに1pt(≒0.5%) | オートチャージ時1.5% | ★☆☆ 乗車ポイントが低め |
JRE POINT公式の乗車ポイント説明によると、モバイルSuicaと登録Suica(カード型)では乗車ポイントに4倍の差があります。二重取りを最大化したい場合は、モバイルSuicaの利用を強くおすすめします。
【まず最初に】SuicaをJRE POINTサイトに登録する
どちらの方法でも、SuicaをJRE POINT WEBサイトに登録しないとポイントが一切付きません。二重取りを始める前に、まず登録を完了させましょう。
Suica登録の手順
JRE POINT WEBサイト(jrepoint.jp)にアクセスし、会員登録またはログインします。
マイページにある「交通系カード登録」または「Suica登録」メニューから進みます。
カード型Suicaはカード裏面のJE番号(英数字)を、モバイルSuicaはアプリ内の「Suicaカード番号」を入力します。同一名義のSuicaなら最大20枚まで登録できます。
登録直後からポイント付与の対象になります。
注意点(登録しないとポイントが付かない)
登録できないSuicaに注意:無記名のSuica、記念Suica、Mizuho SuicaはJRE POINT公式サイトの案内によると登録対象外です。これらのSuicaを使っても乗車ポイントは付きません。
登録できるSuicaの例:My Suica・Suica定期券・Suica付き学生証や社員証・ゆうちょICキャッシュカードSuica・モバイルSuica(Apple PayのSuicaを含む)・Suica付きビューカード(iiマークあり)など。複数枚を同一アカウントに紐づけることもできます。
【方法①】お店での二重取り|JREポイントカード提示+Suica払い
方法①は、JREポイントカードを店員さんに提示しながら、登録済みSuicaで支払う方法です。カード提示分(1%)とSuica払い分のポイントが両方付きます。
対象店舗の見分け方(緑マーク・黄色マーク)
店頭に「JRE POINT」の緑色ステッカーと「Suica」の黄色ステッカーの両方が貼ってあるお店が対象です。どちらか一方だけでは二重取りになりません。
主な対象エリア(JR東日本の駅ビル・エキナカ):
東京駅(グランスタ東京・丸の内・八重北・八重洲・グランアージュ)、品川駅(アトレ品川・エキュート品川)、上野駅(アトレ上野・エキュート上野)、大宮駅(エキュート大宮・ルミネ大宮)、秋葉原駅(エキュート秋葉原・アトレ秋葉原)、新宿駅(ルミネ新宿・ルミネエスト新宿・ニュウマン新宿)、有楽町駅(エキュートエディション有楽町・ルミネ有楽町)、立川駅(エキュート立川・グランデュオ立川・ルミネ立川)、横浜駅(エキュートエディション横浜・シァル横浜・ルミネ横浜・ニュウマン横浜)など
最新の対象店舗はJRE POINT公式サイトでご確認ください。
実際の手順(提示→支払い)
カードを店員さんに見せるか、バーコードをスキャンしてもらいます。
JRE POINTサイトに登録したSuicaで支払います(カード型でも、モバイルSuicaでも可)。
カード提示ポイントはその場で即時反映。Suica払い分のポイントも順次付与されます。
注意:JRE POINT公式FAQの確認によると、ポイントが二重に付くのは「JRE POINT加盟店」かつ「Suicaが使える店」の両方の条件を満たす店舗のみです。どちらか一方のステッカーしかない店では、その分だけのポイントしか付きません。
方法①の還元率
カード提示分は税抜100円ごとに1ポイント(1%相当)です。Suica払いで上乗せされるポイントは店舗や購入内容によって変わります。
2026年9月1日からの制度変更:JRE CARDを持っている方は、2026年9月1日より駅ビル・エキナカでのポイント貯まり方が変わります(通常ポイント1%+期間限定ポイント2%=合計3.5%、内訳が変更)。ビューカードスタンダード・ゴールドなども新たに駅ビル最大3.5%の対象に拡大されます。
【方法②】チャージ+乗車の二重取り|最大5%還元の仕組みと条件
方法②は、ビューカードでモバイルSuicaにチャージしてポイントを獲得しながら、そのSuicaで乗車・改札利用時にも乗車ポイントを貯める方法です。通勤・通学でJR東日本を使う方にとって、日常的に還元率を高められる方法です。
チャージ時のポイント(ビューカード→モバイルSuica)
ビューカードでモバイルSuicaにチャージすると、VIEWプラスの特典としてチャージ金額の1.5%分のJRE POINTが付きます。
よくある誤情報に注意:インターネット上では「チャージ時3%還元」と書かれた記事を見かけますが、JR東日本公式のVIEWプラスページによると、通常チャージ時のポイントは1.5%です。3%になるのは「モバイルSuica定期券の購入」「モバイルSuicaグリーン券の購入」「えきねっときっぷの予約時決済」に限られます。
| ビューカードの使い方 | VIEWプラスポイント | 備考 |
|---|---|---|
| モバイルSuicaへのチャージ(通常) | 1.5% | ゴールド・一般カード共に同率 |
| カードSuicaへのオートチャージ | 1.5% | 改札通過時の自動チャージ |
| モバイルSuica定期券の購入 | 3% | 一般ビューカード(ゴールド以外) |
| モバイルSuicaグリーン券の購入 | 3% | 一般ビューカード(ゴールド以外) |
| えきねっときっぷの予約時決済 | 3% | 一般ビューカード(ゴールド以外) |
乗車・支払い時のポイント(約2%)
JRE POINTサイトに登録したモバイルSuicaでJR東日本に乗車すると、JRE POINT公式によると50円ごとに1ポイント(約2%相当)の乗車ポイントが付きます。乗車ポイントは翌月下旬以降に前月分まとめて付与されます。
合計還元率の計算例
計算例:毎月10,000円分のモバイルSuicaチャージ(通常チャージ)をビューカードで行い、乗車費用が10,000円の場合 → チャージ時150pt+乗車200pt=月350pt(3.5%相当)が貯まります。
定期券を購入する方は、購入月に定期券代の3%+乗車の2%=最大5%の還元を受けられます。毎日通勤・通学でJR東日本を使う方には特に効果的な方法です。
ビューカードがない場合は?
ビューカードを持っていない場合、チャージ時のVIEWプラスポイント(1.5〜3%)は受け取れません。ただし、SuicaをJRE POINTサイトに登録しているだけで乗車ポイント(モバイルSuica:約2%、カード型Suica:約0.5%)は貯められます。
方法①と②どちらを選ぶ?三重取りも可能
2種類の方法のどちらが自分に向いているかは、JRを使う頻度と、買い物の場所で決まります。
| こんな方に | おすすめの方法 | 期待還元率 |
|---|---|---|
| 毎日JR東日本で通勤・通学する | 方法② チャージ+乗車 | 通常チャージ3.5%、定期券購入月5% |
| 駅ビル・エキナカでよく買い物する | 方法① カード提示+Suica払い | 1%+Suica払い分 |
| 両方当てはまる(JR通勤+駅ビルで買い物) | 方法①+②を組み合わせ | 最大で3重取り |
方法①+②の同時活用(三重取り)
実は、JR東日本の駅ビルでビューカードのモバイルSuicaを使って支払うシーンでは、ビューカードのチャージポイント(1.5%)+乗車ポイント(2%)+カード提示ポイント(1%)の三重取りに近い状態を実現できます。
三重取りを最大化するには:
① ビューカードでモバイルSuicaにチャージ(チャージ時1.5%が付く)→ ② JR東日本で乗車(乗車ポイント2%が付く)→ ③ 駅ビルでJREポイントカードを提示しながらモバイルSuicaで支払い(カード提示1%が付く)
JRE POINTサイトへのSuica登録と、JREポイントカードの携帯の両方が必要ですが、日常的な通勤+駅ビルのお昼使いで効率的にポイントを積み上げられます。
ポイントが貯まらない!よくある失敗と対策
「やっているつもりなのにポイントが付いていない」というのは意外と多いトラブルです。よくある失敗パターンをまとめました。
失敗①:Suicaを登録していない
原因:SuicaをJRE POINT WEBサイトに登録していないと、乗車や買い物をしてもポイントがまったく付きません。Suicaを手に入れただけ・アプリをインストールしただけでは不十分です。
対策:jrepoint.jpにログインし、マイページで「Suicaを登録する/追加する」から登録を完了させてください。
失敗②:チャージの方法が間違っている
原因(方法②の場合):コンビニATMや現金でSuicaにチャージしても、ビューカードのVIEWプラスポイントは付きません。ビューカードからのチャージ(アプリまたはオートチャージ)が必要です。
対策:モバイルSuicaアプリ内でビューカードを支払い方法に設定し、そこからチャージしてください。
失敗③:対象外の店舗・対象外のSuicaを使っている
原因(方法①の場合):JRE POINTのステッカーはあるがSuicaのステッカーがない店、または登録していないSuicaで支払っている場合はポイントが付きません。無記名Suicaは登録不可なので、JRE POINTと紐づいたポイントが付きません。
対策:店頭の両方のステッカーを確認し、支払いには必ずJRE POINTサイトに登録済みのSuicaを使ってください。
よくある質問(FAQ)
乗車ポイントはモバイルSuicaが圧倒的にお得です。モバイルSuicaは50円ごとに1ポイント(約2%還元)、カード型Suicaは200円ごとに1ポイント(約0.5%還元)と4倍の差があります。ビューカードでモバイルSuicaにチャージすると、チャージ時1.5%+乗車時2%=合計3.5%の還元が受けられます。
店頭に「JRE POINT」(緑色ステッカー)と「Suica」(黄色ステッカー)の両方が貼ってあるお店が対象です。エキュート・ルミネ・アトレ・グランスタなどJR東日本の駅ビル・エキナカ施設が中心です。JRE POINT公式サイトの「ご利用可能店舗・サービス」から最新の対象店舗を確認できます。
乗車ポイントは翌月下旬以降に付与されます(前月1か月分がまとめて付与)。カード提示ポイントはその場で即時反映されます。
方法①(店舗でのカード提示+Suica払い)はビューカードがなくても利用できます。一方、方法②(チャージ+乗車の二重取り)はVIEWプラスの特典を受けるためにビューカードが必要です。ビューカードなしでモバイルSuicaにチャージした場合、チャージ時のポイントは付きません(乗車ポイントの約2%のみ)。
はい、どちらの方法でも登録は必須です。SuicaをJRE POINT WEBサイトに登録しないとポイントが一切付きません。先に登録を完了させてから二重取りを始めてください。
まとめ
JREポイントカード×Suica 二重取りのポイント
- ✓ 二重取りは方法①(店舗型)と方法②(チャージ+乗車型)の2種類がある
- ✓ どちらもSuicaをJRE POINT WEBサイトに登録することが大前提(登録なしではポイント0)
- ✓ 乗車ポイントはモバイルSuicaが約2%、カード型Suicaの0.5%より4倍お得
- ✓ ビューカードでの通常チャージ還元率は1.5%(「3%」と書いた記事は誤り)。5%になるのは定期券・グリーン券購入時のみ
- ✓ 通常チャージ(1.5%)+乗車(2%)を組み合わせると合計3.5%還元が実現できる
- ✓ 2026年9月1日からJRE CARDのポイント内訳が変更(合計3.5%は変わらず、通常ポイントと期間限定ポイントの内訳が変わる)
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