ゆうちょ銀行の投資信託、どれを選べばいいか迷っていませんか?2026年4月に7本が新たに追加され、取扱ファンドはNISA対応を含む全16本以上に拡大しました。この記事では、実際にゆうちょ銀行で購入できるファンドのみを対象に、信託報酬・リターン・NISAの区分を徹底比較します。「ネット上でよく見かけるeMAXIS Slimはゆうちょで買えない」など、よくある誤解も合わせて解説します。

結論
あなたの目的に合うファンドはどれ?
分散・初心者 つみたて全世界株式 → 信託報酬0.18%・全世界分散・つみたてNISA対応
リターン重視 iFree S&P500インデックス → 信託報酬0.18%・5年リターン23%・純資産7,926億円
積極的に増やしたい iFreeNEXT NASDAQ100インデックス → 信託報酬0.20%・5年累計リターン200%超(2026年4月新規追加)
値動きを抑えたい セゾン・グローバルバランスファンド → 株式+債券のバランス型・標準偏差9.2%と低リスク

ゆうちょ銀行の投資信託 おすすめランキング【全ファンド比較表】

まず全取扱ファンドを一覧で確認しましょう。ゆうちょ銀行は2026年7月現在、つみたて投資枠・成長投資枠を含むNISA対応ファンドを多数取り扱っています。

注意:ネット上で「ゆうちょ銀行おすすめ」として紹介されているeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)やeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、2026年7月時点でゆうちょ銀行では取り扱っていません。以下の比較表はゆうちょ銀行が実際に取り扱うファンドのみを掲載しています。

順位 ファンド名 信託報酬(年率) 5年リターン NISA区分 純資産
1 つみたて全世界株式
三菱UFJアセットマネジメント
0.18% +20.3% つみたて成長 1,575億円
2 iFree S&P500インデックス
大和アセットマネジメント
0.18% +23.3% つみたて成長 7,926億円
3 つみたて先進国株式
三菱UFJアセットマネジメント
0.20% +21.5% つみたて成長 5,022億円
4 セゾン・グローバルバランスファンド
セゾン投信
0.45%前後 +12.6% つみたて成長 6,300億円
5 つみたて8資産均等バランス
三菱UFJアセットマネジメント
0.22% +10.7% つみたて成長 2,406億円
6 セゾン資産形成の達人ファンド
セゾン投信
0.52%前後 +13.2% つみたて成長 4,367億円
7 野村6資産均等バランス
野村アセットマネジメント
0.22% +10.5% つみたて成長 1,471億円
8 iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 4月追加大和アセットマネジメント 0.20% +201%(累計) つみたて成長 3,406億円
9 野村インデックスF・米国株式配当貴族 4月追加野村アセットマネジメント 0.55%前後 つみたて成長
日経平均高配当利回り株ファンド 4月追加三菱UFJアセットマネジメント 公式サイト参照 つみたて成長
ダイワ・US-REIT・オープン(年1回)
大和アセットマネジメント
1.46% +15.6% 成長のみ 676億円
eMAXIS国内リートインデックス
三菱UFJアセットマネジメント
0.40% +4.7% 成長のみ 143億円
AB・米国成長株投信(A/B/Eコース)4月追加アライアンス・バーンスタイン 公式サイト参照 成長のみ
GS Plus 全世界株式(オール・カントリー)4月追加ゴールドマン・サックスAM 公式サイト参照 成長のみ
ニッセイ・インド株式オープン(3ヵ月/資産成長型)4月追加ニッセイアセットマネジメント 公式サイト参照 成長のみ
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり/なし)4月追加ピクテ・ジャパン 公式サイト参照 成長のみ

※リターンはマイベスト(2026年3月更新)・大和AM公式(2026年7月時点)を参照。5年リターンは年率表示。NASDAQ100のみ設定来累計。信託報酬は税込み年率。4月追加ファンドの一部は公式サイトをご確認ください。

1位:つみたて全世界株式(三菱UFJアセットマネジメント)

1
つみたて全世界株式
三菱UFJアセットマネジメント
信託報酬(年率)
0.1848%
5年リターン(年率)
+20.29%
純資産総額
1,575億円
ベンチマーク
MSCIオール・カントリー
つみたて投資枠 成長投資枠
日本を含む全世界47カ国の株式に1本で分散投資できるファンドです。信託報酬は年0.18%台と業界最安水準であり、コストを最小限に抑えながら長期投資できます。「特定の国・地域に集中したくない」「1本ですべてまかせたい」という方に最もおすすめです。つみたて投資枠・成長投資枠の両方に対応しているため、NISA口座でも柔軟に活用できます。

2位:iFree S&P500インデックス(大和アセットマネジメント)

2
iFree S&P500インデックス
大和アセットマネジメント
信託報酬(年率)
0.1815%
5年リターン(年率)
+23.29%
純資産総額
7,926億円
ベンチマーク
S&P500指数
つみたて投資枠 成長投資枠
米国を代表する大型株500社に投資するファンドです。純資産7,926億円はゆうちょ銀行取扱ファンドの中でも突出した規模を誇り、長年にわたり高い人気を維持しています。5年リターンは年率23%超と全世界株式を上回る実績があります。米国株式への集中投資になるため、地域リスクをある程度許容できる方に向いています。

3位:つみたて先進国株式(三菱UFJアセットマネジメント)

3
つみたて先進国株式
三菱UFJアセットマネジメント
信託報酬(年率)
0.1999%
5年リターン(年率)
+21.53%
純資産総額
5,022億円
ベンチマーク
MSCIコクサイ(日本除く)
つみたて投資枠 成長投資枠
日本を除く先進国の株式に投資するファンドです。「日本株は別で持ちたい」「日本の経済動向とは切り離して海外株に投資したい」という方にとって使いやすい設計です。信託報酬は年0.20%と低コストで、5年リターンも21%超と安定した実績があります。

4位:セゾン・グローバルバランスファンド(セゾン投信)

4
セゾン・グローバルバランスファンド
セゾン投信
信託報酬(年率)
0.45%前後
5年リターン(年率)
+12.59%
純資産総額
6,300億円
資産構成
株式50%+債券50%
つみたて投資枠 成長投資枠
株式と債券を半々で組み合わせたバランス型ファンドです。標準偏差(リスク指標)が9.24%と低く、価格の変動幅が抑えられています。リターンは株式型ほど高くありませんが、急落時の下振れが小さい点が特徴です。「大きな損が怖い」「値動きを穏やかに抑えたい」という方に向いています。

5位:つみたて8資産均等バランス(三菱UFJアセットマネジメント)

5
つみたて8資産均等バランス
三菱UFJアセットマネジメント
信託報酬(年率)
0.2178%
5年リターン(年率)
+10.71%
純資産総額
2,406億円
資産構成
国内外の株式・債券・リート
つみたて投資枠 成長投資枠
国内・先進国・新興国の株式・債券・リートを8資産に均等分散するファンドです。バランス型の中では信託報酬が0.22%と低コストに抑えられています。幅広い資産クラスへの分散を求めながら、コストも気にする方に適しています。

6位以降のファンド解説

6位以降のファンドも、目的や投資スタイルによっては十分な選択肢になります。

セゾン資産形成の達人ファンド(6位):アクティブ運用型。信託報酬は0.52%前後とやや高いですが、世界の優良ファンドへ投資する独自のアプローチが特徴です。長期では安定した実績があります。

野村6資産均等バランス(7位):6資産への均等分散型。信託報酬0.22%と低コストで、つみたて投資枠にも対応しています。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス(8位・2026年4月追加):米国NASDAQ100指数に連動するファンドです。5年累計リターンは200%超と非常に高いですが、ボラティリティも大きい高リスク・高リターン型です。長期積立でリスクを取りながら積極的に増やしたい方向けです。

野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(9位・2026年4月追加):S&P500配当貴族指数に連動し、25年以上増配を続ける米国優良株に投資します。配当を重視する方や、成熟した企業群への投資に関心がある方向けです。

成長投資枠のみのファンド(ダイワUS-REIT・eMAXIS国内リート・AB米国成長株・GS オルカン・ニッセイインド・ピクテゴールド):これらはつみたて投資枠での購入ができません。資産の一部として組み込む「サテライト投資」として活用するのが一般的です。長期の積立NISAとしての利用には向いていません。

ゆうちょ銀行の投資信託 選び方|目的別おすすめ

「ランキング上位が良いのはわかったけど、自分には何が合うの?」と感じた方もいるでしょう。以下の3つの軸で、あなたに合うファンドを絞り込んでみてください。

リターン重視・長期積立なら→インデックス型(株式)

20〜30年という長期で資産を育てたい場合、インデックス型の株式ファンドが最も合理的な選択です。ゆうちょ銀行で選ぶなら、以下の3本が候補になります。

ファンド 特徴 信託報酬 こんな人に
つみたて全世界株式 全世界分散・最も安心感 0.18% 迷ったらこれ
iFree S&P500 米国集中・高リターン実績 0.18% 米国株に強気
iFreeNEXT NASDAQ100 IT・成長株・高ボラティリティ 0.20% 積極的に増やしたい

長期投資では、信託報酬の差が複利で積み重なります。たとえば信託報酬が年0.2%と1.0%では、30年間で最終資産に100万円以上の差が生まれることもあります。コストの低いインデックス型を選ぶことが長期投資の鉄則です。

価格変動を抑えたい→バランス型

「投資は興味があるが、急落が怖い」という方はバランス型が向いています。株式と債券を組み合わせることで、値動きが穏やかになります。

ファンド 株式比率 信託報酬 5年リターン
セゾン・グローバルバランス 約50% 0.45%前後 +12.6%(年率)
つみたて8資産均等バランス 約37.5% 0.22% +10.7%(年率)
野村6資産均等バランス 約33% 0.22% +10.5%(年率)

バランス型は株式型ほどの高リターンは期待できませんが、暴落時の下落幅が小さいという特徴があります。「毎日基準価額をチェックして一喜一憂したくない」という方には、バランス型のほうが精神的にも長続きしやすいでしょう。

リスク(標準偏差)で比較する

「どれくらい値動きするか」を数値で見たい方は、標準偏差(リスク指標)を参考にしてください。標準偏差が大きいほど価格の上下が激しく、小さいほど安定した値動きになります。

ファンド 5年リターン(年率) 標準偏差(5年) 特性
ダイワ・US-REIT +15.6% 16.77%(最大) 高リスク・高コスト
iFree S&P500インデックス +23.3% 15.48% 高リターン・やや高リスク
つみたて先進国株式 +21.5% 14.13% 先進国集中・中〜高リスク
セゾン資産形成の達人 +13.2% 13.04% アクティブ型
つみたて全世界株式 +20.3% 13.13% 高リターン・中リスク
野村6資産均等バランス +10.5% 8.05% 安定重視・低リスク
つみたて8資産均等バランス +10.7% 7.72% 安定重視・低リスク
セゾン・グローバルバランス +12.6% 9.24% バランス型で最も安定
eMAXIS国内リートインデックス +4.7% 9.49% 低リターン・中リスク

※マイベスト(2026年3月更新)のデータをもとに作成。値が小さいほど価格変動が安定していることを意味します。

目安:標準偏差が10%以下ならバランス型・安定志向。15%以上なら株式型・リスク許容が必要です。「リターン最大化」と「ドキドキしない長続き投資」は必ずしも一致しない点に注意しましょう。

NISAで始めるなら→NISA対応ファンドの絞り方

ゆうちょ銀行のNISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。

つみたて投資枠でおすすめ(年間120万円まで):1〜3位で紹介した超低コストのインデックスファンドが対象です。毎月定額で積み立てて、長期間保有するのが最も効果的な使い方です。

成長投資枠でおすすめ(年間240万円まで):つみたて投資枠の対象に加え、ダイワUS-REITやNASDAQ100など、より幅広いファンドを一括購入できます。既につみたて投資枠でコアを積み立てている方のサテライト投資に活用できます。

ゆうちょ銀行の投資信託 手数料を確認する

購入時手数料は0円(条件あり)

ゆうちょ銀行では、公式サイトから、インターネットバンキング(ゆうちょダイレクト)経由で購入する場合、全ファンドの購入時手数料が0円です。

窓口で購入する場合は、ファンドによって購入時手数料がかかる場合があります。コストを抑えるためには、インターネットからの購入がおすすめです。

信託報酬(年率)を全ファンドで比較

投資信託を保有している間、毎日少しずつ差し引かれる「信託報酬」が長期投資で最も重要なコストです。ゆうちょ銀行の取扱ファンドの信託報酬は以下の通りです。

ファンド 信託報酬(年率・税込) タイプ
iFree S&P500インデックス 0.1815%(最安) 株式型
つみたて全世界株式 0.1848% 株式型
つみたて先進国株式 0.1999% 株式型
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 0.198% 株式型
つみたて8資産均等バランス 0.2178% バランス型
野村6資産均等バランス 0.2178% バランス型
eMAXIS国内リートインデックス 0.4015% リート型
セゾン・グローバルバランスファンド 0.44%前後 バランス型
セゾン資産形成の達人ファンド 0.52%前後 アクティブ型
野村インデックスF・米国株式配当貴族 0.55%前後 株式型
ダイワ・US-REIT・オープン 1.463%(最高) リート型

信託報酬は年率で表示されていますが、実際には毎日基準価額から差し引かれています。低コストのインデックスファンドは0.2%以下が目安ですが、ダイワUS-REITのように1%超のファンドはそれだけ毎年の運用コストが高くなることを意識しておきましょう。

よくある質問(FAQ)

ゆうちょ銀行で投資信託を始める最低金額は?

NISAまたはインターネットバンキング(ゆうちょダイレクト)を利用する場合、月1,000円から積立ができます。窓口での通常積立は月5,000円から、一括購入は10,000円からです。少額で始めたい場合はNISA口座でのネット積立が最もハードルが低くなります。

ゆうちょ銀行の投資信託ランキングは公式で確認できる?

はい、ゆうちょ銀行公式サイトで4軸のランキングが確認できます。「販売金額順」「販売件数順」「トータルリターン上位・下位」「純資産総額順」の中から選んで閲覧できます。公式ランキングは定期的に更新されるため、最新の人気状況を確認したい場合は公式サイトを直接ご覧ください。

ゆうちょ銀行の投資信託は元本保証がある?

元本保証はありません。投資信託は値動きのある有価証券に投資するため、元本割れのリスクがあります。また、預金保険制度(ペイオフ)の対象外です。ゆうちょ銀行の預金とは性質がまったく異なる商品ですので、「損が怖い」という方は購入前にリスクを十分理解したうえでご判断ください。

ゆうちょ銀行でeMAXIS Slim(オルカン等)は買える?

2026年7月時点では、ゆうちょ銀行はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)やeMAXIS Slim米国株式(S&P500)などのeMAXIS Slim系ファンドを取り扱っていません。ネット証券(SBI証券・楽天証券等)では購入できますが、ゆうちょ銀行では別のファンドが選択肢となります。同等の全世界分散投資を目指すなら「つみたて全世界株式」が近い存在です。eMAXIS Slimにこだわる場合は、ネット証券への切り替えも検討しましょう。

まとめ:ゆうちょ銀行の投資信託、迷ったらこう選ぶ

ゆうちょ銀行 投資信託 選び方まとめ

  • 初心者・分散重視:「つみたて全世界株式」が最初の1本として最適。信託報酬0.18%・全世界分散・NISA両枠対応
  • リターン重視:「iFree S&P500インデックス」。純資産7,926億円の安心感・5年リターン23%超の実績あり
  • 値動きを抑えたい:「セゾン・グローバルバランスファンド」や「つみたて8資産均等バランス」などバランス型を選ぶ
  • eMAXIS Slimを検討中の方へ:ゆうちょ銀行ではeMAXIS Slim系は非取扱。「つみたて全世界株式」が代替の選択肢になる
  • コスト節約:インターネットから購入すると全ファンドの購入時手数料が0円。月1,000円から積立可能(NISA・ネット利用時)

投資信託は「長く続けること」が最大のコツです。相場の上下に一喜一憂せず、低コストのファンドを選んで淡々と積み立てることが資産形成への近道です。プライシーでは各商品の価格推移をスマホで確認でき、相場の動向を把握するのに役立ててみてください。

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