毎年5月に届く自動車税の納付通知書。「とりあえずコンビニで払えばいいか」と思っていませんか?実は支払い方法によって、ポイントが貯まったり手数料がかかったり、車検への影響が変わったりと、意外と差があります。この記事では、自動車税の支払い方法を全6種類比較し、状況別にズバリ最適解をお伝えします。
自動車税の支払い方法は6種類
2023年4月に地方税統一QRコード(eL-QR)が全国で導入されたことで、自動車税をキャッシュレスで支払える場面が一気に広がりました。現在の支払い方法は大きく6種類です。
| 支払い方法 | 手数料 | ポイント還元 | 手軽さ | 納税証明書即発行 |
|---|---|---|---|---|
| スマホ決済(PayPay等) | なし | △(チャージ経由で可) | ★★★★★ | × |
| クレジットカード | あり(数百円) | ○(カード次第) | ★★★★ | × |
| 電子マネー(nanaco/WAON) | なし | △(チャージ経由で可) | ★★★ | × |
| 現金(コンビニ・銀行) | なし | なし | ★★★ | ○ |
| インターネットバンキング | なし | なし | ★★★★ | × |
| 口座振替 | なし | なし | ★★★★★ | × |
比較すると、現金払いは安心感、スマホ決済は手軽さ、クレジットカードや電子マネーは条件が合えばポイント面に強みがあります。「何を優先したいか」で選ぶのが一番シンプルです。
①スマホ決済(PayPay・au PAY・d払い・ファミペイ等)
納税通知書のバーコードまたはeL-QRをアプリで読み取るだけ。スマホひとつで自宅から30秒以内に支払えます。
対応アプリ:PayPay・au PAY・d払い・ファミペイ(FamiPay)・楽天ペイ・PayB等
PayPayを例に操作手順を確認しておきましょう。
ホーム画面の「支払う」または「スキャン」ボタンをタップ
「請求書払い」タブを開き、カメラで納税通知書のバーコードまたはeL-QRを読み取る
自動的に税額が表示されるので確認して「支払う」をタップ。完了画面が表示されたら支払い完了です
納税証明書は即時発行されません。また、ポイント還元については後述のテクニックを確認してください。
②クレジットカード(地方税お支払サイト経由)
地方税お支払サイト(eLTAX)にアクセスし、eL-QRまたはeL番号を入力して決済します。VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Dinersに対応。
手数料の目安(東京都の場合):最初の1万円まで37円(税抜)、以降1万円ごとに75円(税別)。排気量1.5〜2Lの自動車税(36,000円)なら税込約288円の手数料がかかります。
ポイント還元がある場合でも、手数料を差し引いてプラスになるか確認してから使いましょう。
③電子マネー(nanaco・WAON)
コンビニのレジで納税通知書のバーコードを読み取ってもらい、nanacoまたはWAONで支払います。1枚の納付書につき30万円が上限です。
クレジットカードからチャージした分に対してポイントが付くため、対応カードを持っている方にはお得な選択肢になります(チャージ対応カードが限られている点に注意)。
④現金(コンビニ・銀行・郵便局)
納税通知書と現金を持参してコンビニや銀行窓口で支払います。最大のメリットは、収納印付きの納税証明書がその場で発行されること。
車検が近い方や、紙の証明書をすぐ手元に置きたい方には最も安心な方法です。コンビニでクレジットカードは使えない点に注意してください。
⑤インターネットバンキング(Pay-easy)
地方税お支払サイトから「Pay-easy(ペイジー)」を選択し、インターネットバンキングで支払います。口座から直接引き落とされるため手数料はかかりません。インターネットバンキングの契約が事前に必要です。
⑥口座振替(ダイレクト方式)
eLTAXに事前登録した口座から自動振替する方法です。毎年の支払い手続きが不要になりますが、事前の登録に数週間かかります。主に法人の方に向いています。個人の方は毎年確認が必要なため、スマホ決済の方が手軽です。
支払いでポイントを狙うテクニック
「自動車税を払いながらポイントも貯めたい」という方は多いと思います。ただし、ポイント制度は毎年変化しているため、最新情報の確認が必須です。2026年6月時点での主な方法をお伝えします。
注意:2022年4月以降、スマホ決済での税金支払いに対するポイント付与はほぼ廃止されました。「PayPayで払えばポイントがもらえる」というのは古い情報です。現在は下記のような工夫が必要です。
スマホ決済でポイントを取る「チャージ経由」テクニック
スマホ決済で自動車税を払っても直接のポイント付与はほぼありませんが、「クレジットカード→スマホ決済にチャージ→税金支払い」というルートでチャージ分のポイントを得る方法があります。
ポイント制度は各社が頻繁に変更します。支払い前に必ず最新のポイント規約を確認してください。より詳しいポイント戦略は自動車税のポイント二重取り解説記事もあわせてご覧ください。
クレジットカードは手数料と還元率を比較してから
クレジットカードで直接払う場合、ポイント還元が手数料を上回るかどうかの確認が必須です。
例として、排気量1.5〜2Lの自動車税(36,000円)をクレジットカード払いした場合(東京都):
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 手数料(税込・東京都) | 約288円 |
| 還元率1%のカードのポイント | 360円相当 |
| 差し引きプラス | 約72円相当 |
計算上はプラスに見えますが、税金支払いをポイント対象外にしているカードが増えています。ご利用前に必ずカードのポイント規約を確認してください。
自動車税を払う前の注意点
車検が近い場合はキャッシュレス払いに注意
重要:スマホ決済・クレジットカードで払った場合、運輸支局のシステムに納税情報が反映されるまで約1〜2週間(軽自動車は最大3週間)かかります。車検が2週間以内に迫っている場合は現金払いを選んでください。
普通自動車・軽自動車の車検では、JNKSというシステムによって電子的に納税確認が行われるため、納税証明書の提示は原則不要です。ただし、反映に時間がかかるため、以下の場合は現金払いがおすすめです。
- 車検まで2週間を切っている
- バイク(二輪の小型自動車)の車検がある(紙の証明書が必要)
- 紙の納税証明書を手元に保管しておきたい
期限を過ぎると使えなくなる支払い方法がある
納付期限(原則5月31日)を過ぎると、コンビニ払いやスマホ決済が利用できなくなる場合があります。期限後は各都道府県の税事務所窓口での対応になるケースがほとんどです。
また、期限後は延滞金が発生します。延滞金は納付期限翌日から1か月は年2.8%、以降は年9.1%(2026年)が加算されます。「通知書が届いたら即座にカレンダーに期限を登録する」習慣をつけておくと安心ですよ。
二重払いを防ぐためのポイント
スマホ決済やクレジットカードで払った場合、手元の納付書に収納印は押されません。「もしかしてまだ払っていないかも」と不安になって二重払いしてしまうケースがあります。
支払い後はスマホ決済アプリの支払い履歴で確認できます。また、納付書に「支払済・PayPay」等のメモを書いておくか、写真を撮っておくと安心です。万一二重払いした場合は自治体に申告すると還付されますが、手続きに手間がかかるので最初から防止するのが一番です。
まとめ
自動車税の支払い方法 選び方のポイント
- ✓ ポイント最大化したいならPayPayクレジット(1%)またはau PAYへのカードチャージ経由(最大1.5%相当)が現在の有力な選択肢
- ✓ 楽に払いたいならPayPay・au PAYがベスト。手数料ゼロ・自宅で30秒完結。全47都道府県に対応
- ✓ 車検が近い(2週間以内)なら現金払い。コンビニ・銀行でその場に納税証明書が発行される
- ✓ クレジットカードは手数料を必ず確認。カードによってはポイント対象外になっているため注意
- ✓ ポイント制度は毎年変わる。支払い前に最新規約を確認する習慣をつけよう
プライシーでは、お得な節約情報や価格変動の通知をスマートフォンアプリでお届けしています。自動車税だけでなく、日々の買い物でも賢くお得を狙いたい方はぜひチェックしてみてください。
よくある質問
PayPay残高(PayPayマネー)で払う場合はポイントはつきません。PayPayクレジット(PayPayカード)で払う場合のみ、1%のPayPayポイントが付与されます。2022年以前の「PayPayで払うとポイントがもらえる」という情報は古いため注意してください。
自治体によって異なりますが、東京都の場合は最初の1万円まで37円(税抜)、以降1万円ごとに75円(税別)が加算されます。排気量1.5〜2Lの自動車税(36,000円)であれば、東京都では税込約288円です。お住まいの都道府県の手数料は地方税お支払サイトでご確認ください。
コンビニのレジでは自動車税のクレジットカード払いはできません。ただし、nanacoやWAONなどの電子マネーに事前にクレジットカードからチャージして、その電子マネーで支払う方法は可能です(一部カードで対応)。クレジットカードで直接払いたい場合は、地方税お支払サイトを利用してください。
紙の証明書は発行されません。普通自動車・軽自動車の車検では納税情報が電子的に確認されるため基本的に証明書は不要です。ただし反映に1〜2週間(軽自動車は最大3週間)ほどかかるため、車検が直前に迫っている場合は現金払いを推奨します。
速やかにお住まいの都道府県の税事務所に連絡してください。期限後はコンビニ払いやスマホ決済が使えなくなる場合があります。放置すると延滞金が加算され続け、最終的には車検が受けられなくなる可能性があります。
記事監修:プライシー編集部
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