楽天カードの家族カードとは、本カードと同じ口座から引き落としできる、家族専用の追加カードです。楽天カード(一般)なら年会費は永年無料、ポイント還元率も本カードと同じ1.0%(楽天市場では3.0%)で、審査なしで発行できます。
本記事では、家族カードのメリット・デメリット・申し込み方法を整理し、「家族カードを作るべきか、家族に別途本カードを発行してもらうべきか」の判断基準をケース別に解説します。
楽天カードの家族カードとは?基本情報をまとめて確認
楽天カード(一般)の場合、年会費は永年無料。本カード1枚につき2枚まで発行でき、18歳以上の家族(配偶者・両親・子供)が対象です。
家族カードは本カードと紐付いた「追加カード」です。家族カードを持った人の利用分は、本カード会員の口座から一括で引き落とされます。ポイントも本カードと同じ条件で貯まります(楽天市場3.0%など)。詳細は楽天カード公式サイト(家族カード)で確認できます。
| 項目 | 楽天カード(一般) | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード |
|---|---|---|---|
| 家族カード年会費 | 永年無料 | 550円(税込) | 550円(税込) |
| 発行可能枚数 | 本カード1枚につき2枚まで | ||
| 対象者 | 18歳以上の配偶者・両親・子供(生計同一) ※内縁・同性パートナー含む |
||
| 通常ポイント還元率 | 100円につき1ポイント(1.0%) | ||
| 楽天市場還元率 | 3.0%(SPU最大18.0%) | ||
| 海外旅行保険 | 利用付帯(最高2,000万円) | 利用付帯(最高2,000万円) | 自動付帯(最高5,000万円) |
| ETCカード | 発行不可 | ||
| デザイン・国際ブランド | 本カードと同一(選択不可) | ||
楽天銀行カード・楽天カードアカデミー・楽天ビジネスカード・家族カード会員は家族カードを申し込めません。
家族カードを追加発行するメリット
本カードと同じポイント還元率で楽天ポイントが貯まる
家族カードの利用分も、本カードと同じ還元率(通常1.0%、楽天市場3.0%)で楽天ポイントが貯まります。SPU(スーパーポイントアッププログラム)の適用条件も同じです。
ただし、貯まったポイントは本カード会員の楽天IDに付与されます。家族カード利用分も含めたポイントをまとめて管理・使用できます。
楽天ポイントカードとして加盟店で使用した場合のポイントは、家族カード会員自身の楽天IDに付与されます。クレジット利用分のポイントとは付与先が異なります。
家計の支出を1口座に集約できる
家族カードの利用分は、本カード会員の口座から一括引き落としされます。夫婦や親子で別々にカードを持ちながら、支出をひとつの口座でまとめて管理できるのが大きな利点です。
楽天e-NAVIでは「誰がいつどこで使ったか」を利用者別に確認できます。食費・光熱費・子供の教育費など、家族全体の家計を把握しやすくなります。
家族間でポイントを移行できる
「家族でポイントおまとめサービス」を利用すると、本カード⇔家族カード間でポイントを移行できます。条件は以下のとおりです。
- 移行できるのは通常ポイントのみ(期間限定ポイントは不可)
- 50ポイント以上、1ポイント単位で移行可能
- 上限は月間10,000ポイント
- 申請から3日以内に相手のアカウントに加算
※上記条件は楽天ポイント公式サービスの2026年6月時点の情報です。変更される場合があります。
手続きは楽天e-NAVIにログインし、「家族でポイントおまとめサービス」から申請します。
審査なしで発行できる(クレカを持てない家族も)
家族カードは家族カード利用者本人の審査がありません。本カード会員の信用に基づいて発行されるため、専業主婦・主夫、学生、フリーターの方でも18歳以上(高校生含む)なら発行できます。
家族カード利用者に審査はありませんが、本会員の信用情報に問題がある場合は発行が断られることがあります。本会員が支払いを滞納しないようにしましょう。
海外旅行保険が家族カードにも付帯する
楽天カード(一般)の家族カードには、本カードと同じ海外旅行傷害保険(利用付帯)が付帯します。家族が海外旅行に行く際、旅費の一部を楽天カードで決済すれば保険が適用されます。
傷害死亡・後遺障害は最高2,000万円、傷害治療・疾病治療はそれぞれ最高200万円の補償です(楽天カード公式・海外旅行保険)。年会費無料でこの補償が付くのは大きなメリットです。
発行前に知っておきたいデメリット・注意点
利用限度額が本カードと共有になる
家族カードと本カードの利用限度額は共有です。本会員の限度額が50万円の場合、本カードと家族カードの合計が50万円の上限になります。枚数が増えても上限は変わりません。
家族全員がカードを使うシーンが多い場合は、本会員が増額申請を検討するか、家族に別途本カードを発行してもらうことで上限を増やせます。
家族の利用明細が本会員に筒抜けになる
本カード会員は楽天e-NAVIで家族カードの全利用明細を確認できます。家計管理には便利ですが、プライベートな買い物が知られてしまうデメリットもあります。
「生活費は家族カードで、個人的な買い物は本カードで」のように使い分けるのが現実的な対処法です。
家族カード利用者のクレジットヒストリーが育たない
家族カードの利用実績は本会員の信用情報として記録されます。家族カード利用者自身のクレヒスは積み上がりません。
将来、家族カードを使っている人が自分名義でクレジットカードやローンを組む予定がある場合は、早めに本人名義のカードを発行し、クレヒスを積み上げておくことを検討しましょう。
ETCカードを付帯できない
楽天カードでは家族カードにETCカードを追加発行できません。ETCカードは本カードに1枚のみ付帯する仕組みです。
対処法としては、本カード会員がETCカードを申し込んで家族に渡す方法があります。もしくは、ETCカードが必要な家族が本人名義で別の楽天カードを発行し、ETCカードを付帯させることで解決できます。
カードデザイン・国際ブランドを選べない
家族カードのデザインと国際ブランド(Visa / Mastercard / JCB / AMEX)は本カードと同じものが発行されます。家族ごとに違うデザインやブランドにしたい場合は、別途本カードを申し込む必要があります。
本カードが解約・停止されると家族カードも使えなくなる
家族カードは本カードに紐付いているため、本カードが解約または利用停止になると家族カードも同時に使えなくなります。光熱費や携帯料金の引き落としに家族カードを使っている場合は注意が必要です。
なお、家族カードだけを解約することは可能です(本会員が楽天e-NAVIから手続き)。
家族カードの申し込み方法(ステップ解説)
既に楽天カードを持っている場合(楽天e-NAVIから申し込む)
楽天e-NAVI(https://www.rakuten-card.co.jp/e-navi/)にアクセスし、本カード会員のIDでログインします。
メニューから「カードの追加」を選び、「家族カード」をクリックします。
家族カードを使う人の氏名・続柄・生年月日などを入力します。職業や年収の入力は不要です。最短60秒で完了します。
審査完了後、本カード会員の自宅に郵送されます。連休時期などは遅延することがあります。
楽天カードをこれから申し込む場合(本カードと同時申し込み)
楽天カード公式サイトから本カードの新規申し込みフォームに進みます。
本カードの申し込み情報を入力後、付帯サービスの選択画面で家族カードを選択します。
本カードと家族カード両方の申し込みを同時に完了できます。
申し込み条件・対象者
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| 年齢 | 18歳以上(高校生含む) |
| 続柄 | 配偶者・両親・子供(生計を同一にしている方) 内縁関係・同性パートナーも対象 |
| 発行可能枚数 | 本カード1枚につき最大2枚 |
| 申し込みできない方 | 楽天銀行カード・楽天カードアカデミー・楽天ビジネスカード・家族カード会員 |
既に家族カードを持っている方(例: 夫の楽天カードの家族カードを持っている妻)は、自分の名義で家族カードを発行することができません。
家族カードと本カード新規発行、どちらを選ぶべき?
「家族に楽天カードを持たせたい」と思ったとき、家族カードの追加と家族本人名義での新規申し込みの2択があります。それぞれに適したケースを整理します。
- 家計をひとつの口座でまとめて管理したい
- 専業主婦・学生など、自身でカードを作りにくい家族に持たせたい
- 子供の使いすぎを本会員がチェックしたい
- ポイントを家族全員で集めて効率よく使いたい
- ETCカードが不要な家族への発行
- 家族それぞれの引き落とし口座を分けたい
- 家族に個人のクレヒスを積み上げてほしい
- 家族にも別のETCカードが必要
- 家族が独自のカードデザインや国際ブランドを選びたい
- 入会ポイントキャンペーンで家族にもポイントをもらわせたい
家族カード+本カードの2枚持ちが最もメリットが大きい方法です。「生活費・共通費用は家族カードで管理、個人の支出は本カードで」と使い分けると、ポイントの集中・家計管理・個別クレヒス構築を同時に実現できます。
よくある質問
クレジット利用分のポイントは本カード会員の楽天IDに付与されます。家族カード会員のIDには付与されません。家族がポイントを使いたい場合は「家族でポイントおまとめサービス」から移行(通常ポイントのみ、月10,000ポイントまで)できます。なお、楽天ポイントカード加盟店でのポイントは、家族カード会員自身のIDに付与されます。
はい、作れます。楽天カードの家族カードは18歳以上(高校生含む)の方が対象です。高校生のお子さんがいる場合も発行できます。ただし、通常の楽天カード(本カード)は高校生には発行されません。
はい、家族カードのみの解約が可能です。本カード会員が楽天e-NAVIから手続きできます。なお、本カードを解約すると家族カードも自動的に解約されます。家族カードで公共料金などの引き落としをしている場合は、あらかじめ変更手続きを済ませましょう。
本カード1枚につき2枚まで発行できます。配偶者と子供の2人にそれぞれ1枚ずつ持たせることが可能です。発行可能枚数は「申し込み中」「発行手続き中」のカードも含めてカウントされます。
審査完了後、約1週間〜10日前後で本カード会員の自宅に郵送されます。年末年始・ゴールデンウィークなど長期連休が重なる場合は遅くなることがあります。発行状況は楽天カードアプリから確認できます。
はい。家族カードを楽天カードアプリに登録すると、利用明細の確認や不正検知通知を受け取ることができます。不正が検知された場合は家族カード会員本人にも確認通知が届くため、セキュリティ面でも安心です。
この記事のまとめ
- 楽天カード(一般)の家族カードは年会費永年無料で、ポイント還元率・海外旅行保険など本カードとほぼ同等
- 対象は18歳以上(高校生含む)の生計同一の家族。審査なしで発行できるため専業主婦・学生も持てる
- 貯まったポイントは本カード会員のIDに付与。「家族でポイントおまとめサービス」で家族間移行も可能(月10,000Pまで)
- デメリットは利用限度額の共有・明細が本会員に見える・ETCカード不可・クレヒスが家族に積まれないなど
- 家計をまとめたい・専業主婦や学生に持たせたいなら家族カード。クレヒスやETC・デザイン自由度が必要なら本カードの新規発行が向いている
- 理想は家族カード+本カードの2枚持ち。家計管理・ポイント集中・個人利用の3つを分けて使うのがおすすめ
