「郵便局の窓口って、クレジットカードやPayPay、Suicaは使えるの?」「切手で送料を払えるって本当?」——いざ窓口に並んでから気づくと、地味に困りますよね。実は郵便局は2020年からキャッシュレス決済に対応し、いまでは現金以外にもさまざまな払い方が選べます。この記事では、郵便局で使える支払い方法を一覧で整理しつつ、「キャッシュレスで払えない商品」「簡易郵便局との違い」「一番お得な払い方」まで、プライシー編集部がまとめて解説します。
郵便局(直営の郵便窓口)では、現金のほかにクレジットカード・タッチ決済・電子マネー・交通系IC・QRコード決済(スマホ決済)が使えます。さらに、ゆうパックや切手・はがき代などは切手そのもので支払うこともできます。目的別の早い結論はこちらです。
ただし、すべての商品・サービスがキャッシュレスに対応しているわけではありません。印紙・宝くじ・税金などは今も現金のみです。まずは使える支払い方法の全体像から見ていきましょう。なお、利用できる決済ブランドは局によって異なるため、本記事は2026年6月時点の日本郵便の公式情報をもとにしています。
郵便局で使える支払い方法【一覧で結論】
郵便局の郵便窓口で使える支払い方法を、種類ごとにまとめました。現金が不要になったのは2020年からで、全国の多くの郵便局でキャッシュレス決済が導入されています。まずはこの一覧でざっくり把握してみてください。
| 支払い方法 | 使える? | 主なブランド・例 |
|---|---|---|
| 現金 | ○ | すべての商品・サービスで利用可 |
| クレジットカード | ○ | Visa / Mastercard / JCB / American Express / Diners Club / 銀聯 |
| タッチ決済(非接触) | ○ | Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済・JCBのタッチ決済 ほか |
| 電子マネー | ○ | iD / WAON / QUICPay+ |
| 交通系IC | ○ | Suica / PASMO / ICOCA / manaca など(PiTaPaは不可) |
| QRコード決済 | ○ | ゆうちょPay / PayPay / au PAY / d払い / メルペイ / 楽天ペイ など |
| デビットカード | ○ | 国際ブランド付きデビット(クレカ対応店) |
| 切手 | ○ | ゆうパック・速達・書留などの料金(窓口差出) |
| 商品券・ギフトカード | × | VJAギフト・JCBギフト・QUOカード等は利用不可 |
上記は直営の郵便局(郵便窓口)の一般的な対応です。実際に使える決済ブランドは郵便局によって違うことがあります。確実に使いたい場合は、公式の「郵便局・ATM・ポストをさがす」で「キャッシュレス」を条件に絞り込んで確認しておくと安心です。
郵便局でクレジットカード・タッチ決済は使える?
結論から言うと、郵便局の窓口でクレジットカードは使えます。2020年のキャッシュレス導入で、切手やはがきを買うのにわざわざ小銭を用意する必要はなくなりました。ここでは使える国際ブランドと、知っておきたい注意点を確認しておきましょう。
使える国際ブランド
郵便局で利用できるクレジットカードの国際ブランドは6種類です。主要なブランドはほぼ網羅されているので、お手持ちのカードはまず問題なく使えるはずです。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
- 銀聯(UnionPay)
これらのブランドが付いたデビットカードやブランドプリペイドカード(au PAY プリペイドカードなど)も、クレジットカード対応の郵便局で利用できます。
支払いは一括払いのみ
注意したいのが支払い回数です。郵便局のカード払いは一括払いのみで、分割払いやリボ払いには対応していません。高額なゆうパックや商品をまとめて買うときも、その場で分割にはできない点を覚えておきましょう。また、1回の支払いを現金とカードで分ける「併用」もできません。
タッチ決済(コンタクトレス)も使える
カードを差し込まず、端末にかざすだけで支払えるタッチ決済(非接触決済)にも対応しています。Visaのタッチ決済、Mastercardタッチ決済、JCBのタッチ決済、American Expressのタッチ決済などが利用可能です。使い方はかんたんで、レジで「クレジットで」と伝えてカードやスマホを端末にタッチするだけ。サインや暗証番号も不要なことが多く、切手1枚を買うときもスマートに支払えます。
電子マネー・交通系ICで支払う
「Suicaの残高で切手を買いたい」という方も多いですよね。郵便局は電子マネーと交通系ICにも対応しています。ただし、使えるブランドと使えないブランドがはっきり分かれているので、ここは要チェックです。
使える電子マネー・交通系IC
| 区分 | 使えるブランド |
|---|---|
| 電子マネー | iD / WAON / QUICPay+ |
| 交通系IC | Kitaca / Suica / PASMO / TOICA / manaca / ICOCA / SUGOCA / nimoca / はやかけん |
交通系ICは全国の主要なカードに幅広く対応しています。通勤・通学で使っているICカードのチャージ残高で、そのまま切手やはがきが買えるのは便利ですよね。
使えない電子マネーに注意
よく使われている電子マネーでも、nanaco・楽天Edyは郵便局では利用できません。また交通系ICの中でもPiTaPaは対象外です。これらをメインで使っている方は、別の支払い方法を用意しておきましょう。
QRコード決済(スマホ決済)で支払う
財布を出さずにスマホだけで払いたい方には、QRコード決済が便利です。郵便局では主要なスマホ決済が一通り使えます。さらに後ほど解説しますが、QR決済は簡易郵便局でも一部使えるのが大きなポイントです。
郵便局で使える主なQRコード決済は次のとおりです。
- ゆうちょPay
- PayPay
- au PAY
- d払い
- メルペイ
- 楽天ペイ
- J-Coin Pay
- AEON Pay
- Amazon Pay
- Alipay / WeChat Pay / 銀聯ペイ(インバウンド向け)
楽天ペイは郵便局でも使えますが、「最大1.5%還元プログラム」の対象外となっています。楽天ペイの還元を狙っている方は、想定どおりにポイントが付かない場合がある点に注意してください。
キャッシュレスで「支払えるもの」と「現金しか使えないもの」
ここが郵便局の支払いで一番つまずきやすいポイントです。キャッシュレスに対応していても、すべての商品・サービスで使えるわけではありません。窓口で「これは現金のみです」と言われて慌てないよう、線引きを表で押さえておきましょう。
| キャッシュレスで支払える | 現金しか使えない |
|---|---|
| 郵便料金・荷物運賃(ゆうパック・ゆうメール等) | 収入印紙などの各種印紙 |
| 切手・はがき・レターパックなどの販売品 | 宝くじ |
| カタログ・店頭販売などの物販商品 | 代金引換郵便物の引換金 |
| — | 税付郵便物の関税 |
| — | 地方公共団体事務(各種証明書の交付・バス回数券の販売など) |
特に間違えやすいのが収入印紙です。契約書などに貼る印紙は郵便局で買えますが、キャッシュレスでも切手でも支払えず、現金のみとなります。印紙を買う予定があるときは、現金を用意しておきましょう。
郵便局では切手のキャッシュレス購入は1回10万円が上限です(その他の商品・サービスには上限なし)。後述する簡易郵便局では、さらに1回3万円までという制限があります。
郵便局と簡易郵便局で使える決済はどう違う?
意外と知られていないのが、「郵便局」と「簡易郵便局」で使える決済が違うことです。看板は同じ郵便マークでも、簡易郵便局はクレジットカードと電子マネーが使えません。近所の小さな郵便局でカードを出して断られた経験がある方は、これが理由かもしれません。
| 支払い方法 | 郵便局(直営) | 簡易郵便局 |
|---|---|---|
| 現金 | ○ | ○ |
| クレジットカード | ○ | × |
| 電子マネー・交通系IC | ○ | × |
| QRコード決済 | ○ | △(一部のみ) |
| 1回あたりの上限(切手等) | 10万円 | 3万円 |
簡易郵便局で使えるのは、QRコード決済のうちゆうちょPay・au PAY・d払い・メルペイ・PayPay・楽天ペイ・Alipay+・WeChat Payの8ブランドです。簡易郵便局へのQRコード決済の導入は2022年10月からと比較的最近なので、「現金しか使えない」と思い込んでいる方も、いまはスマホ決済が使えるケースが増えています。
切手で郵便料金を支払う方法
引き出しに眠っている余った切手、使い切れずに困っていませんか。実は郵便局では、切手をそのまま料金の支払いに使えるんです。手数料もかからないので、中途半端に余った切手を消化する方法として覚えておくと便利です。
切手で支払えるサービス
郵便局の窓口で差し出す場合、ゆうパックやEMS(国際郵便)、書留、速達などの料金を切手で支払えます。たとえばゆうパックの送料が1,000円なら、1,000円分の切手を貼って(または窓口に出して)支払えばOKです。新しく切手やはがきを買う代金にあてることも可能です。
コンビニ差し出しは切手払い不可
ローソンやミニストップ、セイコーマートなどコンビニからゆうパックを差し出す場合は、切手での支払いはできません。切手で送料を払いたいときは、必ず郵便局の窓口から差し出しましょう。なお印紙・宝くじなど、キャッシュレスが使えない品目は切手でも購入できません。
郵便局で一番お得な支払い方法は?
支払い手段がこれだけあると、「結局どれが一番お得なの?」が気になりますよね。ここはプライシー編集部の視点で、中立にお伝えします。ポイントは、郵便局そのものは独自のポイント還元をしていないことです。つまり、お得かどうかはあなたが使う決済手段の還元率で決まります。
高還元クレカ・タッチ決済が基本のお得
郵便局側でポイントが上乗せされない以上、シンプルに還元率の高いクレジットカードやタッチ決済で支払うのが基本のお得技です。普段の買い物で1%以上還元されるカードを持っているなら、切手代や送料もそのカードで払うだけで着実にポイントが貯まります。逆に、郵便局が発行するJP BANKカードは還元率が約0.5%とそれほど高くないため、「郵便局だから専用カード」と考える必要はありません。
QRコード決済との使い分け
キャンペーン中のQRコード決済があるなら、そちらを優先するのも手です。PayPayやau PAY、d払いは時期によって還元キャンペーンを実施しているので、開催中ならクレカより得をする場面もあります。簡易郵便局ではクレカが使えない分、QR決済が頼りになる点も覚えておきましょう。
ゆうパックを安く送るなら「ゆうパックスマホ割」
荷物をよく送る方に一番おすすめしたいのが、ゆうパックスマホ割です。アプリから申し込むと基本運賃が180円割引になり、さらに郵便局での持ち込み割引(100円)や、年10個以上発送した場合の継続利用割引(次回から10%オフ)と組み合わせられます。支払いはアプリ内でクレジットカード(Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners)による事前決済なので、窓口で現金を出す必要もありません。
専用の「ゆうパックスマホ割アプリ」は2025年8月29日でサービスを終了し、現在は「郵便局アプリ」内の機能として提供されています。これから使い始める方は郵便局アプリをダウンロードしましょう。
郵便局での支払い時の注意点
最後に、郵便局でキャッシュレスを使うときに知っておきたい注意点をまとめます。スムーズに支払うために、レジに並ぶ前にチェックしておきましょう。
1回の支払いを「半分は現金、半分はカード」のように分けることはできません。残高が足りるか事前に確認しておきましょう。
分割払い・リボ払いは選べません。高額な支払いをするときは特に意識しておきたいポイントです。
とくに簡易郵便局はクレカ・電子マネーが使えません。確実に使いたいときは公式サイトでキャッシュレス対応局を事前に確認しましょう。
収入印紙や宝くじ、代引きの引換金などはキャッシュレスでも切手でも払えません。これらを利用する予定があるときは現金を持参してください。
この記事のまとめ
- ✓郵便局(直営)は現金・クレカ・タッチ決済・電子マネー・交通系IC・QR決済・切手で支払える
- ✓クレカは6ブランド対応・一括払いのみ。nanaco・楽天Edy・PiTaPaは使えない
- ✓印紙・宝くじ・代引・税金・地方公共団体事務は現金のみ
- ✓簡易郵便局はクレカ・電子マネー不可。QR決済の一部8ブランドのみ使える
- ✓お得さは自分の決済手段の還元率しだい。ゆうパックはスマホ割で180円オフ
その買い物、ベストなタイミングで
プライシーは、Amazon・楽天・Yahoo!の価格を横断比較し、値下げやクーポンをプッシュ通知でお知らせするスマホアプリ(iOS / Android)。送料や決済を見直すついでに、ほしいモノの買い時もチェックしてみませんか。
プライシーをチェックするよくある質問(FAQ)
使えません。簡易郵便局はクレジットカードと電子マネーに非対応で、利用できるのはゆうちょPay・au PAY・d払い・メルペイ・PayPay・楽天ペイ・Alipay+・WeChat Payの8種類のQRコード決済のみです。
郵便局の窓口で差し出す場合は、ゆうパック・EMS・書留・速達などの料金を切手で支払えます。手数料はかかりません。ただしコンビニからのゆうパック差し出しでは切手払いはできません。
できません。郵便局のクレジットカード払いは一括払いのみで、分割払いやリボ払いには対応していません。また現金とカードを組み合わせる併用払いもできません。
買えません。収入印紙などの各種印紙はキャッシュレス決済・切手のどちらでも支払えず、現金のみとなります。宝くじや代金引換の引換金、関税なども同様に現金のみです。
郵便局のネットショップ(オンライン)では、クレジットカードのほか、楽天ペイ・メルペイ・d払い・ゆうちょ即時振替などが利用できます。窓口とは使える手段が異なるため、購入画面で対応決済を確認してください。
使えません。VJAギフトカード・JCBギフトカード・QUOカードなどの商品券・ギフトカードは郵便局の窓口では利用できません。
