結論

楽天では2024〜2026年にかけて、出店料・ポイント・カードで値上げ・改悪が相次いでいる

楽天市場の出店料は2024年6月に約30%値上げ(16年ぶり)。楽天ポイントのSPUは繰り返し改悪され、最大倍率は維持しながらも条件が厳しくなっています。楽天カードは2025年3月以降、公共料金や海外での還元率が引き下げられました。楽天モバイルは2026年5月時点で据え置きが続いています。

楽天の値上げ・改悪 一覧(2024〜2026年)

楽天グループで消費者に影響する主な値上げ・改悪を時系列でまとめました。Featured Snippet向けに一覧化しています。

実施時期 対象サービス 変更内容 消費者への影響
2024年6月 楽天市場(出店料) 出店料を約30%値上げ(16年ぶり) 一部商品の価格転嫁の可能性
2025年2月 楽天SPU 楽天モバイル等3サービスにエントリー必須化 SPUを活かすには申し込み手続きが必要に
2025年3月 楽天カード 公共料金・海外サービスの還元率引き下げ(100円→200円で1P) 電気・ガス等の支払いポイントが半減
2025年3月 楽天カード ANA Pay等へのチャージポイント廃止 二重取りの一部スキームが使えなくなった
2025年3月 楽天カード 海外利用手数料 2.20%→3.63% 海外での利用コストが増加
2025年4月 楽天カード カード再発行手数料1,100円開始 紛失・破損時の再発行が有料に
2025年7月 楽天ペイ 楽天ペイ1.5%還元に条件追加(ポイントカード月2回提示が必要) 条件未達の場合は1%還元に低下
2025年10月 楽天SPU 楽天ふるさと納税がSPU対象外に ふるさと納税でSPU倍率が加算されなくなった
2026年5月現在 楽天モバイル 現行プランは据え置き(Rakuten最強プラン) 今のところ値上げなし

※ この記事は消費者向けの情報まとめです。楽天市場への出店費用・セラー向けの詳細情報については、楽天市場の出店プランの公式ページをご参照ください。

楽天市場の出店料値上げとは?商品価格への影響

値上げの概要(2024年6月、16年ぶりの改定)

楽天市場は2024年6月1日、16年ぶりに出店プランの月額固定費を改定しました。全プランで引き上げが行われ、値上げ幅はおおむね30%前後となっています。出店料の改定は楽天が「AIやシステム投資の原資」として説明しており、楽天経済圏の強化策の一環とみられています。

出店プラン別の新旧料金比較

プラン名 改定前(月額) 改定後(月額) 値上げ幅
メガショッププラン 100,000円 130,000円 +30,000円(+30%)
スタンダードプラン 50,000円 65,000円 +15,000円(+30%)
プレミアムライトプラン 39,800円 52,000円 +12,200円(+31%)
ライトプラン 39,800円 52,000円 +12,200円(+31%)
がんばれ!プラン 19,500円 25,000円 +5,500円(+28%)

出典: ITmedia ネットショップ担当者フォーラム(2024年2月報道)

消費者視点:商品価格は上がったか?

出店料の値上げが商品価格に転嫁されるかどうかは、各ショップの判断に委ねられています。楽天が公式にコメントしているわけではなく、ショップ規模・利益率・競合状況によって対応はまちまちです。

ただし、priceyのデータでは出店料値上げ後も多くの日用品では価格が安定しています。大手メーカー品は競合(Amazon等)との価格競争があるため、一方的に値上げしにくい構造があります。以下のプライシーチャートで実際の価格推移を確認してみてください。

priceyで確認できること:楽天市場とAmazonの価格を横断比較し、過去の価格推移チャートで「今が安いか」を即座に判断できます。出店料が上がっても、セール時には大幅値下がりする商品も多くあります。

楽天ポイント・SPUの改悪まとめ

SPU(スーパーポイントアッププログラム)とは

SPU(スーパーポイントアッププログラム)とは、楽天グループのサービスを複数使うほどポイント倍率が上がる仕組みです。楽天市場での買い物時に、楽天カード・楽天モバイル・楽天銀行など各サービスを利用していると、通常1%のポイント還元がどんどん積み上がる仕組みです。

2026年4月時点での最大倍率は18倍ですが、これを達成するには楽天モバイル(+4倍)やRakuten Turbo(+2倍)など複数のサービス契約が必要で、月間の倍率上限も細かく設定されています。

SPU改悪の歴史(主な変更点)

2021年2月
改悪 買い回りポイント上限を引き下げ 買い回りで獲得できるポイントの上限が10,000P→7,000Pに削減。
2021年4月
改悪 楽天ゴールドカード SPU倍率半減 ゴールドカードのSPU倍率が+4倍→+2倍に引き下げ。年会費に見合わないとして解約者が続出。
2022年4月
改悪 ポイント付与基準を「税込→税抜」に変更 ポイントを計算する金額が税込から税抜に変わり、実質的に還元率が下がった。
2022年7月
改悪 楽天銀行+楽天カードの条件が厳格化 給与受取口座登録が条件として追加され、単に引き落とし設定するだけでは一部倍率が得られなくなった。
2023年2月
改悪 楽天ブックス・Koboの上限を引き下げ 楽天ブックスと楽天Koboのポイント上限が一律1,000Pに統一され、大量購入者の恩恵が縮小。
2023年9月
改悪 楽天市場アプリのSPU特典終了 アプリ経由の購入で得られていた−0.5倍の特典が廃止。
2025年2月
改悪 3サービスにエントリー必須化 楽天モバイル・Rakuten Turbo・楽天ひかりの特典を受けるためにエントリー申し込みが必要になった。
2025年4月
追加 楽天ラクマ追加→最大18倍に 楽天ラクマを使うことでSPUの対象に追加。最大倍率が18倍に拡大された。
2025年10月
改悪 楽天ふるさと納税がSPU対象外に ふるさと納税の寄附がSPUの対象から外れ、倍率加算がなくなった。

2026年現在のSPU条件と上限

2026年4月時点のSPUは以下のとおりです。最大18倍を達成するには、楽天モバイルや光回線の契約が前提となり、現実的には4〜6倍程度を目安とする方が多いです。

サービス 倍率 上限・条件
楽天モバイル +4倍 上限2,000P・エントリー必要
楽天モバイルキャリア決済 +2倍
Rakuten Turbo / 楽天ひかり +2倍 エントリー必要
楽天カード(通常) +1倍
楽天カード(特典・一般) +1倍 上限1,000P
楽天カード(特典・プレミアム) +1倍 上限5,000P
楽天銀行+楽天カード(引落) +0.3倍 楽天銀行口座への引落が必要
楽天銀行+楽天カード(給与受取) +0.2倍 給与受取口座登録が必要

出典: 楽天SPU公式ページ(2026年4月1日時点)

楽天カードの還元率改悪(2025年〜)

2025年に改悪された主なルール

2025年は楽天カードにとって「改悪ラッシュ」の年でした。同年3月から複数の変更が一斉に実施されています。

実施日 変更内容 影響
2025年3月1日 電力・ガス等の公共料金:100円→200円で1P 還元率が実質0.5%に半減
2025年3月1日 海外サービス(UberEats等):100円→200円で1P 海外サービス利用者の還元率が半減
2025年3月1日 ANA Payなどへのチャージポイント廃止 二重取りスキームが使えなくなった
2025年3月1日 海外利用手数料:2.20%→3.63% 海外旅行・出張での利用コストが増加
2025年4月1日 カード再発行手数料:1,100円開始 紛失・破損時の再発行が有料化
2025年7月1日 楽天ペイ1.5%還元に条件追加(月2回ポイントカード提示が必要) 条件未達なら1.0%に低下

影響を受ける使い方・受けない使い方の判断

改悪の影響は、カードの使い方によって大きく異なります。以下を参考に自分の使い方を確認してみてください。

影響が大きい使い方

電気・ガスなどの公共料金の支払い/海外サービス(UberEats等)の利用/海外旅行・出張での利用/ANA Pay経由のスキームを使っていた方

影響がほとんどない使い方

楽天市場・楽天トラベル等の楽天系サービスでの支払い(還元率は変わっていない)/国内の一般的な店舗・通販での支払い(通常100円で1P)

つまり、楽天経済圏内での利用がメインなら引き続きお得なカードです。公共料金や海外での利用が多い方は、他社カードとの使い分けを検討する価値があります。

楽天モバイルの値上げ状況(2026年現在)

楽天モバイルは2026年5月時点ではメインプランの料金値上げはありません。現行の「Rakuten最強プラン」(3GBまで月1,078円〜、20GB超で月3,278円・無制限)は据え置きが続いています。

他の3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)が次々と料金改定を実施している中で、楽天モバイルは競争力を維持するために値上げを見送っている状況です。一方、2025年10月には「Rakuten最強U-NEXT」(月4,378円)という新プランが追加されましたが、これは既存プランへの値上げではなくオプション追加です。

「ステルス値上げ」に注意:メインプランは据え置きでも、ユニバーサルサービス料・請求書発行手数料などの各種手数料は順次引き上げられています。月額料金だけでなく、明細全体を確認することをおすすめします。

楽天モバイルの料金体系や今後の値上げ見通しについての詳細は、プライシーの専用記事で詳しく解説しています。

楽天値上がり時代のお得な買い方・節約術

楽天の各サービスが改悪されても、賢く使えばまだまだお得に買い物できます。以下の方法を組み合わせて活用しましょう。

楽天スーパーセール・お買い物マラソンを活用する

楽天市場では年4〜5回の「楽天スーパーセール」(3・6・9・12月頃)と、毎月1〜2回の「お買い物マラソン」が開催されます。セール期間中は最大10倍のポイント還元や価格値引きが行われるため、まとめ買いはセール期間に集中させるのが鉄則です。

楽天ペイでポイント二重取りする

楽天ペイと楽天カードを組み合わせると、支払い時にポイントの二重取りが可能です。楽天カードで楽天キャッシュにチャージ→楽天ペイで支払いという流れで、合計実質1.5%のポイント還元が実現します(2025年7月以降は月2回のポイントカード提示条件あり)。

priceyで楽天商品の価格推移をチェックする

楽天市場の商品は日々価格が変動しています。出店料が値上がりしても、セール直前に値下がりする商品は多くあります。priceyのアプリ(iOS/Android)を使えば、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングの価格を横断比較し、過去の価格推移チャートで「今が本当に安いか」を一目で確認できます。

たとえば以下の日用品は楽天とAmazonの両方で取り扱いがあり、時期によって安い方が変わります。priceyで比較するのが最もかんたんです。

楽天とAmazonを比較して安い方で買う

「楽天だから楽天で買う」という思考は、値上がり時代には損をするリスクがあります。priceyを使えば両プラットフォームの価格を横断比較できるため、その時々で安い方を選ぶのが最も効率的な節約法です。

この記事のまとめ

  • 楽天市場の出店料は2024年6月に約30%値上げ(16年ぶり)。商品への価格転嫁は店舗次第で、大手メーカー品は価格が安定している傾向
  • 楽天SPUは2021年以降、繰り返し改悪。2026年時点の現実的な倍率は4〜6倍程度が目安
  • 楽天カードは2025年3月以降、公共料金・海外サービスの還元率が半減。楽天系サービスでの利用なら引き続きお得
  • 楽天モバイルは2026年5月時点で値上げなし(Rakuten最強プランは据え置き)
  • 節約術: セール期間のまとめ買い・楽天ペイ二重取り・priceyで価格推移チェック・楽天とAmazonの比較購買が効果的

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よくある質問

楽天市場の出店料値上げで商品価格は上がりましたか?

出店料の値上げが商品価格に転嫁されるかは各ショップの判断によります。大手メーカー品や人気商品はAmazonとの価格競争があるため、一方的な値上げはしにくい状況です。priceyの価格推移チャートで、購入を検討している商品の実際の価格変動を確認することをおすすめします。

楽天ポイントの改悪はいつから続いていますか?

SPUの主な改悪は2021年から始まり、2022年・2023年・2025年と断続的に続いています。2021年には買い回り上限削減やゴールドカード倍率半減、2022年にはポイント計算が税抜に変更、2025年にはサービスへのエントリー必須化やふるさと納税の対象外化が実施されました。一方で2025年4月には楽天ラクマ追加で最大18倍に拡大しています。

楽天カードはまだお得ですか?

楽天市場・楽天トラベルなど楽天系サービスを主に使う方には、引き続きお得なカードです。楽天市場での還元率は据え置かれており、SPUと組み合わせればポイントを効率よく貯められます。ただし公共料金や海外利用が多い方は、還元率が0.5%まで下がるため他のカードとの使い分けを検討してください。

楽天モバイルは値上げしましたか?

2026年5月時点では、Rakuten最強プランの料金は値上げされていません(3GBまで月1,078円〜、20GB超で月3,278円無制限)。他キャリアが値上げを進める中で競争力を維持している状況です。今後の動向については楽天モバイル専門記事をご参照ください。

記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。