【2026年最新】地震保険の値上げはいつ?改定率・保険料一覧と節約方法を解説

【2026年最新】地震保険の値上げはいつ?改定率・保険料一覧と節約方法を解説

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「更新通知が届いたら、金額が上がってた…」——そんな経験をした方は多いのではないでしょうか。
地震保険の直近の値上げは2022年10月。全国平均では小幅でも、茨城・埼玉・徳島・高知ではイ構造で+29.9%と大きく跳ね上がった地域があります。
この記事では、値上げの内容・理由・節約方法をまとめて解説します。

結論
地震保険の直近の値上げは2022年10月。
2025年9月は「契約方式の変更」で料率は動いていない

2022年10月の改定は全国平均▲0.7%ですが、都道府県・建物構造によって大きな差があります。2025年9月は自動継続廃止などの「契約ルール変更」のみで、保険料率の変更はありません。

値上がり地域 茨城・埼玉・徳島・高知(イ構造)= +29.9%。埼玉・茨城(ロ構造)も+12.3%
横ばい地域 東京・神奈川・千葉(イ構造)= ±0%
値下がり地域 大分(イ構造)= ▲38.1%、多くの地方は▲1.4〜8.9%

【2026年最新】地震保険は値上がりした?改定状況まとめ

直近の改定は2022年10月。全国平均▲0.7%でも、地域差が大きい

地震保険の保険料率は、国と民間損保が共同で運営する仕組みのため、どの保険会社で加入しても同一です。料率改定は「損害保険料率算出機構」が算出し、金融庁が認可する形で行われます。

直近の料率改定は2022年10月1日始期の契約から適用されています。全国平均は▲0.7%と「小幅な引き下げ」ですが、都道府県・建物構造によっては大幅な値上げとなった地域もあります。

↑ 値上がりが大きかった地域(イ構造)
  • 茨城県+29.9%
  • 埼玉県+29.9%
  • 徳島県+29.9%
  • 高知県+29.9%
  • 福島県+19.6%
↓ 値下がりが大きかった地域(イ構造)
  • 大分県▲38.1%
  • 北海道〜東北・北陸等多数▲1.4%
  • 大阪府・愛知県等▲1.7%
  • 東京都・千葉県等±0%

注意:「全国平均▲0.7%」に惑わされないで

ニュースでは「値下げ」と報じられることもありましたが、地域によっては大幅な値上げとなっています。自分の都道府県と建物構造で確認することが重要です。

2025年9月は「値上げ」ではなく「契約方式の見直し」

2025年9月に変更があったのは保険料率ではなく、契約の管理方法(自動継続・期間・払込方法)です。保険料そのものは変わっていません(詳細はH2-4で解説)。

2026年5月時点では、次回の料率改定の予定は発表されていません。ただし今後、大規模地震の頻度や地震リスク予測が変われば、再び改定が行われる可能性はあります。

なぜ地震保険は値上がりするのか?仕組みと理由

保険料率を決める「確率論的地震動予測地図」とは

地震保険の保険料率は、文部科学省の地震調査研究推進本部が作成する「確率論的地震動予測地図」に基づいて算出されます。この地図は、全国各地で「今後30年以内にどの程度の地震が起きるか」という確率を科学的に予測したものです。

地震リスクが高いと予測される地域では保険料率が引き上げられ、リスクが低下したと評価された地域では引き下げられます。2022年10月の改定では、南海トラフ地震の影響を強く受けると想定される太平洋側内陸部(埼玉・茨城・徳島・高知など)で大幅な値上がりとなりました。

地震保険料率の算出の仕組み

①地震調査研究推進本部が地震リスクを予測 → ②損害保険料率算出機構が保険料率を算出 → ③金融庁が認可 → ④全保険会社が同一の料率を適用

過去の改定履歴:繰り返してきた料率見直し

地震保険の保険料率は過去にも複数回改定されており、その時々の地震リスク評価の変化を反映してきました。特に2011年の東日本大震災以降は地震リスクへの関心が高まり、各地の評価が見直されています。

主な改定の流れ(概要):

  • 2014年7月 / 2017年1月 / 2019年1月:段階的な改定(地域により値上がり・値下がり)
  • 2021年1月:全国平均▲0.3%の小幅引き下げ(地域差あり)
  • 2022年10月:全国平均▲0.7%(一部地域で大幅値上がり)

火災保険とセットで見直しを検討する方はこちらもご参照ください。

地震保険の保険料はいくら?都道府県別・構造別の一覧(2022年10月改定後)

以下の保険料は「保険金額1,000万円あたり・保険期間1年・割引なし・一括払い」の基準料率です。実際の保険料は、保険金額・保険期間(長期係数)・割引の有無によって変わります。

イ構造(マンション・耐火構造など)の保険料一覧

都道府県 改定前 改定後(現行) 改定率
茨城県17,700円23,000円+29.9%
埼玉県20,400円26,500円+29.9%
徳島県17,700円23,000円+29.9%
高知県17,700円23,000円+29.9%
福島県9,700円11,600円+19.6%
東京都27,500円27,500円±0%
神奈川県27,500円27,500円±0%
千葉県27,500円27,500円±0%
静岡県27,500円27,500円±0%
宮城県11,800円11,600円▲1.7%
大阪府11,800円11,600円▲1.7%
愛知県11,800円11,600円▲1.7%
北海道・東北・北陸等多数7,400円7,300円▲1.4%
大分県11,800円7,300円▲38.1%
全国平均11,123円11,436円▲0.7%

ロ構造(木造建築物など)の保険料一覧

都道府県 改定前 改定後(現行) 改定率
茨城県36,600円41,100円+12.3%
埼玉県36,600円41,100円+12.3%
東京都42,200円41,100円▲2.6%
神奈川県42,200円41,100円▲2.6%
千葉県42,200円41,100円▲2.6%
静岡県42,200円41,100円▲2.6%
愛知県21,200円19,500円▲8.0%
大阪府21,200円19,500円▲8.0%
北海道・東北・北陸等多数12,300円11,200円▲8.9%
大分県21,200円11,200円▲47.2%
全国平均19,370円18,232円▲7.75%

保険料を左右する3つの要素

実際の保険料は上記の基準料率をベースに、以下の3要素で変わります。

  1. 所在地(都道府県)と構造区分(イ構造/ロ構造):上記の表が基準
  2. 保険金額:火災保険金額の30〜50%の範囲で設定(上限:建物5,000万円・家財1,000万円)
  3. 保険期間:長期係数を乗じる。5年一括の場合は年保険料×4.70(年払×5回より約6%お得)

構造区分の見分け方

イ構造(耐火構造):鉄骨造・コンクリート造のマンション、準耐火・省令準耐火の建物など
ロ構造:木造建築物など、イ構造以外のすべての建物

2025年9月の変更点3つ:料率変更なし、変わったのは「契約の仕組み」

2025年9月は保険料が変わったわけではありません。変わったのは地震保険の契約管理のルールです。3つのポイントを確認しておきましょう。

変更点①:自動継続特約が一部使えなくなった

従来、地震保険には「1年ごと」または「5年ごと」に自動で更新する仕組み(自動継続特約)がありました。しかし保険会社ごとに対応が変わってきています。

  • 損保ジャパン:2025年9月1日以降始期の契約は自動継続特約を設定できない
  • 東京海上日動:2022年10月1日以降始期の契約から地震保険は自動継続されない
  • あいおいニッセイ同和:火災保険の満期まで自動継続(変更なし)

更新を忘れないために

自動継続がなくなった保険会社では、更新通知が届いたら手続きが必要です。うっかり更新忘れで補償が途切れるケースが出てきていますので注意しましょう。

変更点②③:期間・払込方法の一本化

地震保険の保険期間を、セットで加入する火災保険の保険期間(1〜5年)に合わせる動きが進んでいます。また保険料の払込方法も火災保険と統一される方向です。これにより更新時期が揃い、管理がしやすくなります。

値上がりした地震保険の保険料を安くする方法

地震保険は保険会社間で料率が同じため、「他社に乗り換えて安くする」という選択肢はありません。保険料を下げるには、以下の方法を検討しましょう。

割引制度を使う(最大50%OFF)

以下の4種類の割引があります。ただし複数を重複適用することはできず、最も割引率の高い1種類のみが適用されます。また、割引を受けるには申請が必要です(自動適用されません)。

50%
免震建築物割引
品確法に規定された免震建築物(免震構造認定書が必要)
10〜50%
耐震等級割引
等級1:10% / 等級2:30% / 等級3:50%(耐震等級証明書が必要)
10%
耐震診断割引
自治体等の耐震診断で改正建基法の耐震基準を満たすと認定された建物
10%
建築年割引
1981年6月1日以降に新築された建物(新耐震基準に適合)

割引を見落としていませんか?

特に「建築年割引」は1981年以降の建物なら多くが対象ですが、申請しないと適用されません。契約時または更新時に保険会社へ確認しましょう。耐震等級証明書・設計住宅性能評価書・建設住宅性能評価書などが確認書類として使えます。

保険金額を50%→30%まで下げる

地震保険は「火災保険金額の30〜50%の範囲」で設定できます。多くの方は50%で設定していますが、30%まで下げると保険料を40%削減できます。ただし補償も薄くなるため、住宅ローンの残債や生活再建に必要な金額と照らし合わせて慎重に判断しましょう。

地震保険料控除を忘れずに(最大5万円)

支払った地震保険料は、最大5万円が所得税から控除されます(5万円以下の場合は支払保険料の全額)。会社員は年末調整で申告、自営業者は確定申告で手続きできます。

5年一括払いの損得計算

長期契約にすると長期係数(5年=4.70)が適用され、年払×5回(係数5.00)より約6%お得になります。ただし、次回の料率改定前に長期払いをすると「改定後の安い料率」を逃す可能性もあります。改定が予想されるタイミングには注意が必要です。

地震保険は外してもいい?続けるべきか判断する方法

地震保険の世帯加入率は35.4%——外している人も多い

日本損保料率機構のデータ(2024年)によると、全世帯のうち地震保険に加入しているのは35.4%。火災保険加入者のうち地震保険も付帯している割合(付帯率)は70.4%です。約3割の火災保険加入者は地震保険を付けていません。

「保険料が高い」「マンションだから地震に強い」といった理由で外す方もいますが、地震保険は地震による損害に特化した唯一の補償手段(地震起因の火災・津波は火災保険では補償されない)です。

続けるべき人・見直しを検討できる人の判断フロー

続けるべき人
  • 南海トラフ等のリスクが高い地域に住んでいる
  • 住宅ローンが残っている(地震後も返済が続く)
  • 木造一戸建てに住んでいる(ロ構造は被害が出やすい)
  • 生活再建の資金に余裕がない
  • 賃貸でなく持ち家(建物補償が重要)
見直しを検討できる人
  • 地震リスクが低い地域(ハザードマップで確認済み)
  • 住宅ローン完済済みで十分な貯蓄がある
  • 保険金額を50%→30%に下げて継続する
  • (外すではなく)保険金額を調整して月額負担を軽くする

地震保険の補償は「生活再建の手助け」が目的

地震保険金は全損でも「時価額の100%」が上限で、建物を丸ごと再建できる金額ではありません。住宅ローンの軽減・当面の生活資金として捉えるのが適切です。

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よくある質問

地震保険はどこの保険会社で加入しても保険料は同じですか?

はい、同じです。地震保険は国(政府)と民間損保会社が共同で運営する制度で、保険料率・補償内容はすべての保険会社で統一されています。「他社に乗り換えると安くなる」という選択肢はありません。なお、地震保険は火災保険に付帯する形でしか加入できないため、現在加入している火災保険の保険会社で手続きが必要です。

地震保険料が今後また値上がりする予定はありますか?

2026年5月時点では、次回の地震保険料率改定の予定は発表されていません。直近の改定は2022年10月で、2025年9月は契約方式の変更のみでした。ただし、将来的に地震リスク予測が見直された場合には再び改定が行われる可能性はあります。改定が公表された際は、改定前に長期(最大5年)契約をすることで現行料率を固定できます。

更新のタイミングで5年一括払いに切り替えるメリットは?

5年一括払いの場合、長期係数4.70が適用されます。年払い×5回(係数5.00)に比べると総額で約6%お得になります。例えば年保険料が10,000円の場合、年払い5回=50,000円に対し、5年一括=47,000円で3,000円の節約です。ただし、料率改定が予想される場合は注意が必要です。改定後に料率が下がる場合は、改定後に加入したほうが安くなることがあります。現時点では次回改定の予定はないため、5年一括払いはコスト的に有利といえます。

この記事のまとめ

  • 地震保険の直近の値上げは2022年10月。全国平均▲0.7%だが、茨城・埼玉・徳島・高知のイ構造は+29.9%
  • 2025年9月は料率変更なし。自動継続廃止など契約方式の変更のみ
  • 保険料はどの保険会社でも同じ。節約するには割引制度(最大50%OFF)の活用が最有効
  • 地震保険料控除で最大5万円の所得税控除あり(申告が必要)
  • 2026年5月時点で次回改定の予定なし。5年一括払いは年払い×5回より約6%お得

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記事監修:プライシー編集部

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