「値上げしない宣言」で人気を集めていた天丼・天ぷら本舗 さん天ですが、2023年以降は食材コストの高騰を受けて390円→430円→490円→590円と段階的に値上げを実施しています。この記事では、値上げの時期・金額・理由と、2026年現在の最新メニュー価格・節約術をまとめて解説します。
2023年6月に39天丼(390円)を終売して以降、2024年3月・2025年4月と計3回の価格改定が行われ、現在の最安天丼は海老天丼590円(税込)です。2026年4月2日のグランドメニューリニューアルでは価格を据え置いたまま海老天を2本に増量するなど、コストパフォーマンスの向上も図られています。
さん天の値上げ一覧|いつ・いくら値上げした?
さん天はサトフードサービス株式会社(SRSホールディングスグループ)が運営する天丼・天ぷら専門店です。「サクッとちゃんとごはん」をキャッチコピーに、長年にわたり低価格・揚げたてにこだわってきました。
2022年頃まで、さん天は「値上げしない宣言!!」を前面に押し出し、他チェーンが相次いで値上げする中でも390円という低価格を死守。「まだまだ値上げしてません!」というキャッチコピーで「天丼390円祭」を複数回開催し、消費者の支持を集めていました。
しかし食材費・人件費のコスト増を受け、2023年以降に3回の価格改定を実施。最安天丼の価格は約1.5倍になっています。以下にその経緯をまとめます。
| 時期 | 商品名 | 価格 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 〜2023年5月 | 39(サンキュー)天丼 | 390円 | 基準 |
| 2023年6月8日〜 | 元祖天丼 | 430円 | +40円 |
| 2024年3月14日〜 | 海老天丼 | 490円 | +60円 |
| 2025年4月24日〜 | 海老天丼 | 590円 | +100円 |
| 2026年4月2日〜 | 海老天丼 | 590円 | 据え置き |
※価格はすべて税込表記です。最安天丼の価格を比較した表です。同時期に存在する他のメニューは上記と異なります。
第1回 値上げ:2023年6月8日(390円→430円)
2023年6月8日、さん天は全店でグランドメニューをリニューアルし、看板商品だった39(サンキュー)天丼(390円)を終売しました。
代わりに登場した「元祖天丼」は430円(税込)。海老・アジ天・野菜3個・のりが入った内容はほぼ同じながら、40円の値上げとなりました。同時に野菜天丼(450円)、とり海老天丼(490円)、ちく玉鶏天丼(520円)も新設されています。
公式は「品質維持・向上と安定提供のため、商品内容と価格の見直しを行う」と説明しており、「値上げ」とは明示していません。しかし実質的には390円→430円の価格改定です。
第2回 値上げ:2024年3月14日(430円→490円)
2024年3月14日(先行8店舗は3月7日)、再びグランドメニューを刷新。「元祖天丼(430円)」に代わり、海老天丼(490円)が新登場しました。
海老天が2本・野菜4個入りとボリュームは上がっていますが、最安メニューの価格は430円→490円(+60円)となっています。同時に鶏たま海老天丼(550円)・鶏づくし天丼(650円)も登場しました。
第3回 値上げ:2025年4月24日(490円→590円)
2025年4月24日のグランドメニューリニューアルで、海老天丼が490円→590円(+100円)に値上げされました。
このタイミングで全ての海老天がサイズアップ(当社比重量1.5倍)されており、定食はご飯おかわり無料に変更されるなど、価格上昇とともに内容面のバリューアップも行われています。また「天むす」が新登場し、メニューラインナップも拡充されました。
2026年4月2日:価格据え置き・海老天を2本に増量
2026年4月2日のグランドメニューリニューアルでは、590円からの価格を据え置き。さらに海老天丼の海老天を1本→2本に増量するなど、実質的な価値向上が行われました。
2026年4月のリニューアルは「値上げ」ではなく、同価格でボリュームアップが実現されました。大海老鶏天丼(890円)など新メニューも加わっています。
なぜ値上げ?さん天が価格を上げた理由
さん天の運営会社サトフードサービスは、2023年6月の値上げ時に公式コメントとして以下の理由を挙げています。
「昨今の小麦・油・食材をはじめとする原材料価格の高騰や人件費、物流費の上昇を受け、現状価格を維持すべく様々な対策に取り組んでまいりましたが、さらなる高騰も見込まれる中、商品の品質維持・向上と安定提供を図るため、見直しを行わせていただくこととなりました」(2023年6月8日 プレスリリースより)
背景には、2022〜2023年にかけての物価高騰の波があります。揚げ物に欠かせない食用油・小麦粉・えび等の原材料費が一斉に上昇し、飲食業界全体に大きな影響を与えました。加えて、最低賃金の引き上げによる人件費増も経営を圧迫しています。
さん天は長年「値上げしない宣言」を掲げ、2022年には同宣言を前面に出しながら「天丼390円祭」を開催していました。それでも3回にわたる値上げを余儀なくされたことは、飲食業界全体のコスト構造の変化を反映しています。
2026年現在のさん天メニューと価格一覧
2026年4月2日以降の最新グランドメニューの主なラインナップは以下の通りです(税込)。
| メニュー名 | 価格(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| 海老天丼 | 590円 | 海老天2本・野菜4個 |
| 大海老鶏天丼 | 890円 | 大海老天2本・鶏天2個・野菜3個 |
| グランドスラム天ぷら定食 | 1,290円 | 大海老天・鶏天・たまご天・ちくわ天・野菜5個+ご飯(おかわり無料)・貝汁・小鉢・天だし |
定食はご飯おかわり無料(2025年4月から導入)。各種天丼・定食はすべてテイクアウト可能で、単品天ぷらは1品から注文できます。メニューは定期的に改定されます。最新情報は公式サイトでご確認ください。
さん天では上記のグランドメニューに加え、期間限定フェア(金目鯛・桜海老・うなぎ・牡蠣 等)が年間を通じて展開されます。季節ごとの旬食材を使ったメニューも魅力の一つです。
さん天をお得に利用する方法
値上げ後も、公式アプリやキャンペーンを活用することで出費を抑えられます。
公式アプリ・クーポン活用
さん天の公式アプリ(iOS・Android)にはモバイルオーダー機能が搭載されており、アプリからテイクアウト注文をすると専用30円引きクーポンが利用できます。海老天丼(590円)をこのクーポンで注文すれば560円に。
また、さん天のLINE公式アカウントでは定期的にクーポンが配信されます。LINEアカウントを友達追加しておくだけで、定期的にお得な情報が届きます。
さらに、毎回のお会計時に店頭クーポン券が1枚配布されます。次回来店時に使えるもので、「ご飯大盛り無料」「温泉たまごサービス」「野菜天1枚サービス」などから1つ選べます。
期間限定キャンペーン活用
さん天では「590円祭」「トッピング祭」「海老天マシマシキャンペーン」など、年間を通じて多様なキャンペーンが定期開催されています。例えば「590円祭」では複数の天丼が一律590円で提供されるため、通常よりお得に食べられます。
公式X(旧Twitter)やInstagramをフォローしておくと、キャンペーン情報をいち早く入手できます。季節ごとのフェア情報も公式SNSで告知されています。
さん天の値上げ まとめ
- 2023年6月8日:390円→430円に。看板の「39天丼」が終売し「元祖天丼(430円)」に変更
- 2024年3月14日:430円→490円に。海老天2本入りの「海老天丼」として刷新
- 2025年4月24日:490円→590円に。海老天サイズ1.5倍・定食ご飯おかわり無料でバリューアップも同時実施
- 2026年4月2日:価格据え置き。海老天を2本に増量するなど実質的な価値向上
- 節約するには公式アプリの30円引きクーポン・LINE友達追加・期間限定キャンペーンの活用が有効
よくある質問
2026年4月2日現在、さん天の最安天丼は海老天丼590円(税込)です。海老2本・野菜4個が入っています。その他、大海老鶏天丼890円、グランドスラム天ぷら定食1,290円などのメニューがあります。
さん天は2023年6月8日に初の値上げを実施し、390円の「39天丼」を終売して430円の「元祖天丼」に変更しました。その後、2024年3月14日に490円、2025年4月24日に590円と計3回の値上げが行われています。
公式によると、小麦・油・食材をはじめとする原材料価格の高騰と人件費・物流費の上昇が主な理由です。2022年以降の物価高騰の波を受け、コスト維持が困難になったため価格改定を実施しました。
公式アプリのモバイルオーダーで30円引きクーポンが利用できます。また、LINE公式アカウントへの友達追加で定期的にクーポンが配信されます。店頭でも注文ごとにクーポン券が1枚もらえます。さらに「590円祭」「トッピング祭」などの期間限定キャンペーンも定期開催されています。
さん天は関西(大阪・兵庫・奈良・京都・滋賀・徳島)および中部(愛知)に店舗を展開しています。店舗検索は公式サイトの店舗検索ページからご確認ください。
