大戸屋の直近の値上げは、2026年7月23日の一部商品の価格改定です。その前の2026年4月1日は、グランドメニューのリニューアルと同時の価格改定でした。さらに前の2024年11月1日には首都圏限定で−10〜+50円の改定です。この記事では、値上げの理由や過去の価格推移もまとめました。
大戸屋の直近の値上げは2026年7月23日(「大戸屋ごはん処」で一部商品の価格改定)で、その前が2026年4月1日です。2026年10月8日時点で、次の値上げの発表は確認できていません。理由は原材料費や物流費等の高騰で、「全品店内調理」のコスト構造も背景にあります。
【最新】2026年7月・4月の値上げ情報
2026年7月23日:「大戸屋ごはん処」で一部商品を価格改定
大戸屋は2026年7月23日(木)に「大戸屋ごはん処」で一部商品の価格を改定しました。公式の説明では、昨今の原材料費や物流費等の高騰を受け、商品の品質維持と安定供給を図るためとされています。同日に新定番メニュー3品も登場しています。
7月の改定は「一部商品」とのみ発表されており、商品別の改定前後の価格一覧は公式に掲載されていません。店舗により販売メニュー・価格が異なるため、実際の価格は店頭や公式サイトのメニューでご確認ください。
2026年4月1日:グランドメニューリニューアルと同時に価格改定
2026年4月1日には全店でグランドメニューをリニューアルし、同時に一部商品の価格を改定しました。報道によると、原材料費や物流費等の高騰を受けた「全体的な価格の見直し」で、こちらも商品別の改定額一覧は出ていません。
2026年に登場した主なメニューの価格
公式発表・報道で確認できる主なメニューの価格です(税込、店舗により異なる場合があります)。
| メニュー | 定食(税込) | 単品(税込) |
|---|---|---|
| 【7月〜】鶏むね肉の大戸屋風チキン南蛮 | 1,070円 | 980円 |
| 【7月〜】蒸し鶏のもろみ醤油香味ネギだれ | 1,180円 | 1,090円 |
| 【7月〜】メヌケ西京漬け炭火焼き | 1,280円 | 1,190円 |
| 【4月〜】生ニラだれの油淋鶏 | 1,180円 | 1,090円 |
| 【4月〜】豚トロみそ漬け炭火焼き | 1,240円 | 1,150円 |
| 【4月〜】鶏とれんこんのチリソース炒め | 1,280円 | 1,190円 |
| 【4月〜】豚ヒレの冷しゃぶ おろし柚香だれ | 1,480円 | 1,390円 |
※出典: 大戸屋プレスリリース(2026年7月)、オリコン(2026年4月6日)。メヌケ西京漬け炭火焼きは一部店舗で取り扱いがありません。
2025年4月のメニューリニューアル
2025年4月1日にも全店でグランドメニューをリニューアルしており、このときも一部商品の価格が見直されたとされています。具体的な商品別の改定額は公式サイトに一覧がありません。
2024年11月の価格改定(首都圏限定)
対象店舗と改定日
大戸屋は2024年11月1日から、東京・神奈川・埼玉・千葉の首都圏店舗を対象に価格を改定しました。改定幅は商品によって−10円〜+50円と異なります。値下げされたメニューも一部あるなど、単純な値上げではなくメニュー全体の価格バランスを調整した改定です。
この改定は首都圏限定(東京・神奈川・埼玉・千葉)です。それ以外の地域は2024年11月時点では対象外でした。
対象商品と改定額一覧(公式データ)
以下は大戸屋公式サイトに掲載された改定額の一覧です。人気の定食が中心になっています。
| 改定額 | 対象商品 |
|---|---|
| −10円 | 大戸屋ばくだん丼定食 |
| +10円 | 鶏と野菜の黒酢あん定食、チキン南蛮定食、茄子と豚肉のコク旨味噌炒め定食、もろみチキンの彩りサラダボウルとしそひじきご飯、辛旨鶏とつくねのキムチチゲ土鍋定食、オムライスプレート、お子様野菜カレー、お子様うどんと唐揚げ |
| +20円 | さばの味噌煮定食、【鶏肉増量】チキン南蛮定食 |
| +30円 | 香味唐揚げ定食、ピリ辛本格マーボードーフ定食、梅おろし出汁で食べるいわしフライ定食、ひじき入り鶏つくねともろみチキンの炭火焼き定食、しまほっけともろみチキンの炭火焼き定食 |
| +40円 | チキンかあさん煮定食、さばの炭火焼き定食、大戸屋ランチ定食、しまほっけの炭火焼き定食、大戸屋炭火焼き鉄板トンテキ、炭火焼き鶏の月見ねぎ間重定食、さばの炭火焼きと鶏竜田揚げ定食、単品ごはん、単品五穀ごはん |
| +50円 | すけそう鱈と野菜の黒酢あん定食、もろみチキンの炭火焼き定食、甘からだれの鶏から揚げ定食、デミグラスチキンかつ定食、肉野菜 塩こうじ炒め定食 |
大戸屋ランチ定食が40円値上げとなり、一番値上がりしやすいランチタイムの定食は特に影響が大きかったと言えるでしょう。
大戸屋の値上げ推移まとめ(2019年〜2026年)
大戸屋の価格は近年たびたび改定されてきました。特に2022年以降の値上げは続いており、以下の年表でその推移を確認してみましょう。
| 時期 | 内容 | 大戸屋ランチの目安 |
|---|---|---|
| 2019年4月 | 大戸屋ランチ720円廃止・大戸屋おうちごはん定食870円に変更 | 870円 |
| 2019年10月 | 大戸屋ランチ復活・790円で再開 | 790円 |
| 2021年頃 | 大戸屋ランチを790円→740円に値下げ | 740円 |
| 2022年10月 | 大幅値上げ。大戸屋ランチ740円→850円(約+110円)。ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価高・円安が主因。しまほっけの炭火焼き定食が1,000円台に突入 | 850円 |
| 2023年7月 | メニューリニューアルに合わせ、大戸屋ランチ・さばの炭火焼き定食など主要定食を中心に20〜50円値上げ | 870円前後 |
| 2024年11月 | 首都圏限定で10〜50円値上げ。大戸屋ランチ定食は+40円 | 910円前後(首都圏) |
| 2025年4月 | 全店グランドメニューリニューアル(一部商品の価格見直しを伴うとされる) | 地域により異なる |
| 2026年4月 | 全店グランドメニューリニューアルと同時に一部商品の価格改定 | 地域により異なる |
| 2026年7月 | 「大戸屋ごはん処」で一部商品の価格改定(7月23日) | 地域により異なる |
2019年から2026年の間に、大戸屋ランチは720円→900円台以上(2024年11月時点、首都圏)と大きく変化しています。特に2022年10月の値上げは一度に約110円増と大きく、ユーザーの間でも「高くなった」という印象が定着した転換点でした。
なぜ大戸屋は値上げし続けるのか?
原材料費・人件費・物流費の高騰
2026年4月・7月の改定は、原材料費や物流費等の高騰を受けた品質維持と安定供給のためと説明されています。
大戸屋の公式発表によると、2024年11月の改定の主な理由は「原材料費・人件費・光熱費・物流費の継続的な高騰」です。国産の米、肉、魚、野菜をはじめとした仕入れ価格の上昇が直接的な要因となっています。
外食産業全体がコスト高に直面するなか、ビジネスジャーナルの取材では大戸屋の人件費負担の大きさについても触れられています。大手チェーンの中でも高い人件費比率になっている背景には、次の理由があります。
店内調理へのこだわりによるコスト構造
大戸屋の最大の差別化ポイントが「全品店内調理」です。他の大手チェーンの多くがセントラルキッチン(工場)で大量調理した食品を各店舗に配送するのに対し、大戸屋は各店舗で一から調理します。
これは品質の面では大きな強みですが、コスト面では各店舗に調理スタッフを多く配置する必要があり、人件費が構造的に高くなりやすいという課題を抱えています。値上げが相次いでも大戸屋を選ぶファンが多いのは、この「手づくり感」が支持されているからでしょう。
値上げが続く一方で、大戸屋の業績は回復しています。2024年3月期の営業利益は前期比6倍の16.4億円を達成。既存店売上も2024年9月以降9ヶ月連続で前年比2桁増と、値上げ後も客足は落ちていません。「高くてもここで食べたい」というファンが大戸屋を支えています。
値上げしても売上が伸び続ける最大の理由は、大戸屋が貫く「手づくり感」への支持です。セントラルキッチンで大量生産した料理を提供する競合チェーンとは異なり、大戸屋では注文を受けてから全ての料理を店内で調理します。この「仕事が見える安心感」が、多少の値上げでも離れないファン層を形成しているといえるでしょう。
値上げでも大戸屋を賢く使う方法
クーポン・アプリを活用する
値上げが続いていても、クーポンやアプリを活用すれば出費を抑えることができます。大戸屋は公式アプリや各種クーポンサービスで定期的にお得な情報を配信しています。値上げ前と同じ感覚で楽しむためにも、ぜひ活用してみてください。
他チェーンとの価格比較
大戸屋の値上げが気になる方は、他の定食チェーンと比べてみるのも一つの方法です。同様に値上げが続くやよい軒・サイゼリヤ・松屋との違いを把握しておくと、外食の予算管理に役立ちます。
家でも大戸屋の味を楽しむ
外食コストが気になる方には、大戸屋公式のAmazonストアで販売している冷凍食品もおすすめです。店内調理の「あの味」をリーズナブルに自宅で楽しめます。プライシーの価格チャートで安くなったタイミングを見計らって購入するのがコツです。
まとめ
大戸屋の値上げ情報まとめ
- ✓ 直近の値上げは2026年7月23日。その前が2026年4月1日(グランドメニューリニューアル時)で、2026年10月8日時点で次の改定は確認できていません
- ✓ 2024年11月の首都圏値上げは商品によって−10円〜+50円。大戸屋ランチ定食は+40円
- ✓ 2019年から2024年にかけて、大戸屋ランチは720円台から900円台以上へと大きく値上がり
- ✓ 値上げの主な理由は原材料費・人件費・物流費の高騰。「全品店内調理」によるコスト構造も要因の一つ
- ✓ 2025年6月の報道時点で、既存店売上は9ヶ月連続で前年比2桁増と値上げ後も客足は堅調
値上げが続いても大戸屋の人気は衰えていません。クーポンの活用や、自宅でも楽しめる冷凍食品の活用で賢くコストを抑えましょう。プライシーアプリを使えば、Amazonで販売する大戸屋の冷凍食品の価格推移も簡単にチェックできますよ。
よくある質問
直近は2026年7月23日、その前が2026年4月1日で、次の改定は確認できていません。さらにさかのぼると2024年11月1日(首都圏限定で−10〜+50円)、2022年10月の大幅値上げ(大戸屋ランチ740円→850円)、2023年7月の値上げがあります。
2026年4月・7月の改定は、原材料費や物流費等の高騰を受けた品質維持と安定供給のためと公式に説明されています。特に大戸屋は「全品店内調理」にこだわっているため、各店舗に調理スタッフを多く配置する必要があり、構造的に人件費が高くなりやすいという背景もあります。
2026年7月に登場した新定番3品は定食1,070〜1,280円(税込)、2026年4月の新メニューは定食1,180〜1,480円です。商品別の改定後の全価格は公式に一覧がありません。地域・店舗によって価格が異なる場合がありますので、公式アプリや店頭でご確認ください。
