大戸屋は2025年4月1日にグランドメニューリニューアルと同時に一部商品の価格を改定しました。また、それ以前の2024年11月1日には首都圏限定で10〜50円の値上げを実施しています。この記事では、最新の値上げ情報から過去の価格推移、値上げの理由まで一覧でまとめました。
大戸屋の直近の値上げは2025年4月1日(全店のグランドメニューリニューアルに伴う一部改定)と、2024年11月1日(首都圏限定で10〜50円の値上げ)の2回です。値上げの主な理由は原材料費・人件費・物流費の高騰で、大戸屋が守り続ける「全品店内調理」のコスト構造も背景にあります。
【最新】2025年4月の値上げ情報
全店グランドメニューリニューアルと同時の価格改定
大戸屋は2025年4月1日から全店でグランドメニューをリニューアルしました。このタイミングで一部商品の価格改定も実施しています。公式サイトには具体的な改定額の一覧表は掲載されていませんが、新メニューの追加・入替えとともに価格が見直されたことが確認されています。
2025年4月のリニューアルは、メニュー構成そのものを刷新する「大型改定」でした。大戸屋がこのタイミングでの価格改定に踏み切った背景には、前年11月の首都圏限定値上げに続く形で、全国的なコスト上昇への対応が必要になったことがあります。
2025年4月改定の具体的な商品別値上げ額は公式サイトに一覧が掲載されていません。実際の店頭メニューや公式アプリでご確認ください。
2025年4月以降の主要メニュー価格の変化
2026年5月時点で確認できる主要定食の価格は下記の通りです(店舗・地域によって異なる場合があります)。
| メニュー | 定食価格(税込) | 単品価格(税込) |
|---|---|---|
| もろみチキンの炭火焼き | 960円 | 870円 |
| ピリ辛本格マーボードーフ | 970円 | 880円 |
| チキンかあさん煮 | 990円 | 900円 |
| 大戸屋風チキン南蛮 | 1,020円 | 930円 |
| 大戸屋ばくだん丼 | 1,090円 | 1,050円 |
| しまほっけともろみチキンの炭火焼き | 1,120円 | − |
| 梅おろし出汁いわしフライ | 1,190円 | 1,100円 |
| 三元豚のヒレかつ | 1,430円 | 1,340円 |
※出典: BuzzFeed(2026年5月11日更新)。地域・店舗によって価格が異なる場合があります。
2024年11月の価格改定(首都圏限定)
対象店舗と改定日
大戸屋は2024年11月1日から、東京・神奈川・埼玉・千葉の首都圏店舗を対象に価格を改定しました。改定幅は商品によって−10円〜+50円と異なります。値下げされたメニューも一部あるなど、単純な値上げではなくメニュー全体の価格バランスを調整した改定です。
この改定は首都圏限定(東京・神奈川・埼玉・千葉)です。それ以外の地域は2024年11月時点では対象外でした。
対象商品と改定額一覧(公式データ)
以下は大戸屋公式サイトに掲載された改定額の一覧です。人気の定食が中心になっています。
| 改定額 | 対象商品 |
|---|---|
| −10円 | 大戸屋ばくだん丼定食 |
| +10円 | 鶏と野菜の黒酢あん定食、チキン南蛮定食、茄子と豚肉のコク旨味噌炒め定食、もろみチキンの彩りサラダボウルとしそひじきご飯、辛旨鶏とつくねのキムチチゲ土鍋定食、オムライスプレート、お子様野菜カレー、お子様うどんと唐揚げ |
| +20円 | さばの味噌煮定食、【鶏肉増量】チキン南蛮定食 |
| +30円 | 香味唐揚げ定食、ピリ辛本格マーボードーフ定食、梅おろし出汁で食べるいわしフライ定食、ひじき入り鶏つくねともろみチキンの炭火焼き定食、しまほっけともろみチキンの炭火焼き定食 |
| +40円 | チキンかあさん煮定食、さばの炭火焼き定食、大戸屋ランチ定食、しまほっけの炭火焼き定食、大戸屋炭火焼き鉄板トンテキ、炭火焼き鶏の月見ねぎ間重定食、さばの炭火焼きと鶏竜田揚げ定食、単品ごはん、単品五穀ごはん |
| +50円 | すけそう鱈と野菜の黒酢あん定食、もろみチキンの炭火焼き定食、甘からだれの鶏から揚げ定食、デミグラスチキンかつ定食、肉野菜 塩こうじ炒め定食 |
大戸屋ランチ定食が40円値上げとなり、一番値上がりしやすいランチタイムの定食は特に影響が大きかったと言えるでしょう。
大戸屋の値上げ推移まとめ(2019年〜2025年)
大戸屋の価格は近年たびたび改定されてきました。特に2022年以降の値上げは続いており、以下の年表でその推移を確認してみましょう。
| 時期 | 内容 | 大戸屋ランチの目安 |
|---|---|---|
| 2019年4月 | 大戸屋ランチ720円廃止・大戸屋おうちごはん定食870円に変更 | 870円 |
| 2019年10月 | 大戸屋ランチ復活・790円で再開 | 790円 |
| 2021年頃 | 大戸屋ランチを790円→740円に値下げ | 740円 |
| 2022年10月 | 大幅値上げ。大戸屋ランチ740円→850円(約+110円)。ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価高・円安が主因。しまほっけの炭火焼き定食が1,000円台に突入 | 850円 |
| 2023年7月 | メニューリニューアルに合わせ、大戸屋ランチ・さばの炭火焼き定食など主要定食を中心に20〜50円値上げ | 870円前後 |
| 2024年11月 | 首都圏限定で10〜50円値上げ。大戸屋ランチ定食は+40円 | 910円前後(首都圏) |
| 2025年4月 | 全店グランドメニューリニューアルに伴い一部商品の価格改定 | 地域により異なる |
2019年から2025年の間に、大戸屋ランチは720円→900円台以上と大きく変化しています。特に2022年10月の値上げは一度に約110円増と大きく、ユーザーの間でも「高くなった」という印象が定着した転換点でした。
なぜ大戸屋は値上げし続けるのか?
原材料費・人件費・物流費の高騰
大戸屋の公式発表によると、値上げの主な理由は「原材料費・人件費・光熱費・物流費の継続的な高騰」です。国産の米、肉、魚、野菜をはじめとした仕入れ価格の上昇が直接的な要因となっています。
外食産業全体がコスト高に直面するなか、ビジネスジャーナルの取材では大戸屋の人件費負担の大きさについても触れられています。大手チェーンの中でも高い人件費比率になっている背景には、次の理由があります。
店内調理へのこだわりによるコスト構造
大戸屋の最大の差別化ポイントが「全品店内調理」です。他の大手チェーンの多くがセントラルキッチン(工場)で大量調理した食品を各店舗に配送するのに対し、大戸屋は各店舗で一から調理します。
これは品質の面では大きな強みですが、コスト面では各店舗に調理スタッフを多く配置する必要があり、人件費が構造的に高くなりやすいという課題を抱えています。値上げが相次いでも大戸屋を選ぶファンが多いのは、この「手づくり感」が支持されているからでしょう。
値上げが続く一方で、大戸屋の業績は回復しています。2024年3月期の営業利益は前期比6倍の16.4億円を達成。既存店売上も2024年9月以降9ヶ月連続で前年比2桁増と、値上げ後も客足は落ちていません。「高くてもここで食べたい」というファンが大戸屋を支えています。
値上げしても売上が伸び続ける最大の理由は、大戸屋が貫く「手づくり感」への支持です。セントラルキッチンで大量生産した料理を提供する競合チェーンとは異なり、大戸屋では注文を受けてから全ての料理を店内で調理します。この「仕事が見える安心感」が、多少の値上げでも離れないファン層を形成しているといえるでしょう。
値上げでも大戸屋を賢く使う方法
クーポン・アプリを活用する
値上げが続いていても、クーポンやアプリを活用すれば出費を抑えることができます。大戸屋は公式アプリや各種クーポンサービスで定期的にお得な情報を配信しています。値上げ前と同じ感覚で楽しむためにも、ぜひ活用してみてください。
他チェーンとの価格比較
大戸屋の値上げが気になる方は、他の定食チェーンと比べてみるのも一つの方法です。同様に値上げが続くやよい軒・サイゼリヤ・松屋との違いを把握しておくと、外食の予算管理に役立ちます。
家でも大戸屋の味を楽しむ
外食コストが気になる方には、大戸屋公式のAmazonストアで販売している冷凍食品もおすすめです。店内調理の「あの味」をリーズナブルに自宅で楽しめます。プライシーの価格チャートで安くなったタイミングを見計らって購入するのがコツです。
まとめ
大戸屋の値上げ情報まとめ
- ✓ 直近の値上げは2025年4月1日(全店グランドメニューリニューアル時)と2024年11月1日(首都圏限定)の2回
- ✓ 2024年11月の首都圏値上げは商品によって−10円〜+50円。大戸屋ランチ定食は+40円
- ✓ 2019年から2025年にかけて、大戸屋ランチは720円台から900円台以上へと大きく値上がり
- ✓ 値上げの主な理由は原材料費・人件費・物流費の高騰。「全品店内調理」によるコスト構造も要因の一つ
- ✓ 値上げ後も業績は好調。既存店売上は9ヶ月連続で前年比2桁増を継続中
値上げが続いても大戸屋の人気は衰えていません。クーポンの活用や、自宅でも楽しめる冷凍食品の活用で賢くコストを抑えましょう。プライシーアプリを使えば、Amazonで販売する大戸屋の冷凍食品の価格推移も簡単にチェックできますよ。
よくある質問
直近では2025年4月1日(全店グランドメニューリニューアルに伴う価格改定)と、2024年11月1日(首都圏の東京・神奈川・埼玉・千葉限定で10〜50円の値上げ)の2回です。さかのぼると2022年10月に大幅値上げ(大戸屋ランチ740円→850円)があり、2023年7月にもメニューリニューアルとともに値上げが実施されています。
大戸屋の公式発表によると、原材料費・人件費・光熱費・物流費の継続的な高騰が主な理由です。特に大戸屋は「全品店内調理」にこだわっているため、各店舗に調理スタッフを多く配置する必要があり、構造的に人件費が高くなりやすいという背景もあります。
2026年5月時点の主要定食は960円〜1,430円(税込)程度です。首都圏店舗では2024年11月の値上げで大戸屋ランチ定食が+40円改定されています。地域・店舗によって価格が異なる場合がありますので、公式アプリや店頭でご確認ください。
