小田急バスの運賃が値上がりして、月々の出費が気になっていませんか。2025年10月1日から均一運賃は250円になり、さらに2026年6月1日には通勤定期券も値上がりしました。この記事では、値上げの時期・金額・理由を一覧でまとめ、定期券や1日乗車券をうまく使った節約術まで解説します。

結論
小田急バスの現在の運賃は?
普通運賃 均一運賃地区(東京23区・川崎・横浜エリア): 大人250円(現金・IC同額)/2025年10月1日改定
深夜バス 通常運賃の倍額:大人500円(現金・IC同額)
子ども運賃 ICカード 50円 / 現金 100円(2025年10月〜。逆に値下げ)

小田急バスの運賃はいくら?2025年10月から均一250円に値上げ

小田急バスの均一運賃は、2024年から2026年にかけて立て続けに改定されています。「いつの間にか値上がっていた」と感じた方も多いのではないでしょうか。まずは改定の流れをひと目で確認できる表で整理します。

均一運賃の改定推移(2024〜2025年)

改定日 大人(現金・IC) 深夜バス 子ども(IC) 子ども(現金)
〜2024年5月31日 220円 440円 50円 120円程度
2024年6月1日 240円 480円 50円
2025年10月1日 250円 500円 50円(据置) 100円(値下げ)

わずか1年半で220円→240円→250円と30円の値上げが続いています。毎日バスで通勤・通学している方にとっては、年間でかなりの出費増になりますね。

深夜バスに乗る方へ:深夜バスは通常運賃の倍額のため、2025年10月以降は大人500円になっています。乗車前にICカードの残額を確認しておきましょう。

値上げ対象エリア(均一運賃地区)

値上げが適用されるのは「均一運賃地区」に運行する路線です。以下のエリアが対象となります。

運賃地区 対象エリア
都区内運賃 東京都特別区・武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市・府中市の一部
川崎市内運賃 川崎市・東京都稲城市の一部
横浜市内運賃 横浜市内

コミュニティバスは値上げ対象外:ムーバス(武蔵野市、100円)、みたかシティバス(三鷹市、230円)、こまバス(狛江市、200円)などのコミュニティバスは、今回の均一運賃改定の対象外です。路線によっては安く乗れる場合があります。

2026年6月 定期券も値上げ【最新】

「普通運賃だけじゃなく、定期代まで上がるの?」と心配されている方も多いはず。残念ながら、2026年6月1日発売分から通勤定期券の運賃が改定されました。ただし、通学定期・小児定期は据え置きです。

通勤定期券(IC全線定期)の新料金

2026年6月1日以降の通勤定期(IC全線)は値上がりとなります。新料金は小田急バス公式サイトでご確認ください。参考として、改定前(2024年7月〜2026年5月)の料金を以下に掲載します。

券種 通勤大人(改定前) 通学大人(据置) 小児(据置)
1ヶ月 10,800円 8,000円 1,500円
3ヶ月 30,400円 22,500円 4,200円
6ヶ月 57,000円 42,200円 7,900円

(上記は2024年7月1日〜2026年5月31日の通勤大人料金。2026年6月以降の通勤定期新料金は公式サイトをご確認ください。)

IC全線定期券の特徴:小田急バスのIC全線定期券は、特定路線ではなく小田急バスの一般路線全線が乗り放題になる仕組みです(ムーバス・空港連絡バス・高速バスを除く)。通勤経路以外でも自由に利用でき、コストパフォーマンスが高い定期券です。

通学定期・小児定期は据え置き

今回の定期値上げは通勤定期のみが対象です。通学定期・小児定期は変更なしですので、学生の方やお子さまの通学には影響がありません。

定期券の払い戻し計算方法(6月改定をまたぐ場合)

6月1日をまたいで有効な定期券を払い戻す場合は、改定前・改定後の日数をそれぞれ計算します。

払い戻し計算式:6月1日の改定をまたいで有効な定期券を払い戻す場合は、手数料520円が差し引かれます。具体的な計算方法は小田急バス公式サイトでご確認ください。

5月31日までに発売した定期は、有効開始日に関わらず改定前料金が適用されます。

なぜ値上げが続くのか?バス業界の現状

「また値上げ?」と感じる方も多いと思います。小田急バスは2024〜2026年の短期間に複数回の改定を実施していますが、その背景にはバス業界が直面する深刻な課題があります。

燃料費・諸経費の高騰

バス運行のコストの大きな部分を占める軽油価格は、世界情勢の影響を受けて高止まりしています。また、車両の部品代・メンテナンス費用、電力費などあらゆる運営コストが上昇しており、値上げをせずにサービスを維持することが難しい状況です。

乗務員不足と賃上げの必要性

全国のバス会社で深刻な「運転士不足」が続いています。小田急バスも例外ではなく、「要員確保の必要性」を値上げ理由のひとつに挙げています。運転士を確保・育成するためには待遇改善が不可欠で、その原資として運賃改定が必要な状況です。減便や路線廃止を避けるための、苦渋の判断といえるでしょう。

編集部コラム:値上がりは家計に響きますが、バス路線が維持・安全に運行されるためには安定した収益が必要です。一方で、子ども運賃の値下げや全線乗り放題定期の継続など、利用者への還元策も同時に講じられている点は注目です。

子どもの運賃は値下げ!ICカードで全線50円・現金100円

値上げの話ばかりが続きましたが、子どもの運賃については明るいニュースもあります。小田急グループが掲げる「子育て応援」の一環として、小児運賃は大幅に優遇されています。

ICカードで乗れば50円(通年実施)

PASMOやSuicaなどのICカードを使って小学生以下の子どもが乗車すると、全線一律で1乗車50円。これは期間限定ではなく通年で実施されています。家族でお出かけするときにも、お子さまの運賃を大幅に節約できますね。

現金も100円に(2025年10月〜)

2025年10月1日からは、現金払いの子ども運賃も全線一律100円に値下げされました。ICカードを持っていなくても、100円玉1枚あれば乗れるようになりました。大人は250円に値上がりする一方で、子どもは50円か100円と非常にお得な水準です。

小児の1日乗車券は140円

1日乗車券の小児料金は、2025年10月の改定で600円から大幅値下げ。現在は140円です。(大人の1日乗車券は600円から680円に値上がりしました。)1日に2回乗れば元が取れる計算なので、休日のお出かけに積極的に活用しましょう。

深夜の子ども運賃:深夜バスの小児運賃は、ICカードで100円、現金で200円です。深夜に子ども連れで乗車する機会は少ないとは思いますが、念のためご確認ください。

値上げ後も賢く乗る節約術

普通運賃が250円になっても、乗り方の工夫で交通費を抑えることはできます。知っておくと得をするポイントをまとめました。

IC全線定期券のメリット:全路線乗り放題

小田急バスの定期券は「路線を指定する」のではなく、小田急バスの一般路線全線が乗り放題になるIC全線定期券が主流です。たとえば通勤経路が変わっても、休日に別の路線を使っても追加料金は不要。1ヶ月通勤定期の元を取るには1日平均4〜5回乗車すれば十分で、毎日往復利用なら確実に元が取れます。

定期券はPASMO・Suicaのほか、スマートフォンのモバイルPASMO・モバイルSuicaでも利用可能。小田急バス営業所・案内所、小田急電鉄定期券発売窓口や駅の自動券売機で購入できます。

1日乗車券の活用(3回乗れば元が取れる)

休日に複数回小田急バスを利用するなら、1日乗車券(大人680円・小児140円)がお得です。大人は3回乗れば元が取れます(250円×3=750円 > 680円)。

購入は乗車時に乗務員に申告するだけ。ICカード残高から引き去られます。アプリ「EMot」でも事前購入が可能で、現金を用意する手間も省けます。

シルバーパス・障害者割引は値上げ後も継続

運賃改定後も、東京都発行のシルバーパスはこれまでどおり利用できます。シルバーパスをお持ちの方は乗務員に提示するだけで、追加料金なしで乗車可能です。

障害者割引は、普通運賃が大人の半額(端数切り上げ)、定期券は3割引きが適用されます。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳のいずれかをお持ちの方が対象です。現金でお支払いの場合は事前に小銭を用意しておくとスムーズです。

共同運行路線は運行会社で運賃が違う

小田急バスには、京王バスや神奈川中央交通(神奈中バス)と共同で運行している路線があります。同じバス停から乗車しても、乗ったバスがどの会社の車両かによって運賃が異なる場合がある点に注意してください。

定期券利用時の注意:小田急バスのIC全線定期券は、共同運行している他社の車両には使えません。定期券を使う際は、バス前面や側面のロゴを確認して小田急バスの車両を選びましょう。誤って他社車両にタッチすると、ICカードのSF(残高)から運賃が引き去られ、後から払い戻しもできません。

よくある質問

2025年10月1日改定後の均一運賃地区の大人普通運賃は250円(現金・ICカード同額)です。深夜バスはその倍額の500円です。子どもはICカードで50円、現金で100円(営業割引運賃)となっています。

東京都特別区・武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市・府中市の一部(都区内運賃)、川崎市・東京都稲城市の一部(川崎市内運賃)、横浜市内(横浜市内運賃)の3地区が対象です。ムーバスなどのコミュニティバスは対象外で、それぞれ異なる料金が設定されています。

2026年6月1日(月)発売分から、IC全線定期券の通勤定期券の運賃が改定されました。5月31日までに購入した定期券は、有効期間が改定日をまたいでいても差額負担なく利用できます。

いいえ、2026年6月の改定は通勤定期券のみが対象です。通学定期券(大人)・小児定期券は据え置きとなっています。学生の方やお子さまの定期代に影響はありません。

まとめ

小田急バス値上げのポイント

  • 均一運賃は2024年6月に220円→240円、2025年10月に250円に改定(現金・IC同額)
  • 深夜バスは500円(通常の倍額)。ICカードにチャージを確認してから乗車を
  • 2026年6月1日から通勤定期(IC全線)が値上がり。通学・小児定期は据え置き
  • 子どもはIC50円・現金100円と、大人より大幅に安い(子育て応援の優遇策)
  • 1日乗車券(大人680円)は1日3回以上乗るとお得。EMot(アプリ)でも購入可能
  • 共同運行路線では会社によって運賃が異なるため、乗車前に車体のロゴを確認する

値上がりは家計への負担になりますが、IC全線定期券の「全路線乗り放題」や1日乗車券の活用など、使い方次第で出費を抑えることができます。子育て世代にとっては、子どもの運賃が実質値下げになっている点もポイントです。プライシーでは日用品や家電など生活コストの節約情報も発信しています。ぜひ参考にしてみてください。

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