auひかりは2024〜2025年にかけて、Wi-Fiパック・電話・初期費用の3つが値上げされました。「なぜ突然値上がりしたのか」「自分は月いくら増えるのか」「このまま使い続けるべきか」——気になっているauひかりユーザーの方のために、改定内容と対処法をわかりやすく解説します。
auひかりの値上げ一覧(2024〜2025年まとめ)
2024年10月から2025年7月にかけて、auひかりでは合計3回の料金改定が行われています。改定ごとに対象が異なるため、自分に関係する改定はどれかを確認しておきましょう。
| 改定内容 | 改定日 | 改定前 | 改定後 | 対象者 |
|---|---|---|---|---|
| ①Wi-Fiパック(HGW内蔵無線LAN) | 2024年10月1日 | 0円(スマートバリュー適用時) | 330円/月 | auスマートバリュー/自宅セット割適用中でWi-Fiパック利用中 |
| ①Wi-Fiパック(スマートバリューなし) | 2024年10月1日 | 550円/月 | 660円/月(+110円) | auスマートバリュー未適用でWi-Fiパック利用中 |
| ②auひかり電話 | 2025年7月1日 | 550円/月(ネットとセット時) | 770円/月(+220円) | auひかり電話を契約中のユーザー全員 |
| ③初期費用(工事費含む) | 2025年7月1日 | 41,250円(税込・一括払い) | 48,950円(税込・一括払い) | 2025年7月1日以降に新規申込みをした方のみ |
①Wi-Fiパック(HGW内蔵無線LAN親機機能)2024年10月〜
auひかりのホームゲートウェイ(HGW)に内蔵されているWi-Fi機能の月額利用料が改定されました。これまでauスマートバリューや自宅セット割を適用していたユーザーはWi-Fiパックを実質無料で使えていましたが、2024年10月1日より実質330円/月の負担が生じています。
対象となる機種はBL3000HM・BL1500HM・BL1000HW・BL900HW・BL902HWです。代わりに公衆Wi-Fiサービス「ギガぞうWi-Fi スタンダードプラン」(通常500円相当)が無料で使えるようになりましたが、外出先でWi-Fiをほとんど使わない方には恩恵を感じにくいかもしれませんね。
②auひかり電話 2025年7月〜
ネットとセットで使うauひかり電話の基本料が、2025年7月1日から550円→770円に改定されました。ネットのみの月額料金は変わっていないので、電話を契約していない方はこの改定の影響を受けません。
値上げと同時に「迷惑電話撃退」が無料に電話料金が220円値上がりする一方で、これまで月770円の有料オプションだった「迷惑電話撃退」サービスが基本サービスとして無料提供されるようになりました。直前にかかってきた迷惑電話に対して、電話機から「144」にダイヤルするだけで次回から着信拒否できる機能で、最大30件まで登録可能です。特殊詐欺や営業電話対策として高齢者のいる家庭では特に役立ちます。すでに有料で迷惑電話撃退を契約していた方は大幅な節約になり、新たに使い始める方も追加費用なしで利用できます。
③auひかりホームの初期費用 2025年7月〜(新規のみ)
2025年7月1日より、auひかりホームの初期費用(工事費含む)が41,250円→48,950円(税込・一括払い)に改定されました。この改定は2025年7月1日以降に新規申込みをした方のみが対象です。すでに契約中のユーザーの月額料金には影響しません。
auひかりはなぜ値上げしたの?
KDDIは各改定の理由について、主に以下の3点を公式に発表しています。
- 物価上昇:インフレによる全般的なコスト増加
- エネルギーコストの増加:電気代・燃料費の高騰
- 人件費の上昇:工事・保守・サポートにかかる人件費の増加
光回線サービスは設備の維持・更新に継続的なコストが必要です。「なぜ自分の回線料金が上がるのか」と感じる方も多いと思いますが、KDDIとしては「持続的なサービス提供のため」という姿勢を示しています。
今後も値上がりする可能性は?2026年5月時点でKDDIからインターネット基本料金の追加値上げは発表されていませんが、コスト環境の変化により今後も料金改定が行われる可能性はゼロではありません。定期的に公式サイトをチェックしておくと安心です。
値上げで月いくら増える?ケース別シミュレーション
「自分は月いくら増えるの?」というのが一番気になるところですよね。よくある3つのパターンで計算してみました。
(スマートバリュー適用中)
(Wi-Fiパックなし)
両方使用(スマートバリュー適用)
例:ずっとギガ得プラン(3年目以降)の月額総額ネット料金(約5,390円)+電話(770円)+Wi-Fiパック(330円)= 約6,490円/月2024年10月以前の合計は 5,390円+550円+0円=5,940円/月だったため、差額は +550円/月(年間+6,600円) となります。
値上げへの対処法
値上げを受け入れてそのまま使い続けるか、何か対策を打つか——迷っている方向けに、現実的な選択肢を整理しました。
対処法①:Wi-Fiルーターを自前購入してWi-Fiパックを解約する
Wi-Fiパックの月額330円(スマートバリュー適用時)が気になる方は、Wi-Fiパックを解約して市販のWi-Fiルーターを使う方法が有効です。
Wi-Fiパックを解約する
My auのメニューから手続きできます。解約に伴う違約金は発生しません。翌月から内蔵Wi-Fi機能が停止しますが、auひかりのインターネット接続自体は有線LAN経由で継続できます。
市販のWi-Fiルーターを用意する
家電量販店やAmazonなどで購入した市販のWi-Fiルーターを、ホームゲートウェイ(HGW)のLANポートに接続するだけでWi-Fi環境を再構築できます。購入費用は数千円〜2万円程度ですが、一度買えばランニングコストはかかりません。
HGWの返却は不要
Wi-Fiパックを解約してもホームゲートウェイ本体は返却不要です。有線LANルーターとして引き続き使えます。
ギガぞうWi-Fiが必要な方は注意Wi-Fiパックを解約すると、同時提供されている公衆Wi-Fiサービス「ギガぞうWi-Fi スタンダードプラン」も使えなくなります。外出先でよくWi-Fiを使う方は解約前に検討してみてください。
市販ルーターを購入したくない場合は?一時的に費用をかけたくない・設定が不安という方は、auの「外付け無線LAN機器レンタル」(660円/月)を利用する選択肢もあります。ただし月額がWi-Fiパック(330円/月)より330円高くなるため、長期利用なら市販ルーター(1万円台〜)を購入した方が2〜3年でコストが逆転します。いずれの方法でも、解約後のauひかりのネット接続は有線LAN経由で問題なく使い続けられます。
対処法②:auひかり電話の必要性を再確認する
固定電話をほとんど使っていない方は、auひかり電話オプション自体を解約することも選択肢のひとつです。スマートフォンだけで日常の連絡が完結している場合、770円/月(年間9,240円)の節約になります。ただし、解約すると固定電話番号は使えなくなるので、仕事や公共機関への連絡で必要な場合は慎重に判断してください。
対処法③:他社光回線への乗り換えを検討する
値上げをきっかけに他社への乗り換えを考えている方もいるでしょう。乗り換える前に確認しておきたいのが解約時の費用です。
auひかりの解約金(2022年7月以降の新規契約の場合)・ホームタイプ(ずっとギガ得プラン):4,730円
・マンションタイプ(お得プラン):2,730円
※ご自身の契約内容をMy auまたはauお客さまセンターで確認してください。
- 通信速度・安定性に満足している
- auスマートフォンのスマートバリュー割引を活用している
- Wi-Fiパックを解約すれば月額増を最小化できる
- もともと料金が高いと感じていた
- auスマホを使っておらず割引メリットがない
- 値上げ後の料金差が解約金を上回る見込み
他社光回線の料金は、料金比較記事でまとめています。
よくある質問
改定は2回に分かれています。①Wi-Fiパック(HGW内蔵無線LAN)は2024年10月1日から、②auひかり電話と③auひかりホームの初期費用は2025年7月1日からです。いずれもKDDIが公式に告知した改定です。
インターネットの基本料金(ずっとギガ得プラン・3年目以降)は変わっていません。変わったのはオプション部分です。auスマートバリュー適用中でWi-Fiパックと電話を両方使っている場合は、2024年10月以前と比べて月550円(年6,600円)程度の増加になります。自分の契約プランやオプションはMy auで確認できます。
2022年7月以降に契約した場合、ホームタイプ(ずっとギガ得プラン)は4,730円、マンションタイプ(お得プラン)は2,730円の解約違約金がかかります。ただし、Wi-Fiパック単体の解約には違約金は発生しません。なお、2022年6月以前に申し込んだ古い契約には別の条件が適用される場合があります。KDDIお客さまセンターまたはMy auで確認してください。
2026年5月時点で、KDDIからインターネット基本料金の追加値上げは発表されていません。ただし、物価・エネルギーコスト・人件費の動向によっては将来的に追加改定が行われる可能性はゼロではありません。今後の改定は公式サイトやauからのDMでお知らせされます。
まとめ
auひかり値上げ・対処法のポイント
- ✓ 2024〜2025年でWi-Fiパック・電話・初期費用の3つが値上げ。インターネット基本料金は変わっていない
- ✓ スマートバリュー適用中でWi-Fiパック+電話を使っている場合、最大 +550円/月(年+6,600円) の影響
- ✓ Wi-Fiパックは解約しても違約金なし。市販ルーターに変えれば330円/月の節約になる
- ✓ auひかり電話の値上げ(+220円)は、迷惑電話撃退オプション無料提供とセットの改定
- ✓ 乗り換えを検討する場合は、解約金(最大4,730円)と他社料金を比較して判断を
値上げ後も料金をなるべく抑えたい方は、まずWi-Fiパックの解約と市販ルーターへの切り替えを検討してみてください。市販ルーターは一度買えばランニングコストはかからないため、長い目で見るとお得になることが多いです。
また、他社回線が気になる方は、プライシーの料金比較記事も参考にしてみてください。
