Adobe Creative Cloud(Adobe CC)の値上げが続いています。2024年3月にグループ版・企業版が値上がりし、2025年8月1日には個人向けのコンプリートプランが「Creative Cloud Pro」に改名されて月額+1,300円の実質値上げに。値上げ後もAdobe CCをできるだけ安く使い続けたい方のために、値上げの詳細と節約対策を2026年5月時点の最新情報でまとめました。
Adobe CCはいつ・いくら値上がった?2024〜2025年の改定履歴
Adobe Creative Cloudはここ数年で段階的に値上がりしています。値上がりの主な理由は、Adobe Fireflyなどの生成AI技術への投資拡充と、円安の影響だとされています。気になる改定履歴を時系列で確認しましょう。
2024年3月の値上げ(グループ版・企業版が対象)
2024年3月に価格改定が実施されましたが、このときは個人向けコンプリートプランは対象外でした。対象となったのはCreative Cloud グループ版・企業版(エンタープライズ版)とAdobe Substance 3D Collectionなど法人向けプランです。個人で使っていた方は影響を受けなかった改定ですね。
2025年8月1日の大幅改定:コンプリートプランが「CC Pro」に
2025年8月1日より、個人向けにも大きな変更がありました。従来の「コンプリートプラン」は「Creative Cloud Pro」に名称変更され、同時に廉価プラン「Creative Cloud Standard」が新設されました。
「名称変更ならプランのまま使えるのでは?」と思われるかもしれませんが、料金は実質値上がりしています。コンプリートプラン(年間プラン月払い)の場合、7,780円/月から9,080円/月へ+1,300円/月(年間+15,600円)の値上げです。
注意: 更新日が2025年8月1日以降に来るユーザーは、自動更新時に「Creative Cloud Pro」へ移行されます。何もしなければそのまま高額プランが継続されるため、対策が必要です。
新旧プランの価格比較一覧(2025年8月〜)
具体的にいくら変わったのか、プラン別の価格を一覧で確認しましょう。2026年5月現在の情報です。
個人向けプランの新旧比較
| プラン | 旧コンプリート(〜7/31) | Creative Cloud Pro(8/1〜) | Creative Cloud Standard(8/1〜) |
|---|---|---|---|
| 年間プラン(月払い) | 7,780円/月 | 9,080円/月 +1,300円 | 6,480円/月 −1,300円 |
| 年間プラン(一括払い) | 86,880円/年 | 102,960円/年 +16,080円 | 72,336円/年 −14,544円 |
| 月々プラン | 12,380円/月 | 14,480円/月 +2,100円 | 10,280円/月 −2,100円 |
学生・教職員版(Pro)の価格
| プラン | 旧コンプリート(〜7/31) | Creative Cloud Pro(8/1〜) |
|---|---|---|
| 初年度・年間プラン(月払い) | 2,180円/月 | 2,780円/月 +600円 |
| 初年度・年間一括 | 26,162円/年 | 33,369円/年 +7,207円 |
| 2年目〜・年間プラン(月払い) | 3,610円/月 | 4,180円/月 +570円 |
| 2年目〜・年間一括 | 43,322円/年 | 50,160円/年 +6,838円 |
Creative Cloud ProとStandardの機能比較
「Standardプランって機能が大幅に削られてるんじゃないか?」と心配している方も多いと思います。実際のところを整理しましょう。
デスクトップアプリは両プランで同じ
結論から言うと、Photoshop・Illustrator・Premiere Pro・After Effects・InDesignなど、主要なデスクトップアプリは20種類以上、ProとStandard両方で同じように使えます。クリエイターの日常業務で使うアプリで大きな差はありません。
生成AI(Firefly)クレジット数に大きな差
最大の違いは生成AI(Adobe Firefly)の利用制限です。
| 機能 | Creative Cloud Pro | Creative Cloud Standard |
|---|---|---|
| デスクトップアプリ(20種以上) | ✓ フル利用可 | ✓ フル利用可 |
| 標準生成AI(生成塗りつぶし等) | 無制限 | 月25クレジット |
| プレミアム生成AI(動画生成等) | 4,000クレジット/月 | ✗ 利用不可 |
| モバイル・Webアプリ | フルアクセス | 一部制限あり(詳細一覧) |
| クラウドストレージ | 100GB | 100GB |
| 対象ユーザー | 個人・学生・グループ | 個人のみ |
ProとStandard、どちらを選ぶべきか?
判断のポイントはシンプルです。生成AI機能(Photoshopの生成塗りつぶし、Fireflyの動画生成など)を日常的に使うかどうかで決まります。
生成AI機能をほぼ使わない・月25クレジット程度で足りる方、Photoshop iPad版を多用しない方、グループ版・学生版以外の個人ユーザーで生成AIより費用節約を優先する方
生成AI(生成塗りつぶし・Firefly動画等)を毎日使う方、Photoshopのモバイル版をフル活用している方、グループ版・学生・教職員版を使っている方(Standardは選択不可)
ヒント: 迷ったらまずStandardに変更してみましょう。生成AI機能が足りないと感じたらProに戻すことも可能です。年間プランの途中変更は注意が必要なので、更新タイミングに合わせて変更するのがベストです。
値上げ後にAdobe CCを安くする対策まとめ
値上がりしたからといって、あきらめる必要はありません。状況に合った節約方法を選べば、Adobe CCを大幅に安く使い続けることができます。
生成AIをあまり使わないなら、これが最もシンプルな節約方法です。Creative Cloud ProからStandardへ切り替えるだけで、年間約31,200円の節約になります(年間プラン月払いの場合)。
Adobeアカウント管理ページからいつでも変更可能です。更新日前にStandardへ変更すれば、次の更新から安い価格が適用されます。ただし、契約期間中の途中変更は違約金が発生する場合があるため、更新タイミングに合わせた変更を推奨します。
デジタルハリウッド(デジハリ)はAdobe公式の「プラチナスクールパートナー」認定校です。この認定により、受講者はAdobe Creative Cloud(学生・教職員版ライセンス)を特別価格で利用できます。
「Adobeマスター講座」の受講料は68,800円(税込)で、Adobe CC(学生・教職員版)1年分+約46時間の動画教材(3ヶ月間閲覧可能)がセットになっています。クレジットカード払いなら支払い完了後すぐにシリアルコードが届き、即日利用開始できます。
なお、デジハリの価格は2024年12月1日に39,980円から68,800円に値上がりしています。それでもAdobe公式のCreative Cloud Pro(102,960円/年)と比べると34,160円お得です。
注意: デジハリ講座のライセンスは「個人」としての利用に限られます。法人名義での使用はできませんが、フリーランスとして個人で商用利用することは問題ありません。
AmazonではAdobe CCのオンラインコード版が定期的にセールになります。2026年1月には新規購入者限定で51%OFF(102,960円→50,900円)という大幅割引が実施されました。Amazonプライムデーやブラックフライデーなどの大型セール期間に合わせて実施される傾向があります。
購入したオンラインコードはAdobeアカウントに登録することで、利用期間を延長できます(既存契約者も利用可能)。プライシーの価格チャートでセール時の底値を確認してから購入しましょう。
学生・教職員の方はAdobe公式の学割プランが利用できます。初年度は年間一括で33,369円と非常にお得で、2年目以降も50,160円/年と個人向けPro(102,960円/年)の約半額です。
資格条件は大学・専門学校・高校などに在学中の学生、または教職員であること。学校のメールアドレスや在学証明書で認証します。卒業・退職後は通常プランへ移行が必要です。
「実はPhotoshopしか使っていない」「Premiere Proだけ使えればいい」という方は、単体プランへの切り替えを検討してください。年間プラン(月払い)の場合、各アプリが3,280円/月から利用できます。Creative Cloud Proの9,080円/月と比べると、月5,800円・年間69,600円の節約になります。
ただし、3本以上のアプリを使う場合はコンプリートプラン(Pro/Standard)の方がコスパが良いため、まず自分が実際に使うアプリを整理してから判断しましょう。
写真専用の方には「フォトプラン」が最適: Photoshop・Lightroom・Lightroom Classicがセットになった「Creative Cloud フォトプラン(1TB)」は、年間プラン月払いで2,380円/月(年間一括払いなら28,480円/年)とCC Proの約1/4の価格です。写真編集・RAW現像がメインで、動画編集やデザインソフトはほぼ使わないという方は、コンプリートプランをやめてフォトプランへの切り替えを検討してみてください。
プライシーアプリ(iOS/Android)では、AmazonでのAdobe CC製品の価格推移が確認できます。過去のセール時の底値と現在の価格を比べて、購入タイミングを見極めましょう。
よくある質問
契約の更新日が2025年8月1日以降に到来した時点で、自動的にCreative Cloud Proの価格(年間プラン月払いで9,080円/月)が適用されます。更新日を迎えるまでは旧価格のまま使い続けられます。
はい、Adobeアカウント管理ページからいつでもプランを変更できます。ただし、契約期間中に変更する場合は違約金が発生する可能性があるため、更新タイミングに合わせた変更を推奨します。
はい、1年ごとに再申込みすることで、毎年68,800円(税込)でAdobe Creative Cloud(学生・教職員版)を継続利用できます。
「Adobe Creative Cloud 学生・教職員個人向けライセンスプログラム」のため、個人としての利用に限られます。法人での使用はできませんが、フリーランスとして個人で商用利用する場合は問題ありません。法人契約が必要な場合はCreative Cloud グループ版をご検討ください。
1年目はAdobe公式の学生・教職員版(33,369円/年一括)の方が安いです。2年目以降はAdobe公式が50,160円/年になるため、デジハリ(68,800円/年)より安くなります。ただし、デジハリは実際に在学・在職していなくても申込めるため、社会人や条件を満たさない方にとっては、デジハリが事実上唯一の安価な選択肢です。
写真専用なら「Creative Cloud フォトプラン(1TB)」への切り替えがおすすめです。Photoshop・Lightroom・Lightroom Classicが年間プラン月払いで2,380円/月(年間一括払いなら28,480円/年)と、CC Proの約1/4の価格で利用できます。動画編集やイラスト制作など他のアドビアプリをほぼ使わない写真専門の方は、コンプリートプランからフォトプランへの変更を検討してみてください。
まとめ:Adobe CC値上げ後の対策ポイント
Adobe CC 値上げ対策チェックリスト
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✓2025年8月1日〜: 個人向けコンプリートプランが「Creative Cloud Pro」に改名・値上げ(年間プラン月払いで+1,300円/月)
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✓生成AIをほぼ使わないなら: Standardへ切替で年間約31,200円節約。主要デスクトップアプリはそのまま使える
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✓社会人でコスパ重視なら: デジハリAdobeマスター講座(68,800円/年)。CC付き・申込後すぐ使える
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✓Amazonセール狙いなら: プライシーで価格推移をチェックし、セール時の底値で購入
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✓学生・教職員なら: Adobe公式の学割プランが初年度33,369円/年で最安クラス
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✓アプリ1〜2本のみなら: 単体プランへ切替(3,280円/月〜)でコストを大幅削減
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✓写真専用なら: フォトプラン(Photoshop + Lightroom + Lightroom Classic)が2,380円/月〜。CC Proの約1/4の価格で写真編集に必要なアプリが揃う
Adobe CCの値上げは確かに痛いですが、自分の使い方に合った対策を選べば、十分コストを抑えることができます。特に生成AI機能をあまり使わない方はStandardへの切り替えが最速・最シンプルな節約策です。Amazonでの価格推移チェックにはプライシーをぜひ活用してみてください。
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