Adobe Creative Cloud(Adobe CC)の値上げが続いています。2024年3月にグループ版・企業版が値上がりし、2025年8月1日には個人向けのコンプリートプランが「Creative Cloud Pro」に改名されて月額+1,300円の実質値上げに。値上げ後もAdobe CCをできるだけ安く使い続けたい方のために、値上げの詳細と節約対策を2026年10月時点の最新情報でまとめました。

結論
Adobe CC値上げ後の最適な対策は状況によって異なります
AIほぼ使わない Standardプランへ切替 → 年間約31,200円節約
初めて契約する Pro新規限定の12か月25%OFF → 6,810円/月(通常9,080円/月)
社会人・コスパ重視 デジハリAdobeマスター講座を利用 → 68,800円(CC1年分付き)
Amazonセール派 Amazon セール時に購入(例: 2026年1月実績で50,900円・51%OFF)
学生・教職員 Adobe公式 学生・教職員版Pro → 最初の3か月980円/月(4か月目〜2,180円/月)
アプリ1〜2本のみ 単体プランへ切替 → 3,280円/月〜
写真専用 フォトプラン(Photoshop + Lightroom)へ切替 → Proより安く使える(価格は公式で確認)

Adobe CCはいつ・いくら値上がった?2024〜2025年の改定履歴

Adobe Creative Cloudはここ数年で段階的に値上がりしています。値上がりの主な理由は、Adobe Fireflyなどの生成AI技術への投資拡充と、円安の影響だとされています。気になる改定履歴を時系列で確認しましょう。

2024年3月の値上げ(グループ版・企業版が対象)

2024年3月に価格改定が実施されましたが、このときは個人向けコンプリートプランは対象外でした。対象となったのはCreative Cloud グループ版・企業版(エンタープライズ版)とAdobe Substance 3D Collectionなど法人向けプランです。個人で使っていた方は影響を受けなかった改定ですね。

2025年8月1日の大幅改定:コンプリートプランが「CC Pro」に

2025年8月1日より、個人向けにも大きな変更がありました。従来の「コンプリートプラン」は「Creative Cloud Pro」に名称変更され、同時に廉価プラン「Creative Cloud Standard」が新設されました。

「名称変更ならプランのまま使えるのでは?」と思われるかもしれませんが、料金は実質値上がりしています。コンプリートプラン(年間プラン月払い)の場合、7,780円/月から9,080円/月へ+1,300円/月(年間+15,600円)の値上げです。

注意: 更新日が2025年8月1日以降に来るユーザーは、自動更新時に「Creative Cloud Pro」へ移行されます。何もしなければそのまま高額プランが継続されるため、対策が必要です。

新旧プランの価格比較一覧(2025年8月〜)

具体的にいくら変わったのか、プラン別の価格を一覧で確認しましょう。2026年10月現在の情報です。

個人向けプランの新旧比較

プラン 旧コンプリート(〜7/31) Creative Cloud Pro(8/1〜) Creative Cloud Standard(8/1〜)
年間プラン(月払い) 7,780円/月 9,080円/月 +1,300円 6,480円/月 −1,300円
年間プラン(一括払い) 86,880円/年 約10万円/年 72,336円/年 −14,544円
月々プラン 12,380円/月 14,480円/月 +2,100円 10,280円/月 −2,100円

学生・教職員版(Pro)の価格

プラン 旧コンプリート(〜7/31) Creative Cloud Pro(8/1〜)
初年度の最初の3か月(月払い) 2,180円/月 980円/月
初年度の4か月目〜(月払い) 2,180円/月 2,180円/月
2年目〜・年間プラン(月払い) 3,610円/月 4,180円/月 +570円
2年目〜・年間一括 43,322円/年 50,160円/年 +6,838円

Creative Cloud ProとStandardの機能比較

「Standardプランって機能が大幅に削られてるんじゃないか?」と心配している方も多いと思います。実際のところを整理しましょう。

デスクトップアプリは両プランで同じ

結論から言うと、Photoshop・Illustrator・Premiere Pro・After Effects・InDesignなど、主要なデスクトップアプリは20種類以上、ProとStandard両方で同じように使えます。クリエイターの日常業務で使うアプリで大きな差はありません。

生成AI(Firefly)クレジット数に大きな差

最大の違いは生成AI(Adobe Firefly)の利用制限です。

機能 Creative Cloud Pro Creative Cloud Standard
デスクトップアプリ(20種以上) ✓ フル利用可 ✓ フル利用可
標準生成AI(生成塗りつぶし等) 無制限 月25クレジット
プレミアム生成AI(動画生成等) 4,000クレジット/月 ✗ 利用不可
モバイル・Webアプリ フルアクセス 一部制限あり(詳細一覧)
クラウドストレージ 100GB 100GB
対象ユーザー 個人・学生・グループ 個人のみ

ProとStandard、どちらを選ぶべきか?

判断のポイントはシンプルです。生成AI機能(Photoshopの生成塗りつぶし、Fireflyの動画生成など)を日常的に使うかどうかで決まります。

✓
Standardで十分な方

生成AI機能をほぼ使わない・月25クレジット程度で足りる方、Photoshop iPad版を多用しない方、グループ版・学生版以外の個人ユーザーで生成AIより費用節約を優先する方

✓
Proが必要な方

生成AI(生成塗りつぶし・Firefly動画等)を毎日使う方、Photoshopのモバイル版をフル活用している方、グループ版・学生・教職員版を使っている方(Standardは選択不可)

ヒント: 迷ったらまずStandardに変更してみましょう。生成AI機能が足りないと感じたらProに戻すことも可能です。年間プランの途中変更は注意が必要なので、更新タイミングに合わせて変更するのがベストです。

値上げ後にAdobe CCを安くする対策まとめ

値上がりしたからといって、あきらめる必要はありません。状況に合った節約方法を選べば、Adobe CCを大幅に安く使い続けることができます。

1
Standardプランへ切り替える最速・最シンプル

生成AIをあまり使わないなら、これが最もシンプルな節約方法です。Creative Cloud ProからStandardへ切り替えるだけで、年間約31,200円の節約になります(年間プラン月払いの場合)。

Adobeアカウント管理ページからいつでも変更可能です。更新日前にStandardへ変更すれば、次の更新から安い価格が適用されます。ただし、契約期間中の途中変更は違約金が発生する場合があるため、更新タイミングに合わせた変更を推奨します。

2
デジハリAdobeマスター講座を利用する社会人おすすめ

デジタルハリウッド(デジハリ)はAdobe公式の「プラチナスクールパートナー」認定校です。この認定により、受講者はAdobe Creative Cloud(学生・教職員版ライセンス)を特別価格で利用できます。

「Adobeマスター講座」の受講料は68,800円(税込)で、Adobe CC(学生・教職員版)1年分+約46時間の動画教材(3ヶ月間閲覧可能)がセットになっています。クレジットカード払いなら支払い完了後すぐにシリアルコードが届き、即日利用開始できます。

2026年10月7日時点では期間限定で65,360円(税込)の表示もあります。デジハリの価格は2024年12月1日に39,980円から68,800円に値上がりしています。それでもAdobe公式のCreative Cloud Pro(月9,080円×12か月=108,960円)と比べると約4万円お得です。

注意: 2024年12月以降にお申し込みの方は、教育ライセンスの購入が1回限りとなり、同じ講座への再申込はできません。2年目以降は別の方法を考えておきましょう。

注意: デジハリ講座のライセンスは「個人」としての利用に限られます。法人名義での使用はできませんが、フリーランスとして個人で商用利用することは問題ありません。

3
AmazonのセールでAdobe CCを購入する大幅割引の狙い目

AmazonではAdobe CCのオンラインコード版が定期的にセールになります。2026年1月には新規購入者限定で51%OFF(50,900円)という大幅割引が実施されました。Amazonプライムデーやブラックフライデーなどの大型セール期間に合わせて実施される傾向があります。

購入したオンラインコードはAdobeアカウントに登録することで、利用期間を延長できます(既存契約者も利用可能)。プライシーの価格チャートでセール時の底値を確認してから購入しましょう。

2026年10月7日時点のAmazonでは、Creative Cloud Pro 12か月版が101,930円、Standard 12か月版が72,336円で、セール表示は確認できませんでした。

4
学生・教職員版を利用する対象者なら最安クラス

学生・教職員の方はAdobe公式の学割プランが利用できます。月払いなら最初の3か月は980円/月、4か月目から2,180円/月、2年目以降は4,180円/月(年換算50,160円)で、個人向けPro(9,080円/月)より大幅に安くなります。

資格条件は大学・専門学校・高校などに在学中の学生、または教職員であること。学校のメールアドレスや在学証明書で認証します。卒業・退職後は通常プランへ移行が必要です。

5
使うアプリが1〜2本なら単体プランへ

「実はPhotoshopしか使っていない」「Premiere Proだけ使えればいい」という方は、単体プランへの切り替えを検討してください。年間プラン(月払い)の場合、各アプリが3,280円/月から利用できます。Creative Cloud Proの9,080円/月と比べると、月5,800円・年間69,600円の節約になります。

ただし、3本以上のアプリを使う場合はコンプリートプラン(Pro/Standard)の方がコスパが良いため、まず自分が実際に使うアプリを整理してから判断しましょう。

写真専用の方には「フォトプラン」が最適: Photoshop・Lightroom・Lightroom Classicがセットになった「Creative Cloud フォトプラン(1TB)」は、Proより安く使えるプランです(最新の価格はAdobe公式のプラン一覧でご確認ください)。写真編集・RAW現像がメインで、動画編集やデザインソフトはほぼ使わないという方は、コンプリートプランをやめてフォトプランへの切り替えを検討してみてください。

6
初めての契約なら新規限定の割引を使う

Adobe公式のプラン一覧(2026年10月7日時点)では、Creative Cloud Proを初めて登録する人向けに最初の12か月が25%OFF(6,810円/月)になっています。通常の9,080円/月と比べて、12か月で約27,000円安くなります。

対象は初めて登録する方に限られます。

プライシーアプリ(iOS/Android)では、AmazonでのAdobe CC製品の価格推移が確認できます。過去のセール時の底値と現在の価格を比べて、購入タイミングを見極めましょう。

よくある質問

現在のCreative Cloudコンプリートプランはいつ新価格になりますか?

契約の更新日が2025年8月1日以降に到来した時点で、自動的にCreative Cloud Proの価格(年間プラン月払いで9,080円/月)が適用されます。更新日を迎えるまでは旧価格のまま使い続けられます。

Creative Cloud StandardからProに後から戻せますか?

はい、Adobeアカウント管理ページからいつでもプランを変更できます。ただし、契約期間中に変更する場合は違約金が発生する可能性があるため、更新タイミングに合わせた変更を推奨します。

デジハリのAdobeマスター講座は毎年更新できますか?

いいえ、2024年12月以降にお申し込みの方は、教育ライセンスの購入が1回限りとなり、再申込みはできません。2年目以降は別の方法をご検討ください。

デジハリ講座のライセンスは商用利用できますか?

「Adobe Creative Cloud 学生・教職員個人向けライセンスプログラム」のため、個人としての利用に限られます。法人での使用はできませんが、フリーランスとして個人で商用利用する場合は問題ありません。法人契約が必要な場合はCreative Cloud グループ版をご検討ください。

デジハリ講座とAdobe公式の学生・教職員版はどちらがお得ですか?

Adobe公式の学生・教職員版は、月払いで最初の3か月が980円/月、4か月目から2,180円/月、2年目以降は4,180円/月(年換算50,160円)です。

デジハリは68,800円(CC1年分付き)で、再申込みもできないため、対象になる方は公式のほうが安く続けられます。ただし、デジハリは実際に在学・在職していなくても申込めるため、社会人や条件を満たさない方にとっては、デジハリが事実上唯一の安価な選択肢です。

写真編集しかしないのですが、Adobe CCを安く使う方法はありますか?

写真専用なら「Creative Cloud フォトプラン(1TB)」への切り替えがおすすめです。Photoshop・Lightroom・Lightroom ClassicがProより安い価格で利用できます(最新の価格はAdobe公式のプラン一覧でご確認ください)。動画編集やイラスト制作など他のアドビアプリをほぼ使わない写真専門の方は、コンプリートプランからフォトプランへの変更を検討してみてください。

まとめ:Adobe CC値上げ後の対策ポイント

Adobe CC 値上げ対策チェックリスト

  • ✓
    2025年8月1日〜: 個人向けコンプリートプランが「Creative Cloud Pro」に改名・値上げ(年間プラン月払いで+1,300円/月)
  • ✓
    生成AIをほぼ使わないなら: Standardへ切替で年間約31,200円節約。主要デスクトップアプリはそのまま使える
  • ✓
    社会人でコスパ重視なら: デジハリAdobeマスター講座(68,800円・CC1年分付き)。申込後すぐ使える。2024年12月以降の申込者は再申込不可
  • ✓
    Amazonセール狙いなら: プライシーで価格推移をチェックし、セール時の底値で購入
  • ✓
    学生・教職員なら: Adobe公式の学割プランが最初の3か月980円/月で最安クラス
  • ✓
    アプリ1〜2本のみなら: 単体プランへ切替(3,280円/月〜)でコストを大幅削減
  • ✓
    写真専用なら: フォトプラン(Photoshop + Lightroom + Lightroom Classic)はProより安く、写真編集に必要なアプリが揃う(価格は公式で確認)

Adobe CCの値上げは確かに痛いですが、自分の使い方に合った対策を選べば、十分コストを抑えることができます。特に生成AI機能をあまり使わない方はStandardへの切り替えが最速・最シンプルな節約策です。Amazonでの価格推移チェックにはプライシーをぜひ活用してみてください。

Adobe CCの価格チャートをプライシーでチェック

AmazonでのAdobe CC製品の過去価格・セール履歴をいつでも確認できます。値下がり通知機能で、セールのタイミングを逃しません(スマホアプリ:iOS / Android対応)。

プライシーアプリで価格をチェック

記事の内容は執筆時点の情報を基にしています。掲載している価格・日程・仕様等は変更になる場合があります。最新情報はご自身でご確認ください。