iCloud+は2026年7月17日に日本で約20%値上げされ、現行は50GB月¥180、200GB月¥540、2TB月¥1,800です。既存契約者は、Appleの改定通知に書かれた日以降の請求から新料金になります。料金の一覧、確認方法、今できる対策を整理します。
iCloud+値上げの結論|新料金・値上げ幅・対象者まとめ
まずは押さえておきたい3つの要点からお伝えします。Appleの公式サポートページ「iCloud+のプランと料金」に記載されている2026年10月時点の最新情報に基づいています。
- 値上げのタイミング: 2026年7月17日、Appleの公式サポート文書の更新で判明しました。既存契約者への適用は、Appleの改定通知に書かれた日以降の請求からです
- 対象者: 日本で有料のiCloud+(50GB〜12TB)を契約しているすべての人。無料5GBは対象外です
- 値上げ幅: 50GB・200GB・2TBは+20%、6TB・12TBは約+22%。50GBで月+¥30、12TBでは月+¥2,000(年間+¥24,000)の負担増です
MacRumorsの報道によると、今回の値上げは日本・ナイジェリア・トルコ・ベトナム・エジプト・ニュージーランド・フィリピン・インドネシアの8カ国で、米国など他の国では据え置かれています。同じ時期に、Apple MusicやApple Oneも日本で値上げされました。
「自分はいつから新料金?」3ステップ確認フロー
新料金は、有料プランを契約しているすべての人に適用されます。違いが出るのは「いつの請求から新料金になるか」だけで、その日は契約日によって異なります。下のフローで確認してみてください。
無料の5GBだけ → 値上げの影響なし(無料5GBは据え置き)
有料プランを契約中 → 質問2へ進む
NO → 質問3へ進む
iCloud+のファミリー共有では、料金を支払うのはストレージプランを契約している主催者(ファミリーオーガナイザー)です。メンバーに追加料金はかからないので、新料金の確認が必要なのは主催者です。
プラン別の新旧料金と値上げ幅(早見表)
2026年7月17日の改定前後の料金を一覧にまとめました。今のプランで「月にいくら、年間でいくら増えるのか」が一目で分かります(月額・税込)。
| プラン | 旧料金(改定前) | 現行料金 | 値上げ幅 | 上昇率 | 年間負担増 |
|---|---|---|---|---|---|
| 50GB | ¥150 | ¥180 | +¥30 | +20.0% | +¥360 |
| 200GB | ¥450 | ¥540 | +¥90 | +20.0% | +¥1,080 |
| 2TB | ¥1,500 | ¥1,800 | +¥300 | +20.0% | +¥3,600 |
| 6TB | ¥4,500 | ¥5,500 | +¥1,000 | +22.2% | +¥12,000 |
| 12TB | ¥9,000 | ¥11,000 | +¥2,000 | +22.2% | +¥24,000 |
値上げ幅の視覚化
各プランの「月額の値上げ幅」を比べると、大容量プランほど絶対額の上昇が大きいことが分かります。
上昇率は20〜22%で各プランほぼ同水準ですが、絶対額で見ると12TBは月¥2,000=年¥24,000の差になります。大容量プランほど、プランの見直しが家計に効く構造です。
既存の契約者はいつから新料金?適用日の確認方法
値上げが発表された日(2026年7月17日)から全員がいきなり新料金になるわけではありません。報道によると、既存の契約者はAppleから届く「サブスクリプション料金の改定」通知に書かれた日以降の請求から新料金になります(スマートウォッチライフの実例)。
- 通知に書かれた日以降の請求から新料金になる
- 適用日は契約日で異なる
- 200GBの例では2026年9月2日以降だった
- 全員に共通する一律の適用日
- プランごとの適用日の一覧
自分の適用日を確認する方法
設定アプリ → 自分の名前 → サブスクリプション → iCloud+ で、現在のプランと次回の請求情報を確認できます。Appleから届いた改定通知(メールやアプリ内の通知)にも、新料金が適用される日付が書かれています。
新料金になる前に、使っている容量とプランが合っているかを確認しておくのがおすすめです。下位プランへのダウングレードは、現在の請求期間が終わってから有効になります。
なぜiCloud+は値上げされた?背景と今後の見通し
Appleは値上げの理由を公表していません。MacRumorsは、円安に伴う価格調整とみられると伝えています(あくまで推測です)。
米国など他の国は据え置き
今回値上げされたのは日本を含む8カ国で、米国などは据え置かれています。なお、日本では2024年8月にもiCloud+が値上げされており(50GBは¥130から¥150へ)、今回はそれ以来の値上げにあたります。
Apple Music・Apple Oneも同時期に値上げ
2026年7月には、iCloud+以外のAppleのサービスも日本で値上げされたと報じられています(Mac Otakaraの報道)。
| サービス | 旧料金 | 新料金 |
|---|---|---|
| Apple Music(個人) | ¥1,080 | ¥1,180 |
| Apple Music(ファミリー) | ¥1,680 | ¥1,980 |
| Apple Music(学生) | ¥580 | ¥680 |
| Apple One(個人) | ¥1,200 | ¥1,350 |
| Apple One(ファミリー) | ¥1,980 | ¥2,500 |
今後さらに値上げされる可能性は?
2026年10月7日時点で、Appleの公式発表や報道に次回の値上げ予定は見つかっていません。ただし、サブスク料金は為替次第で再改定される可能性があるのは構造的な事実です。プランを見直すなら、早めに動くのが現実的でしょう。
値上げ後の節約対策|やるべき優先順位
値上げされてもiCloud+を解約するべきとは限りません。「容量を見直す→ダウングレード→必要に応じて解約」の順で対策を検討するのがおすすめです。
① まず容量を減らして本当に必要なプランを見極める
多くの人は「写真・動画」「iPhoneのバックアップ」「不要アプリのデータ」で容量を使っています。次の手順で空き容量を確認・整理しましょう。
設定 → 自分の名前 → iCloud →「アカウントのストレージを管理」で、何が容量を食っているか一目で分かります。
Googleフォト、Amazon Photos、外付けSSDなどに古い動画・写真を移すと、数十GB単位で空きが生まれます。
機種変更で残ったままの旧iPhoneのバックアップは数GB〜数十GBを占めていることがあります。「バックアップ」一覧から削除可能です。
② プランをダウングレードする手順(Apple公式)
容量を見直した結果、下位プランで十分だと分かったらダウングレードしましょう。Apple公式の手順は以下の通りです。
iPhone・iPadの設定アプリを開き、一番上の自分の名前をタップします。
「iCloud」をタップし、「アカウントのストレージを管理」を選びます。
「ストレージプランを変更」→「ダウングレードオプション」をタップし、Apple IDのパスワードを入力します。
希望のプラン(または「無料 5GB」)を選び、「完了」をタップします。新しいプランは現在の請求期間の終了後から有効になります。
新しい容量を超えるデータは、請求期間の終了後に消える可能性があります。事前に必要なデータをバックアップしてから操作してください。
③ 完全に解約する場合
有料プランが不要であれば、無料の5GBプランへのダウングレードが実質的な「解約」になります。詳しい手順は専用記事で解説しているので、解約を検討中の方はあわせてご覧ください。
④ ファミリー共有で「1人分の契約」にまとめる
iCloud+は全プランで最大5人の家族と共有でき、追加料金もかかりません。
家族それぞれが個別に契約しているなら、1人が200GB(¥540)または2TB(¥1,800)を契約して全員でシェアする方が経済的です。たとえば家族4人がそれぞれ50GB(¥180)を契約していた場合は月¥720のところ、誰か1人が200GBを契約してシェアすれば月¥540で済みます。
他のクラウドストレージと比較してiCloud+は割高?
値上げを受けて「他社に乗り換えるべきか」と気になる方も多いはずです。iCloud+は2026年10月時点の現行料金、他社は2026年5月時点で確認した料金で、主要クラウドストレージの個人向けプランを比較してみました。
| サービス | 容量 | 月額 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| iCloud+ | 50GB | ¥180 | iPhone/iPad/Macとシームレス連携 |
| iCloud+ | 200GB | ¥540 | 家族最大5人でシェア可 |
| iCloud+ | 2TB | ¥1,800 | プライベートリレー等の機能込み |
| Google One | 100GB | ¥290 | 初期容量が広く写真整理AIが優秀 |
| Google One | 200GB | ¥440 | iCloud+より約¥100安い |
| Google One | 2TB | ¥1,450 | 2TB帯ではiCloud+より約¥350安い |
| Microsoft 365 Basic | 100GB | ¥260 | OutlookやOfficeのWeb版が付く |
| Microsoft 365 Personal | 1TB | ¥1,490 | Word/Excel/PowerPointのデスクトップ版付き |
| Dropbox Plus | 2TB | ¥1,500 | 年払いで実質¥1,200/月 |
| Amazon Photos | 写真無制限・動画5GB | プライム会費のみ(月¥600) | プライム会員なら写真は容量無制限 |
Google One公式・Microsoft 365 Basic(OneDrive 100GB)・Dropbox公式・Amazon Photosの仕様を元にプライシー編集部で整理しました(iCloud+以外は2026年5月時点。最新の料金は各公式サイトでご確認ください)。
容量単価で見るとどう変わる?
「1GBあたり何円か」で比較すると、見え方が変わります。
- iCloud+ 50GB: ¥3.6/GB
- iCloud+ 200GB: ¥2.7/GB
- iCloud+ 2TB: ¥0.9/GB
- Google One 2TB: ¥0.725/GB(iCloud+より安い)
- Microsoft 365 Personal 1TB: ¥1.49/GB(ただしOffice代込みと考えれば実質安い)
純粋な容量単価では2TB帯のGoogle Oneが有利ですが、iPhoneユーザーの場合は「OS統合の利便性」と「他クラウドへの写真移行の手間」を踏まえて判断するのが現実的です。プライベートリレー等の機能を使っているなら、iCloud+を続ける価値は十分あります。
iPhoneユーザーが他社に乗り換える際の注意点
- iCloud写真ライブラリは自動同期に最適化されている — Google フォト等への移行は手動アップロードが必要
- iCloudバックアップ機能は他社には代替できない — iPhoneのバックアップを取れるのはiCloudのみ(PC接続でのローカルバックアップは可能)
- iCloud+限定機能(プライベートリレー、メールを非公開)を使っていれば、解約で機能ごと失います
料金だけでは語れないiCloud+の機能(値上げに見合うか判断)
iCloud+は単なるストレージ拡張ではなく、Apple独自のプライバシー機能がセットになったサブスクです。値上げに見合うかは、これらの機能をどれだけ使っているかで判断が変わります。
iCloudプライベートリレー
Safariで閲覧する通信を2つの中継サーバー経由で暗号化し、Webサイト側からIPアドレスや位置情報を見えなくします。VPNほど厳密ではありませんが、追加料金なしの簡易VPN代替として使えます(Apple公式 解説)。
メールを非公開(Hide My Email)
使い捨てのランダムメールアドレス(@icloud.com)を作成し、本来のメールアドレスを公開せずにサービス登録ができます。スパムメール対策として有効です。
カスタムメールドメイン
独自ドメイン(例: yourname.com)を使ったメールアドレスをiCloud Mailで送受信できます。1つのドメインで最大3アドレス、最大5ドメインまで設定可能です。
HomeKitセキュアビデオ
対応する防犯カメラ・インターホンの映像を暗号化してiCloudに保存できます。録画ストレージはiCloud容量を消費せず、保存日数も10日間付与されます。接続できるカメラは、50GBで1台、200GBで5台まで、2TB以上は台数無制限です。
プライベートリレーやメールを非公開を実際に使っている方にとって、月¥180〜の50GBプランはVPNやエイリアスメールサービスの単独契約より明らかに安い水準です。容量だけで判断せず、機能の利用状況も合わせて見直してみてください。
よくある質問(FAQ)
iOSのアップデート自体で料金は変わりません。新料金になるのは、Appleの「サブスクリプション料金の改定」通知に書かれた日以降の請求からです。アップデートの有無とは関係ありません。
2026年7月に値上げされたと報じられています(個人プラン¥1,200→¥1,350、ファミリープラン¥1,980→¥2,500)。単体契約とどちらが得かは、最新の料金で比べてください。
iCloud+ストレージプランの料金を支払うのは、プランを契約しているファミリーオーガナイザー1人です。メンバー側に追加料金は発生しません。ただし、容量はメンバー全員の合計で使うため、誰か1人が大容量を消費すると全員の同期に影響することがあります。
Appleから届く「サブスクリプション料金の改定」通知に書かれた日以降の請求からです。適用日は契約日で異なり、200GBの報道例では2026年9月2日以降でした。自分の適用日は、通知か、設定アプリの「サブスクリプション」で確認できます。
Appleからの料金変更通知は、設定アプリ内のApple ID・サブスクリプション画面と、Apple IDに登録したメールアドレスに送られます。「iCloudストレージの更新が必要です」「支払い情報を更新してください」という不審なメール・SMSはほぼ詐欺(フィッシング)です。リンクは踏まず、必ず設定アプリ内の正規画面で確認してください。
ダウングレードを申し込んだ時点では、まだ容量制限はかかりません。現在の請求期間が終わるまでは旧プランの容量がそのまま使えます。請求期間が切り替わるタイミングで新しい容量に変わるため、その前に超過分のデータを整理しておきましょう。
まとめ|iCloud+値上げと向き合う最適解
この記事のポイント
- 日本のiCloud+は2026年7月17日に約20%値上げ。現行は50GB¥180/200GB¥540/2TB¥1,800/6TB¥5,500/12TB¥11,000
- 既存契約者は、Appleの改定通知に書かれた日以降の請求から新料金。適用日は契約日で異なる
- 節約対策は ①容量見直し → ②ダウングレード → ③解約 or 他社移行 の順で検討
- 容量単価ではGoogle One 2TBが安いが、iPhoneユーザーは利便性とプライベートリレー等の機能を含めて判断
- ファミリー共有でまとめれば、複数人が個別に契約するより安く済む
iCloud+の値上げは1回あたりでは大きな金額ではありませんが、サブスクは「気づかないうちに増えていく」のが厄介な点です。値上げに気づくためには、月々の請求やプラン状況を定期的に見直す習慣が一番の防御策になります。
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