「地下鉄が値上げした」というニュースを見て気になっている方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、2026年5月現在、札幌市営地下鉄の値上げは行われていません。2024年12月に値上げしたのは市電(路面電車)であり、地下鉄とは別の交通機関です。この記事では、現在の地下鉄運賃・過去の値上げ経緯・節約術まで、札幌地下鉄のお金まわりをまとめて解説します。

結論
札幌市営地下鉄、2026年5月時点で値上げなし

直近の運賃改定は2019年10月1日(消費税増税対応)。現行運賃は初乗り(1〜3km)210円から。2024年12月に値上げしたのは市電(路面電車)であり、地下鉄は対象外です。経営状況も2年連続100億円超の黒字で、現時点で値上げの予定はありません。

【最新情報】札幌市営地下鉄は値上げした?(2026年5月)

結論として、2026年5月現在、札幌市営地下鉄に運賃値上げはありません。現在適用されている運賃は、2019年10月1日に消費税増税(8%→10%)に合わせて改定されたもので、それ以来変更されていません。

「地下鉄が値上げした」という情報が広まった背景には、2024年12月1日の市電(路面電車)の値上げがあります。地下鉄と市電はどちらも札幌市の公共交通機関ですが、運営主体が異なる別々の乗り物です。地下鉄は札幌市交通局が運営しており、2024年12月の値上げとは無関係です。

また、2026年5月時点で、札幌市交通局の公式サイトにも地下鉄の値上げに関する発表は一切ありません。通勤・通学で地下鉄を利用している方はご安心ください。

💡 なぜ黒字なのに値上げという噂が?

市電の値上げニュースが広まった際に、「地下鉄も値上げ?」という情報が混在したことが原因とみられます。地下鉄は令和6年度(2024年度)も2年連続で100億円を超える黒字を記録しており、経営的に値上げが迫られている状況ではありません。

現在の運賃一覧|区間別・定期券の料金

札幌市営地下鉄は、乗車距離に応じた対キロ区間制の運賃体系を採用しています。きっぷもICカード(SAPICA等)も同額です。

区間別の運賃(大人・2019年10月1日〜)

距離運賃(きっぷ・SAPICA共通)
1区(初乗り)1〜3km210円
(2)区4〜5km250円
2区6〜7km250円
3区8〜11km290円
4区12〜15km330円
5区16〜19km360円
6区(最長)20〜21km380円

子どもの運賃は大人の半額(10円未満切り捨て)です。なお、障害者手帳をお持ちの方は福祉割引SAPICAを使うことで割引料金が適用されます。

定期券の種類と購入方法

定期券は以下の5種類から選べます。いずれも1ヶ月・3ヶ月の2期間で販売されており、6ヶ月定期券はありません。具体的な料金は区間によって異なるため、公式の料金検索ツールでご確認ください。

定期券の種類購入できる方
通勤定期券どなたでも
通学定期券(大人)中学・高校・大学生等
通学定期券(こども)小学生
三角定期券乗継の多いルート向け
全線定期券南北・東西・東豊の全線が乗り放題

SAPICA定期券にすると、定期区間外の乗り越し分を自動精算できるため便利です。購入は地下鉄各駅の緑色の券売機または定期券発売所で行えます。

直近の値上げはいつ?2019年10月改定の経緯

札幌市営地下鉄が直近に運賃を改定したのは、2019年10月1日(消費税8%→10%への増税対応)です。このとき、全区間で一律に値上げしたわけではなく、一部の区間のみ10円引き上げられました。

2019年10月改定前後の比較

改定前(〜2019年9月)改定後(2019年10月〜)差額
1区(1〜3km)200円210円+10円
(2)区(4〜5km)250円250円据え置き
2区(6〜7km)250円250円据え置き
3区(8〜11km)290円290円据え置き
4区(12〜15km)320円330円+10円
5区(16〜19km)350円360円+10円
6区(20〜21km)370円380円+10円

値上げがあったのは1区・4〜6区の4区分のみで、中間距離の(2)区・2区・3区は据え置きでした。また、ドニチカキップや1日乗車券は当時も値上げの対象外でした。改定による増収は全体で約1.8%と小幅なものでした。

過去の主な運賃改定の歴史

実は初乗り運賃が「200円」になったのは1997年(消費税5%への増税対応)のことで、そこから2019年の10%増税まで22年間、初乗り200円が続いていました。2014年に消費税が8%になったときも、地下鉄の初乗りは据え置かれています。長期間ほぼ変わっていない運賃体系であることがわかりますね。

改定日主な理由初乗り(1〜3km)
1971年12月16日地下鉄開業30円
1992年4月1日運賃改定180円
1997年4月1日消費税5%対応200円
2014年4月1日消費税8%対応200円(据え置き)
2019年10月1日消費税10%対応210円(現行)

出典: 時刻表の達人「札幌市地下鉄運賃変遷」より主要改定を抜粋

【注意】市電(路面電車)の値上げと混同していませんか?

「札幌で交通機関が値上げした」という情報の出どころは、2024年12月1日の市電(路面電車)の値上げです。地下鉄ではありません。二つの違いをきちんと確認しておきましょう。

地下鉄
札幌市営地下鉄
運営主体
札幌市交通局
直近の値上げ
2019年10月(消費税対応)
2024年の値上げ
なし
路線
南北線・東西線・東豊線
市電
路面電車(市電)
運営主体
一般財団法人
札幌市交通事業振興公社
直近の値上げ
2024年12月1日
改定内容
200円 → 230円(+30円)
路線
山鼻西線・山鼻線・都心線

地下鉄と市電は、駅が隣接していたり乗り継ぎ割引があったりするため「同じもの」と思われがちですが、運営する法人がまったく異なります。市電を運営するのは一般財団法人札幌市交通事業振興公社(令和2年4月より)であり、札幌市交通局(地下鉄)とは別組織です。そのため、市電が値上げしても地下鉄の運賃には影響しません。

⚠ 市電をよく使う方へ

市電の現行運賃は大人230円(2024年12月1日〜)です。地下鉄からの乗り継ぎ割引もありますので、詳細は公社の公式サイトでご確認ください。

将来、地下鉄の値上げはある?経営状況と今後の見通し

「いつか値上げするのでは」と気になっている方も多いでしょう。現時点(2026年5月)の情報から、見通しを整理します。

経営状況:2年連続で100億円超の黒字

令和6年度(2024年度)の決算で、札幌市営地下鉄は2年連続100億円を超える黒字(104億3百万円/税抜)を計上しています。コロナ禍の乗客回復や運営コストの管理が奏功した形です。

黒字経営が続いている間は、値上げの必要性は低いと考えられます。現時点で市交通局からの値上げに関する発表はなく、公式サイトの新着情報にも値上げのお知らせは掲載されていません。

注意すべき点:2028年度の黒字予想が下方修正

一方で、2028年度の黒字見通しは従来計画から下方修正され、37億円の見込みとなっています。将来的な経営圧縮が懸念される中、中長期的には値上げの可能性がゼロとは言えません。

✅ 今のうちに節約術を活用しておきましょう

値上げがあるとしても当分は先の話です。ただ、SAPICA・ドニチカキップ・定期券を上手に組み合わせれば、現行運賃でも交通費をかなり抑えられます。次のセクションで詳しく解説します。

交通費を節約するコツ|SAPICA・ドニチカキップ・1日乗車券

地下鉄を賢く使えば、交通費をグッと抑えることができます。特に毎日通勤・通学で使う方にとっては見逃せないポイントです。

①SAPICAで乗るたびにポイントが貯まる

SAPICA(札幌のICカード)を使って地下鉄に乗ると、乗車料金の3%がSAPICAポイントとして自動付与されます(1円未満切り捨て、1ポイント=1円換算)。例えば、1区(210円)の乗車でも6ポイント貯まり、貯まったポイントは次回の乗車代に自動的に充当されます。

登録や特別な手続きは不要で、改札でカードをタッチするだけでポイントが貯まるのが便利なところです。毎日通勤で使えば、年間で数千円分のポイントが貯まる計算になります。

②ドニチカキップで土日祝はお得に

「ドニチカキップ」は、土曜・日曜・祝日および年末年始(12月29日〜1月3日)限定で使える地下鉄専用1日乗車券です。大人520円、こども260円で、その日1日何度でも地下鉄に乗り放題になります。

乗車パターン普通に乗った場合ドニチカキップ節約額
3区を往復(地下鉄2回)290円×2 = 580円520円60円お得
1区を3回乗車210円×3 = 630円520円110円お得
外出で地下鉄を4回以上利用840円〜520円320円以上お得

購入は地下鉄駅の券売機で現金のみ対応しています(SAPICA等のICカード・クレジットカードは使えません)。なお、2025年3月26日からはクレジットカードのタッチ決済でも土日祝に1日520円で乗り放題になりました。手持ちの対応クレカをお持ちの方はぜひ活用してみてください。

③地下鉄専用1日乗車券(平日も使える)

平日に複数回地下鉄を使う予定がある方には、地下鉄専用1日乗車券(大人830円、こども420円)が便利です。ドニチカキップより割高ですが、平日でも使えるのが利点です。地下鉄に5回以上乗る用事があるときなどに検討してみましょう。

よくある質問(FAQ)

  • 札幌市営地下鉄は2024年に値上げしましたか?

    いいえ、2024年に地下鉄は値上げしていません。2024年12月1日に値上げしたのは市電(路面電車)であり、地下鉄とは別の交通機関・別の運営主体です。地下鉄は現在も2019年10月改定の運賃を適用しています。

  • 札幌地下鉄の最後の値上げはいつですか?

    2019年10月1日が直近の改定日です。消費税が8%から10%に増税されたタイミングに合わせて、1区・4区・5区・6区の運賃が各10円引き上げられました。(2)区・2区・3区は据え置きでした。

  • SAPICAときっぷで料金は違いますか?

    基本運賃はきっぷもICカード(SAPICA)も同額です。ただし、SAPICAは乗車料金の3%がポイントとして自動付与され(1ポイント=1円換算)、次回の乗車代に充当されます。Kitaca・Suica等の全国交通系ICカードも同様に利用できますが、SAPICAポイントは貯まりません。

  • 将来、地下鉄は値上げしますか?

    2026年5月時点では値上げの予定は発表されていません。令和6年度は2年連続で100億円超の黒字を計上しており、現時点では値上げが迫られている状況ではありません。ただし、2028年度の黒字見通しが下方修正されているため、中長期的な動向には引き続き注目が必要です。

📋 この記事のまとめ

  • 2026年5月現在、札幌市営地下鉄の値上げはなし。直近の改定は2019年10月
  • 現行初乗り(1〜3km)は210円。きっぷもICカードも同額
  • 2024年12月の値上げは市電(路面電車)のみ。地下鉄とは別運営
  • 経営は2年連続100億円超黒字。現時点で値上げ予定の発表なし
  • SAPICAで3%ポイント還元。土日祝はドニチカキップ(520円)が断然お得

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