「東武バスが値上げ」というニュースを耳にして、いつから・いくら上がるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。2026年3月28日から実施された今回の改定では、埼玉県内の初乗り運賃が200円から220円に値上がりしました。定期券にどう影響するか、買いなおしは必要かなど、利用者が知っておきたいポイントをまとめて解説します。

結論
東武バスは2026年3月28日から値上がり。初乗り200円→220円

東武バスセントラル・東武バスウエストは、2026年3月28日(土)より埼玉県内全路線の運賃を改定しました。初乗りは200円から220円へ20円の値上げ。区間によっては最大130円程度の値上げとなります。通勤・通学定期の割引率は変わりませんが、片道運賃の上昇に連動して定期代も値上がりします。

東武バスの値上げはいつから?対象路線を確認

2026年3月28日(土)始発から実施済み

東武バスグループの東武バスセントラル株式会社と東武バスウエスト株式会社は、2025年12月15日に埼玉県内の路線バス運賃の上限変更認可申請を関東運輸局に提出しました。2026年3月3日に国土交通省から認可を受け、2026年3月28日(土)の始発から新しい運賃が適用されています。

今回の改定はすでに実施済みです。バスに乗っていて「あれ、高くなった?」と感じた方は、この改定が原因かもしれません。

東武バスセントラル・ウエストの埼玉県内全路線が対象

今回の値上げ対象となっているのは、東武バスセントラル・東武バスウエストが運行する埼玉県内の乗合バス路線全線です。草加市・八潮市・越谷市・春日部市・さいたま市などの路線が広く含まれます。

東京都内・千葉県内は別の時期に改定済み東京都内は2025年8月2日、千葉県内も同日に運賃改定が実施されています(東武バスセントラルのみ)。今回の3月28日改定は埼玉県内に限ったものです。

新運賃はいくら?初乗り・区間別の変化

初乗り運賃は200円→220円(20円値上げ)

最も基本となる初乗り運賃は、200円から220円へ20円の値上げです。1日に何度も利用する方にとっては積み重なる出費になりますね。

区間によっては20円よりも大きい値上げとなる区間もあります。具体的な区間別の運賃は、東武バスの運賃・距離証明書発行サービスで日付を「2026年3月28日以降」に設定することで確認できます。

全体の値上げ率はセントラルとウエストで異なる

今回の運賃改定における全体の値上げ率は、東武バスセントラルが約8.89%、東武バスウエストが約13.95%となっています。初乗りはどちらも同じ20円値上げですが、エリアや区間によって値上げ幅に差があるため、ウエスト(主に川越・坂戸・鶴ヶ島方面)の利用者は影響がやや大きくなる場合があります。

主要区間の運賃変化(例)

参考として、利用者の多い草加駅東口〜八潮駅北口間の片道運賃を見てみましょう。

区間 改定前 改定後 差額
初乗り(全路線共通) 200円 220円 +20円
草加駅東口〜八潮駅北口 280円 310円 +30円
区間によっては最大 +130円程度

ご自身が利用する区間の運賃は、東武バスの公式ウェブサイトで確認するのが確実です。

定期代はいくら上がる?通勤・通学定期への影響

割引率は変わらないが定期代は値上がりする

通勤定期・通学定期の割引率そのものは変わりません。ただし、計算の元となる片道運賃が上がるため、結果として定期代も値上がりします。更新のタイミングで「なんか高くなった」と感じるはずです。

具体的な変化例を見てみましょう。

区間・種類 改定前(1ヶ月) 改定後(1ヶ月) 差額
通勤定期(一般的な区間の例) 9,000円 9,900円 +900円
草加駅東口〜八潮駅北口(通勤1ヶ月) 12,600円 13,950円 +1,350円

月1,000円前後の増額に見えますが、年間で換算すると1万〜1万6千円以上の差になることもあります。たとえば草加〜八潮の通勤定期なら月1,350円の増額×12ヶ月=年間約16,200円の負担増です。家計への影響は小さくありませんね。

注意:3ヶ月・6ヶ月定期の詳細は公式サイトで確認を各区間の3ヶ月・6ヶ月定期の具体的な金額は、東武バスの金額式IC定期券のページまたは公式窓口でご確認ください。

通学定期への影響

通学定期についても、通勤定期と同様に割引率は変わらず、片道運賃の値上がりに連動して定期代が上昇します。お子さんの通学費を把握している保護者の方は、次回更新時の金額をあらかじめ確認しておくと安心です。

ラブリーパス(65歳以上)は価格据え置き

65歳以上の高齢者向けお得なパス「ラブリーパス」は、今回の運賃改定でも価格が据え置きとなっています。シニアの方にとってはひとつ安心できる情報です。

定期券の買いなおしはどうする?手続き方法と期間

買いなおし期間は2026年3月14日〜8月31日

改定前の運賃で購入済みの金額式IC定期券は、会社都合の変更扱いとして、手数料なし・日割り計算で払い戻しのうえ買いなおしができます。

買いなおし期間:2026年3月14日(土)〜2026年8月31日(月)この期間を過ぎると通常の払い戻し扱いとなるため、早めに手続きをしておきましょう。

なお、「学生いちねん定期券」は買いなおし・払戻しの対象外です。

また、790円以上の定期券は2026年3月28日以降の発売となっています。

窓口での手続き方法

窓口で買いなおす場合の手順は以下のとおりです。

  • 1
    申請書を事前に印刷・記入する

    東武バス公式サイトで買いなおし・払戻し申請書をダウンロードし、事前に記入して持参すると窓口がスムーズです。

  • 2
    本人確認書類を用意する

    運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証などの本人確認書類が必要です。忘れずに持参しましょう。

  • 3
    取扱窓口に持参する

    運賃改定に対応している窓口の一覧は東武バス公式サイトで確認できます。改定日前後は大変混雑が予想されるため、早めの来訪がおすすめです。

モバイルPASMOはアプリ上で自己手続き

モバイルPASMOを利用している方は、窓口での手続きはできません。モバイルPASMOのアプリ上でご自身で手続きしていただく必要があります。詳しい手順はモバイルPASMOサポートページをご参照ください。

東武バスが値上げした理由と背景

運転士不足とコスト増が主な原因

東武バスが値上げに踏み切った主な理由は、バス事業を取り巻く厳しい経営環境です。東武バスは申請理由として、以下を挙げています。

  • 運転士不足への対応:処遇改善のための人件費増加
  • 安全対策・設備投資:安全管理にかかるコストの増加
  • 車両更新・環境対策:老朽化した車両の更新費用
  • 燃料費・物価高:電気代や燃料費の高騰
  • 少子高齢化・コロナ後の利用者減少:収益基盤の縮小

地域の足を守るためには、これらのコスト増に対応した運賃改定が必要な状況です。「値上げはつらい」と感じる方も多いと思いますが、バスを維持するための苦渋の決断と言えるでしょう。

全国的なバス値上げの流れ

こうした値上げは東武バスだけの話ではありません。関東をはじめ全国各地のバス会社が相次いで運賃改定を実施しています。

電車も例外ではなく、2026年3月にJR東日本や西武鉄道など多くの路線が値上げを実施しました。交通費全体が上昇傾向にある中、月ごとの交通費をあらためて見直す機会かもしれません。

東武バスの値上げ推移(過去の改定履歴)

「また値上がりした」と感じている方も多いかもしれません。東武バスの近年の運賃改定の流れを振り返ってみましょう。

改定日 対象エリア 主な変化
〜1997年 最後の改定(26年間据え置き)
2023年7月22日 埼玉県内 初乗り 180円→200円(+20円)26年ぶりの改定
2025年8月2日 東京都内・千葉県内 東京均一 230円→250円、千葉初乗り 170円→200円(セントラルのみ)
2026年3月28日 埼玉県内 初乗り 200円→220円(+20円)今回の改定

2023年の改定では「1997年以来26年ぶり」と話題になりましたが、その後もバス事業を取り巻く経営環境の悪化は続き、わずか3年で再び改定となりました。今後もコスト状況によっては追加の改定が行われる可能性があります。

値上がり情報をプライシーでチェックプライシー(スマホアプリ)では、生活関連の価格情報や値上げ動向をまとめて確認できます。身の回りの値上がりをまとめて把握したい方にぴったりです。

まとめ

東武バス値上げのポイントを確認

  • 2026年3月28日(土)始発から埼玉県内全路線で値上げ実施済み
  • 初乗り運賃は200円→220円に。区間により最大130円程度の値上げ
  • 通勤・通学定期の割引率は変わらないが、片道運賃上昇に伴い定期代も値上がり
  • ラブリーパス(65歳以上)は価格据え置き
  • 定期券の買いなおし期間は2026年3月14日〜8月31日(学生いちねん定期券は対象外)
  • 窓口手続きは本人確認書類が必要。モバイルPASMOはアプリ上で手続きを

値上がり情報をまとめてチェック

東武バスに限らず、食品・光熱費・交通費など身近な値上がり情報をプライシーアプリでまとめて確認できます。スマートフォン(iOS/Android)で無料でご利用いただけます。

プライシーアプリを見る

よくある質問

東武バスの値上げはいつから実施されましたか?

2026年3月28日(土)の始発から、東武バスセントラル・東武バスウエストの埼玉県内全路線で運賃改定が実施されました。

初乗り運賃はいくらになりましたか?

埼玉県内の初乗り運賃は200円から220円に値上がりしました(20円値上げ)。区間によっては最大130円程度の値上げとなる区間もあります。ご利用区間の詳細は東武バス公式サイトの運賃検索でご確認ください。

定期券はそのまま使えますか?

有効期間内の金額式IC定期券はそのまま使えますが、改定後は差額分がICカードの残額から精算されます。割引率自体は変わりませんが、次回更新時は新しい運賃をもとに定期代が算出されます。現在の運賃よりも高くなりますのでご注意ください。

学生いちねん定期券の買いなおしはできますか?

「学生いちねん定期券」は、今回の運賃改定に伴う買いなおし・払戻しの対象外となっています。詳しくは東武バスの窓口またはサポートページでご確認ください。

ラブリーパスの値段は変わりますか?

ラブリーパス(65歳以上向けの定期券)は今回の運賃改定でも価格が据え置きとなっています。