「かつやがまた値上げした」というニュースを目にして、結局カツ丼はいくらになったのか、なぜこんなに値上げが続くのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事ではプライシー編集部が、直近の2025年10月10日の公式価格改定を一次情報で押さえつつ、看板メニュー「カツ丼(梅)」の長期価格推移、値上げが続く理由、そして値上げを実質チャラにできるクーポンの使い方までまとめました。
かつやの値上げはいつから?2025年10月10日の最新改定
直近の値上げは2025年10月10日(金)から実施されています。前回の2025年3月7日改定では「カツ丼(梅)」が据え置かれていましたが、今回はその看板メニューも値上げの対象になりました。公式リリースから主な商品の改定内容を表にまとめます。
| 商品名 | 変更前(税込) | 変更後(税込) | 差額 |
|---|---|---|---|
| カツ丼(梅) | 649円 | 682円 | +33円 |
| ソースカツ丼(梅) | 649円 | 682円 | +33円 |
| カツ丼(竹) | 836円 | 869円 | +33円 |
| カツカレー(梅) | 858円 | 869円 | +11円 |
| ロースカツ定食 | 869円 | 913円 | +44円 |
| ヒレカツ定食 | 1,012円 | 1,056円 | +44円 |
| とん汁定食(ロースカツ) | 869円 | 913円 | +44円 |
値上げ幅は定食類で +44円と大きめ、丼類で +33円という構図です。ヒレカツ定食はとうとう税込1,056円になり、「とんかつ専門店としては手頃」と言われたかつやのワンコイン感は薄れつつあります。
テイクアウトや券売機店舗は価格が違うので注意
公式リリースには「テイクアウトは税率が8%」「券売機設置店舗やデリバリーサービスでは価格が異なります」と明記されています。かつやは税抜価格を店内・持ち帰り共通で設定しているため、カツ丼(梅)の場合は 店内 税込682円(税率10%)/ テイクアウト 税込約670円相当(税率8%) という関係になります(端数処理で多少前後する可能性があります)。
また、持ち帰り専用の「お弁当メニュー」はとん汁が付かないなど構成自体が異なるため、店内のセットメニューとは別の価格表が用意されています。Uber Eatsや出前館経由の注文は店内価格よりさらに高めに設定されているのが一般的なので、利用前に注文画面で確認しておくと安心です。
カツ丼(梅)の値段はいくらに?過去からの価格推移
かつやの看板メニュー「カツ丼(梅)」は、2022年7月の値上げを皮切りに、ほぼ半年〜1年に一度のペースで価格改定が続いています。プライシー編集部で公式リリースとニュース報道を突き合わせて整理した推移は以下の通りです。
| 時期 | 税抜 | 税込 | 前回からの変動 |
|---|---|---|---|
| 〜2022年7月21日 | 490円 | 539円 | 基準 |
| 2022年7月22日〜 | 520円 | 572円 | +33円 |
| 2023年6月9日〜 | 540円 | 594円 | +22円 |
| 2024年3月8日〜 | 560円 | 616円 | +22円 |
| 2024年10月18日〜 | 590円 | 649円 | +33円 |
| 2025年3月7日〜 | 590円 | 649円 | 据え置き |
| 2025年10月10日〜 | 620円 | 682円 | +33円 |
2022年7月の税込539円から比較すると、わずか3年強でカツ丼(梅)は税込で約143円、率にして26.5%の上昇です。「ワンコイン(500円)でカツ丼が食べられる」というかつやのイメージは、紙の100円割引券を使わない限り完全に過去のものになったと言ってよさそうですね。
かつやはなぜ値上げを続ける?主な理由
かつやの公式リリースでは、値上げのたびにほぼ共通した理由が挙げられています。とくに2025年10月の改定では、これまでの「原材料価格高騰」に加えて「米の価格をはじめとした」という具体表現が初めて加わったのが大きな変化です。
米の価格高騰がついに公式アナウンスで明示
これまでの公式リリースでは「原材料」とまとめられていた表現が、2025年10月の改定では「米の価格をはじめとした原材料価格の高騰」と明示されました。長らく据え置かれていた「カツ丼(梅)」が値上げされたタイミングと一致しており、丼ものの主役である米のコスト上昇が直接の引き金になったと読み取れます。
原材料費(豚肉・卵)の高騰
とんかつ専門店であるかつやにとって、豚肉とパン粉、揚げ油は欠かせない原材料です。世界的な食料需要の拡大や為替変動、円安基調が長期化していることから、輸入豚肉・国産豚肉のいずれもコスト上昇が続いています。「カツ丼」を構成する卵についても飼料高や鶏卵相場の不安定さが響いており、トータルでの原価上昇は避けにくい状況です。かつやは国内約500店舗、グループ全体で約790店舗を展開する大規模チェーンのため、わずかな原材料価格の変動でも全体への影響額は無視できない規模になります。
エネルギーコスト・物流費・人件費
店舗での揚げ調理に使う電気・ガス代、店舗まで食材を運ぶ物流費、そして接客・調理スタッフの人件費も、いずれも継続的に上昇しています。とくに「2024年問題」以降、物流費は価格改定の主要因として公式に挙げられる項目として定着しました。
外食業界全体の値上げトレンド
かつやだけが特別ではなく、外食チェーン全体で価格改定が連続しているのも事実です。牛丼・寿司・ファストフードなど、メインの主食を提供するチェーンはほぼ例外なく直近1〜2年で複数回の値上げを実施しています。
「外食全体が上がっている」と俯瞰すると、かつやが特別に値上げをしているわけではないと分かります。逆に言えば、しばらくは外食チェーン全体で「年に1〜2回値上げが当たり前」という状態が続く可能性が高いと考えておいたほうが安全です。
かつやの過去の値上げ履歴を一覧で確認
2022年以降のかつやの値上げを、公式リリースとニュース報道から時系列でまとめました。「どの回でどの商品が据え置きになったか」を見ると、かつや側の判断の傾向が読み取れます。
| 改定日 | 主な値上げ商品 | 据え置き商品 |
|---|---|---|
| 2022年7月22日 | カツ丼(梅)539→572円、ヒレカツ丼 759→825円、特カツ丼 715→759円、ロースカツ定食 759→792円 | (なし) |
| 2023年2月24日 | ヒレカツ丼など11〜44円値上げ | カツ丼(梅)・ソースカツ丼(梅) |
| 2023年6月9日 | カツ丼(梅)572→594円、特カツ丼 759→792円 | (なし) |
| 2024年3月8日 | カツ丼(梅)594→616円、ロースカツ定食 ほか | (なし) |
| 2024年10月18日 | カツ丼(梅)616→649円、カツカレー(梅)759→803円、ヒレカツ定食 924→968円 | (なし) |
| 2025年3月7日 | カツ丼(竹)803→836円、ヒレカツ定食 968→1,012円(初の1,000円超え) | カツ丼(梅)・ソースカツ丼(梅) |
| 2025年10月10日 | カツ丼(梅)649→682円、ロースカツ定食 869→913円、ヒレカツ定食 1,012→1,056円 | (なし、カツ丼梅も+33円) |
2023年2月と2025年3月の改定では「カツ丼(梅)」が据え置かれていました。これは「こだわりのとんかつをお手ごろな価格でご提供したく」と公式が説明していた通り、看板メニューだけは何としても据え置きたいという姿勢が見えていました。しかし2025年10月の改定では、その看板メニューも引き上げざるを得なくなり、かつやの「ワンコイン以下のカツ丼」というブランドポジションは事実上終了したと見ていいでしょう。
かつやの値上げ後もお得に食べる方法
「値上げが続くなら、もう行く回数を減らすしかないかな」と思っている方は、もう一手だけ試してみてください。かつやには値上げ後でも実質的な負担を抑えられる仕組みが複数あり、これらを併用するとカツ丼(梅)を税込582円(682円 −100円)相当で食べることも可能です。
かつや店内で500円以上の会計をすると次回使える100円割引券が配布されます。次回も500円以上注文すれば、また新しい割引券をもらえるので「無限ループ」で常に100円引きで食べられるのが最大の特徴です。
公式「かつやアプリ」では毎月100円割引券が10枚配布されています。紙の割引券と公式アプリの割引券のどちらを使うかは1会計につき1枚(併用は不可なケースが多いので店舗で確認)ですが、紙の割引券を切らしてしまった月もアプリ側でカバーできるのは安心ポイントです。
運営元のアークランズ(旧アークランドサービスホールディングス)の株主優待券(550円券)は2022年9月以降、100円割引券との併用が可能になりました。優待券は金券ショップでも流通しているので、頻繁にかつやを利用する方は組み合わせて使うと値上げ前の感覚で食べられます。
「次回も100円引きで食べたい」なら、まずは1回会計を500円以上にして紙の100円割引券を確保するのが基本戦略です。あとは紙の割引券を財布に常備しておけば、行くたびに新しい割引券が補充されるので、実質的な値上げ分を吸収しやすくなります。
かつやの値上げに関するよくある質問
店内飲食で税込682円(税抜620円)です。2025年10月10日の価格改定で、税込649円から682円に+33円値上げされました。テイクアウト(軽減税率8%)や券売機設置店舗、デリバリーでは別価格になります。
公式リリースでは、米の価格をはじめとした原材料価格の高騰、エネルギーコスト、物流費、人件費の上昇が理由として挙げられています。2025年10月改定では「米の価格」が初めて明示され、丼物の主役であるご飯のコスト上昇が直接の引き金になったと考えられます。
2023年2月と2025年3月の改定では、看板メニューの「カツ丼(梅)」「ソースカツ丼(梅)」が据え置かれていました。ただし2025年10月10日の改定ではこの2品も+33円値上げされ、現在は据え置きとなっている主要商品はありません。
公式は今後の値上げ予定は発表していません。ただし米価・原材料価格・物流費・人件費の上昇は外食業界全体で続いており、2022年以降は年1〜2回ペースで改定が行われています。今後も同様のペースで価格改定が行われる可能性は否定できないと考えておいたほうが現実的です。
はい、違います。店内飲食は税率10%、テイクアウトは軽減税率の8%が適用されるため、同じ商品でもテイクアウトの方が税込価格は安くなります。また、券売機設置店舗やUber Eats・出前館などのデリバリーサービスでは独自の価格設定となるため、利用前にメニュー画面で確認しておくと安心です。
紙の100円割引券は1会計1枚までですが、500円以上の会計をすると次回使える新しい割引券が配布されるので、来店のたびに新しい1枚を入手できる仕組みです。期限内であれば実質的に毎回100円引きで食べ続けられます。
まとめ:値上げ後もお得に食べるには100円割引券をフル活用
この記事のポイント
- 2025年10月10日からカツ丼(梅)は税込649円→682円(+33円)に値上げ。ロースカツ定食は913円、ヒレカツ定食は1,056円に
- カツ丼(梅)は2022年7月の539円から3年強で約143円(26.5%)上昇。「ワンコインカツ丼」のポジションは事実上終了
- 2025年10月の値上げ理由には、これまでなかった「米の価格」が初めて明示された
- 紙の100円割引券は500円以上の会計で再配布される無限ループ型。値上げ分を吸収する最も簡単な手段
- 公式アプリの100円割引券(毎月10枚配布)と株主優待券との組み合わせで、値上げ前と同等以下の負担も可能
かつやの値上げは2022年以降、ほぼ毎年1〜2回というペースで続いており、その都度カツ丼(梅)が据え置きになるかどうかが話題になってきました。2025年10月の改定ではついにそのカツ丼(梅)も値上げされ、外食チェーン全体の流れと足並みを揃える形になっています。本記事の情報は2026年5月17日時点でのものなので、次の改定情報が出たタイミングで価格表は再度ご確認ください。
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