「また値上げされた?」「広告まで入るなら解約しようかな」——Amazonプライムへの不満を感じている方は少なくないでしょう。実際、2023年8月24日に年会費4,900円→5,900円へ値上げされ、さらに2025年4月にはPrime Videoへの広告導入で「実質また値上げ」と話題になりました。この記事では、2026年5月時点の最新料金・値上げの経緯・本当にコスパが合うかどうかの判断基準まで、まとめて解説します。
年会費:5,900円(税込) / 月会費:600円(税込)学生向けPrime Student:年2,950円 / 月300円
※Prime Video広告なしで視聴したい場合は別途月額390円が必要です(2025年4月8日〜)
Amazonプライム 会費の値上げ歴史一覧(2007〜2026年)
アマゾン プライムは2007年の日本サービス開始以降、現在までに2回の会費値上げが行われています。さらに2025年にはPrime Videoの広告導入という形で「第3の実質値上げ」が実施されました。まずは値上げの流れを時系列で確認しましょう。
プライシー編集部メモ
2019年の第1回値上げから2023年の第2回値上げまで約4年かかりました。その後も2024年の送料無料基準変更、2025年の広告導入と、料金面での変化が続いています。「次の値上げはいつ?」と気になっている方も多いと思いますが、現時点(2026年5月)でAmazon公式から次回の値上げは発表されていません。
2023年8月の値上げ詳細(新旧料金比較)
2023年8月の会費改定で、月会費・年会費ともに引き上げられました。学生向けプランも同時に値上げされています。
通常プランの新旧料金比較
| プラン | 値上げ前(〜2023年8月) | 値上げ後(2023年8月〜) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 年間プラン | 4,900円/年 | 5,900円/年 | +1,000円 |
| 月間プラン | 500円/月 | 600円/月 | +100円 |
| Prime Student(年間) | 2,450円/年 | 2,950円/年 | +500円 |
| Prime Student(月間) | 250円/月 | 300円/月 | +50円 |
年間プランで計算すると、月換算で約492円です。月間プランの600円に比べて年間プランはかなりお得ですね。
既存会員への適用タイミング
既存会員はいつから新料金?
新規会員は2023年8月24日から新料金が適用されました。
すでに加入していた方は2023年9月24日以降の最初の更新日から新料金が適用されています。たとえば毎年1月1日に年間プランを更新していた方は、2024年1月1日の更新から5,900円になりました。
2025年4月:Prime Video広告で実質また値上げ?
2025年4月8日から、Prime Videoで映画やドラマを視聴する際に広告が表示されるようになりました。これまで通り広告なしで見るには月額+390円の「広告なしオプション」への加入が必要です。
広告なし維持の実際の負担
年払いで計算すると、基本料金5,900円 + 広告なしオプション4,680円 = 年間10,580円になります。2023年の値上げ前(4,900円)から比べると、広告なし維持で2.2倍近くの出費増になる計算です。
SNSや各メディアで「実質8割値上げ」と表現されているのはこれが理由です。元の年会費5,900円がベースなので80%増というのは若干誇張ですが、「同じ体験を維持するためのコストが上がった」という点では実質的な値上げと言えるでしょう。
Netflix・U-NEXTとの料金比較
| サービス | 月額料金 | 広告 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Amazonプライム(広告なし) | 990円/月(年払い換算:約880円) | なし | 配送特典・Prime Music等も含む |
| Amazonプライム(広告あり) | 600円/月 | あり | 動画以外の特典は同様 |
| Netflix スタンダード | 1,590円/月 | なし | 動画配信専門 |
| Netflix 広告付きスタンダード | 890円/月 | あり | 機能制限あり |
編集部の見方
広告なし維持で月990円になるAmazonプライムは、動画配信だけで比べるとNetflixスタンダード(1,590円)より割安です。ただし、Amazonプライムは送料無料・Prime Music・Amazon Photosなど動画以外の特典込みの価格であることも忘れずに。「動画しか見ない」という方は、より特化したサービスを検討する余地もあります。
なぜ値上げ?その背景と理由
Amazonは公式に値上げの理由を明示していませんが、「プライム関連プログラムの充実、デジタルコンテンツのセレクション拡大、配送スピードの向上を目指す」とコメントしています。専門家や業界メディアが指摘する主な背景は以下の通りです。
物流コストの上昇と2024年問題
2024年4月のいわゆる「2024年問題」では、トラックドライバーの時間外労働に上限が設定されました。これにより1日に運べる荷物の量が減少し、物流コストの上昇が各社に影響しています。当日配送・翌日配送を維持するための費用増大が、プライム会費の値上げ理由の一つとみられています。
デジタルコンテンツへの投資拡大
Prime Videoでは国内外のオリジナル作品への投資が拡大しており、Primeライブイベント(スポーツ中継等)なども展開されています。2019年の値上げ以来4年間、料金を据え置いてきたこともあり、2023年の値上げは「4年分のサービス拡充のコスト回収」という側面もあるでしょう。
海外と比べると日本のプライムは今でも格安
アメリカは年139ドル(約21,000円換算)、イギリスは年95ポンド(約15,000円換算)、ドイツは年89.90ユーロ(約13,000円換算)と、日本の5,900円は海外の半分以下の水準です。この価格差が続く限り、日本でさらなる値上げが来る可能性もゼロではありません。
海外のAmazonプライム料金との比較(2026年5月現在)
日本のプライム年会費は、主要国の中でも特に安い水準にあります。値上がりを感じている方も多いと思いますが、国際比較をすると日本の「割安感」は変わっていません。
| 国 | 年会費 | 月換算 |
|---|---|---|
| 🇺🇸 アメリカ | 年139ドル(約21,000円) | 約1,750円/月 |
| 🇬🇧 イギリス | 年95ポンド(約15,000円) | 約1,250円/月 |
| 🇩🇪 ドイツ | 年89.90ユーロ(約13,000円) | 約1,100円/月 |
| 🇯🇵 日本 | 年5,900円 | 約492円/月 |
※為替レートは執筆時点(2026年5月)の概算値です。最新レートによって変動します。
日本の月換算約492円は、アメリカ(約1,750円)の約3分の1以下の水準です。サービス内容はほぼ同等であることを考えると、まだまだコスパの高い価格帯と言えますよね。
値上げでもアマプラを継続すべき?コスパを具体的に検証
「値上がりしたし解約しようかな…」と思っている方のために、続けるべきか解約すべきかの判断基準をまとめました。
特典別のコスパ換算
年会費5,900円(月換算492円)の元を取れるかを、主な特典で試算してみましょう。
| 特典 | 単体利用の相場 | 年間換算の価値 |
|---|---|---|
| 通常配送料無料 | 通常460円/回 | 月1回で5,520円/年 |
| Prime Video(動画視聴) | 他社動画配信:600〜1,590円/月 | 7,200〜19,080円/年相当 |
| Prime Music | 他社音楽配信:880円/月〜 | 10,560円/年相当 |
| Amazon Photos(写真・無圧縮で無制限保存) | Google One 100GB:250円/月、2TB:1,300円/月 | 最大15,600円/年相当 |
| Prime Reading(電子書籍) | Kindle電子書籍:1冊400〜1,500円 | 月1冊でも4,800〜18,000円/年相当 |
「Amazon Photos」だけで年会費の元が取れる
見落とされがちですが、Amazon Photosは写真を無圧縮・容量無制限で保存できる唯一の主要クラウドサービスです。Googleフォトは2021年から高画質無制限保存が終了し、iCloudは月250円〜(50GB)・月1,300円〜(2TB)かかります。スマホに写真が溜まっている方は、Amazon Photosを活用するだけで年間数千〜1万5,000円以上のクラウド代が不要になります。年会費5,900円の元は写真保存だけで十分ペイできてしまうのです。
特典の一部だけでも利用していれば、年会費5,900円の元を取ることはそれほど難しくありません。「月1回以上Amazonで購入する」「Prime Videoを月に数本見る」、あるいは「スマホの写真をAmazon Photosで保存している」だけで、十分にコスパが合う水準です。
あなたはどちら?続ける or 解約の目安
- 月1回以上Amazonで買い物する
- Prime Videoを月4本以上見る
- Amazon Photosで写真を保存している
- Prime Musicを日常的に使っている
- プライムデーや感謝祭でお得に買い物したい
- 当日・翌日配送を頻繁に利用する
- ここ3ヶ月Amazonを使っていない
- 動画はNetflixやU-NEXTのみで十分
- Amazonでの購入が年数回以下
- 音楽はSpotify等の専門サービスのみ
- プライム特典を意識して使ったことがない
解約を検討している方へ
解約前に「最後1ヶ月、どれだけ特典を使ったか」を振り返ることをおすすめします。送料だけでも月1〜2回利用していれば、年会費分のコストは十分ペイできています。解約方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ:2026年5月現在のアマゾン プライム 料金と値上げ情報
この記事では、Amazonプライムの値上げ履歴から最新料金・対策まで解説しました。最後に要点を整理します。
まとめ
- 2026年5月現在の料金は年会費5,900円・月会費600円(2023年8月値上げ後)
- 日本での値上げは2回:2019年(3,900→4,900円)・2023年(4,900→5,900円)
- 2025年4月のPrime Video広告導入で広告なし維持は月990円(月払い)・年10,580円相当に
- 値上げ理由は公式未明示だが、物流コスト上昇・2024年問題・コンテンツ投資拡大が背景とされる
- 海外と比べると日本のプライムはまだ約3分の1以下の割安水準(米国は年139ドル)
- 月1回以上Amazonで買い物する・動画を4本以上見るなら年会費の元は取れるコスパ
値上がりが続くAmazonプライムですが、プライムデーや感謝祭などのセールを上手に活用すれば、年会費分を大きく上回るお得が生まれます。商品が本当に値下がりしているかはプライシーの価格チャートで確認することができますよ。
よくある質問
日本では2019年4月(年3,900円→4,900円)と2023年8月24日(年4,900円→5,900円)の2回値上げされています。さらに2025年4月8日からはPrime Videoに広告が導入され、従来通り広告なしで視聴するには月額+390円が必要になりました(実質的な値上げとされています)。
2026年5月時点で、年会費5,900円(税込)、月会費600円(税込)です。学生向けのPrime Studentは年会費2,950円・月会費300円です。Prime Videoを広告なしで見たい場合は別途月額390円のオプション料金が必要です。
月に1回以上Amazonで買い物する方、Prime Videoを月4本以上見る方は、年会費5,900円の元が十分に取れます。一方で、ここ数ヶ月Amazonをほとんど使っていない方や動画を見ない方は、解約を検討する余地があります。まずは過去3ヶ月の利用履歴を振り返ってみることをおすすめします。
2025年4月8日以降、Prime Videoの広告を非表示にするには月額390円の追加料金が必要です。月払いの場合は600円+390円=990円/月、年払いで利用している場合でも広告なしオプションは月額390円(年間4,680円)が別途かかります。
2026年5月現在、Amazon公式から次回の値上げは発表されていません。ただし、海外(米国年139ドル、英国年95ポンド等)と比べて日本の料金水準が大幅に低いことから、今後値上げの可能性はゼロではないと考えられています。公式発表が出た際には本記事を速報でアップデートします。
