マルタへの旅行や留学を検討しているとき、「物価は高い?安い?」というのが気になるところですよね。結論からいうと、マルタの物価は日本よりやや高め、ただしヨーロッパの中では比較的リーズナブルです。このページでは、食費・交通費・宿泊費などカテゴリ別の具体的な金額を、2026年5月現在のレート(1EUR≈183円)でお伝えします。

結論
マルタの物価、あなたの目的別まとめ
ヨーロッパの中では安い部類ですが、日本の物価感覚では「少し高い」と感じる場面も。目的別の目安をチェックしてみてください。
旅行者 食費・交通費は日本と同程度〜やや高め。1日の生活費は 約60〜150EUR(約11,000〜27,450円)
留学検討者 1ヶ月の生活費(住居込み)は 1,000〜1,500EUR(約18〜27万円)が目安。ロンドン留学の半分以下
ワーホリ検討者 2026年1月から日本との協定が発効。最低賃金は 週221.78EUR(時給約5.54EUR)。半年で4,600〜8,000EUR程度

マルタの物価は日本と比べて高い?安い?

マルタはヨーロッパの島国ですが、ロンドンやパリと比べると生活コストはかなり低めです。一方、日本と比較すると食費や外食費はやや高め、交通費は大幅に安めという印象になります。

特に旅行者が感じやすいのが「外食の高さ」です。カジュアルなランチで1人1,500〜3,000円程度かかることも。一方、バスが1回366円で2時間乗り放題というのは日本より圧倒的に安く、移動コストをうまく抑えられます。

ヨーロッパ各国との物価比較

Expatisanのデータ(world-avenue引用)をもとに、東京を基準(1)としたときのバレッタ(マルタ)との比較をご覧ください。

カテゴリ 東京(基準) バレッタ(マルタ) ロンドン(イギリス)
食費基準+11%(やや高め)+11%
家賃基準−6%(やや安め)+53%
衣服基準+55%(高い)+28%
交通費基準−35%(安い)+102%
医薬品・日用品基準±0%(ほぼ同等)+36%
エンタメ基準+8%(やや高め)+35%
総合基準−7%(やや安め)+55%

総合でみるとマルタは東京よりわずかに安め(−7%)。ロンドンが+55%であることと比べると、マルタがいかにコスパの良い欧州留学先かが伝わりますよね。

日本との比較まとめ

マルタの物価「高い・安い」ポイント

🔴 日本より高め:外食・衣服・エンタメ
🟢 日本より安め:交通費(バスが格安)・家賃(エリアによる)
🟡 ほぼ同じ:日用品・医薬品

衣服が+55%と高いのは、ほとんどが輸入品だからです。現地でファッション系の買い物をするのはコスパが悪く、日本から持参するほうがいいでしょう。

マルタの通貨とレート(2026年最新)

ユーロ換算レートの目安

マルタの通貨はユーロ(EUR)です。2026年5月現在、1EUR≈183円が目安となっています。

EUR円換算(1EUR=183円)
0.5EUR(50セント)約92円
1EUR約183円
5EUR約915円
10EUR約1,830円
50EUR約9,150円
100EUR約18,300円

ユーロ圏の国なので、スペインやフランスで使い残したユーロがあれば、そのままマルタでも使えます。複数の欧州国をまわる旅程にも便利ですね。

両替・クレジットカードのコツ

マルタではクレジットカードが広く使えます。小規模な売店やカフェでは現金のみの場合もありますが、ホテル・レストラン・スーパーは基本的にカード払いが可能です。

現地ATMの手数料に注意

空港や観光地のATMは手数料が高い場合があります。Wiseカードや海外手数料無料のクレジットカードを事前に用意しておくと安心です。現地両替所よりもレートが良いことが多いので、ぜひ検討してみてください。

食費の物価相場

外食・レストランの価格

マルタの外食は、日本と比べると「少し高め」と感じる方が多いようです。観光エリア(バレッタ・セントジュリアンズ)では価格が上がりやすく、地元民が通うエリアだと手頃なお店も見つかります。

メニューEUR日本円(目安)
カジュアルランチ(1人)5〜10EUR約915〜1,830円
レストランのランチ(1人)約17EUR約3,111円
パブでの夕食(2人)約38EUR約6,954円
イタリアンの夕食(2人)約67EUR約12,261円
マクドナルドのセット7.5EUR〜約1,373円〜

2人でレストランの夕食を楽しむと12,000円前後かかることも。旅行中の食費は日本より高めに見積もっておくと安心です。ただし、地元のストリートフードやカジュアルなパブランチは1,000円前後で食べられるものも多いです。

スーパーの食材価格

自炊や買い食いをうまく活用すれば、食費をかなり抑えられます。マルタには「Lidl(リドル)」「Pavi」「Smart Supermarket」などのスーパーがあり、留学生にも人気です。

食材EUR日本円(目安)
パスタ(1.8kg)約0.97EUR約178円
食パン(1斤)1.3EUR〜約238円〜
米(1kg)2EUR〜約366円〜
卵(15個)約2.5EUR約458円
鶏肉(1kg)7EUR〜約1,281円〜
牛肉(1kg)11EUR〜約2,013円〜
りんご(1kg)3EUR〜約549円〜
ワイン(ボトル)5EUR〜約915円〜
ビール(国産Cisk)1.3EUR〜約238円〜

パスタや卵などの主食系は安い一方、肉類は日本よりやや高め。「Lidl」は日本でいうコストコ的なポジションで、食材をまとめ買いするには特におすすめです。

カフェ・テイクアウト

カフェはマルタ人の生活に欠かせない文化。おしゃれなカフェでカプチーノを飲むと1.8〜2.57EUR(約330〜470円)ほどです。ミネラルウォーター500mlは1EUR〜(約183円〜)。コンビニ的なテイクアウト店はありませんが、パン屋さんやフード屋台が安くて使いやすいです。

交通費の物価相場

バス・フェリー(Tallinja Card)

マルタには電車がなく、公共交通機関はバスとフェリーがメインです。ただし、バスの料金は日本より圧倒的に安いのが嬉しいポイント。「Tallinja Card(タリーニャカード)」というICカードを使うと割安に乗れます。

交通手段EUR日本円(目安)
バス1回(夏季・2時間乗り放題)2EUR約366円
バス1回(冬季・2時間乗り放題)1.5EUR約275円
バス月額マンスリー26EUR〜約4,758円〜
月平均交通費(目安)30EUR約5,490円
フェリー(バレッタ〜スリーマ)1.5EUR約275円
フェリー(本島〜ゴゾ島)4.65EUR〜約851円〜

Tallinja Cardは2時間以内なら乗り継ぎも自由。長期滞在なら月額パスが断然お得です。1ヶ月30EUR(約5,490円)で移動できるのは、日本の定期代と比べてもかなりリーズナブルですよね。

タクシー・配車アプリ

タクシーの初乗りは10EUR〜(約1,830円〜)と割高です。マルタではUberは使えませんが、「eCab」や「Bolt」などの配車アプリが普及しています。観光地での移動は配車アプリを使うほうが、流しのタクシーよりも料金が明確で安心です。

宿泊・家賃の物価相場

ホテル(グレード別)

マルタのホテルはシーズンによって料金が大きく変わります。夏(6〜9月)はハイシーズンで、冬と比べて1.5〜2倍以上になることも。旅行を検討している方は、オフシーズン(10〜3月)に行くと宿泊費をかなり抑えられます。

ホテルタイプEUR(1泊)日本円(目安)
ホステル(ドミトリー)15EUR〜約2,745円〜
中級ホテル(シングル)45EUR〜約8,235円〜
高級ホテル200EUR〜約36,600円〜

長期家賃・シェアハウス

留学やワーホリで長期滞在する場合、シェアハウス(ルームシェア)が一般的です。語学学校が紹介してくれるホームステイもありますが、費用が高めになる分、生活サポートが充実しています。

住居タイプEUR(月額)日本円(目安)
シェアハウス(1室)400〜600EUR約73,200〜109,800円
郊外アパート1LDK(一人暮らし)600EUR〜約109,800円〜
都心アパート1LDK(バレッタ周辺)750EUR〜約137,250円〜

シェアハウスは月400〜600EUR(約7〜11万円)が相場。複数人でシェアすることで家賃を抑えつつ、友人もできて留学生活の充実度がアップします。一人暮らしはコストが一気に上がるため、特に初めての長期滞在ではシェアがおすすめです。

エリア別の家賃傾向

主要エリアの特徴

バレッタ(首都):観光地・文化施設が多く便利。家賃は高め。交通の便◎
スリーマ:ショッピング・外食が充実。留学生・若者に人気。家賃は中〜高め
セントジュリアンズ:ナイトライフが活発。語学学校が集中しているエリア
郊外(ムサ・モスタ等):家賃は安め。バスでの通学・通勤が必要

日用品・通信費・娯楽費の相場

スーパーの日用品

商品EUR日本円(目安)
シャンプー(330ml)2〜4EUR約366〜732円
トイレットペーパー(24個入り)5EUR〜約915円〜
歯ブラシ0.7EUR〜約128円〜
風邪薬約7EUR約1,281円
タバコ(1箱)5.09〜5.7EUR約932〜1,044円

日用品は日本とほぼ同水準。医薬品は日本よりやや高めの傾向があります。常備薬は日本から持参するのがおすすめです。

SIM・通信費

マルタでは現地SIMを購入するのが最もリーズナブルです。プリペイドSIM(28日間・3GBプラン)で15EUR〜(約2,745円〜)が目安。GO・Melita・Epicといった地元キャリアが利用できます。短期旅行であれば、日本で海外旅行用WiFiルーターをレンタルするのも便利です。

観光・娯楽費

映画1人分は6.5EUR(約1,190円)と日本の映画館と同じくらいの価格感です。マルタには世界遺産の遺跡や青の洞窟など観光スポットが充実していて、入場料は施設によってまちまち。首都バレッタの多くの通りは無料で楽しめます。

マルタ旅行・留学の生活費目安

旅行(1日・1週間の予算)

現地での生活費(食事・交通・観光)のみを想定した目安です。航空券や現地ホテル代は別途かかります。

旅行スタイル1日あたり(EUR)1日あたり(円)
節約派(自炊・ホステル利用)60EUR〜約10,980円〜
標準派(外食・中級ホテル)100〜150EUR約18,300〜27,450円

1週間旅行なら現地生活費だけで200EUR〜(約36,600円〜)が目安です。自炊・ホステルをうまく使えばこれより抑えられますが、観光地のレストランで毎食食べると思いのほか費用がかさむので注意してください。

短期留学(1ヶ月生活費)

語学学校への留学の場合、生活費(住居込み)に加えて学費がかかります。費目ごとの内訳を把握しておくと、予算計画が立てやすくなります。

費目節約プラン標準プラン日本円(標準)
語学学校 学費750EUR〜925EUR約169,275円
家賃(シェアハウス)400EUR500EUR約91,500円
食費(自炊中心)100EUR150EUR約27,450円
交通費(月額パス)26EUR30EUR約5,490円
日用品・通信費30EUR50EUR約9,150円
外食・娯楽50EUR100EUR約18,300円
合計(1ヶ月目安)約1,356EUR〜約1,755EUR約321,165円

学費込みで1ヶ月30〜35万円程度が現実的な予算です。ロンドン・オーストラリア留学と比べると半分以下になることも。「ヨーロッパで英語を学びたい」「コスパよく留学したい」という方にとって、マルタは欧州最安クラスの留学先と言えます。

節約プランのポイント

食費は「Lidl」などのディスカウントスーパーを活用すれば月100EUR(約18,300円)まで抑えられます。外食は週1〜2回に絞るだけでも大きな差が出ます。交通費は月額パス(26EUR〜)を使えば定額管理できます。

ワーホリ(2026年解禁)の生活費目安

2026年1月から日本とマルタのワーキングホリデー協定が発効しました。欧州の中では新しい選択肢として注目を集めています。

項目内容
最低賃金(週40時間)週221.78EUR(時給約5.54EUR)
平均月給約1,997EUR
半年費用目安(収入前)4,600〜8,000EUR(約84〜146万円)
1年費用目安(収入前)10,000〜15,000EUR(約183〜274万円)

ワーホリビザの最新条件は外務省で確認を

ワーキングホリデー制度は年齢制限・申請期間・就労条件が設けられています。出発前に必ず外務省や在日マルタ大使館の最新情報をご確認ください。

マルタ旅行の準備グッズ

マルタへ渡航する前に確認しておきたいのが「コンセントタイプと電圧」です。マルタのコンセントはBFタイプ(丸3穴)・230Vで、日本(100V・Aタイプ)とは異なります。スマホやPCは100〜240V対応が多いので変圧器は不要ですが、ドライヤーや電気ケトルは対応確認が必要です。プラグ変換アダプターは必須アイテムです。

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マルタで生活費を節約するコツ

節約ポイント まとめ

  • Tallinja Cardを活用する — バスの月額パスで交通費を月26EUR〜(約4,758円〜)に抑えられます
  • LidlやPaviで自炊する — 外食が日本より高めなので、自炊を取り入れるだけで食費は大きく変わります
  • シェアハウスを選ぶ — 一人暮らし(月750EUR〜)と比べて、シェアは月400EUR〜と約35%節約できます
  • オフシーズン(10〜3月)に渡航する — ハイシーズン(6〜9月)に比べてホテル代・航空券ともに大幅に安くなります
  • 現地SIMかポケットWiFiを用意する — ホテルのWiFiだけに頼らず、プリペイドSIM(月15EUR〜)を活用して通信費を計画的に管理しましょう

マルタは「観光エリアで散財しなければ、意外とリーズナブルに滞在できる国」です。バスと自炊をうまく組み合わせるのが、現地の留学生が実践する鉄板の節約スタイルです。

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よくある質問

総合的には日本(東京)とほぼ同水準〜わずかに安め(約7%安)です。ただし、外食や衣服は日本より高め、交通費は大幅に安めです。ヨーロッパの他の主要都市(ロンドン・パリ)と比べると、マルタの物価はかなりリーズナブルです。

外食中心なら1日20〜30EUR(約3,660〜5,490円)程度が目安です。自炊を組み合わせれば10EUR前後(約1,830円)まで抑えることも可能です。カジュアルなランチは5〜10EUR(約915〜1,830円)が相場です。

バスが主な公共交通機関で、1回(2時間乗り放題)が夏季2EUR・冬季1.5EUR(約275〜366円)です。Tallinja Cardの月額パスは26EUR〜(約4,758円〜)で、長期滞在ならこちらがお得です。なお、マルタに電車はありません。

シェアハウスで月400〜600EUR(約73,200〜109,800円)、一人暮らし(1LDK)だと郊外で600EUR〜、都心では750EUR〜(約109,800〜137,250円〜)が目安です。留学生や長期滞在者にはシェアハウスが費用・生活面ともにおすすめです。

現地の生活費(食事・交通・観光)のみで、節約派なら60EUR〜(約10,980円〜)、余裕を持って楽しむなら100〜150EUR(約18,300〜27,450円)が目安です。ホテル代・航空券は別途必要です。

語学学校の学費(月約925EUR)+生活費(住居・食費・交通込みで月約755EUR〜)を合わせると、1ヶ月で約1,680EUR〜(約30万円〜)が目安です。ロンドン・オーストラリアと比べて割安で、欧州の中でもコスパの良い留学先です。

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