「イギリスってどのくらい物価が高いの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。旅行や留学・移住を検討するなら、現地の物価感をあらかじめ把握しておくことがとても大切です。この記事では、2026年最新の為替レートをもとに、イギリスの物価を日本と項目別に徹底比較。旅行費用の目安から生活費シミュレーション、知って得する節約術まで詳しくご紹介します。

結論
イギリスの物価は日本より約1.5〜2倍高い

特にロンドンは外食・家賃・交通費が突出して高く、1ポンド=212円前後(2026年2月時点)の円安も重なり、日本人にとって割高感が大きい状況です。目的別の費用感はこちら。

旅行(4泊6日) 1人あたり 約29万円〜(航空券・宿泊・食費込み)
旅行(5泊7日) 1人あたり 約36万円〜(複数都市周遊の場合)
生活(ロンドン月次) フラットシェア+節約で 最低約22万円〜

イギリスの物価は日本と比べてどのくらい高い?

まず気になるのは、具体的にどのくらいの差があるかですよね。以下の表で、ロンドンと東京の物価を代表的な項目で比較してみましょう。為替レートは2026年2月時点の1ポンド=212円で計算しています。

項目 ロンドン(ポンド) ロンドン(円換算) 東京(円)
コーヒー1杯 3〜4ポンド 600〜850円 300〜400円
ランチ(一般レストラン・1人) 20ポンド前後 約4,240円 約1,200円
夕食(カジュアルレストラン) 30ポンド前後 約6,360円 約2,000〜3,000円
ビックマック 約5ポンド 約975円 約480円
ミネラルウォーター330ml 1.50ポンド前後 約318円 100〜150円
ビール500ml(外食) 約4ポンド 約800円 約400円
地下鉄1回(市内) 約3.5ポンド 約650円 180〜300円
1ベッドルーム家賃(都心部) 2,000ポンド以上/月 約42万円以上/月 約15〜18万円/月

円安の影響に注意!2026年時点でも円安傾向が続いており、1ポンド=210〜215円前後で推移しています。イギリスの現地価格が変わらなくても、日本からの旅行者には実質的な値上がりとして体感されます。予算を立てる際は1ポンド=215円程度で余裕を持って計算しておくとよいでしょう。

外食の差が特に大きく、ランチ1食でロンドンは東京の約3.5倍かかる計算です。「高いな」と感じるのは当然のことで、現地在住者も物価高を実感し続けているほどです。

スーパーの食材費は日本とほぼ同等!

「外食は高いのでは?」と不安になるかもしれませんが、スーパー(Tesco・Sainsbury's等)での食材費は実は日本と大差ありません。自炊を組み合わせることで、食費を大幅に抑えることができますよ。

※Tesco・Sainsbury's等の主要スーパー参考価格(2025〜2026年調査時点、1ポンド=212円換算)

食材 ロンドン(ポンド) ロンドン(円換算) 日本(円)
パン(1斤) 約1ポンド 約212円 約200円
牛乳(1リットル) 約0.90ポンド 約190円 約180円
卵(12個) 約2ポンド 約424円 約240円
鶏肉(1kg) 約5.50ポンド 約1,165円 約800円
米(1kg) 約1.20ポンド 約255円 約500円

パン・牛乳はほぼ同額、鶏肉は約1.5倍程度と、外食と比べると差がかなり小さいですよね。特に米は日本よりも安い場合もあります(イギリスではアジア系スーパーも多くあります)。留学や移住を検討している方は、自炊習慣が生活コストを大きく左右します。

なぜイギリスの物価は高い?主な3つの理由

「なぜこんなに高いの?」と疑問に思う方も多いはずです。イギリスの物価が高い背景には、主に3つの要因があります。

ブレクジット(EU離脱)による輸入コスト増加

2020年にEUを離脱したイギリスは、ヨーロッパからの食品・日用品の輸入に関税や手続きコストが発生するようになりました。これが食料品を中心に価格上昇を引き起こしており、スーパーの野菜や乳製品の値上がりにも影響しています。

インフレの長期化・エネルギー高騰

2022年以降、ロシアのウクライナ侵攻を機にエネルギー価格が高騰し、イギリスでは光熱費・食費・外食費が一斉に跳ね上がりました。Trading Economicsのデータによると、2026年3月のイギリスのインフレ率(前年比)は3.3%と、依然として高い水準にあります。また、パンデミック後の人手不足で人件費も上昇し、それがサービス価格(外食・交通・ホテル)に転嫁されています。

ポンドの強さと円安の組み合わせ

イギリスポンドは歴史的に強い通貨のひとつです。さらに近年の円安が重なり、日本円でロンドンの価格を見ると、より「高い」と感じやすい状況になっています。日本で1,000円で食べられるランチが、ロンドンでは20ポンド=約4,200円になるケースもあり、円換算で実質4倍以上の差がつくこともあります。

覚えておきたい:イギリスはユーロが使えませんイギリスはEUに加盟していないため、通貨はイギリスポンド(GBP)のみです。ユーロは受け付けてもらえないのでご注意を。旅行前に必ずポンドを用意しておきましょう。

1ポンドは何円?通貨・為替の基本情報

旅行の予算を立てる上で、為替レートの確認は欠かせません。最新のレートを確認しておきましょう。

基準日 レート(1ポンド) 5ポンドは? 20ポンドは?
2026年2月10日時点 約212円 約1,060円 約4,240円

為替レートは常に変動するため、旅行直前に必ず最新レートをご確認ください。円安傾向が続く場合、予算は1ポンド=215〜220円で計算しておくと安心です。

両替のコツ現地(ロンドン市内の銀行・両替所)でのレートが日本より有利な場合が多いです。空港の両替所は手数料が高めなので、市内で両替するか、クレジットカード・デビットカードで決済するのがおすすめです。イギリスではキャッシュレス決済が非常に普及しており、ほとんどの場所でカードが使えます。

なお、日本からイギリスへ短期旅行(6か月未満)をする場合、ビザは不要ですが、ETA(電子渡航認証)の取得が必要です。2025年1月8日から日本国籍者も対象となりました。申請費用は16ポンド(約3,400円)で、有効期間は2年間です。

ロンドンだけ高い?都市別の物価差を比較

「ロンドンだけ特別に高いの?」という疑問をよく耳にします。確かにロンドンは別格ですが、イギリス国内でも都市によって物価はかなり異なります。東京と地方都市の差と同じように、ロンドンは群を抜いて高いと思っておくとよいでしょう。

ロンドンの物価

首都ロンドンは、世界的に見ても物価が高い都市のひとつです。中心部(Zone 1)の1ベッドルームアパートの平均家賃は月2,264ポンド(約45万円)にのぼり、外食・交通費もイギリス国内でトップクラスです。

費目 ロンドン中心部(Zone 1) ロンドン郊外(Zone 3〜4)
1BR家賃(月額) 2,000ポンド超(約42万円超) 1,200〜1,500ポンド(約25〜32万円)
フラットシェア(月額) 900〜1,200ポンド(約19〜25万円) 700〜900ポンド(約15〜19万円)

物価が高い都市と安い都市

ロンドン以外にも物価の高い都市はいくつかありますが、イギリス北部に行くほど物価は比較的抑えられる傾向にあります。

物価が高い都市 物価が安い都市 安い都市の平均家賃目安
①ロンドン ①ダラム 650ポンド(約13万円)/月
②ブリストル ②ベルファスト
③ブライトン ③ニューカッスル
④オックスフォード ④スターリング
⑤ケンブリッジ ⑤カーディフ

ロンドンと地方の家賃差は実に3〜4倍になることも珍しくありません。留学先や移住先を選ぶ際は、都市の生活コストも比較検討してみてくださいね。

イギリス旅行にかかる費用シミュレーション

実際にイギリスを旅行するとどのくらいかかるのか、気になりますよね。以下は日本からイギリスへの旅行費用の目安です(SMBC信託銀行プレスティア、2026年2月10日時点の1ポンド=212円換算)。

4泊6日プラン(1都市集中)
29万円〜(1人)
ロンドン中心の観光に最適。ミュージカル・美術館・アフタヌーンティーを堪能するなら4泊がおすすめ
5泊7日プラン(複数都市周遊)
36万円〜(1人)
ロンドン+リバプール・コッツウォルズなど地方都市も回りたい方向け

費用項目別の内訳

費用項目 4泊6日の目安 5泊7日の目安 補足
ETA申請費 約3,400円 約3,400円 初回のみ。2年間有効
航空券(直行便・エコノミー往復) 15万円〜 15万円〜 経由便なら7万円〜と大幅に安い
宿泊費(ホテル、1人分) 6万円〜 9万円〜 スタンダードホテルで1泊2〜4万円が目安。格安ホテル・ユースホステルなら4,000〜17,000円/泊も可能
食費(昼・夜) 4万8,000円〜 7万2,000円〜 1日1万2,000円〜が目安
現地交通費 6,000円〜 1万9,000円〜 都市間移動はロンドン〜マンチェスター間で片道1万円前後〜
観光・オプショナルツアー 2万円〜 3万円〜 大英博物館等は無料。バッキンガム宮殿は33ポンド(約7,000円)
合計(目安) 約29万円〜 約36万円〜 旅行スタイルにより大きく変動

航空券の節約ポイント直行便は快適ですが、往復15万円〜が相場です。乗り継ぎ便なら7万円前後〜と、約8万円の節約も可能です。旅行期間が短い方には直行便(片道14時間程度)、時間に余裕がある方は経由便も検討してみましょう。ANAやJALのセール情報を活用するのもおすすめです。

宿泊費の目安(等級別)

ロンドンのホテル代は幅広く、スタイルや予算に合わせて選べます。

種別 料金(ポンド/泊) 円換算(1ポンド=212円) 特徴
格安ホテル・ユースホステル 20〜80ポンド 約4,200〜17,000円 ドミトリー〜2つ星クラス。節約旅行者向け
スタンダードホテル(3〜4つ星) 100〜200ポンド 約21,000〜42,000円 一般的な観光客・ビジネス客向け。清潔で快適
高級ホテル(5つ星) 300ポンド以上 63,000円以上 ラグジュアリー。ハイダウンパークやクラリッジス等

ロンドン生活費シミュレーション(移住・留学編)

移住や留学でロンドンに住む場合、月々どのくらいの生活費が必要なのでしょうか。以下は在英者の実体験をもとにした目安です(1ポンド=195円で計算)。

費目 節約〜標準(ポンド) 円換算目安 ポイント
家賃(フラットシェア) 700〜1,200ポンド 14〜24万円 Zone 3〜4なら安くなる
食費(自炊メイン) 150〜250ポンド 3〜5万円 スーパー活用で節約可能
食費(外食多め) 400ポンド以上 8万円以上 外食頻度を抑えるのが節約のカギ
交通費(Zone 1-2 月間定期) 約131ポンド 約25,000円 Oysterカード活用で上限管理
携帯代 25ポンド〜 約5,000円〜 SIMのみプランが安い
最低月次合計(節約型) 約1,100ポンド〜 約22万円〜 フラットシェア+自炊の場合

フラットシェアを選んで自炊中心の生活をしても、最低でも月22万円前後は必要です。これは東京で一人暮らしする場合の1.5〜2倍近い水準です。留学の場合はこれに語学学校の学費が加わるため、事前の資金計画が欠かせません。

旅行前に必ず確認!変換プラグの準備

イギリスのコンセント形状は日本と異なるBF型(Type G)で、3本の四角いピンが特徴です。日本のプラグはそのままでは使えないため、変換プラグは旅行の必需品。Amazonでは各種BF型変換プラグが取り扱われており、プライシーでは価格推移もチェックできます。

旅行前にチェックしたいこと変換プラグは電圧変換機能がない場合がほとんどです。イギリスのコンセントは230V。日本の電化製品の多くは100V〜240V対応ですが、ヘアドライヤーなど一部の機器は対応外の場合があります。旅行前に使いたい機器の対応電圧を確認しておきましょう。

イギリスで使える節約術

物価が高いイギリスでも、現地特有の節約方法を知っておけば出費を大幅に抑えることができます。旅行者にも留学生にも使えるコツをご紹介します。

Meal Deal(ミールディール)でランチを格安に

イギリスのスーパー(Tesco、Sainsbury's、Pret a Mangerなど)が提供する「Meal Deal」は、サンドイッチ・サイド(スナック・フルーツ)・ドリンクの3点セットが3〜4ポンド(約600〜850円)で購入できるランチパックです。個別に買うと倍近くかかることもあるため、コスパ抜群。ロンドンでのランチはMeal Dealが定番の節約法です。

BOGOF(バイ・ワン・ゲット・ワン・フリー)を活用する

「Buy One Get One Free」の略で、1個買うともう1個無料になるサービスです。紅茶・飲料・衣料品など幅広い商品に適用されており、スーパーやドラッグストアで頻繁に見かけます。ただし、2022年4月以降、糖分の高い食品の一部は対象外になっているのでご注意を。

Oysterカードで交通費を上限管理

ロンドンの交通系ICカード「Oysterカード」を使えば、Zone 1-2での1日の交通費上限が8.10ポンド(約1,450円)に設定されます。どれだけ移動しても上限以上は引き落とされないため、安心して公共交通を使えます。ヒースロー空港からロンドン市内へも地下鉄(Piccadilly Line)で5.60〜6.70ポンド(約1,200〜1,400円)とお得です。

無料の美術館・博物館を最大限活用

イギリスでうれしいのが、主要な美術館・博物館のほとんどが入場無料であること。大英博物館、ナショナルギャラリー、テートモダン、ロンドン自然史博物館など、世界レベルのコレクションを無料で楽しめます。観光費用を大幅に抑えながら、本物の文化体験ができるのはイギリスならではの魅力です。

オフシーズンを狙って旅行する

イギリスのオフシーズンは一般的に冬季(11〜2月ごろ)です。航空券・ホテル代ともに安くなる傾向があり、繁忙期(夏休み・年末年始)と比べて数万円単位で節約できることもあります。クリスマスシーズンのロンドンも華やかでおすすめですよ。

アジアの旅行先との物価比較

「イギリスとアジアの旅行先では、どのくらい物価が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。プライシーでは、アジア各国の物価情報も詳しく解説しています。

タイ・マレーシア・台湾などは日本と同等以下の物価で旅行できる人気先です。一方、イギリス・シンガポールは日本より高めの物価感となります。「同じ予算でどこに行けるか?」を考えながら旅先を選ぶのも楽しいですよね。各国の詳細はリンク先の記事をぜひご覧ください。

よくある質問

全体的には約1.5〜2倍が目安です。特に外食は3〜4倍になることもあります。一方、スーパーでの食料品は品目によっては日本と大差ないものもあります。

4泊6日で1人あたり29万円〜(2026年2月時点)が目安です。経由便や格安ホテルを利用し、食事もスーパーを活用すれば、もう少し抑えられる場合もあります。ただし円安の状況によって変動するため、余裕を持った予算で計画することをおすすめします。

スーパーのMeal Deal(3〜4ポンド)が最もコスパに優れています。テイクアウトのサンドイッチやフィッシュ&チップスも比較的手頃です。また、フードロス削減アプリを利用すると閉店間際の食品が割引価格で購入できることもあります。

使えません。イギリスはEUを離脱しているため、通貨はイギリスポンド(GBP)のみです。旅行前に必ずポンドを準備するか、クレジットカード・デビットカードを用意しておきましょう。

はい、影響があります。2026年2月時点で1ポンド=212円前後と、円安傾向が続いています。イギリスの現地物価が変わらなくても、円換算すると割高感が増します。旅行予算は1ポンド=215〜220円程度で余裕を持って計算することをおすすめします。

まとめ

イギリスの物価まとめ

  • イギリスの物価は日本の約1.5〜2倍。特にロンドンの外食・家賃・交通費は突出して高い
  • 1ポンド=約212円(2026年2月時点)の円安も重なり、日本人旅行者には割高感がある
  • 4泊6日旅行は1人29万円〜、5泊7日は36万円〜が目安
  • ロンドン生活費は節約しても月22万円〜が最低ライン
  • Meal Deal・BOGOF・Oysterカード・無料の美術館活用で費用を大幅に節約できる
  • イギリスのコンセントはBF型(Type G)のため、変換プラグは旅行必需品

物価が高いイギリスですが、事前に費用感を把握して節約術を活用すれば、十分に楽しい旅行・留学ができます。旅行費用の事前調査には、プライシーアプリも便利ですよ。航空券や旅行グッズの価格推移を確認して、賢くイギリス旅行を計画してみてください。

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